Users Guide
b) レイアウト ドロップダウンメニューから、仮想ディスクの RAID レベルを選択します。
コントローラでサポートされている RAID レベルのみがドロップダウンメニューに表示されます。また、RAID レベルは、使
用可能な物理ディスクの合計台数に基づいて使用できます。
c) Media Type(メディアタイプ)、Stripe Size(ストライプサイズ)、Read Policy(読み取りポリシー)、Write Policy
(書き込みポリシー)、Disk Cache Policy(ディスクキャッシュポリシー) を選択します。
コントローラでサポートされている値のみが、これらのプロパティのドロップダウンメニューに表示されます。
d) 容量 フィールドに、仮想ディスクのサイズを入力します。
ディスクを選択すると、最大サイズが表示され、更新されます。
e) Span Count(スパン数) フィールドは、選択した物理ディスク(手順 3)に基づいて表示されます。この値を設定するこ
とはできません。これは、複数の RAID レベルを選択した後で自動的に計算されます。RAID 10 を選択した場合、およびコ
ントローラが不均等 RAID 10 をサポートしている場合、スパン数の値は表示されません。コントローラは、適切な値を自動
的に設定します。
3. 物理ディスクの選択 セクションでは、物理ディスクの数を選択します。
フィールドの詳細については、『iDRAC オンラインヘルプ』を参照してください。
4. Apply Operation Mode(操作モードの適用) ドロップダウンメニューから、設定を適用するタイミングを選択します。
5. Create Virtual Disk(仮想ディスクの作成) をクリックします。
選択した Apply Operation Mode(操作モードの適用) に基づいて、設定が適用されます。
メモ: ディスクの名前には英数字、スペース、ダッシュ、およびアンダースコアを使用できます。その他の特殊文字を入力
した場合は、仮想ディスクの作成時に削除されます。
RACADM を使用した仮想ディスクの作成
racadm storage createvd コマンドを使用します。
詳細については、『iDRAC RACADM CLI
ガイド
』は、www.dell.com/idracmanuals にあります。 を参照してください。
メモ
: S140 コントローラで管理しているドライブでは、ディスクのスライスやパーシャル VD の設定に RACADM を使用する
ことができません。
仮想ディスクキャッシュポリシーの編集
仮想ディスクの読み取り、書き込み、またはディスクキャッシュポリシーを変更することができます。
メモ
: コントローラによって、サポートされない読み取りまたは書き込みポリシーがあります。そのため、ポリシーを適用す
ると、エラーメッセージが表示されます。
読み取りポリシーは、コントローラがデータを探すときに、仮想ディスクの連続セクタを読み取るかどうかを指定します。
• 適応先読み — 2 件の最新読み取り要求がディスクの連続セクタにアクセスした場合にのみ、コントローラは先読みを開始しま
す。後続の読み取り要求がディスクのランダムセクタにアクセスする場合、コントローラは先読みなしのポリシーに戻りま
す。コントローラは読み取り要求がディスクの連続セクタにアクセスしているかを引き続き評価し、必要に応じて先読みを開
始します。
• 先読み — コントローラはデータシーク時に仮想ディスクの連続セクタを読み取ります。データが仮想ディスクの連続セクタに
書かれている場合、先読みポリシーによってシステムパフォーマンスが向上します。
• 先読みなし — 先読みなしポリシーを選択すると、コントローラは先読みポリシーを使用しません。
書き込みポリシーは、コントローラが書き込み要求完了信号を、データがキャッシュに保存された後、またはディスクに書き込ま
れた後のどちらの時点で送信するかを指定します。
• ライトスルー — コントローラはデータがディスクに書き込まれた後でのみ書き込み要求完了信号を送信します。ライトスルー
キャッシュは、ディスクドライブにデータが無事に書き込まれた後にのみデータが利用可能になるとシステムが判断すること
から、ライトバックキャッシュよりも優れたデータセキュリティを提供します。
• ライトバック — コントローラは、データがコントローラのキャッシュに保存されたがディスクには書き込まれていない時点
で、書き込み要求完了信号を送信します。ライトバックキャッシュは、後続の読み取り要求が、ディスクと比べてキャッシュ
からより素早くデータを取得できるため、パフォーマンスが向上します。ただし、ディスクへのデータ書き込みを阻むシステ
ム障害の発生時に、データ損失が生じる可能性があります。他のアプリケーションでも、データがディスクにあると、処置に
より想定されたときに、問題が発生する可能性があります。
• ライトバックの強制 — コントローラにバッテリが搭載されているかどうかに関係なく、書き込みキャッシュが有効になりま
す。コントローラにバッテリが搭載されていない場合、強制ライトバックキャッシングが使用されると、電源障害時にデータ
の損失が発生する可能性があります。
ディスクキャッシュポリシーは、特定の仮想ディスクでの読み取りに適用されます。この設定は先読みポリシーには影響しませ
ん。
ストレ
ージデバイスの管理 223