Users Guide
電源制御操作の実行
iDRAC7 では、ウェブインタフェースまたは RACADM を使用して、電源の投入、電源の切断、リセット、正常
なシャットダウン、マスク不能割り込み(NMI)、またはパワーサイクルをリモートで実行できます。
Lifecycle Controller Remote Service または WS-Management を使用してこれらの操作を実行することもできま
す。詳細に関しては、dell.com/support/manuals にある『
Lifecycle Controller Remote Services クイックスタートガ
イド
』、および delltechcenter.com にある『
Dell 電源状態管理
』プロファイルマニュアルを参照してください。
ウェブインタフェースを使用した電源コントロール操作の実行
電源コントロール操作を実行するには、次の手順を実行します。
1. iDRAC7 ウェブインタフェースで、概要 → サーバー → 電源 / 熱 → 電源コントロール → 電源設定 と移動
します。電源コントロール ページが表示されます。
2.
必要な電源コントロール操作を選択します。
– システムの電源を入れる
– システムの電源を切る
– NMI(マスク不能割り込み)
– 正常なシャットダウン
– システムのリセット(ウォームブート)
– システムのパワーサイクル(コールドブート)
3. 適用 をクリックします。詳細は、『
iDRAC7 オンラインヘルプ
』を参照してください。
RACADM を使用した電源コントロール操作の実行
電源操作を実行するには、serveraction コマンドを使用します。詳細に関しては、dell.com/support/manuals に
ある『iDRAC7 および CMC 向け
RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
電力制限
高負荷のシステムがデータセンターに示す AC および DC 電力消費量の範囲を対象とする電力しきい値の限
界を表示することができます。これはライセンスが必要な機能です。
ブレードサーバーの電力制限
ブレードサーバーに電源投入される前に、iDRAC7 は CMC に電源要件を提示します。これはブレードが消費す
る可能性のある実際の電力よりも高く、限られたハードウェアのインベントリ情報に基づいて計算されるも
のです。サーバーが起動された後は、サーバーによる実際の電力消費量に基づき、それよりも低い電力範囲
を要求する場合があります。電力消費量が徐々に増え、サーバーが割り当ての最大限度に近い電力を消費し
ている場合、iDRAC7 は最大潜在電力消費量の増加を要求する場合があり、これによりパワーエンベロープが
増加します。iDRAC7 は、CMC に対する最大潜在電力消費量要求だけを増加します。消費が減少しても、
iDRAC7 は最小潜在電力を減少させる要求は行いません。iDRAC7 は、電力消費量が CMC によって割り当てら
れた電力を超える場合、より多くの電力を要求し続けます。
その後、システムに電源が投入されて初期化され、iDRAC7 は、実際のブレードの構成に基づき、新しい電源
要件を計算します。 CMC が新しい電力要求の割り当てに失敗した場合でも、ブレードは電源オンのままで
す。
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