Reference Guide
拡張 PSA
ePSA(Enhanced Pre-Boot System Assessment)を使用して、各種ハードウェアの問題を診断することができます。ePSA は、シス
テム基板、キーボード、ディスプレイ、メモリ、ハードドライブなどのデバイスをテストします。
メモ: コンピュータによっては、ePSA をサポートしていない場合もあります。
ePSA のホーム画面は、次の 3 つのエリアに分かれています。
• Device(デバイス) ウィンドウ — ePSA ホーム画面の左側に表示されます。コンピューターに取り付けているデバイスをすべ
て表示し、デバイスを選択する場合に使用します。
• Control(コントロール) ウィンドウ — ePSA ホーム画面の右下に表示されます。
• コントロールウィンドウの Thorough Test Mode(徹底テストモード) チェックボックスをオンにすると、テストの範囲と
期間が最大化されます。
• ステータスバーがコントロールウィンドウの左下に表示され、テスト全体の完了率を示します。
• 選択したデバイスをテストするには、Run Tests(テストの実行) をクリックまたはタップします。
• ePSA を終了し、コンピュータを再起動するには、Exit(終了) をクリックまたはタップします。
• Status(ステータス) ウィンドウ — ePSA ホーム画面の右側に表示されます。
ステータスエリアには、次の 4 つのタブがあります。
• Configuration(設定) — ePSA を使用してテストできるすべてのデバイスについて、詳細な設定とステータス情報を表示しま
す。
• Results(結果) — 実行されるすべてのテスト、それらのアクティビティ、および各テストの結果を表示します。
• System Health(システム正常性) — バッテリー、電源アダプタ、ファンなどのステータスを表示します。
• Event Log(イベントログ) — 全テストに関する詳細情報が提供されます。
Stat 列には、テストの状態が表示されます。
LCD BIST
LCD BIST(ビルトインセルフテスト)は、ディプレイ問題の原因が LCD かそれとも他の部品かどうかを判断するのに役立ちます。
テストでは画面上にさまざまな色とテキストが表示され、テスト中に問題に気づかない場合は、問題は LCD 以外にあります。
メモ: 周辺機器には固有の診断がある場合があります。詳細については、周辺機器に付属のマニュアルを参照してください。
LCD BIST の起動
1. コンピュータの電源を入れます(または再起動します)。
2. Dell のロゴが表示されたら、F12 を押して BIOS セットアップ プログラムにアクセスします。
メモ: キーを押すタイミングが遅れて、オペレーティングシステムのロゴが表示されてしまったら、Windows デスクトップ
が表示されるのを待ち、コンピュータを再起動して操作をやりなおします。
3. 診断を選択し、Enter を押します。
4. 画面に色付きの線が表示されない場合は、N を押して LCD BIST を起動します。
ePSA の起動
ePSA を起動するには、次の手順を実行します。
1. コンピュータを再起動します。
2. Dell のロゴが表示されたら、F12 を押して BIOS セットアップ プログラムにアクセスします。
メモ: キーを押すタイミングが遅れて、オペレーティング システムのロゴが表示されてしまったら、Windows デスクトッ
プが表示されるのを待ち、コンピューターを再起動して操作をやりなおします。
3. 診断を選択し、Enter を押します。
4. 画面の指示に従ってテストを完了し、表示されるエラー メッセージをすべて書きとめてください。
コンポーネントのテストに失敗すると、テストが停止し、コンピューターがビープ音を発し、エラー コードが表示されます。エラー
コードをメモして www.dell.com/support で解決方法を検索するか、またはデルにお問い合わせください。
画面の手順に従って次のテストに進む、失敗したコンポーネントを再テストする、またはテストを停止してコンピュータを再起動
します。
PSA が正常に完了すると、次のメッセージが画面に表示されます。No problems have been found with this system so far.Do you
want to run the remaining memory tests? This will take about 30 minutes or more.続行しますか? (推奨)。
メモリの問題がある場合は、<y>を押して続行し、それ以外の場合は<n>を押してテストを終了します。
50 トラブルシューティング