Administrator Guide
メモ: ScStorageProfile 機能のルールが含まれている VM ストレージポリシーを適用する場合、vCenter 管理者はデータストア
の互換性の警告 Datastore does not satisfy required properties. を無視できます。VASA プロバイダはデータ
ストアで設定された値をオーバーライドし、ユーザーによる入力値の ScStorageProfile を VM の VVol に適用します。
予想されるデータ削減の動作のシナリオ
両方のストレージコンテナのデータ削減オプションと VMware ストレージプロファイルの両方で指定した設定が、VM および VVol
作成の結果を左右します。ストレージコンテナのデータ削減設定が VM ストレージプロファイル内の設定と競合する場合は、VM と
仮想ボリュームの作成に失敗する可能性があります。
次の表は、圧縮 オプションを使用した新しい VM の作成で予想される動作を示しています。
表 4. 圧縮を使用した新しい VM の作成で予想される動作
VM ストレージポリシー = 指定
なし
VM ストレージポリシー = 圧縮
が有効
VM ストレージポリシー = 圧縮
が無効
ストレージコンテナの圧縮が有
効
ストレージコンテナからのデフ
ォルトのデータ削減プロファイ
ル値を使用して作成されたボ
リューム
圧縮 データ削減プロファイル
を使用して作成されたボリュー
ム
データ削減プロファイルで作成
されたボリュームを なし に設
定
ストレージコンテナの圧縮が無
効
ストレージコンテナからのデフ
ォルトのデータ削減プロファイ
ル値を使用して作成されたボ
リューム
ユーザーが、サポートされてい
ない機能を設定しようとして
いるため、VM の作成に失敗
データ削減プロファイルで作成
されたボリュームを なし に設
定
次の表は、重複排除 オプションを使用した新しい VM の作成で予想される動作を示しています。
表 5. 重複排除を使用した新しい VM の作成で予想される動作
VM ストレージポリシー = 指定
なし
VM ストレージポリシー = 重複
排除が有効
VM ストレージポリシー = 重複
排除が無効
ストレージコンテナの重複排除
が有効
ストレージコンテナからのデフ
ォルトのデータ削減プロファイ
ル値を使用して作成されたボ
リューム
重複排除と圧縮 データ削減プ
ロファイルを使用して作成さ
れたボリューム
データ削減プロファイルで作成
されたボリュームを なし に設
定
ストレージコンテナの重複排除
が無効
ストレージコンテナからのデフ
ォルトのデータ削減プロファイ
ル値を使用して作成されたボ
リューム
ユーザーが、サポートされてい
ない機能を設定しようとして
いるため、VM の作成に失敗
データ削減プロファイルで作成
されたボリュームを なし に設
定
次の表は、vCenter ユーザーが、関連付けられている VM ポリシーを変更するときに、既存の VM に予期される動作を示していま
す。この表は、圧縮と重複排除の両方がストレージコンテナで有効になっていることを前提としています。
表 6. 既存の VM での VM ストレージポリシーアップデートで予想される動作
古い VM ストレージポ
リシー
新しい VM ストレージ
ポリシー
予想される動作
圧縮が有効 圧縮が無効 関連付けられている VVol のデータ削減プロファイルが 圧縮 から なし に変
わります。データは次のデータ移動サイクルで圧縮解除されます。
圧縮が無効 / なしを指
定
圧縮が有効 関連付けられている VVol のデータ削減プロファイルが なし から 圧縮 に変
わります。データは次のデータ移動サイクルで圧縮されます。
重複排除が無効 重複排除が有効 関連付けられている VVol のデータ削減プロファイルが 重複除外と圧縮 に変
わります。データは次のデータ移動サイクルで圧縮解除されます。
重複排除が有効 重複排除が無効 関連付けられている VVol のデータ削減プロファイルが 重複除外と圧縮 か
ら なし に変わります。データは次のデータ移動サイクルで元に戻されま
す。
ストレージ管理者がストレージコンテナで 圧縮 チェックボックスと 重複排除 チェックボックスを選択または選択解除するときに
既存の VM で予想される動作を次の表に示します。
178 Storage Manager を使用した仮想ボリュームの管理