Administrator Guide
非最適状態のレプリケーション複製元
説明 複製元 NAS ボリュームのファイルシステムが最適な状態ではないため、複製元と複製先の NAS ボリュ
ーム間のレプリケーションができません。
原因 複製元のファイルシステムが最適な状態ではないため、レプリケーションができません。
回避策 複製元システムのシステムステータスを確認して、ファイルシステムが最適ではない理由を理解します。
容量の再確保のためビジー状態のレプリケーションの複製元ボリューム
説明 複製元 NAS ボリュームが容量の再確保でビジー状態にあるため、複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS
ボリューム間のレプリケーションに失敗しています。
原因 複製元 NAS ボリュームが容量の再確保でビジー状態のため、レプリケーションに失敗します。
回避策 容量が使用可能になると、レプリケーションは自動的に続行します。一定時間(1 時間)後、レプリケー
ションが自動的に続行することを確認します。
システム問題のトラブルシューティング
本項では、一般的なシステムの問題の原因と解決策について説明します。
NAS システム時間が間違っている
説明 スケジュールされたタスクが間違った時刻に実行されています。イベントログメッセージの日付 / 時間
が正しくありません。
原因
• FluidFS クラスタの時刻が正しくありません。
• FluidFS クラスタに NTP サーバーが定義されていません。
• FluidFS クラスタにサービスを提供している NTP サーバーがダウンしているか、NTP サービスの提供
を停止しました。
• NTP サーバーとの通信にネットワーク上の問題があります。
回避策
1. NAS システムのクロックを手動で設定する場合は、Storage Manager で時刻が正しく設定されている
ことを確認します。
2. Storage Manager から FluidFS クラスタの NTP サーバーを特定します。今後の参照用に、ホスト名ま
たは IP アドレスを記録しておきます。
3. NTP サーバーが定義されていない場合は定義してください。NAS システムクロックを Active
Directory ドメインコントローラで使用される NTP サーバーと同期させることをお勧めします。これ
により、時差や認証に関する問題を回避できます。多くの場合、ドメインコントローラは NTP サー
バーでもあります。
4. NTP サーバーが起動し、NTP サービスを提供していることを確認します。
5. ping などを使用して FluidFS クラスタと NTP サーバー間のネットワークパスを確認します。応答時
間がミリ秒の範囲内であることを確認してください。
システムシャットダウンのトラブルシューティング
説明 Storage Manager を使用してシステムをシャットダウン中、20 分経過してもシステムが停止せず、NAS
コントローラがシャットダウンしません。
原因 システムのシャットダウン手順は、次の異なる 2 つのプロセスで構成されています。
• ファイルシステムの停止
• NAS コントローラの電源オフ
データ量が多い場合またはストレージへの接続が断続的である場合、ファイルシステムでストレージに対
するキャッシュをクリアするには、しばらく時間がかかることがあります。電源をオフする段階での問
題の原因としては、OS カーネルが NAS コントローラでハングすることやローカルドライブに状態を同期
できないことが考えられます。
回避策
• ファイルシステムが停止し、いずれかの NAS コントローラが稼動している場合は、電源ボタンを押
して物理的に NAS コントローラの電源をオフにすることができます。
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