Users Guide
connect コマンドを使用したサーバーまたは入出力モジュー
ルの接続
CMC は、サーバーまたは I/O モジュールのシリアルコンソールをリダイレクトするための接続を確立できます。
サーバーでは、次を使用してシリアルコンソールリダイレクトを実行できます。
• CMC コマンドラインインタフェース(CLI)または RACADM connect コマンド。RACADM コマンドの実行の詳細については、『Chassis
Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
• iDRAC ウェブインタフェースのシリアルコンソールリダイレクト機能。
• iDRAC Serial Over LAN(SOL)機能。
シリアル、Telnet、SSH コンソールでは、CMC はサーバーまたは I/O モジュールへのシリアル接続の確立に connect コマンドをサポートします。サーバー
シリアルコンソールには、BIOS 起動画面およびセットアップ画面の両方と、オペレーティングシステムシリアルコンソールが備わっています。I/O モジュールに
は、スイッチシリアルコンソールが利用できます。シャーシ上には IOM が 1 つ存在します。
注意
: CMC シリアルコンソールからの実行時は、CMC がリセットされるまで connect -b オプションの接続が維持されます。この接続はセ
キュリティリスクとなる可能性があります。
メモ: connect コマンドは、–b (バイナリ)オプションを提供します。–b オプションは未処理のバイナリデータを渡し、
cfgSerialConsoleQuitKey は使用されません。さらに、CMC シリアルコンソールを使用したサーバーに接続した場合、DTR 信号が遷
移しても(たとえば、デバッガを接続するためにシリアルケーブルが取り外される)、アプリケーションは終了しません。
メモ: IOM がコンソールリダイレクトをサポートしない場合、connect コマンドは空のコンソールを表示します。この場合に CMC コンソールに
戻るには、エスケープシーケンスを入力します。コンソールのデフォルトエスケープシーケンスは <Ctrl><\> です。
IOM に接続するには、次を入力します。
connect switch-n
ここで、n は IOM ラベル A1 です。
connect コマンドで IOM を参照する場合、IOM は次の表にあるとおりにマップされます。
表 34. スイッチへの IO モジュールのマッピング
IO モジュールラベル スイッチ
A1
switch-a1 または switch- 1
メモ: IOM 接続はシャーシごとに同時に 1 つしか存在できません。
メモ: シリアル コンソールからパススルーに接続することはできません。
管理対象サーバーのシリアルコンソールに接続するには、connect server-n コマンドを実行します。ここで n は 1~4 です。また、racadm
connect server-n
コマンドも使用できます。-b オプションを使用してサーバーに接続する場合、バイナリ通信が前提とされ、エスケープ文字は無
効になります。iDRAC を使用できない場合、No route to host(ホストへのルートなし)エラーメッセージが表示されます。
connect server-n コマンドでは、ユーザーによるサーバーのシリアルポートへのアクセスが可能になります。この接続が確立されると、ユーザーは
CMC のシリアルポート経由でサーバーのコンソールリダイレクトを表示できます。これには、BIOS シリアルコンソールとオペレーティングシステムシリアルコン
ソールが含まれます。
メモ
: BIOS 起動画面を表示するには、サーバーの BIOS セットアップでシリアルリダイレクトを有効にする必要があります。また、ターミナルエミ
ュレータウィンドウを 80 x 25 に設定する必要もあります。それ以外の設定では、ページの文字が正しく表示されません。
メモ: BIOS セットアップのページでは、一部のキーが動作しません。そのため、<Ctrl> <Alt> <Delete> などに対して適切なキーボードショート
カットを入力します。必要なキーボードショートカットは、最初のリダイレクト画面に表示されます。
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CMC にコマンドラインコンソールの使用を設定する方法