Users Guide
● 巡回読み取りモードが手動に設定されている場合、次のコマンドを使用して巡回読み取りモードを開始および停止しま
す。
racadm storage patrolread:<Controller FQDD> -state {start|stop}
メモ: コントローラ内に仮想ディスクがない場合、開始や停止などの巡回読み取りモードの操作はサポートされませ
ん。こうした操作は iDRAC インタフェースを使用して正常に呼び出せますが、関連付けられているジョブが開始する
と操作は失敗します。
● 整合性チェックモードを指定するには、Storage.Controller.CheckConsistencyMode オブジェクトを使用します。
● コピーバックモードを有効または無効にするには、Storage.Controller.CopybackMode オブジェクトを使用します。
● 負荷バランスモードを有効または無効にするには、Storage.Controller.PossibleloadBalancedMode オブジェクトを使用
します。
● 冗長仮想ディスクで整合性チェックを実行する専用のシステムリソースの割合を指定するには、
Storage.Controller.CheckConsistencyRate オブジェクトを使用します。
● 障害の発生したディスクを再構築する専用のコントローラのリソースの割合を指定するには、
Storage.Controller.RebuildRate オブジェクトを使用します。
● 作成した後に仮想ディスクのバックグラウンド初期化(BGI)を実行する専用のコントローラのリソースの割合を指定する
には、Storage.Controller.BackgroundInitializationRate オブジェクトを使用します。
● 物理ディスクの追加またはディスクグループ上の仮想ディスクの RAID レベルの変更後にディスクグループを再構成する専
用のコントローラのリソースの割合を指定するには、Storage.Controller.ReconstructRate オブジェクトを使用します。
● コントローラに対する外部設定の拡張自動インポートを有効または無効にするには、
Storage.Controller.EnhancedAutoImportForeignConfig オブジェクトを使用します。
● 仮想ドライブを暗号化するためのセキュリティキーを作成、変更、または削除するには、次のコマンドを使用します。
racadm storage createsecuritykey:<Controller FQDD> -key <Key id> -passwd <passphrase>
racadm storage modifysecuritykey:<Controller FQDD> -key <key id> -oldpasswd <old
passphrase> -newpasswd <new passphrase>
racadm storage deletesecuritykey:<Controller FQDD>
外部設定のインポートまたは自動インポート
外部設定は、1 つのコントローラから別のコントローラに移動された物理ディスク上のデータです。移動された物理ディスク
にある仮想ディスクは、外部設定とみなされます。
外部設定をインポートして、物理ディスクの移動後に仮想ディスクが失われないようにすることができます。外部設定をイン
ポートできるのは、準備完了状態または劣化状態の仮想ディスクが含まれている場合と、インポート可能かすでに存在してい
る仮想ディスク専用のホットスペアが含まれている場合のみです。
すべての仮想ディスクデータが存在する必要がありますが、仮想ディスクが冗長 RAID レベルを使用している場合、追加の冗
長データは不要です。
たとえば、外部設定に RAID 1 仮想ディスクのミラーリングの片方のみが含まれる場合、仮想ディスクは劣化状態なのでイン
ポートできます。一方、元は 3 台の物理ディスクを使用する RAID 5 として設定された物理ディスクの 1 台のみが外部設定に
含まれる場合、RAID 5 仮想ディスクは失敗状態なので、インポートできません。
仮想ディスクの他に、元は 1 台のコントローラでホットスペアとして割り当てられていて、その後、別のコントローラに移動
された物理ディスクによって外部設定が構成されていることがあります。外部設定のインポートタスクは、新しい物理ディス
クをホットスペアとしてインポートします。物理ディスクが以前のコントローラで専用ホットスペアとして設定されたが、ホ
ットスペアの割り当て先の仮想ディスクが外部設定内に存在しなくなった場合、その物理ディスクはグローバルホットスペア
としてインポートされます。
ローカルキーマネージャ(LKM)を使用してロックされた外部設定が検出された場合、このリリースの iDRAC では、外部設定
のインポート操作を行うことはできません。CTRL - R を使用してドライブをロック解除した上で、iDRAC から外部設定のイ
ンポートを続行する必要があります。
コントローラが外部設定を検出した場合にのみ、外部設定のインポートタスクが表示されます。物理ディスクの状況をチェッ
クして、物理ディスクに外部設定(仮想ディスクまたはホットスペア)が含まれていかどうか識別することもできます。物理
ディスク状況が「外部」の場合は、物理ディスクに仮想ディスクのすべてまたは一部が含まれるか、ホットスペア割り当てが
あります。
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ストレージデバイスの管理