Operation Manual
27
MAGNAT QUANTUM 1000 S のバイ・ワイヤリングとバイ・アンピング
バイ・ワイヤリング(2配線)とは、高域・低域周波数が独立してわかれている配線を通して、伝送されることです。バイ・ア
ンピング法(2増幅)では、2つ目の配線とは別に、当然のことながら2つ目の末端アンプも追加して必要となります。主にバ
イ・アンピング法では、再生性能を高めることが可能です。
各Quantum 1000 Sスピーカーは、特殊な接続端子によって、従来の配線・増幅方法に加え、 バイ・ワイヤリングや バイ・
アンピングも行えるようにつくられています。 4つのねじ込み接続は、 すぐ見分けがつくようになっ ています。上部の2
つは高音用スピーカーに、下部の2つは低音用スピーカーに、繋ぎます。プラス端子およびマイナス端子は出荷時にケーブル
で橋絡されていますので、バイワイヤリング接続およびバイアンプ接続の場合にはこれらを取り除いてください。スピーカ
ーの正しい接続方法については、図3a(従来の方法)、図3b(バイ・ワイヤリング)、図3c(バイ・アンピング法)をご覧くだ
さい。
サブウーファーをホームシアター用に使用する場合
ホームシアター用にご使 用の際には(特に棚掛 け式ボックス スピーカーや小型 スタンドボックスをフロントスピーカーとして
使用する場合)アクティブサブウーファーをご使用になることをお勧めします。付属の別冊取扱い説明書をご覧ください。
AVレシーバーへの接続
図4と5は、AVレシーバーへの接続バリエーションです。
図4:サブウーファー・アウトレットなしのAVレシーバー
図5:サブウーファー・アウトレット付きのAVレシーバー
お手入れ
塗装面の掃除には、刺激の弱い家庭用洗剤のご使用をお勧めします。家具用艶出しクリーナー等はご使用にならないで下
さい。
修理を必要としないためのアドバイス
MAGNATのスピーカーはすべて、トーンコントロールが中央のポジションに設定されている時、つまりアンプのリニア再生状
態の場合には、最良の音質が出るように調整されています。トーンコントロールのつまみを大きく回すと、低音および/また
は高温にかかるエネルギーが増加して、ボリュームが高い場合にはスピーカーが損傷することがあります。
ボックスの使用負荷よりもずっと高い出力パワーが出せるアンプをお持ちの場合は、音量を無理に上げると、非常にまれで
はありますが、スピーカーが損傷する場合があります。
しかし、出力パワーがもっと弱いアンプの場合ですと、強力なアンプよりもずっと早くボリュームが上がるの
で、中程度の音量でもボックスを損傷する恐れがあります。このようなボリュームの上げ過ぎは明らかに測定可能で耳に聞
き取れるひずみを起こし、スピーカーにとって致命的です。
したがって、ボリュームを調整の場合にはひずみにはくれぐれもご注意ください。そして、ひずみが出た場合にはただちにボ
リュームを下げてください。大きい音量を好まれる方は、アンプが、少なくともボックスが堪えられるだけの出力パワーに抑
え る よ う 、ご 注 意 く だ さ い 。
一般には…
ア ンプ、チューナ ー、およ びCDプレ イヤー は 、低 価 格 の 製 品 に 限らず、耳には 聞こ え な い ような 、高 周 波 の 振 動 を再生 する
ことがあります。お持ちの高音用スピーカーが低い、または中程度のボリュームで音が出なくなることがございましたら、専
門の技術者に点検してもらってください。