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ディスクグループと仮想ディ スク 61
仮想ディスクを作成する際には、その仮想ディスクの用途をよく考慮し
て、その用途に合った容量を割り当てるようにしてください。たとえ
ば、ディスクグループにマルチメディアファイル(サイズが大きくなり
がちなファイル)を格納する仮想ディスクと、テキストファイル(サイ
ズが小さくなりがちなファイル)を格納する仮想ディスクを作成する場
合、マルチメディアファイルを格納する仮想ディスクには、テキスト
ファイルを格納する仮想ディスクより多くの容量を割り当てるようにし
ます。
また、ディスクグループは、関連する作業内容のことも考慮して設定す
る必要があります。たとえば、会計部門で使用するディスクグループを
作成する場合、売掛金(AR)、買掛金(AP)、または社内請求書作成用
など、会計処
理タイプ別に仮想ディスクを作成することができます。こ
の場合、通常、AR 用と AP 用の仮想ディスクには、内部請求書作成用
の仮想ディスクより、多くの容量を割り当てることが必要になります。
メモ: Linux では、仮想ディスクを削除した後には、ホストを再起動して
/dev エントリをリセットする必要があります。
メモ: 仮想ディスクを使用する前に、その仮想ディスクをホストシステ
ムに登録する必要があります。この手順については、67 ページの「ホス
ト対仮想ディスクのマッピング」を参照してください。
自動設定
仮想ディスクを素早くセットアップするには、Configure(設定)タ
ブをクリックし、Automatic Configuration(自動設定)をクリック
します。自動設定では、各仮想ディスクに対して個々のオプションを設
定する必要はありません。自動設定を使用した場合、以下のことが行わ
れます。
•
アレイ上の使用可能なすべての未設定容量が使用されます。
•
すべてのディスクグループに同じ
RAID
レベルが設定されます。
•
すべての仮想ディスクが同じ容量になります。
•
作成される仮想ディスクの数は、選択されている
RAID
レベルと、
使用可能な未構成容量によって決まります。
•
RAID レベル 1 または 5 のディスクグループ
の場合、ホットスペア
ドライブが、ストレージアレイ内の使用可能なドライブ数とドライ
ブタイプによって自動的に選択されます。