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既知の不具合とよくあるお問い合わせ
ベースボード管理コントローラユーティリティユーザーズガイド
既知の不具合
よくあるお問い合わせ
このセクションは、BMC 管理ユーティリティの使用に伴う既知の不具合とよくあるお問い合わせを記載しています。
既知の不具合
一般的な問題
l BMC 管理ユーティリティを使用してシステムの BMC に接続する前に有効な BMC ユーザー名とパスワードを割り当てる必要があります。 BMC 管理ユーティリティを使用してシステムの BMC
にログインするときにはっきりと有効な BMC ユーザー名とパスワードが指定されていない場合、BMC ファームウェアはデフォルトでヌルのユーザー名とパスワードを使用するため、「ログインが
認証されていません」と言うエラーが発生します。
SOL プロキシに関する問題
l IP ポート 623 で SOL プロキシを使うと、ウェブブラウザから接続できます。 ただしウェブブラウザから接続した場合、SOL プロキシには支離滅裂の使用不可能なデータが表示されます。 アプ
リケーションを実行するには、ウェブセッションを閉じて Telnet 接続から接続する必要があります。
l Microsoft®SAC ではハードウェアの制御フローが実装されません。 したがって EMS SAC でコンソールリダイレクトが有効になっている場合、破損したデータが表示されます。 SAC ではハー
ドウェアフロー制御が実装されないため、効率的に SOL プロキシを効果的に使用して EMS SAC へのコンソールリダイレクトをアクティブにすることができません。 このため、文字がなくなって
画面出力が文字化けする場合があります。 ボーレートを遅くすると、この状況が修正され、ユーザーの操作性のよさも維持できます。
IPMI シェルに関する問題
l BMU がインストールされているディレクトリ以外のディレクトリから ipmish と入力すると、DOS から "command not found(コマンドがありません)" というエラーメッセージが表示されます。こ
れは、システムの検索パスに BMU のインストールディレクトリが含まれていないからです。 完全修飾パスを指定するか、まず BMC ディレクトリに移動してからコマンドを実行して、IPMISH ディ
レクトリを実行できます。 また、実行検索パスに BMU インストールディレクトリを手動で追加することもできます。
よくあるお問い合わせ
Q: IPMI シェルコマンドは 1 対 1 で IPMI コマンドに対応していますか?
A: IPMI シェルは、最も役立つ IPMI コマンドだけを提供しています。 最も一般的な管理タスクを実行するための限定的なコマンドのセットが含まれています。 したがって IPMI シェルコマンドは 1 対 1 で
IPMI コマンドに対応していないこともあります。
Q: 複数の IPMI インスタンスに同時にアクセスしてシステムを管理できますか?
A: はい、システムの BMC で 2 つ以上の同時接続がサポートされていれば、複数の IPMI インスタンスに同時にアクセスしてシステムを管理できます。
Q: SOL プロキシサーバーは一度に複数の接続を処理できますか?
A: はい、SOL プロキシサーバーはそれぞれ最大 20 の同時 SOL プロキシ接続を処理できます。 デフォルトで、使用できるセッション数は 1 回のみです。solproxy.cfg を編集し、コメントを外してから、
max_session の値を増やします。
Q: 別のユーザーが使用している SOL セッションのロックはどうやって解除しますか?
A: システムの BMC では 1 度に 1 つの SOL セッションしかサポートされていません。 新しい SOL プロキシセッションにアクセスする前に、現在のユーザーのセッションがタイムアウトするまで待つ必
要があります。 セッションのタイムアウトのパラメータを設定する方法については、「セッションのタイムアウト」を参照してください。
Q: Microsoft ®Windows オペレーティングシステムに付属のターミナルエミュレーションソフトウェアを使ってコンソールに接続できないのはどうしてですか?
A: Windows に付属の HyperTerminal バージョンでは、コンソールリダイレクトに必要な多数の機能が提供されていません。 HyperTerminal Private Edition 6.1 以降にアップグレードするか、VT100
または ANSI エミュレーションモードの完全設定をサポートする他のターミナルエミュレーションソフトウェアを使用してください。
Q. スパニングツリーとはどんな機能ですか?
A. ほとんどの高品質ルーターは Rapid Spanning Tree Protocol(RSTP)を使用してパフォーマンスを最大化し、ループを削除しています。 これが原因で、NIC がリセットされるたびに最大で 30 秒以
上の遅延が生じる場合があります。 リセットは BIOS POST、ドライバの初期化中、一部のネットワークソフトウェアのインストールと設定中などに発生します。 IPMISH コマンドを実行しているときは、遅
延によってエラーが発生します。 また、これが原因で SOL プロキシセッションが無効になることもあります。 ルーターオプション edge-port(Dell™PowerConnect™)または port fast (Cisco) を有効
にして、遅延を軽減または排除するようにルーターを設定できます。 これにより、リンクが不変になり、リアルタイムで最適化を処理できます。
Q: SOL プロキシを使用してコンソールリダイレクトの再起動とアクティブ化 コマンドを実行したのに、<F2> を押して BIOS 設定に入るオプションが表示されませんでした。
A: ネットワークスイッチでスパンツリーが有効になっている場合、スパンツリーがネットワークにループがないことを確認するまでに約 30~40 秒かかります。 この間、スイッチによるパケット転送はブロ
ックされています。 したがってスパンツリーチェックが完了しなければソフトウェアは BMC と通信できません。 エッジポートまたはポート高速ルーターでスパニングツリー機能が有効になっていると、ル