Users Guide
Table Of Contents
- Integrated Dell Remote Access Controller 9バージョン3.31.31.31ユーザーズ ガイド
- 概要
- iDRAC へのログイン
- OpenID Connect を使用した iDRAC へのログイン
- ローカルユーザー、Active Directory ユーザー、または LDAP ユーザーとしての iDRAC へのログイン
- スマートカードを使用したローカルユーザーとしての iDRAC へのログイン
- シングルサインオンを使用した iDRAC へのログイン
- リモート RACADM を使用した iDRAC へのアクセス
- ローカル RACADM を使用した iDRAC へのアクセス
- ファームウェア RACADM を使用した iDRAC へのアクセス
- システム正常性の表示
- 公開キー認証を使用した iDRAC へのログイン
- 複数の iDRAC セッション
- SMCLP を使用した iDRAC へのアクセス
- セキュアなデフォルトパスワード
- デフォルトログインパスワードの変更
- デフォルトパスワード警告メッセージの有効化または無効化
- IP ブロック
- ウェブインタフェースを使用した OS to iDRAC パススルーの有効化または無効化
- RACADM を使用したアラートの有効化または無効化
- 管理下システムのセットアップ
- iDRAC IP アドレスのセットアップ
- ローカル管理者アカウント設定の変更
- 管理下システムの場所のセットアップ
- システムパフォーマンスと電力消費の最適化
- 管理ステーションのセットアップ
- 対応ウェブブラウザの設定
- デバイスファームウェアのアップデート
- ステージングされたアップデートの表示と管理
- デバイスファームウェアのロールバック
- サーバープロファイルのバックアップ
- サーバープロファイルのインポート
- 他のシステム管理ツールを使用した iDRAC の監視
- サーバ設定プロファイルのサポート - インポートおよびエクスポート
- BIOS 設定または F2 からのセキュアなブート設定
- BIOS recovery
- iDRAC の設定
- iDRAC 情報の表示
- ネットワーク設定の変更
- 暗号スイートの選択
- FIPS モード
- サービスの設定
- TLS の設定
- VNC クライアントを使用したリモートサーバーの管理
- 前面パネルディスプレイの設定
- タイムゾーンおよび NTP の設定
- 最初の起動デバイスの設定
- OS から iDRAC へのパススルーの有効化または無効化
- 証明書の取得
- RACADM を使用した複数の iDRAC の設定
- ホストシステムでの iDRAC 設定を変更するためのアクセスの無効化
- iDRAC と管理下システム情報の表示
- iDRAC 通信のセットアップ
- DB9 ケーブルを使用したシリアル接続による iDRAC との通信
- DB9 ケーブル使用中の RAC シリアルとシリアルコンソール間の切り替え
- IPMI SOL を使用した iDRAC との通信
- IPMI over LAN を使用した iDRAC との通信
- リモート RACADM の有効化または無効化
- ローカル RACADM の無効化
- 管理下システムでの IPMI の有効化
- RHEL 6 での起動中の Linux のシリアルコンソールの設定
- RHEL 7 でのシリアルターミナルの設定
- サポート対象の SSH 暗号スキーム
- ユーザーアカウントと権限の設定
- iDRAC ユーザーの役割と特権
- ユーザー名およびパスワードで推奨される文字
- ローカルユーザーの設定
- Active Directory ユーザーの設定
- iDRAC の Active Directory 認証を使用するための前提条件
- サポートされている Active Directory 認証メカニズム
- 標準スキーマ Active Directory の概要
- 標準スキーマ Active Directory の設定
- 拡張スキーマ Active Directory の概要
- 拡張スキーマ Active Directory の設定
- Active Directory 設定のテスト
- 汎用 LDAP ユーザーの設定
- システムロックダウンモード
- シングルサインオンまたはスマートカードログインのための iDRAC の設定
- アラートを送信するための iDRAC の設定
- iDRAC 9 Group Manager
- ログの管理
- 電源の監視と管理
- ネットワークデバイスのインベントリ、監視、および設定
- ストレージデバイスの管理
- RAID の概念について
- 対応コントローラ
- 対応エンクロージャ
- ストレージデバイスの対応機能のサマリ
- ストレージデバイスのインベントリと監視
- ストレージデバイスのトポロジの表示
- 物理ディスクの管理
- 仮想ディスクの管理
- RAID設定機能
- コントローラの管理
- PCIe SSD の管理
- エンクロージャまたはバックプレーンの管理
- 設定を適用する操作モードの選択
- 保留中の操作の表示と適用
- ストレージデバイス — 操作適用のシナリオ
- コンポーネント LED の点滅または点滅解除
- BIOS 設定
- 仮想コンソールの設定と使用
- iDRAC サービスモジュールの使用
- サーバー管理用 USB ポートの使用
- Quick Sync 2の使用
- 仮想メディアの管理
- VMCLI ユーティリティのインストールと使用
- vFlash SD カードの管理
- SMCLP の使用
- オペレーティングシステムの導入
- iDRAC を使用した管理下システムのトラブルシューティング
- iDRAC への SupportAssist の統合
- よくあるお問い合わせ(FAQ)
- 使用事例シナリオ
- アクセスできない管理下システムのトラブルシューティング
- システム情報の取得とシステム正常性の評価
- アラートのセットアップと電子メールアラートの設定
- システムイベントログと Lifecycle ログの表示とエクスポート
- iDRAC ファームウェアをアップデートするためのインタフェース
- 正常なシャットダウンの実行
- 新しい管理者ユーザーアカウントの作成
- サーバのリモートコンソールの起動と USB ドライブのマウント
- 連結された仮想メディアとリモートファイル共有を使用したベアメタル OS のインストール
- ラック密度の管理
- 新しい電子ライセンスのインストール
- 一度のホストシステム再起動における複数ネットワークカードへの IO アイデンティティ構成設定の適用
● OCE は RAID50 および RAID60 ではサポートされません。RAID10、および RAID50、RAID60 では、RLM がサポートされていませ
ん。
● コントローラに最大数の仮想ディスクがすでに存在する場合は、どの仮想ディスクにおいても RAID レベルの移行または容量の
拡張を行うことはできません。
● RLM/OCE が完了するまでは、RLM/OCE を実行中のすべての仮想ディスクの書き込みキャッシュポリシーが、コントローラに
よって ライトスルー に変更されます。
● Virtual Disks(仮想ディスク)の再設定では通常、再設定操作が完了するまで、ディスクのパフォーマンスに影響があります。
● ディスクグループ内の物理ディスクの合計数は、32 以下にする必要があります。
● 対応する仮想ディスク / 物理ディスクでバックグラウンド操作(BGI/ 再構築 / コピーバック / 巡回読み取り)が何かすでに実
行中の場合、その時点では再設定(OCE/RLM)が許容されません。
● 仮想ディスクに関連付けられたドライブでの再設定(OCE/RLM)の進行中に何らかのディスク移行を実行すると、再設定が失
敗します。
● OCE/RLM 用に追加した新規ドライブは、再構築が完了した後で仮想ディスクの一部に組み込まれます。ただし、これらの新規
ドライブの State(状態) は再構築の開始直後に Online(オンライン)に変わります。
初期化のキャンセル
この機能では、仮想ディスク上でバックグラウンドの初期化をキャンセルできます。PERC コントローラでは、冗長仮想ディスク
のバックグラウンド初期化は、仮想ディスクの作成後に自動的に起動します。冗長仮想ディスクのバックグラウンド初期化によっ
て、仮想ディスクでパリティ情報が準備され、書き込みパフォーマンスが向上します。ただし、バックグラウンド初期化の進行中
には、仮想ディスクの作成など一部のプロセスは実行できません。初期化のキャンセルによって、バックグラウンド初期化を手動
で取り消すことができます。バックグラウンド初期化がキャンセルされると、0 ~ 5 分以内に自動的に再開します。
メモ: バックグラウンド初期化は、RAID 0 の仮想ディスクには適用されません。
ウェブインタフェースを使用した仮想ディスクの管理
1. iDRAC ウェブ インターフェイスで、[設定] > [ストレージ設定] > [仮想ディスク設定]の順に移動します。
2. [仮想ディスク]から、仮想ディスクを管理するコントローラーを選択します。
3. [アクション]ドロップダウン メニューから、アクションを選択します。
アクションを選択すると、追加の[アクション]ウィンドウが表示されます。目的の値を選択または入力します。
● 名前の変更
● 削除
● [キャッシュ ポリシーの編集] - 次のオプションのキャッシュ ポリシーを変更できます。
○ [読み取りポリシー] - 次の値を選択できます。
■ 適応先読み — 所定のボリュームについて、直近の 2 回のディスクアクセスが連続したセクタで行われた場合、コン
トローラが先読みキャッシュポリシーを使用することを示します。読み取り要求がランダムの場合、コントローラは
先読みなしモードに戻ります。
■ 先読みなし — 所定のボリュームについて、先読みポリシーが使用されないことを示します。
■ 先読み — 所定のボリュームについて、データが要求されることを見越して、コントローラが要求データを順次先読み
し、追加データをキャッシュメモリに保存することを示します。これにより、連続したデータの読み取り速度が向上
します。ただし、ランダムデータへのアクセスにはあまり効果がありません。
○ 書き込みポリシー:書き込みキャッシュポリシーを次のいずれかのオプションに変更します。
■ ライトスルー — 所定のボリュームについて、ディスクサブシステムでトランザクション内のすべてのデータの受信
が完了したとき、コントローラがホストシステムにデータ転送完了信号を送信することを示します。
■ ライトバック — 所定のボリュームについて、コントローラキャッシュでトランザクション内のすべてのデータの受信
が完了したとき、コントローラがホストシステムにデータ転送完了信号を送信することを示します。その後、コント
ローラは、キャッシュされたデータをストレージデバイスにバックグラウンドで書き込みます。
■ 強制ライトバック — 強制ライトバックキャッシングを使用した場合、コントローラにバッテリが搭載されているか
どうかに関係なく、書き込みキャッシュが有効になります。コントローラにバッテリが搭載されていない場合、強制
ライトバックキャッシングが使用されると、電源障害時にデータの損失が発生する可能性があります。
○ ディスクキャッシュポリシー:ディスクキャッシュポリシーを次のいずれかのオプションに変更します。
■ デフォルト — ディスクでデフォルトの書き込みキャッシュモードが使用されていることを示します。SATA ディス
クの場合、これは有効になっています。SAS ディスクの場合、これは無効になっています。
■ 有効 — ディスクの書き込みキャッシュが有効になっていることを示します。これにより、パフォーマンスが向上し
ますが、電源喪失時のデータ損失の可能性も高まります。
■ 無効 — ディスクの書き込みキャッシュが無効になっていることを示します。これにより、パフォーマンスは低下し
ますが、データ損失の可能性が低下します。
232 ストレージデバイスの管理