Administrator Guide
Storage Center DR の準備とアクティブ化
災害復旧の仕組み
災害復旧(DR)は、ソースサイトで障害が発生した場合に、複製した宛先ボリュームをアクティブ化するプロセスです。ソースサ
イトがオンラインに戻ったら、DR サイトでボリュームに基づいて、ソースボリュームを復元することができます。
次の図は、DR プロセスの各手順を示しています。この例では、レプリケーションを示していますが、DR は Live Volume に使用す
ることもできます。
手順 1:ボリュームを DR サイトに複製する
ボリュームを災害から保護するために、DR サイトに配置された Storage Center にそのボリュームを複製します。
図 55. DR サイトへのボリュームのレプリケーション
1. ソースボリューム 2. Fibre Channel または iSCSI を介したレプリケーション
3. 宛先ボリューム 4. ソースボリュームへのサーバーのマッピング
5. ソースボリュームにマップされたサーバー
手順 2:ソースサイトの停止
ソースサイトが停止すると、ソースボリューム上のデータに直接アクセスできなくなります。ただし、データは宛先ボリュームに複
製されています。
図 56. ソースサイト停止時のレプリケーション
1.
ソースボリューム(停止) 2. Fibre Channel または iSCSI を介したレプリケーション(ダウ
ン)
3. 宛先ボリューム 4. ソースボリュームへのサーバーのマッピング(停止)
5. ソースボリュームにマップされたサーバー(停止)
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