Administrator Guide
手順 3:管理者が災害復旧をアクティブ化する
管理者は DR をアクティブ化して、宛先ボリューム内のデータにアクセスできるようにします。DR をアクティブ化すると、Storage
Manager は宛先ボリュームをオンライン状態にし、そのボリュームを DR サイトのサーバーにマップします。ソースサイトの停止中、
このサーバーはアクティブ化された DR ボリュームに IO を送信します。
図
57. DR がアクティブ化された場合のレプリケーション
1. ソースボリューム(停止) 2. Fibre Channel または iSCSI を介したレプリケーション(ダウ
ン)
3. 宛先ボリューム(アクティブ) 4. ソースボリュームへのサーバーのマッピング(停止)
5. アクティブ化された DR ボリュームへのサーバマッピング 6. ソースサイトのサーバー
7. DR サイトのサーバ
手順 4:接続がソースサイトに復元される
ソースサイトでの停止が修正されると、Storage Manager Data Collector はソース Storage Center への接続を回復します。宛先ボリ
ュームに元のソースボリュームよりも新しいデータが含まれているため、この時点ではレプリケーションを再起動できません。
図 58. ソースサイトがオンラインに戻った後のレプリケーション
1. ソースボリューム 2. Fibre Channel または iSCSI を介したレプリケーション(ダウ
ン)
3. 宛先ボリューム(アクティブ) 4. ソースボリュームへのサーバーのマッピング(アップまたはダ
ウンの場合あり)
5. アクティブ化された DR ボリュームへのサーバマッピング 6. ソースサイトのサーバー(アップまたはダウンの場合あり)
7. DR サイトのサーバ
手順 5:システム管理者がソースボリュームを復元する
ソースサイトがバックアップされており、完全に機能していることを確認した後、管理者は、アクティブ化された DR ボリュームに
基づいて元のソースボリュームの復元プロセスを開始します。復元プロセス時には、宛先ボリュームへの IO が適時に停止されるこ
とを確認するため、管理者の介入が必要になります。
522 Storage Center DR の準備とアクティブ化