Owners Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 計画:ストレージアレイについて
- 計画: RAID コントローラモ ジュール
- プランニング:MD3200 シリーズス トレージアレイの用語および概念
- 設定:概要
- 設定: ストレージアレイについて
- 設定:イベントモニタ
- 設定:ホストについて
- 設定:ディスクグループおよび仮 想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - スナッ プショット仮想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - 仮想 ディスクコピー
- 設定:プレミアム機能 - 高性能 層へのアップグレード
- 設定:Linux の Device Mapper Multipath
- 管理:ファームウェアのダウン ロード
- 管理:アレイコンポーネントの取 り付け
- 管理:ファームウェアインベン トリ
- 管理:システムインタフェース
- トラブルシューティング: スト レージアレイソフトウェア
- トラブルシューティング:お使い のアレイ
- 作業にあたっての注意
- ストレージアレイ 起動エラーのトラブルシュー ティング
- 通信喪失のトラブルシューティング
- 外部接続のトラブルシューティング
- 電源装置 / 冷却ファンモジュールのトラブル シューティング
- アレイ冷却問題のトラブルシューティング
- 拡張エンクロージャ管理モジュールのトラブル シューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- ハードディスクドライブのトラブルシュー ティング
- アレイおよび拡張エンクロージャ 接続のトラブ ルシューティング
- 濡れたストレージアレイのトラブルシューティ ング
- 損傷したアレイのトラブルシューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- 困ったときは
- 索引
![](/manual/dell/powervault-md3200/owners-manual-japanese/images/img-40.png)
40 プランニング:MD3200 シリーズストレージアレイの用語および概念
RAID 6
RAID 6
は
RAID 5
と似ていますが、より良い冗長性のため、追加のパリティ
ディスクを提供します。これは最も万能な
RAID
レベルで、通常の
I/O
サイズ
が小さく、読み取りアクティビティが多いマルチユーザー環境に適しています。
RAID 6
は、ディスクグループで大型の物理ディスクが使用されている、また
は使用される物理ディスクの数が多い場合に推奨されます。
RAID 10
RAID 10
は
RAID 0
と
RAID 1
の組み合わせで、ミラーディスクにまたがった
ディスクストライピングを使用します。
RAID 10
では高いデータスループット
とデータの完全な冗長性が実現します。偶数の物理ディスク(
4
台以上)の活
用により、
RAID
レベル
10
ディスクグループおよび
/
または仮想ディスクが作
成されます。
RAID
レベル
1
と
10
はディスクのミラーリングを使用すること
から、物理ディスク容量の半分はミラーリングに利用されます。これにより、
残り半分の物理ディスク容量が実際のストレージに使用されることになります。
RAID 10
は、
4
台以上の物理ディスクで
RAID
レベル
1
が選択されると自動的
に活用されます。
RAID 10
は中型のデータベース、または高性能、高フォール
トトレランスおよび並~中型の容量を必要とする環境すべてに適しています。
セグメントサイズ
ディスクのストライピングは、複数の物理ディスク全体でのデータの書き込み
が可能になります。ディスクストライピングでは、複数のドライブが同時にア
クセスされることからパフォーマンスが向上されます。
セグメントサイズまたはストライプエレメントサイズが、ひとつのディスクに
書き込まれるストライプのデータサイズを決定します。
MD3200
シリーズアレ
イは、
8 KB
、
16 KB
、
32 KB
、
64 KB
、
128 KB
、
256 KB
、および
512 KB
の
ストライプエレメントサイズをサポートします。デフォルトのストライプエレ
メントサイズは
128 KB
です。
ストライプ幅、またはストライプの深さは、アレイ中でストライピングが適用
されるディスクの数を指しています。例えば、ディスクストライピングを使用
する
4
つのディスクを持つグループのストライプ幅は
4
となります。
メモ:
ディスクストライピングは優れたパフォーマンスを実現しますが、ストラ
イピングだけではデータ冗長性は提供されません。