Administrator Guide
手順 5:宛先ボリュームでソースサイトへのレプリケーションを実行する
復元処理が開始されると、アクティブ化された宛先では元のソースボリュームへのレプリケーションが開始されます。元のソースと
アクティブ化された DR ボリュームに対応する最新の共通スナップショットの位置が特定され、その後続のスナップショットが元
のソースボリュームに複製されます。宛先ボリュームが DR 用にアクティブ化された後で、すべての共通スナップショットが失効し
た場合は、新しいボリュームが作成され、元のボリュームはごみ箱に入れられます。このボリュームは必要に応じて取得できます。
この処理中、アクティブ化された DR ボリュームは I/O を受信し続けます。
図
59. アクティブ化された DR ボリュームのソースサイトへのレプリケーション
1. リカバリするソースボリューム 2. Fibre Channel または iSCSI を介したレプリケーション
3. 宛先ボリューム(アクティブ) 4. アクティブ化された DR ボリュームへのサーバマッピング
5. ソースサイトのサーバ(マップされていない状態) 6. DR サイトのサーバ
手順 5B:アクティブ化済み DR ボリュームの非アクティブ化
アクティブ化済み DR ボリュームから元のソースボリュームへのレプリケーションが同期された後に、管理者は Storage Manager に
よってセカンダリボリュームに対する IO を停止するよう求められます。
メモ: 非アクティブ化プロセスによりサーバーからボリュームのマッピングが解除されるため、宛先ボリュームが非アクティブ
化される前に、IO を停止する必要があります。
図 60. アクティブ化済み DR ボリュームの非アクティブ化
1. リカバリするソースボリューム 2. Fibre Channel または iSCSI を介したレプリケーション
3. 宛先ボリューム(アクティブ) 4. アクティブ化済み DR ボリュームに対するサーバーマッピング
(IO が停止済み)
5. ソースサイトのサーバ(マップされていない状態) 6. DR サイトのサーバ
手順 5C:ソースボリュームがアクティブ化される
Storage Manager から管理者に対し、宛先ボリュームを非アクティブ化してマップ解除するように求めるプロンプトが表示されま
す。ソースボリュームは宛先ボリュームへの複製を再開し、ソースボリュームがアクティブ化されて、ソースサイトでサーバーにマ
ップされます。
Storage Center DR の準備とアクティブ化 523