Setup Guide
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Lifecycle Controller のライセンス対象機能
Web Services-Management(WSMAN)ライセンスと権限の仕様には、Lifecycle Controller 搭載の integrated Dell Remote Access
Controller(iDRAC)によって提供される WSMan API を利用するために必要なライセンスと権限情報のすべてが包含されています。
Lifecycle Controller は、第 11 世代 PowerEdge サーバーから始まった iDRAC の一部(Express および Enterprise ライセンス、vFlash SD
カード機能)として提供されています。第 12 世代、第 13 世代、第 14 世代の PowerEdge サーバーでは、vFlash 機能は iDRAC Enterprise
ライセンスに含まれているため、Lifecycle Controller 2.0 以降では vFlash のライセンスを別途取得する必要はありません。第 12 世
代、第 13 世代、第 14 世代の PowerEdge サーバーは、Express または Enterprise ライセンスのみを使用します。
Lifecycle Controller の管理機能は、それぞれの管理機能に関する詳細を包括的に提示する Dell Common Information Model(DCIM)
プロファイル仕様によって明確な領域に分割され、表現されています。これらの機能は無償であるか、部分的にライセンス対象で
あるか、完全にライセンス対象であるかのいずれかです。また、機能へのアクセスも WSMAN リクエストと共に提供される認証情
報によって定義され、管理者専用アクセスや読み取り専用アクセスのように、ユーザーに割り当てられた権限資格情報にマッピン
グされます。
本リリースの新機能
本リリースでサポートされているアップデートは、次のとおりです。
• SupportAssist のコレクション検証にストレージ ドライブの SMARTlogs データのサポートを追加しました。
• iDARC のエンタープライズ キー管理のサポートを追加しました。
• システム ロックダウンをサードパーティの I/O デバイスに拡張するためのサポートを追加しました。
• iDRAC からのテレメトリー ストリーミングのサポートを追加しました。
• LC ログを表示する際のマルチレベル フィルタリングのサポートを追加しました。
• LCUI Network の設定ページで「設定なし」のオプションを使用できるようにするサポートを追加しました。
• Dell.com をさらに使いやすくなるようにアップデートしました。
• USB デバイスから LCUI アップデート機能を使用できるようファイル参照のサポートを追加しました。
Redfish 対応 iDRAC RESTful API と Web Service
API について
Web Services-Management(WSMAN)は、Distributed Management Task Force(DMTF)のオープン標準で、サーバ、デバイス、ア
プリケーション、および各種ウェブサービスを管理するための Simple Object Access Protocol (SOAP)を定義します。WSMAN は、
IT インフラストラクチャ全体でシステムが管理情報にアクセスし、交換するための共通の手段を提供します。
DMTF は、企業 IT 環境におけるシステム管理のための標準を開発、維持、および促進する業界団体です。DMTF データモデルは複
雑で、ユーザー名とパスワードの指定やユーザーアカウントに対する管理者権限の付与など、簡単な操作を行うために複数のトラン
ザクションが必要となります。これらのトランザクション数を削減するため、Lifecycle Controller には、属性モデルをベースとした
管理用のデルデータモデルも用意されています。
スケーラブルプラットフォーム管理フォーラム(SPMF)では、Distributed Management Task Force(DMTF)の Redfish API を公開し
ています。これは業界標準のオープンな仕様およびスキーマで、スケーラブルプラットフォームハードウェアをシンプルかつ最新の
方法でセキュアに管理することに対する、IT 管理者のニーズを満たすように設計されています。Redfish は、ハイパーメディア
RESTful インタフェース内でデータモデル表現を使用した NextGen 管理標準です。このデータモデルは、マシンが読み取れる標準の
スキーマによって定義されており、メッセージのペイロードは JSON で表現され、プロトコルは OData v4 を使用しています。
Redfish はハイパーメディア API であり、一貫性のあるインタフェースを使用してさまざまな実装を表現できます。これには、デー
タセンターリソースの検出と管理、イベント処理、およびタスク管理のためのメカニズムが含まれています。
Lifecycle Controller API について
Lifecycle Controller Remote Services は、遠隔に設置されているサーバのためのベアメタルプロビジョニングと 1 対多のオペレーティ
ングシステム導入をコンソールで統合することを可能にする、標準ベースのインタフェースです。Lifecycle Controller は、Lifecycle
Controller GUI と Lifecycle Controller Remote Services の両方の機能を活用して、サーバ導入の大幅な改善と簡素化を実現します。
6 はじめに