Administrator Guide
図 61. 回復されたソースボリュームがアクティブ化される
1. 回復され、アクティブ化されたソースボリューム 2. Fibre Channel または iSCSI を介したレプリケーション
3. 宛先ボリューム(非アクティブ化) 4. 回復され、アクティブ化されたソースボリュームにマップされ
たソースサイトのサーバー
5. 宛先ボリュームから削除されたサーバーマッピング 6. ソースサイトのサーバー
7. DR サイトのサーバ
災害復旧管理オプション
Storage Manager を使用して、DR の準備を行い、DR をアクティブ化し、障害が発生したボリュームを復元します。サイトの停止に
より、DR 操作を実行する場合に Storage Manager へのアクセスが妨げられないようにするために、DR サイトにリモート Data
Collector をオプションでインストールできます。
リモート Data Collector は、プライマリー Data Collector が使用できないときに、Storage Manager DR オプションへのアクセスを提
供します。プライマリー Data Collector が使用できない場合は、ローカルにインストールされたクライアントを使用して、リモート
Data Collector に接続します。
関連概念
リモート Data Collector
障害回復の準備
復元ポイントを保存し、DR 設定を事前定義し、これらの設定をテストすることによって、DR を準備します。
DR プランを実装するには、次のタスクを実行します。
• 復元ポイントの保存と検証
• レプリケーション向けの災害復旧設定の事前定義
• 災害復旧のアクティブ化のテスト
復元ポイントの保存と検証
復元ポイントには、ソースおよび宛先ボリューム、ソースおよび宛先 Storage Center、使用される QoS 定義など、レプリケーション
または Live Volume に関する情報が含まれています。Storage Center が停止すると、この情報を基にしてレプリケーションまたは
Live Volume が復元されます。
• レプリケーションを管理している Live Volume の復元ポイントには、管理されているレプリケーションの情報は含まれません。
• Live Volume の保持 オプションを使用して Live Volume の DR がアクティブ化された場合、管理されたレプリケーションは
動作を続行し、DR がアクティブ化されたボリュームに従います。
• [Live Volume の保持]オプションを使用せずに Live Volume の DR がアクティブ化された場合、管理されたレプリケーショ
ンは削除され、手動で再作成する必要があります。
• Live Volume によって管理されているレプリケーションの復元ポイントには、その Live Volume に関する情報は含まれていませ
ん。管理されたレプリケーションの DR がアクティブ化された場合は、Live Volume を手動で再作成する必要があります。
524 Storage Center DR の準備とアクティブ化