Users Guide
ローカルユーザーの設定
iDRAC では、特定のアクセス許可を持つローカルユーザーを最大 16 人設定できます。iDRAC ユーザーを作成する前に、現在のユー
ザーが存在するかどうかを確認してください。これらのユーザーには、ユーザー名、パスワード、および権限付きの役割を設定でき
ます。ユーザー名とパスワードは、iDRAC でセキュア化された任意のインタフェース(つまり、ウェブインタフェース、
RACADM、または WS-MAN)を使用して変更できます。ユーザーごとに SNMPv3 認証を有効または無効にすることもできます。
iDRAC ウェブインタフェースを使用したローカルユーザーの
設定
ローカル iDRAC ユーザーを追加し、設定するには、次の手順を実行します。
メモ:
iDRAC ユーザーを作成するには、ユーザーの設定権限が必要です。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、iDRAC Settings(iDRAC 設定) > User(ユーザー) の順に移動します。
Local Groups(ローカルグループ)ページが表示されます。
2. ユーザー ID 列で、ユーザー ID 番号を選択し、Edit(編集) をクリックします。
メモ:
ユーザー 1 は IPMI の匿名ユーザー用に予約されており、この設定は変更できません。
User Configuration(ユーザー設定) ページが表示されます。
3. User Account Settings(ユーザーアカウントの設定) と Advanced Settings(詳細設定) に詳細情報を追加してユーザーア
カウントを設定します。
メモ
: ユーザー ID を有効にして、そのユーザーのユーザー名、パスワード、およびユーザー役割(アクセス権限)を指定し
ます。LAN 特権レベル、シリアルポート特権レベル、シリアルオーバー LAN ステータス、SNMPv3 認証、認証タイプ、
およびユーザーのプライバシータイプを有効にすることもできます。オプションの詳細については、『
iDRAC オンラインヘ
ルプ
』を参照してください。
4. Save(保存)をクリックします。必要な権限を持つユーザーが作成されます。
RACADM を使用したローカルユーザーの設定
メモ:
リモート Linux システム上で RACADM コマンドを実行するには、root ユーザーとしてログインする必要があります。
RACADM を使用して単一または複数の iDRAC ユーザーを設定できます。
同じ設定で複数の iDRAC ユーザーを設定するには、次の手順を実行してください。
• 本項の RACADM の例を参考にして、RACADM コマンドのバッチファイルを作成し、各管理下システムでバッチファイルを実
行します。
• iDRAC 設定ファイルを作成し、同じ設定ファイルを使用して各管理下システムで racadm set コマンドを実行します。
新しい iDRAC を設定する場合または racadm racresetcfg コマンドを使用した場合は、システムバッジに記載されたデフォル
トの iDRAC ユーザー名とパスワードを確認してください。racadm racresetcfg コマンドは、iDRAC をデフォルト値にリセット
します。
メモ
: 時間の経過とともに、ユーザーの有効 / 無効を切り替えることができます。その結果、ユーザーには、各 iDRAC で異な
る索引番号が割り当てられている場合があります。
ユーザーが存在するかどうかを確認するには、各インデックス(1~16) に対して次のコマンドを 1 回入力します。
racadm get iDRAC.Users.<index>.UserName
複数のパラメーターとオブジェクト ID が、それぞれの現在の値と共に表示されます。キーフィールドは
iDRAC.Users.UserName= です。ユーザー名が = の後に表示されている場合、その索引番号が使用されています。
メモ
: ユーザーは
racadm get -f <myfile.cfg>
136 ユーザーアカウントと権限の設定