Administrator Guide
しきい値アラート
しきい値の定義の設定
しきい値の定義は、ストレージオブジェクトの使用状況メトリックを監視し、ユーザー定義しきい値に達した場合にアラートを生成
します。
監視できる使用状況メトリックのタイプは、I/O 使用状況、ストレージ、レプリケーションです。Storage Manager は、管理対象の
Storage Center から使用状況メトリック データを収集します。デフォルトでは、Storage Manager は I/O 使用状況およびレプリケー
ション メトリック データを 15 分おきに収集し、ストレージ使用状況メトリック データを毎日 12 AM に収集します。Storage Center
上のストレージ オブジェクトにはしきい値の定義が割り当てられ、各しきい値の定義には 1 つ以上のしきい値が含まれます。監視
対象のメトリックの値がしきい値に達すると、アラートが生成されます。Data Collector で SMTP サーバーが設定されている場合、
Storage Manager はしきい値アラートが含まれた E メールを送信します。E メール アラートは 24 時間に 1 通のみ送信されます。
メモ: Storage Manager は、アラートが 1 回発生するたびに E メールを 1 通のみ送信します。24 時間が経過した後にメトリッ
クが依然としてしきい値アラートの値と同じかそれを上回っている場合、アラート E メールは送信されません。アラート E メ
ールが生成されるためには、メトリックがしきい値をいったん下回った後に再びしきい値を超える必要があります。
次の項のタスクを実行して、しきい値の定義をセットアップおよび表示します。
• しきい値の定義のセットアップ
• しきい値の定義へのストレージオブジェクトの割り当て
• ストレージオブジェクトへのしきい値の定義の割り当て
しきい値の定義のセットアップ
しきい値の定義は、作成、表示、編集、および削除できます。
しきい値の定義の作成
IO 使用状況、ストレージ、またはレプリケーションを監視するために、しきい値の定義を作成します。
前提条件
しきい値アラートの E メール通知を受信するには、次の設定を指定する必要があります。
• Data Collector の SMTP サーバー設定
• ユーザーアカウントの電子メールアドレス
• ユーザーアカウントの通知設定
このタスクについて
Storage Usage が使用状況メトリックを確認し、しきい値の定義を超えていることを通知すると、Storage Manager はしきい値アラ
ートを生成します。デフォルトでは、Storage Usage は毎日 12 AM に実行されます。
手順
1. しきい値アラート ビューをクリックします。
2. 定義 タブをクリックします。
3. [しきい値定義の作成]をクリックします。[しきい値定義の作成]ダイアログ ボックスが表示されます。
4. しきい値の定義の名前を 名前 フィールドに入力します。
5. タイプ ドロップダウンメニューから、作成するしきい値の定義のタイプを選択します。
• IO 使用状況:読み取りおよび書き込み IO パフォーマンス。
• ストレージ:ストレージの使用と拡張。
• レプリケーション:レプリケーションのステータス。
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