Users Guide
Granular Restore Option では、Exchange サーバーのリカバリポイ
ントを使用して復元操作が実行されます。そのため、Exchange サー
バーを定期的にバックアップする必要があります。リカバリポイントを
作成する場合、Exchange のインストール先ディレクトリが含まれるド
ライブを選択する必要があります。
たとえば、Exchange を C:¥Program File¥Exchsrvr ディレクトリにイ
ンストールした場合は、C ドライブ全体がリカバリポイントに含まれてい
ることを確認してください。
Exchange のインストール
先のドライブを含める
ストレージグループはメッセージストアの集まりです。各ストレージグ
ループには、メッセージストアへのバッファ書き込みに使用されるトラ
ンザクションログが含まれます。保護するメッセージストアのストレージ
グループのログファイルが含まれるドライブをバックアップする必要が
あります。
たとえば、First Storage Group という名前のストレージグループがあ
るとします。E:¥Exchsrvr¥mdbdata にストレージグループのトランザ
クションログがある場合、リカバリポイントに E ドライブ全体を含める必
要があります。複数のストレージグループがある場合は、すべてのス
トレージグループを同時にバックアップする必要があります。複数の
ストレージグループを別々のスケジュールでバックアップする場合で
も、バックアップに Exchange を含める必要があります。
バックアップするメッセージ
ストアのストレージグループ
を含める
1 つのメッセージストアは、電子メールを保存するデータベースファイ
ルです。複数のメッセージストアはストレージグループのサブグルー
プです。1 つのメッセージストアのリカバリポイントを作成する場合は、
そのメッセージストアのストレージグループも含める必要があります。
たとえば、Message Store (myserver) という名前のメッセージストア
が、F:¥Exchsrvr¥mdbdata¥Message Store (myserver).stm に配
置されている場合、リカバリポイントに F ドライブ全体を含める必要が
あります。
保護するメッセージストアを
含める
Microsoft SharePoint サーバーをバックアップするときにドライブのサブセットを選択で
きます。ただし、サーバー全体を保護することを推奨します。Exchange の方法とは異な
り、SharePoint のバイナリをバックアップする必要はありません。ただし、SharePoint
データが含まれるすべてのボリュームをバックアップする必要があります。
Granular Restore Option の起動
Granular Restore Option を起動する方法は使用する Windows のバージョンによって
異なります。
Granular Restore Option を起動する方法
◆
次のいずれかを実行します。
211第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用
Granular Restore Option の起動