Dell EMC PowerVault MD3460 ストレージ アレ イ オーナーズマニュアル 規制モデル: E08J Series 規制タイプ: E08J001 February 2018 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2014 - 2018 Dell Inc. その関連会社。All rights reserved.Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 章 1: システムについて..................................................................................................................... 5 はじめに.................................................................................................................................................................................5 Dell EMC PowerVault MD Storage Manager.....................................................................................................................5 関連マニュアル.............................
RAID コントローラ モジュール バックアップバッテリ ユニット........................................................................... 29 RAID コントローラ モジュール バックアップバッテリ ユニットの取り外し.................................................29 RAID コントローラ モジュール バックアップバッテリ ユニットの取り付け.................................................30 電源装置............................................................................................................................................................................... 31 電源装置モジュールの取り外し.......................
1 システムについて トピック: • • • • • • • • • はじめに Dell EMC PowerVault MD Storage Manager 関連マニュアル 前面パネルの機能 前面パネル インジケータ 背面パネルの機能 冷却ファン モジュール LED インジケータ コード 電源装置モジュール機能とインジケータ 物理ディスク LED インジケータ はじめに 注意: この文書にある手順を実行する前に、『Safety, Environmental, and Regulatory Information』(安全、環境および規制情 報)マニュアルで、重要な安全情報を参照してください。 Dell EMC PowerVault MD3460 RAID ストレージ アレイ(12 Gbps SAS)は、最大 60 台の 3.5 インチまたは 2.
● 『Dell PowerVault MD3460 シリーズストレージアレイオーナーズマニュアル』— システム機能についての情報が記載されており、 システムのトラブルシューティング方法、およびシステムコンポーネントの取り付けまたは交換について説明されています。 ● ラックの取り付け手順—ラックへのシステムの取り付け方法が説明されています。この文書は、お使いのラック ソリューショ ンにも同梱されています。 ● 『Dell PowerVault MD Series ストレージアレイ管理者ガイド』— MDSM GUI を使用したシステムの設定および管理についての情 報が記載されています。 ● 『Dell PowerVault MD Series Storage Arrays CLI Guide』(Dell PowerVault MD シリーズストレージアレイ CLI ガイド)— MDSM CLI を使用したシステムの設定および管理についての情報が記載されています。 ● 『Dell EMC PowerVault MD3460 シリーズストレージアレイ導入ガイド』— SAN アーキテクチャでのストレージ システムの導入
前面パネル インジケータ 図 2. 前面ベゼル インジケータ 図 3. 前面パネル インジケータ 表 1.
表 1.
図 4. 背面パネルの機能 1. 冷却ファンモジュール(2) 3. USB ポート 5. 電源装置モジュール(2) 2. 電源装置のスイッチ(2) 4. RAID コントローラモジュール(2) 冷却ファン モジュール LED インジケータ コード 図 5. 冷却ファン モジュール インジケータ 表 2.
表 2. 冷却ファン モジュール LED インジケータ コード (続き) アイテム インジケータ アイコン 説明 メモ: サービスアクション許可インジケータ LED は、サーバ ー接続型構成では使用されていません。 青 冷却ファンモジュールをシステムから安 全に取り外しできることを示します。 オフ 冷却ファンモジュールをシステムから安 全に取り外しできないことを示します。 電源装置モジュール機能とインジケータ メモ: お使いのストレージには、2 本の IEC C19 対 C20 のジャンパコードが同梱されています。C19 のプラグをアレイの電源装 置に接続し、C20 のプラグをラックキャビネット内の配電ユニット(PDU)に接続してください。 図 6. 電源装置モジュール機能とステータス インジケータ 表 3.
表 3. 電源装置モジュール機能とインジケータ (続き) アイテム インジケータまたはコネクタ 7 AC 電源インジケータ アイコン 説明 緑色 AC 出力電圧が制限範囲内であることを 示します。 オフ AC 出力電圧が制限範囲外であることを 示します。 物理ディスク LED インジケータ 図 7. 物理ディスク LED インジケータ 表 4.
2 コントローラ モジュール RAID コントローラモジュール RAID コントローラモジュールは、高機能性、高度な仮想ディスク設定、およびフォールトトレラントなディスクサブシステム管理 を提供します。各 RAID コントローラモジュールには高可用性のための 4 GB のミラーキャッシュが含まれており、バッテリ駆動の キャッシュオフロードメカニズムで保護されています。 メモ: 8 GB ミラーキャッシュは、オプション機能です。 RAID コントローラモジュールは、次のデータパスとエンクロージャ管理機能を提供します。 ● エンクロージャの環境要素の監視と制御(温度、ファン、電源装置、およびエンクロージャの LED) ● 物理ディスクへのアクセス制御 ● エンクロージャの属性と状態をホストサーバーおよび管理ステーションに通信 トピック: • • • • • MD3460 SAS RAID コントローラ モジュールの機能とインジケータ 拡張コントローラ モジュール RAID コントローラ モジュール—追加機能 ストレージ アレイ温度感知シャットダウン システム パスワードのリセット MD3460 SAS RA
表 5. MD3460 SAS RAID コントローラ モジュールの機能とインジケータ (続き) アイテ ム インジケータ、ボタン、または コネクタ アイコン 4 USB ポート 予約済のポートです。 5 ミニ USB ポート Dell EMC サポート専用です。 6 パスワードリセットスイッチ このスイッチを押すと、パスワードがリセットされます。 メモ: パスワード リセット スイッチは、お使いのシステムが、2015 年 9 月以降に出荷された場合には使用できません。コントローラ ファームウェア 08.20.09.
MD3060e 拡張モジュール機能とインジケータ 図 9. MD3060e 拡張モジュール機能とインジケータ 表 6.
ストレージ アレイ温度感知シャットダウン システムの温度が安全しきい値を超えると、システムは自動的にシャットダウンします。バッテリバックアップユニットは、停電 時に不揮発性メモリへのオフロードキャッシュに電源を供給することによって、データ損失を防ぎます。 温度しきい値は、シャットダウンが行われる温度を決定します。これらのしきい値は変更できません。 メモ: サーマルシャットダウンの発生時に、ストレージアレイに接続された拡張エンクロージャをシャットダウンする必要はあ りません。 表 7. シャットダウンしきい値タイプ しきい値温度超過 イベント説明 公称障害しきい値 重大イベントが設定済み 最大障害しきい値 3 分以内にシステム電源装置のシャットダウンが発生 シャットダウンしきい値 5 秒以内にシステム電源装置のシャットダウンが発生 システム パスワードのリセット パスワード リセット スイッチは、お使いのシステムが、2015 年 9 月以降に出荷された場合には使用できません。コントローラ フ ァームウェア 08.20.09.
3 システムコンポーネントの取り付けと取り外し トピック: • • • • • • • • • • 推奨ツール 前面ベゼルの取り外しと取り付け サービス アクション許可インジケータ LED SAS チェーン ケーブル 物理ディスク ドロワー 物理ディスク RAID コントローラモジュール RAID コントローラ モジュール バックアップバッテリ ユニット 電源装置 冷却ファンモジュール 推奨ツール 本項の手順を実行するには、以下のものが必要です。 ● #2 プラスドライバ ● T8 および T15 のトルクスドライバ ● アースされた静電気防止用リストバンド 前面ベゼルの取り外しと取り付け 前面ベゼルの取り付け ディスクドロワーが不慮に外れてしまうことを防ぐため、システムに前面ベゼルを取り付けてディスクドロワーを固定する必要が あります。 1. ベゼルの背面にあるスロットを、シャーシの前面にあるガイドドピンに合わせます。 2.
図 10. 前面ベゼルの取り外しと取り付け a. リリースラッチ(2) b. 前面ベゼル c. ガイドピン(4) 前面ベゼルの取り外し ディスクドロワーにアクセスするには、前面ベゼルを取り外す必要があります。前面ベゼルは、システムへの物理ディスクの取り 付けと取り外しを可能にします。 1. 前面ベゼル側面の一方にあるリリースラッチを押します。 2.
図 11. SAS チェーン ケーブルの機能 1. 物理ディスクドロワー上の SAS ケーブルコネクタ(水平向き) 2. ミッドプレーンへの SAS ケーブルコネクタ(垂直向き) 3. SAS チェーンケーブル(物理ディスクドロワーごとに 2 本) SAS チェーン ケーブルの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1.
図 12. SAS チェーン ケーブルの取り外しと取り付け 1. 左の冷却ファンモジュールベイ 2. 3. ミッドプレーン上の SAS ケーブルコネクタ(物理ディスクド4. ロワーごとに 2 個) 5. SAS チェーンケーブル(物理ディスクドロワーごとに 2 本)6. 7. 物理ディスクドロワーへの SAS ケーブルコネクタ(水平向 8. き) 右の冷却ファンモジュールベイ ミッドプレーンへの SAS ケーブルコネクタ(垂直向き) リリースタブ(水平向き) 物理ディスクドロワー上の SAS ケーブルコネクタ(水平向 き) SAS チェーン ケーブルの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1.
物理ディスク ドロワー 各ストレージアレイには 5 台の物理ディスクドロワーが装備されています。各物理ディスクドロワーは、ホットスワップ可能の物 理ディスクを最大 12 台サポートします。 メモ: 物理ディスクドロワーは、一度に 1 台しか開くことができません。複数のドロワーを開こうとすると、予期しない結果が 生じる原因となる場合があります。 図 13. 物理ディスク ドロワーの内部 1. リリースラッチ(2) 3. 物理ディスクコネクタ(12) 5. 物理ディスクドロワーリリースタブ(2) 2. 物理ディスクベイ(12) 4. SAS ケーブル接続(2) 物理ディスク ドロワーを開く 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1.
図 14. 物理ディスク ドロワーの開閉 a. 物理ディスクドロワー b. リリースラッチ 物理ディスク ドロワーを閉じる 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1. 物理ディスクドロワーを持ち、正しく装着されるまでシャーシ内へ押し込みます。 2. リリースラッチを持ち、ラッチが所定の位置にロックされるまで、システムに向かって回転させます。 3.
注意: 一度に複数のドロワーを取り外そうとしないでください。引き出されたドロワーを完全に挿入してから、別のドロワ ーを引き出すようにしてください。 メモ: 物理ディスクドロワーから物理ディスクを取り外す前に、各物理ディスクの場所をメモして、保存しておきます。 メモ: 物理ディスク ドロワーはホット スワップ対応ではありません。物理ディスク ドロワーを交換すると、その交換する ディスク ドロワー内のすべての物理ディスクは、ストレージ サブシステムのコントローラに対して使用不能となります。 新しい物理ディスク ドロワー内のアレイにある物理ディスクがドロワー喪失保護なしで作成された場合、ドロワー交換時に これらのアレイに障害が発生するため、ドロワー交換のためのダウンタイムをスケジュールする必要があります。 5. すべての物理ディスクをディスクドロワーから取り外します。 6. 物理ディスクドロワー両側のリリースタブが見えるまで物理ディスクドロワーを引き出します。 7. リリースタブをシステムの前面方向に引き、物理ディスクドロワーをシャーシから解放して、シャーシから引き出ます。 図 15.
メモ: 物理ディスクを取り外したときのメモをもとに、各物理ディスクが以前取り付けられていたのと同じ場所に物理ディ スクを取り付けます。 4. 物理ディスクドロワーを閉じます。 5. SAS チェーンケーブルを取り付けます。 メモ: すべての SAS チェーンケーブルが、すべてのドロワーにしっかり接続されていることを確認してください。 6. 前面ベゼルを取り付けます。 7. MD Strage Manager を使用して、新しい物理ディスクドロワーが認識されており、正しく動作していることを確認します。 物理ディスク お使いのシステムは、 2 台の追加 MD3060e 拡張エンクロージャをデイジーチェーン接続することにより、エンクロージャごとに最 大 60 台の 2.5 インチまたは 3.5 インチ SAS およびニアライン SAS 物理ディスク、および 2.
図 17. 2.5 インチ物理ディスク キャリア内の 2.5 インチ物理ディスクの取り外しと取り付け 1. 2.5 インチ物理ドライブケージ 3. リリースハンドル 5. 2.5 インチ物理ディスクのキャリア 24 システムコンポーネントの取り付けと取り外し 2. ガイドピン(4) 4. 物理ディスク上の穴(4) 6. 2.
図 18. 3.5 インチ物理ディスク キャリア内の 3.5 インチ物理ディスクの取り外しと取り付け 1. 3.5 インチ物理ディスク 3. 物理ディスク上の穴(4) 5. 3.5 インチ物理ディスクのキャリア 2. リリースハンドル 4. 側面サイドガイドピン(4) 6. 底部ガイドピン(2) 物理ディスク キャリアへの物理ディスクの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1. 物理ディスクを物理ディスクキャリア内に斜めに挿入します。 2. 物理ディスクの一方の側面(該当する場合は底面)の穴を、物理ディスクキャリアの対応する側面のピンに合わせます。 3.
3. その物理ディスクドロワーを開きます。 4. 物理ディスクドロワー内の問題のある物理ディスクを識別します。 注意: 物理ディスクをシステムから取り外す場合は、サービスアクション許可インジケータが青色に点灯している場合にの み行ってください。サービスアクション許可インジケータがオフの状態で物理ディスクを取り外すと、システムを損傷する 可能性があります。 メモ: 次のデバイスで、サービスアクション必須 インジケータが青色に点灯します。 ● RAID コントローラモジュール ● 物理ディスクドロワー ● 物理ディスク 5. リリースタブを押して、物理ディスクキャリアハンドルを解放します。 6. 物理ディスクキャリアハンドルを上向きに回転させ、物理ディスクをコネクタからはずします。 7. 物理ディスクキャリアハンドルを持ち、物理ディスクを持ち上げてシステムから取り出します。 図 19. 物理ディスク ドロワーでの物理ディスクの取り出しと取り付け 1. 3. 5. 7. 物理ディスク 物理ディスクコネクタ 凸型ボタン(2) リリースタブ(12) 2. 物理ディスクキャリアハンドル 4. 切り込み(2) 6.
4. 物理ディスクドロワーを閉じます。 5. 前面ベゼルを取り付けます。 RAID コントローラモジュール RAID コントローラ モジュールまたは拡張モジュールの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 注意: RAID コントローラモジュールや拡張モジュールの EMI の接触面は損傷しやすいため、RAID コントローラモジュールを 積み重ねないでください。 1. MD Storage Manager を使用して、RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールのプロフィルを保存します。 2.
図 20. RAID コントローラ モジュールまたは拡張モジュールの取り外しと取り付け a. RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュール b. リリースレバー c. リリースタブ RAID コントローラ モジュールまたは拡張モジュールの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1. RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールが所定の位置に装着されるまで、ベイに挿入します。 2. カチッと所定の位置に収まるまで、リリースレバーをシャーシの方向に押します。 3. すべてのケーブルと SFP+ モジュールを RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールに接続します。 4.
2. RAID コントローラモジュールの側面からネジを取り外します。 3. くぼみ部分を押しながら、カバーを矢印方向にスライドさせ、RAID コントローラモジュールから持ち上げて外します。 図 21. RAID コントローラ モジュールの開閉 a. ネジ(2) b. くぼみ c. RAID コントローラモジュール RAID コントローラ モジュールを閉じる 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1. RAID コントローラモジュールにカバーを設置し、カバーのフックが RAID コントローラモジュールの対応するフックに合うよう に、RAID モジュール上のカバーを後方に向かってわずかにずらします。 2.
修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1. バッテリバックアップユニットの障害が発生したコントローラを確認します。 メモ: 影響を受けるコントローラのバッテリ障害インジケータが橙色に点灯します。 2. 影響を受けるコントローラをオフラインにします。 3. アレイに接続されているすべてのケーブルを外します。 4. RAID コントローラモジュールを取り外します。 5. RAID コントローラモジュールを開きます。 6. バックアップバッテリユニットを RAID コントローラモジュールに固定しているネジを緩めます。 7. バックアップバッテリユニットを矢印方向にスライドさせ、RAID コントローラモジュールから持ち上げて取り外します。 図 22. RAID コントローラ モジュール バックアップバッテリ ユニットの取り外しおよび取り付け a. ネジ b.
電源装置 お使いのシステムは 2 つのホットスワップ可能な 1755 W 電源装置モジュールをサポートします。 同一の電源装置が 2 台取り付けられると、電源装置構成は冗長になります。冗長モードでは、効率性を最大化するため、システム に両方の電源装置から平等に電力が供給されます。 1 台の電源装置モジュールが取り外された、または故障した場合、電源装置構成は非冗長になります。システムには、単一の電源装 置モジュールからのみ電力が供給されます。 注意: 一般の電源コンセントにエンクロージャのケーブルを差し込まないでください。ストレージアレイには、2 本の IEC C19 対 C20 ジャンパケーブルが同梱されています。C19 のプラグをアレイの電源装置に接続し、C20 のプラグをラックキャビネッ ト内の配電ユニット(PDU)に接続します。電源冗長性のため、各エンクロージャは別々の PDU に接続し、さらにこれらの PDU を、異なる回路に属する外部電源コンセントに接続します。エンクロージャは、200~240 V 入力電源をサポートします。 電源装置モジュールの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービ
図 23. 電源装置モジュールの取り外しと取り付け a. 電源ユニット b. リリースラッチ(2) 電源装置モジュールの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 取り付ける電源装置モジュールの電源スイッチがオフの位置になっていることを確認してください。 1. 新しい電源装置を、完全に装着されまるまでシャーシ内に挿入します。 2. 電源装置モジュールが所定の場所にロックされるまで、両方のリリースレバーをシャーシに向かって回転させます。 3.
冷却ファン モジュールの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 注意: 冷却ファンはホットスワップ対応です。システムの電源が入っている間にも適切な冷却を維持するため、ファンは一度 に一台のみを交換するようにしてください。 メモ: 各冷却ファンモジュールの取り外し手順は同じです。 冷却ファンモジュールを取り外す前に、サービスアクション許可 インジケータが青色に点灯していることを確認してください。詳 細については、「冷却ファンモジュール LED インジケータコード」を参照してください。 メモ: サービスアクション許可インジケータ LED は、サーバー接続型構成では使用されていません。 1.
c. 冷却ファンモジュール 冷却ファン モジュールの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 1. シャーシ背面のスロットに冷却ファンモジュールを合わせます。 2. 冷却ファンモジュールが適切に装着されるまで、スロット内に挿入します。 3.
4 システムのトラブルシューティング 作業にあたっての注意 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 トピック: • • • • • • • • • • • ストレージ アレイ起動エラーのトラブルシューティング 通信喪失のトラブルシューティング 外部接続のトラブルシューティング 電源装置モジュールのトラブルシューティング アレイ冷却問題のトラブルシューティング 拡張エンクロージャ管理モジュールのトラブルシューティング 物理ディスクのトラブルシューティング アレイおよび拡張エンクロージャ接続のトラブルシューティング 濡れたストレージ アレイのトラブルシューティング 損傷したアレイのトラブルシューティング コントローラの障害状態 ストレージ
● ケーブルの接続についての情報は、デルサポートサイト dell.com/support/manuals でお使いのストレージアレイの 『Deployment Guide』(導入ガイド)を参照してください。 電源装置モジュールのトラブルシューティング 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限 り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な 修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する 「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。 注意: データの損失を防ぐため、ホストサーバーの電源を切ってからアレイの電源を切ることをお勧めします。 1.
注意: データの損失を防ぐため、ホストサーバの電源を切ってからエンクロージャアレイの電源を切ることをお勧めします。 EMM ステータス LED が橙色に点滅(シーケンスごとに 5 回ずつ)している場合は、両方の EMM で、ファームウェアをサポートさ れている最新のファームウェアにアップデートしてください。EMM ファームウェアのアップデートの詳細については、dell.com/ powervaultmanuals にある『Dell EMC PowerVault MD Series ストレージアレイ管理者ガイド』で「管理ファームウェア ダウンロー ド」を参照してください。 EMM のステータス LED が橙色に点灯または点滅(シーケンスごとに 2~ 4 回)している場合 1. ホストサーバーの電源を切ります。 2. EMM を取り外し、バックプレーンおよび EMM のピンが曲がっていないことを確認します。 3. EMM モジュールを装着しなおし、30 秒待ちます。 4. ホストサーバーの電源を入れます。 5. EMM のステータス LED を確認します。 6.
● SAS OUT ステータス LED が緑色である 2. すべてのケーブルが選択したアレイモードに従って正しく取り付けられていることを確認します。 3. ホストサーバー、ストレージアレイ、および拡張エンクロージャの電源をオフにします。 4. RAID コントローラモジュールを装着しなおし、ストレージアレイおよびホストサーバーのケーブルを再接続します。 5. 拡張アレイ、その次にストレージアレイの電源を入れ、システムが完全に起動されるまで待ちます。 6. ホストサーバーの電源を入れます。 7. ケーブルが接続されているすべてのポートの LED をチェックします。LED が両方とも消灯しているポートがあれば、それらの光 ファイバケーブルを交換します。 問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 メモ: ストレージアレイまたは拡張エンクロージャのケーブルをリセットする前に、ホストサーバーをオフにする必要があり ます。 8.
コントローラの障害状態 特定のイベントにより、RAID コントローラモジュールに障害が発生したり、シャットダウンすることがあります。ECC メモリや PCI の回復不能エラー、または重大な物理的状態は、ロックダウンを引き起こす可能性があります。お使いの RAID ストレージアレ イが冗長アクセスとキャッシュミラーリング用に設定されている場合、障害が発生しなかった方のコントローラは、通常データ損失 やシャットダウンなしに回復することができます。 致命的な状態 RAID コントローラモジュールが、アレイの即時的な障害および / またはデータの損失の原因となり得る致命的な障害を検出すると、 ストレージアレイは重大なイベントを生成します。次のいずれかが発生した場合、ストレージアレイは重大状態となります。 ● ● ● ● ● 複数のファンの故障 ミッドプレーン温度センサのいずれかが重大範囲内 ミッドプレーン / 電源装置モジュールの障害 2 つ以上の温度センサが読み取り不可 ピアポートの検出失敗、またはピアポートと通信不可 メモ: 両方の RAID コントローラモジュールが同時に故障すると、エンクロージャはどのエン
5 仕様詳細 表 8. 物理ディスク 物理ディスク 最大 60 台の 3.5 インチまたは 2.5 インチの SAS、または ニアラ イン SAS 物理ディスク、または 2.5 インチの SAS SSD 表 9. RAID コントローラー モジュール RAID コントローラモジュール 2 台のホットスワップ可能なモジュール(温度センサー付き) 各コントローラごとに 4 GB または 8 GB のキャッシュ Dell PowerVault MD3460 ストレージアレイ ホスト対コントローラの 12 Gbps SAS 接続 を提供 表 10.
表 12. 電源 AC 電源装置(各電源装置につき) ワット数 1755 W 熱消費(最大) 5988 BTU/ 時間 メモ: 熱消費は電源装置の定格を使用して算出されて います。熱消費値はシャーシおよび 2 つのコントロー ラを含むシステム全体を対象としています。 電圧 220 V AC、オートレンジ、50 Hz/60 Hz メモ: 本システムは、230 V 以下の相関電圧の IT 電源 システムに接続するようにも設計されています。 バッテリー 6.6 V DC、1100 mAh、7.26 W リチウムイオンバッテリ 表 13. 環境 メモ: 特定のシステム構成でのその他の環境条件の詳細については、dell.com/environmental_datasheets を参照してくださ い。 温度 動作時 連続使用:10~35 °C(50~95 °F) (相対湿度 20~80 パーセント、最 大露点 26 °C の場合)。高度 900 m(2952.
6 困ったときは トピック: • • • サービスタグおよびエクスプレスサービスコードの確認 デルへのお問い合わせ マニュアルのフィードバック サービスタグおよびエクスプレスサービスコードの確認 お使いのシステムは、固有のエクスプレスサービスコードおよびサービスタグナンバーによって識別されます。この情報は、デルが 受けたサポート宛ての電話を、適切な担当者に転送するために使用されます。 図 25.
1. Dell.com/support にアクセスしてください。 2. お住まいの国を、ページ右下隅のドロップダウンメニューから選択します。 3. カスタマイズされたサポートを利用するには、次の手順に従います。 a. Enter your Service Tag(サービスタグの入力)フィールドに、お使いのシステムのサービスタグを入力します。 b. Submit(送信) をクリックします。 さまざまなサポートのカテゴリをリストアップしているサポートページが表示されます。 4. 一般的なサポートを利用するには、次の手順に従います。 a. 製品カテゴリを選択します。 b. 製品セグメントを選択します。 c. お使いの製品を選択します。 さまざまなサポートのカテゴリのリストが掲載されているサポートページが表示されます。 5. Dell グローバルテクニカルサポートへのお問い合わせ先詳細: a. Global Technical Support(グローバルテクニカルサポート)をクリックしてください。 b.