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ストレージ スペース サポート
Windows Server 2016 では、非常に高速な入出力(I/O)操作を可能にする NVDIMM-N デバイスがサポートされています。このよう
なデバイスの魅力的な使用方法の一例は、低い書き込みレイテンシーを実現するためのライトバック キャッシュとしての使用する
ことです。Microsoft ブログでは、ミラーされた NVDIMM-N のライトバック キャッシュを仮想ドライブとして使用して、ミラー ス
トレージ スペースをセット アップする方法が説明されています。NVDIMM-N のストレージ スペース構成をセットアップするには、
「NVDIMM-N ライトバック キャッシュを使った記憶域スペースの構成」を参照してください。
動作および診断のロギング情報
NVDIMM-N バスドライバ scmbus.sys は、ログを Microsoft-Windows-Scmbus プロバイダに書き込みます。ログを参照するには、イ
ベントビューアを開いて、アプリケーションとサービスログ -> Microsoft -> Windows -> Scmbus の順に移動します。
NVDIMM-N ディスクドライバ scmdisk0101.sys は、ログを Microsoft-Windows-ScmDisk0101 プロバイダに書き込みます。ログを参照
するには、イベントビューアを開いて、アプリケーションとサービスログ -> Microsoft -> Windows -> ScmDisk0101 の順に移動しま
す。
次は NVDIMM-N ディスクの例です。
図 23. 動作および診断のロギング情報:NVDIMM-N ディスク
UniqueId またはシリアルナンバーを使用して、NVDIMM-N の物理的な位置を特定できます。
図 24. NVDIMM-N の物理的な位置
Windows Server 2019 のストレージ クラス メモリー
NVDIMM-N FW の要件
Windows Server 2019 では、OS がネームスペースを構成するために、NVDIMM-N デバイスがラベルをサポートしている必要があり
ます。NVDIMM-N ファームウェア 8860 にはラベル領域機能がありません。また、このファームウェアを搭載しているデバイスを
Windows Server 2019 で構成することはできません。
デバイスを正常に構成して Windows Server 2019 で使用できるようにするには、NVDIMM-N ファームウェアを FW 9324 以降にアッ
プデートする必要があります。
また、スケジュールされたアップデートの一環として、BIOS、iDRAC、およびオペレーティング システムをアップデートすることを
お勧めします。
Windows 37