Dell EMC ストレージ システム PowerStore および Unity XT metro node 機能の製品ガ イド Version 7.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2020 2021 Dell Inc.またはその関連会社。All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)Dell、EMC、および Dell または EMC が提供する製品及びサー ビスにかかる商標は Dell Inc.
目次 図.................................................................................................................................................. 5 表.................................................................................................................................................. 6 はじめに......................................................................................................................................... 7 章 1: metro node の紹介..............................................
Metro node Metro のハードウェア................................................................................................................................. 30 章 5: ソフトウェアとアップグレード................................................................................................. 31 Metro node OS..................................................................................................................................................................... 31 NDU(無停止アップグレード)......................................
図 1 Metro node アクティブ-アクティブ..................................................................................................................... 10 2 Metro node ファミリー:Local と Metro............................................................................................................... 11 3 構成のハイライト..................................................................................................................................................... 13 4 GUI を使用したストレージの要求(HTML5 の場合)..................
表 6 1 表記規則....................................................................................................................................................................... 8 2 metro node の一般的なユース ケースとメリット...............................................................................................15 3 データ移動操作のタイプ......................................................................................................................................... 16 4 Metro node OS AccessAnywhere の機能.......
前書き 製品ラインを改善するための努力の一環として、Dell EMC ではソフトウェアおよびハードウェアのリビジョンを定期的にリリース しています。そのため、このドキュメントで説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアのバー ジョンによっては、サポートされていないものもあります。製品のリリース ノートには、製品の機能に関する最新情報が掲載され ています。 製品が正常に機能しない、またはこのマニュアルの説明どおりに動作しない場合には、Dell EMC のテクニカル サポート プロフェ ッショナルにお問い合わせください。 メモ: このマニュアルには、発行時点で正確だった情報が記載されています。Dell EMC オンライン サポート https:// www.dell.
メモ: 負傷に関連しない作業を示します。 メモ: 重要ではあるが、危険ではない情報を表します。 表記規則 Dell EMC では、以下の表記規則を使用します。 表 1. 表記規則 太字 ウィンドウ名、ダイアログ ボックス、ボタン、フィールド、タブ名、キー名、メニュー パスな ど、インターフェイスの構成要素(ユーザーが明示的に選択またはクリックする対象)の名前に 使用します。 斜体 本文内で参照される出版物の完全なタイトルに使用します。 Monospace 以下の場合に使用: ● システム コード ● エラー メッセージやスクリプトなどのシステム出力 ● パス名、ファイル名、プロンプト、構文 ● コマンドおよびオプション モノスペース斜体 変数に使用 モノスペース太字 ユーザーによる入力値を示す [] オプション値 | 縦棒は、選択肢を示し、"または"を意味する {} 中括弧内は、ユーザーが指定する必要のあるコンテンツを示す(例:x、y、z) ...
ご意見 マニュアルの精度、構成および品質を向上するため、お客様のご意見をお待ちしております。本書についてのご意見は、 vplex.doc.feedback@dell.
1 metro node の紹介 この章では、metro node の機能を紹介します。 トピック: • • • • • Metro node の概要 Metro node 製品ファミリー Metro node ハードウェア プラットフォーム 構成のハイライト 管理インターフェイス Metro node の概要 Metro node はストレージ アレイにあるデータを仮想化して、動的かつ分散された、可用性の高いデータ センターを作り出します。 metro node の使用により、次のことが実現できます。 ● ホストのダウンタイムを引き起こすことなく、Dell EMC PowerStore、Unity XT、および他のサードパーティー製ストレージのア レイ間で、データを無停止で移動させることができます。 Metro node はデータを透過的に移動し、仮想ボリュームは同じ ID とホストへの同じアクセス ポイントを保持します。ホストを 再構成する必要はありません。 ● データ センターで災害やコンポーネントの障害が発生した場合にデータが保護されます。 metro node を使用すれば、ストレージ アレイ
Metro node は次のような独自の革新性とメリットを提供します。 ● Metro node の分散/連携仮想ストレージにより、アプリケーションとデータ移動の新しいモデルに対応します。 Metro node は仮想サーバー プラットフォーム(VMware ESX、Hyper-V、Oracle Virtual Machine、AIX VIOS)用に最適化されてい ます。 Metro node があれば、遠隔地間の透過的なワークロードの再配置を効率化、迅速化できます。仮想マシンの移動もこれに含まれ ます。 ● Metro 構成では、metro node AccessAnywhere が 2 個の metro node クラスター間のデータに対し、イメージの整合性があるアク ティブ-アクティブ アクセスを提供します。 Metro node は複数のデータ センターでストレージ リソースのプールを行うため、どこからでもデータにアクセスできます。metro node の使用により、次のことを実施できます。 ● 継続的な可用性とワークロード モビリティーを提供します。 ● 面倒なデータ移動とテクノロジー更新プロセスを
ホスト リソースなしで混在プラットフォームのストレージをミラーリングします。 既存のストレージ リソースを活用し、重要なアプリケーションの保護と可用性を向上させます。 metro node Local は単一のデータ センターに導入します。 Metro node Metro Metro node Metro は、往復時間(RTT)が 10ms 以下のクラスター間リンクで接続された 2 個の metro node クラスターで構成され ます。metro node Metro: ● 遠距離間でデータやアプリケーションを透過的に再配置して、データ センターを災害から保護します。 1 つの管理インターフェイスで両方のデータ センターのストレージをすべて管理します。 ● 2 つ目のサイトにデータをミラーリング。ローカルとほぼ同じ速度でフルアクセス可能になります。 metro node Metro の導入により、1 か所のデータ センター内で次のことができます。 ● metro node Local にない他の仮想ストレージ機能を追加できます。 ● 可用性が向上します。 Metro のクラスターは最長で 100 km
HP, Oracle (Sun), Microsoft, Linux, IBM Oracle, VMware, Microsoft Brocade, Cisco VPLEX Brocade, Cisco HP, Oracle (Sun), Hitachi, HP (3PAR), IBM, EMC 図 3.
図 4.
2 Metro node のユース ケース この章では、metro node の一般的な機能、メリット、重要なユース ケースについて説明します。 トピック: 一般的なユースケースとメリット モビリティー 可用性 • • • 一般的なユースケースとメリット 次の表には、metro node の一般的なユース ケースとメリットがまとめられています。 表 2.
MOBILITY Cluster A Cluster B ACCESS ANYWHERE Move and relocate VMs, application, and data over distance 図 5.
表 3.
Virtual Volume Array A Array B Array C VPLX-000380 図 6.
Cluster A ACCESS ANYWHERE Cluster B X Maintain availability and non-stop access by mirroring across locations. Eliminate storage operatios nfrom failover. 図 7.
3 metro node の機能 この章では、metro node の具体的な機能について説明します。 トピック: • • • • • Metro node のセキュリティ機能 ALUA metro node を使用したプロビジョニング パフォーマンス監視 通知 Metro node のセキュリティ機能 metro node 管理サーバーとダイレクターのオペレーティング システムは、Novell SUSE Linux Enterprise Server 15 SP1 ディストリビュ ーションをベースにしています。 オペレーティング システムは、未使用のサービスを無効化または削除し、ファイアウォールを介してネットワーク サービスへのア クセスを保護することで、Dell EMC のセキュリティ基準を満たすように構成されています。 metro node のセキュリティ機能には次のものが含まれます。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● OS のセキュリティを強化した SSSD サービスを使用する LDAP 認証 HTTPS による metro node UI へのアクセス metro node Metro 構
● Explicit ALUA:ストレージ プロセッサーはホスト(metro node バックエンド)からのコマンド(Set Target Port Groups コマン ドなど)に応答して、パスの状態を変更します。 パスの状態を変更するには、ストレージ プロセッサーは明示的な指示を必要とします。 アクティブ/最適化パスで障害が発生した場合、metro node は、アクティブ/非最適化パスをアクティブ/最適化パスに移行する ように指示を出します。 LUN をフェールオーバーする必要はありません。 ● Implicit ALUA:ストレージ プロセッサーは、ホスト(metro node バック エンド)からのコマンドなしにパスの状態を変更でき ます。 LUN を所有するコントローラーで障害が発生した場合、アレイはアクティブ/非最適化パスの状態をアクティブ/最適化に変更 し、障害が発生したコントローラーから LUN をフェイルオーバーします。 パスの状態を変更した後の次の I/O で、ストレージ プロセッサーはホスト(metro node バックエンド)に対し、Unit Attention "Asymmetri
割り当て解除機能では、論理ブロックと物理ブロックの間の割り当てを解除することによって、使用されていない VMFS ブロック を再利用できます。基本的には、これにより、不明または未使用のリソースが含まれる物理ブロックと論理ブロック間のリンクを 削除できます。 パフォーマンス監視 Metro node のパフォーマンス監視は、システムのパフォーマンスに関するカスタム ビューを提供します。表示して比較するシステ ムのパフォーマンスの要素を決定します。 次の方法を使用して、metro node のパフォーマンスを表示、評価できます。 ● Unisphere Performance Monitoring Dashboard。最大 1 時間の履歴についてリアルタイムのパフォーマンス監視データを表示しま す。 ● CLI と API を使用したパフォーマンス統計情報の収集。これらの方法では、統計情報を収集して表示し、外部アプリケーション での解析用にエクスポートできます。 Unisphere Performance Monitoring Dashboard Unisphere Performance Monitorin
図 10.
4 整合性と耐久性 この章では、metro node の高可用性と冗長性の機能が、優れたシステム整合性と耐久性を実現する方法について説明します。 トピック: • • • • • • • • metro node の耐障害性と整合性について サイトの分散 クラスター メタデータ ボリューム バックアップ メタデータ ボリューム ログ ボリューム 高可用性と metro node ハードウェア Metro node Metro のハードウェア metro node の耐障害性と整合性について metro node を導入すると、真の高可用性が実現します。障害が発生しても運用が継続され、データもそのままオンラインで使用す ることができます。同期距離内(metro node Metro)では、metro node はディザスター リカバリーだけではなく災害回避を提供す るものと考えられます。 Metro node Metro は、サイト間で共有データへのアクセスを提供します。同じデータ(コピーではない)は同時に 2 か所以上で存 在します。metro node は、コンポーネント障害、サイト障害、サイト間の通信
Data center A Data center B Cluster file system Director 1-1-B Director 1-1-A Director 2-1-A Director 2 -1-B Engine 1 Engine 1 Virtual Volume Virtual Volume VPLX-000394 図 11.
■ Quorum の対象となる動作可能なダイレクターの半数未満で障害が発生する場合、残りのダイレクターは、管理ネットワ ークで、障害が発生したダイレクターの動作ステータスを確認し、動作を継続します。 クラスターがこの障害からリカバリすると、残りのダイレクターが 1 台になるまで、同様なダイレクターの障害のさらなる発 生を許容します。シングル エンジン クラスターで許容できるのは、最大で 1 台のダイレクターの障害です。 ○ クラスター間のコミュニケーション障害 ■ ダイレクターが中間で分割されている場合、つまり Quorum 対象の動作可能なダイレクターの半分と残り半分のダイレク ターとの間にコミュニケーション障害が起き、両方とも稼働している場合、ダイレクターは、管理ネットワークで動作ス テータスを検知し、最小 UUID のダイレクターを含む半分に稼働の継続を指示し、最小 UUID を含まないダイレクターに 動作停止を指示します。 ● Quorum loss:次のシナリオでは、障害が発生している作動中の metro node クラスターが作動しなくなります。 ○ Quorum 対象の動作可能なダイレクター
またログ ボリュームは、ボリュームが分散デバイスのミラーの 1 つである場合に、そのボリュームの障害時の変更を追跡します。 注意: どのログ ボリュームにもアクセスできない場合、ボリューム全体が期限切れとマークされます。ボリュームが再び接続さ れたら、完全に再同期する必要があります。 継続するクラスターのログ ボリュームでは、次のとき I/O が高くなります。 ● ネットワークの停止やクラスターの障害 ● 差分同期 ネットワークやクラスターのリストアが行われると、metro node ではログ ボリュームを読み取り、どの書き込みを再接続したボ リュームと同期させるか判断します。 通常の動作時には I/O アクティビティはありません。 高可用性と metro node ハードウェア metro node ハードウェア環境のアーキテクチャ設計は、高可用性に対応しています。 metro node ハードウェアは、さまざまな技術的障害への耐久性を備え、無停止のデータの可用性を実現します。ハードウェアの重 要なコンポーネントは、コンポーネント障害でシステムが停止しないよう冗長化されています。 ダイレクター metr
Director 1-1-A Director 1-1-B Engine 1 Virtual Volume VPLX-000376 図 12.
Director 1-1-A Director 1-1-B Engine 1 Virtual Volume VPLX-000392 図 13.
Metro node Metro のハードウェア 都市圏内の複数のデータ センター間で継続的な可用性を確保できるよう、metro node Metro は、Metro over IP(MetroIP)が備わっ た、最適なソリューションを提供します。 Metro node は、10 Gb Ethernet で metro node Metro を使用します。 30 整合性と耐久性
5 ソフトウェアとアップグレード この章では、metro node ハードウェア上で実行される GeoSynchrony ソフトウェアについて説明します。 トピック: • • Metro node OS NDU(無停止アップグレード) Metro node OS Metro node OS は、metro node ハードウェア上で実行されるオペレーティング システムです。 Metro node OS には次の特長があります。 ● ● ● ● 地理的に分散された環境で可用性が高く堅牢な運用が実現されるよう設計されました リアルタイム I/O 運用で駆動 インテリジェントな「アクセスの局所性」 AccessAnywhere をサポートするグローバル ディレクトリを提供することを目的にしています 次の表には、metro node OS および AccessAnywhere が提供する機能がまとめられています。 表 4.
表 4.
用語集 Special Terms 仮想ボリューム metro node フロント エンド ポートによってホストに提供されるストレージのユニットです。仮想ボリュームは連続したボリューム のように見えますが、2 つ以上のストレージ ボリュームに分散可能です。 検出されたアレイ SAN に接続されており、metro node で検出されるアレイです。 障害ドメイン 単一障害点を共有するコンポーネント セットです。metro node には、高可用性システムのコンポーネントはすべて分離されている という考えがあるため、1 個のドメインで障害が起きた場合も、そこに接続された他のドメインの障害にはつながりません。 転送サイズ データ移行のために使用されるキャッシュの領域のサイズです。この領域は、グローバルにロックされ、ソースでは読み取り、ター ゲットでは書き込みの対象になります。転送サイズの最小は 4 万、最大は 1 億 2,800 万であり、4,000 の倍数である必要がありま す。デフォルト値は 128,000 です。 転送サイズを大きくすると、移行のパフォーマンスは向上しますが、フロントエンド I/O に悪影響を
M Metro-Plex Metro(同期)の距離(おおよそ 60 マイルまたは 100 キロメートル)内で接続された 2 個の metro node Metro クラスターです。 S SNMP(Simple Network Management Protocol) ネットワークにあるシステムとデバイスを監視します。 U UUID(Universally Unique Identifier) 各 metro node ダイレクターを一意に識別するために使用される 64 ビットの数字です。この数字は各ダイレクターに割り当てられ たハードウェアのシリアル番号に基づいています。 い イベント ユーザーまたはシステムによって引き起こされる重大なアクションに起因するログ メッセージです。 く クラスター 単一のフォールトトレラントなクラスターを構成する 2 個以上の metro node ダイレクターは、1 個から 4 個のエンジンとして導入さ れます。 クラスター IP シード metro node の IP シードは、metro node の内部コンポーネントが使用する IP アドレスの生成に使用されます。
さ サイト ID 複数のクラスターの metro node における各クラスターの識別子です。デフォルトでは、地理的に分散していないシステムにおいて ID は 0 です。地理的に分散したシステムでは、1 番目のクラスターの ID が 1、次が 2 というようになっており、各番号が物理的に 分離されたクラスターを特定します。これらの識別子はインストール中に割り当てられます。 す スプリッター Dell EMC RecoverPoint の書き込み分割テクノロジーは、GeoSynchrony 5.
ブロック長 デバイスにあるブロックの実際のサイズです。 フロントエンド ポート ホスト イニシエーターに接続されている Metro node ダイレクター ポートです(ターゲットとして機能)。 み ミラーリング 同時に 2 つ以上のディスクにデータを書き込むことです。1 つのディスク ドライブで障害が発生しても、システムはデータおよび サービスを消失することなく、すぐに他のディスクに切り換えられます。RAID 1 はミラーリングを提供します。 れ レプリカ ジャーナル ボリューム 次の内容を保持するボリュームです。 ● レプリケーションへの待機中、またはレプリカにすでに配信されたスナップショット ● 各イメージのメタデータ ● ブックマーク 各レプリカ ジャーナルには、その容量に応じたスナップショットが保存されます。 配信後、最も古いスナップショットは廃棄され、最新のスナップショット用の容量が確保されます。ジャーナルのスナップショッ トの数は、スナップショットのサイズとボリュームの容量によって異なります。 記号 Active Directory ほとんどの Windows Server オペレーティング
GB(ギガバイト) 1,073,741,824(2 の 30 乗)バイトです。10 の 9 乗に概算されることもよくあります。 GFS(グローバル ファイル システム) 共有ストレージ クラスターまたは分散ファイル システムです。 HBA(ホスト バス アダプタ) ホスト コンピューター バスとメモリ システムの間の情報転送を管理する I/O アダプタです。アダプターが多くの下位レベルのイ ンターフェイス機能を自動的に、または最小限のプロセッサ使用のみで実行するため、ホスト プロセッサ パフォーマンスへの影響 を最小限に抑えられます。 I/O(入出力) コンピューターとの間でデータを転送するあらゆる操作、プログラム、デバイスのことです。 iFCP(インターネット ファイバー チャネル プロトコル) TCP を使用する地理的に分散するシステムにおいて、ファイバー チャネル ストレージ デバイスを SAN またはインターネットに接 続します。 InfiniBand コンピューター間およびコンピューターとのデータの受け渡しに使用されるネットワーク標準。VS6 ハードウェアは、クラスタ内通 信にこのプロトコルを使用し
RAID 0 パフォーマンス指向のストライピングまたは分散型のデータ マッピングの手法です。均等なサイズのストレージ ブロックがすべ てのアレイ ディスクに正則で割り当てられます。低いコストを特徴とし、高い I/O パフォーマンスを提供します。追加ディスクは 必要ありません。RAID 0 のメリットは設計がシンプルでインプリメンテーションしやすい点です。 RAID 1 ミラーリングとも呼ばれ、他の RAID 形式よりも長い期間使用されてきました。シンプルでデータ可用性のレベルが高いため、現在 も一般的です。ミラーリング対象のアレイは 2 つ以上のディスクで構成されます。ミラーリング対象アレイの各ディスクは、ユー ザー データの同一イメージを保持します。RAID 1 はストライピングを行いません。どちらのディスクも同時に読み取りに対応でき るため、読み取りパフォーマンスが向上します。ライト パフォーマンスは 1 つのディスク ストレージに比べ低下します。RAID 1 で は、書き込みをすべてのディスク、またはミラーで実行する必要があります。RAID 1 では、読み取り集中型アプリケーション向け の優れたデータ信
UPS(無停電電源装置) 電源障害が発生したときに電源を維持できるバッテリーを内蔵する電源です。 ワイド エリア ネットワーク(WAN) 地理的に分散した通信ネットワークです。この用語によって、LAN(ローカル エリア ネットワーク)とそれより広域の通信構造を 区別します。 WWN(World Wide Name) 特定のファイバー チャネル名の識別子であり、グローバルに一意です。64 ビットの符号なしのバイナリの値で表されます。 アクティブ-アクティブ[あくてぃぶあくてぃぶ] プライマリまたはスタンバイ サーバーがないクラスターです。すべてのサーバーがアプリケーションを実行でき、互いのバックアッ プとして区別なく動作できます。 アクティブ/パッシブ プライマリ コンポーネントの障害発生時に動作するように準備される、電源が供給されたコンポーネントです。 アクティブ ミラー ローカルまたはリモートのミラーリング サービスに含まれるデータのコピーです。 イントラネット World Wide Web のようなネットワーク運用ですが、許可されたユーザーの制限されたグループにアクセスを制限します。 エクステント ストレ
ストレージ ビュー 登録済みイニシエーター(ホスト)、フロントエンド ポート、仮想ボリュームの組み合わせであり、ストレージへのホスト アクセス を管理するのに使用されます。 ストレージ ボリューム バックエンド アレイが提供する LUN(論理ユニット番号)またはストレージのユニットです。 スナップショット/PIT 即時にデータ状態を保存するポイント イン タイム コピーであり、データの既存のフル コピーとの差分となるブロックのみを保存し ます。 スナップショットは PIT(ポイント イン タイム)とも呼ばれます。レプリカ ジャーナルに格納されたスナップショットは、前回の スナップショットの終了以降に本番ストレージ上で変更されたデータを示すものです。 throughput 1. 1 つのデータ通信システムまたはそのシステムの一部を通過するビット、文字、ブロックの数。 2. 通信チャネルまたはシステムの最大容量。 3.
failover 現在アクティブなデバイス、システム、データ パスの障害または異常停止時に、冗長またはスタンバイのデバイス、システム、デ ータ パスに自動的に切り替わることです。 フォールト トレランス ハードウェアまたはソフトウェアの障害発生時に、システムの動作を維持する機能です。通常は主要システム コンポーネントの複 製によって実現されます。 ブックマーク スナップショットに適用されるラベルであり、これによりリカバリ プロセス中(イメージ アクセス中)にスナップショットを明確 に呼び出す(特定する)ことができます。ブックマークは CLI または GUI により作成されるだけでなく、ユーザーによる手動作成、 システムによる自動作成が可能です。自動的に作成されるブックマークは、 事前定義された間隔で作成されるか、特定のシステム イベントに応答して作成されます。パラレル ブックマークは複数のコンシス テンシー グループで同時に作成されるブックマークです。 ブロック SCSI 標準に準拠した転送可能な最小のデータ量です。通常は 512 バイトです。仮想ボリュームは連続したブロックのリストとして ユーザーに表示され
ロード バランシング システムまたはネットワーク全体で処理および通信アクティビティを均等に分散するため、1 つのデバイスに負荷が偏ることはあり ません。ロード バランシングは、発生する I/O リクエストの数が予測不能な場合に特に重要です。 仮想化 サーバーが利用可能な物理ストレージを、ストレージ ボリュームまたは仮想ボリュームに分けるのに使用するためのソフトウェアに 実装される抽象化のレイヤーです。 拡張性 条件の変化や需要の増加に合わせて、システムのサイズまたは構成を簡単に変更する能力です。 再構築 ドライブ障害後に予備または交換用ドライブにデータを再構築するプロセスです。データは、ミラーリングが行われたことを前提に して、正常なディスクにあるデータから再構築されます。 冗長性 ハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントの二重化のことです。冗長性のあるシステムでは、1 つのコンポーネントで障害が 発生すると、冗長コンポーネントがそれに代わり、動作が停止することなく継続できます。 信頼性 消失したデータをリカバリするシステムの機能です。 bandwidth ネットワークが対応できる伝送周波数の範囲であり
論理ユニット番号(LUN) 基盤となるストレージ デバイスに物理的に接続される指定のサーバーからのアクセスを許可する、あるいは拒否することができる 仮想ストレージです。LUN は、コンピューターに接続される外部ハード ドライブなど、SCSI デバイスの識別に使用されます。各デ バイスには、デバイス固有のアドレスとなる LUN 番号が割り当てられます。 用語集 43
索引 記号 AccessAnywhere 18 ALUA 20 API 14 Big Data 18 CAW 23 CLI 14 CPU 負荷 22 Element Manager API 14 HTTPS 20 IPsec 20 LDAP 20 metro node Metro Metro over IP 30 metro node OS 31 Quorum 25 REST 14 Unisphere for VPLEX 13 Unisphere GUI 13 Unisphere モニタリング ツール 22 VPLEX Witness 24 VPLEX ハードウェア 27 VPLEX ハードウェア プラットフォーム 12 WAN リンク ロード 22 WWN 12 アーキテクチャ 12 アウテージ 24 移行 17 可用性 24 管理サーバー 29 クラスター 12, 13, 24, 25 クラスターからの管理 13 構成管理 26 コマンド ライン管理 14 コラボレーション 18 サイトの分散 24 障害 24, 25 シン ボリューム 21 ストレージのプロビジョニング 21 無停止アップグレード 32