User manual - イメージャライブラリマニュアルver.1.06(2012年3月29日)

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3.97 IMGSetScanMode
スキャンモードを設定します。
[C++]
int IMGSetScanMode(
DWORD
dwScanMode
)
[Visual Basic]
Public Shared Function IMGSetScanMode( _
ByVal
dwScanMode
As Int32 _
) As Int32
[C#]
public static Int32 IMGSetScanMode(
Int32
dwScanMode
);
解説
環境に応じたスキャンモードを設定します。スキャンモードとは露光設定パラメータを、各外光条件に
合わせてセットするモードのことです。スキャンモードの変更により、極端に明るい場所や、極端に暗い
場所など、読み取りにくい環境での読み取り性能の向上を図ります。
Device Emulator では、設定値を内部変数として格納するため、なにも動作しませんが、
IMGGetScanMode 関数を実行することにより、設定内容を確認することができます。
パラメータ
dwScanMode
スキャンモードを以下の値で指定します。デフォルトは IMG_SCAN_MODE_WINDOWSIDE です。
IMG_SCAN_MODE_OUTDOOR
: 屋外の明るさに適切な露光設定
IMG_SCAN_MODE_WINDOWSIDE
: 屋内の窓際の明るさに適切な露光設定
IMG_SCAN_MODE_INDOOR
: 屋内の明るさに適切な露光設定
IMG_SCAN_MODE_WAREHOUSE
: 倉庫の明るさに適切な露光設定
戻り値
IMG_SUCCESS
: 正常終了
IMG_ERR_PARAMETER
: 不正なパラメータによるエラー
Device Emulator では発生しません
IMG_ERR_DRIVER
: スキャナドライバエラー
Device Emulator では発生しません
FUNCTION_UNSUPPORT
: 未サポートエラー
補足
場所の指定はあくまで明るさの目安です。指定モードと一致する場所で、必ずスキャンできるようにな
るというわけではありません。またスキャンモードを変更しても、必ず読み取り性能が良くなるとは限りま
せん。現在のモードでは読み取りにくいといった場合、スキャンモードを変更してみることを推奨しま
す。