Owners Manual
表 14. メモリー動作モード
メモリー動作モード 説明
最適化モード
オプティマイザー モードを有効化すると、DRAM コントローラー
が 64 ビット モードで単独で動作し、メモリーパフォーマンスが
最適化されます。
メモ: DCPMM は Optimizer モードのみをサポートします。
ミラーモード ミラー モードを有効にすると、システムは同一の 2 個のデータ
のコピーをメモリーに保持するため、使用可能なシステム メモ
リーの総量は、取り付けられている物理メモリーの総量の半分に
なります。取り付けられたメモリーの半分は、アクティブな
DIMM のミラーリングに使用されます。この機能は最大の信頼
性を提供し、致命的なメモリー障害の間であっても、ミラーリン
グされたコピーへのスイッチ オーバーによってシステムを実行
し続けることができます。ミラー モードを有効にするインスト
ール ガイドラインでは、メモリー モジュールが同じサイズ、ス
ピード、テクノロジーであることを求めており、プロセッサーあ
たり 6 個を 1 セットにして装着する必要があります。
シングルランクスペアモード シングル ランク スペア モードでは、チャネルあたり 1 個のラン
クをスペアとして割り当てます。ランクまたはチャネルに修正
可能なエラーが多数発生した場合、それらはオペレーティング
システムが実行している間にスペア領域に移動され、エラーに
よって修正できない障害が発生することを防ぎます。各チャネ
ルには 2 個以上のランクを装着する必要があります。
マルチ ランク スペア モード マルチ ランク スペア モードでは、チャネルあたり 2 個のランク
をスペアとして割り当てます。ランクまたはチャネルに修正可
能なエラーが多数発生した場合、それらはオペレーティング シ
ステムが実行している間にスペア領域に移動され、エラーによ
って修正できない障害が発生することを防ぎます。各チャネル
には 3 個以上のランクを装着する必要があります。
シングル ランク メモリー スペアリングを有効にすると、オペ
レーティング システムに使用可能なシステム メモリーはチャネ
ルあたり 1 ランク下がります。
たとえば、24 x 16 GB のデュアルランク メモリーのデュアル プ
ロセッサー構成では、使用可能なシステム メモリー 3/4(ラン
ク/チャネル)x 24(メモリー モジュール)x 16 GB = 288 Gb で
あり、24(メモリー モジュール)x 16 GB = 384 GB とはなりませ
ん。マルチ ランク スペアリングでは、乗数が 1/2(ランク/チャ
ネル)になります。
メモ: メモリー スペアリングを使用するには、システム セッ
トアップの BIOS メニューでこの機能を有効にする必要が
あります。
メモ: メモリー ペアリングは、マルチビットの修正不能な
エラーには対応できません。
デル耐障害性モード デル耐障害性モードを有効にすると、BIOS が耐障害性を持つメ
モリーの領域を作成します。このモードは、重要なアプリケーシ
ョンをロードするためにこの機能をサポートする OS、または OS
カーネルによってシステムの可用性を最大化できる OS で使用
できます。
メモ: この機能は、Gold および Platinum の Intel プロセッ
サーでのみサポートされています。
メモ: メモリー構成は、DIMM のサイズ、スピード、および
ランクが同じである必要があります。
76 システム コンポーネントの取り付けと取り外し