Reference Guide
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VMware および Dell MD ストレージアレイを
使用したデータリカバリ
サーバーリソースを統合し、より効率的に使用するため、これまで専用物理サーバー環境で実行されていた
多くのアプリケーションは、仮想マシン
(VM)または VMware EXS ベースの仮想インフラストラクチャ内で
動作する仮想サーバーに移行されています。特に高パフォーマンスの、ブロックレベルのストレージが要求
される本番環境において、単独の専用サーバープラットフォームからの移行には次のような利点があります。
• より高い可用性
• 柔軟性の向上
• 拡張性
VMware の vCenter Site Recovery Manager(SRM)は、Dell PowerVault MD ストレージアレイのリモートレプリ
ケーション機能を使用して、サーバーおよび仮想マシン、さらにこれらが使用するストレージとデータスト
アに自動フェールオーバーを実行する、障害回復ソリューション(DRS)を提供します。この自動リカバリ
ソリューションは次のようにデザインされています。
1. tier-2 および tier-3 のアプリケーションの低コスト化。
2. DRS を、一般的にはエンタープライズクラスのストレージおよびサービスを必要としない、より小規模
なビジネスに展開。
SRM の概要
メモ:
本書は、Dell PowerVault MD ストレージアレイの MD3200i/3220i、MD3600i/3620i、MD3600f/3620f、および
MD3260i、MD3660i の各シリーズに対応しています。
Dell PowerVault SRA は、ファイバチャネルおよび iSCSI 両方の構成をベースにした MD ストレージアレイ
で使用できます。
SRM は、セットアップ、フェールオーバーまたはフェールバック、再保護、およびリカバリ計画のテストを
自動化する、リカバリワークフロー製品です。SRM では、プライマリサイトからリカバリサイトへのデータ
のレプリケーションを制御するハードウェアアプリケーションベンダーの一式である、MD 専用の Storage
Replication Adapter(SRA)を使用して、Dell MD ストレージアレイのブロックベースのリモートレプリケーシ
ョン機能を活用します。次の図は、SRM アーキテクチャ内のデータベース、オペレーティングシステム、
VMware アプリケーションおよびストレージアレイの階層関係を示します。
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