Owners Manual
30 RAID エンクロージャの使い方
データの分類計画に従ってセットアップします。たとえば、
1
つの仮想
ディスクを在庫管理に、
2
つ目を財務・税務情報に、
3
つ目を顧客情報に
というような分類です。
ディスクグループ内のすべての仮想ディスクは、同一の
RAID
レベルをサ
ポートします。
RAID
エンクロージャは、ホストサーバーに割り当てるこ
とのできる仮想ディスクを
256
までサポートします(各仮想ディスクの
最小サイズは
10 MB
)。各仮想ディスクには
LUN
(論理ユニット番号)
が割り当てられており、各
LUN
がホストの
OS
によって認識されます。
物理ディスク
ストレージアレイでは、デルがサポートする
3.0 Gbps SAS
物理ディスク
のみがサポートされています。
RAID
コントローラモジュールがサポート
されていない物理ディスクを検出すると、そのディスクはサポートされて
いないディスクとしてマークされ、その物理ディスクはどの操作でも使用
できなくなります。
メモ: MD3000i エンクロージャが正常に動作するには、2 台以上の物理
ディスクが必要です。物理ディスクは構成情報を格納するために使用され
るからです。
物理ディスクの状態
RAID
コントローラモジュールは、表
2-1
で説明されている物理ディスク
の状態(
MD Storage Manager
内で報告される「モード」と「ステータス」)
を認識します。
表 2-1 RAID コントローラの物理ディスクの状態
ステータス モード 説明 物理ディスクステータ
ス LED の表示
最適
Unassigned
(未割り当て)
表示されているス
ロット内の物理ディ
スクは未使用で、構
成に使用できます。
緑色の点灯
最適
Assigned
(割り当て済み)
表示されているス
ロット内の物理ディ
スクは、ディスクグ
ループの一部として
構成されています。
緑色の点灯