Reference Guide
● Direct Connect without remote access(リモート アクセスを含まない直接接続):Gateway Connect without remote access と同じ
双方向ファイル転送を行う個々のアプライアンス上で実行される分散型 SupportAssist 用です。
● Direct Connect with remote access(リモート アクセスを含む直接接続):Gateway Connect without remote access と同じ双方向
ファイル転送を行う個々のアプライアンス上で実行される分散型 SupportAssist 用で、Dell EMC サポート担当者向けのリモート
アクセスが含まれます。
無効化することも可能ですが、推奨しません。このオプションを選択した場合、Dell EMC サポートは、アプライアンスでの問題に
関する通知を受け取りません。アプライアンスに関する問題のトラブルシューティングと解決をサポート担当者が実行できるよう
に、お客様が手作業でアプライアンス情報を収集することが必要になる場合があります。
SupportAssist Gateway Connect オプション
SupportAssist Gateway Connect は、ゲートウェイ サーバー上で作動します。Gateway Connect without remote access オプション
または Gateway Connect with remote access オプションを選択すると、アプライアンスが SupportAssist クラスター内の他のアプ
ライアンスに追加されます。クラスターは、Dell EMC サポート サーバーとオフアレイ ゲートウェイ サーバーの間の単一の安全な共
通(集中型)接続の背後に配置されます。ゲートウェイ サーバーは、ゲートウェイに関連づけられたアプライアンスの、IP ベースの
すべての Dell EMC SupportAssist アクティビティーに関する単一の出入り口ポイントです。
ゲートウェイ サーバーは、お客様の専用サーバーの 1 台以上にインストールされるリモート サポート ソリューション アプリケーショ
ンです。ゲートウェイ サーバーは、関連づけられているアプライアンスと Dell EMC エンタープライズの間の通信の仲介役として機
能します。
SupportAssist ゲートウェイの詳細については、Dell サポート Web サイト(www.dell.com/support)の SupportAssist 製品ページをご
覧ください。
SupportAssist の Gateway Connect without remote access オプションまたは Gateway Connect with remote access オプション
を使用するようにアプライアンスを構成するには、ゲートウェイ サーバーの IP アドレスとポート番号(デフォルトは 9443)を指定
する必要があります。また、ゲートウェイ サーバーとアプライアンス間でポートが開いていることを確認します。
メモ: ゲートウェイ サーバーを使用するようにアプライアンスを構成するには、ゲートウェイ サーバーが動作している必要があ
ります。アプライアンスは、PowerStore Manager からのみゲートウェイに追加できます。ゲートウェイ サーバーからアプライ
アンスを追加すると、アプライアンスは接続済みとして表示されますが、システム情報が正常に送信されません。
SupportAssist Direct Connect オプション
SupportAssist Direct Connect は、各アプライアンスのプライマリー ノードで直接実行されます。クラスターでは、各アプライアンス
が、Dell EMC サポートへの独自の接続を確立します。トラフィックは、クラスター内のプライマリー アプライアンス経由ではルー
ティングされません。ただし、SupportAssist は、クラスター レベルでのみ管理できます。つまり、すべての変更がクラスター内の
すべてのアプライアンスに適用されます。
Support Assist ページから SupportAssist Direct Connect を有効化して構成します。これは PowerStore Manager の Settings からア
クセスでき、Support にリストされています。これらのアクションにより、アプライアンス自身と Dell EMC サポートとの間で安全
な接続を使用するようにアプライアンスを設定できます。SupportAssist Direct Connect に対して、次のリモート サービス接続オプ
ションのいずれかを選択できます。
● Direct Connect without remote access
● Direct Connect with remote access
Direct Connect without remote access オプションを選択し、エンド ユーザー ライセンス契約(EULA)に同意すると、アプライ
アンス自体が Dell EMC サポートとの間に安全な接続をセットアップします。このオプションを使用すると、双方向ファイル転送接
続機能が Dell EMC サポートとの間で有効になります。該当する場合は、アプライアンスから、関連づけられているプロキシ サー
バー(オプション)への接続を構成できます。必要な場合は、後でリモート アクセス構成セットアップを使用して Direct Connect
にアップグレードすることができます。
Direct Connect with Remote Access オプションを選択し、エンド ユーザー使用許諾契約(EULA)に同意すると、アプライアンス
自体が Dell EMC サポートとの間に安全な接続をセットアップします。このオプションにより、アプライアンスのリモート アクセス
サービス接続機能が、双方向ファイル転送とともに、Dell EMC サポートとの間で有効になります。該当する場合は、PowerStore
Manager を介して、アプライアンスから、ポリシー マネージャー(オプション)および関連づけられているプロキシ サーバー(オ
プション)への接続を構成できます。
新しいアプライアンスが既存のクラスターに追加されると、新しいアプライアンスがクラスター SupportAssist 設定を検出し、適合
するように自動的に構成されます。SupportAssist Direct Connect が現在有効になっている場合は、新しいアプライアンスで自動的
に有効になります。追加の操作は必要ありません。SupportAssist Direct Connect を有効にすることができない場合でも、アプライ
アンス追加プロセスの完了が妨げられることはありません。
安全な保守設定 41