Ver1.
<目次> §1. 概要............................................................................................................................................................. 1 1-1.基本スペック...................................................................................................................................................... 1 1-2.ソフトウェア構成 ................................................................................................................................................. 2 1-2-1.
5-6-1. 標準フォント ............................................................................................................................................ 15 5-6-2. 外字フォント ............................................................................................................................................ 16 §6. キー機能 .................................................................................................................................................... 17 6-1.キーレイアウト .....................
§14. 安定化機能............................................................................................................................................. 49 14-1.データの安全性............................................................................................................................................. 49 14-2.マシンの安定性 ............................................................................................................................................. 49 §15. セキュリティ機能 .........................
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 §1. 概要 本解説書は、ハンディターミナル DT-950 の機能仕様に関して述べたものです。 1-1.基本スペック 項目 CPU・メモリ部 仕様 CPU システム FROM ユーザ FROM システム RAM 備考 SH3 動作クロック周波数:55MHz/110MHz 32MB OS 用 32MB APL 用 16MB メインメモリ 表示部 モノクロ LCD 表示素子 ドット数 モノクロ 4 階調 128×160 インジケータ部 充電制御ステータス通知用 汎用 充電通知 テンキー ファンクションキー トリガキー 制御、その他キー 「0~9」「ENT」「CLR」 「F1~F8」 左トリガキー, 右トリガキー L ,R ,↑↓,Fn,PW,マルチ 着信通知/スキャナ読取確認/ユーザ通知 キーボード部 12 個 8個 2個 6個 スキャナ部 ブザー I/F リセットスイッチ バイブレータ 時計部 レーザースキャナ ブザー 赤外線 IEEE802.
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 1-2.ソフトウェア構成 1-2-1.本体内蔵ソフトウェア 本体 ROM に内蔵されているソフトウェア及びモジュールは以下の通りです。 提供元 ソフトウェア名 機能 Microsoft OBEX XML JavaScript PocketIME ActiveSync ブラウザソフト ObjectExchangeProtocol MSXML3.0 JScript5.
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 提供元 ソフトウェア名 機能 IP config バックアップツール 本体間コピーツール メニューシステム タスクマネージャ アイコンマネージャ FlashDisk フォーマット 日付/時刻 データ復旧 File Explorer システムパスワード 自動セットアップ Ipconfig ツール FlahDisk へのバックアップ IrDA 通信による端末間コピー メニューシステム タスク管理ツール アイコン管理ツール FlashDisk フォーマット 日付及び時刻の設定 データの手動バックアップ/自動復旧 ファイル管理ツール システムメニュー使用許可パスワード設定 Setup.exe 対応 1-2-2.
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 1-3.
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 §2. 運用仕様 2-1.運用 本体及びオプションを含めた使用方法と制約事項について説明します。 2-1-1.本体 本体動作時の安定性を向上させるため、以下の機能を対応します。 ・主電池の状態に関わらずデータを保全する NAND Flash を採用しました。 ・トリガキーと他のキーが押されても誤動作しません。 2-1-2.オプションデバイス オプションデバイスについて説明します。 下表は、使用可能なオプションデバイスと本体に接続する I/F をまとめたものです。 無線LANアクセスポイント プリンタ 携帯電話 ブリッジ サテライト クレードル (HA-61IO) ブリッジ ベーシック クレードル (HA-60IO) 置くだけ充電器 (HA-30CHG) 本体間コピー IEEE802.
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 ■ブリッジ サテライト クレードル<型番 HA-61IO> PC との接続は RS232C と USB の2種類のシリアル I/F に対応し、本体への給電機能も搭載しています。 クレードル間を RS422 で接続することにより、最大8台までの連鎖接続にも対応します。 ブリッジ サテライト クレードル シリアル接続/最大8台まで連鎖可 ・・・・・・ RS-232C/USB RS422 ■ブリッジ ベーシック クレードル<型番 HA-60IO> PC との接続は USB のシリアル I/F に対応し、本体への給電機能も搭載しています。 PC との接続は1対1のみサポートし、クレードル間の連鎖接続は対応しません。 ブリッジ ベーシック クレードル シリアル接続/連鎖不可 USB ■置くだけ充電器<型番 HA-30CHG> 本体をセットして充電を行う、屋内専用のクレードルです。 デュアル充電器 <DT-5022CHG> 置くだけ充電器 <HA-30CHG> ACアダプタ バッテリ ACアダプタ ■本体間接続 IrDA を使用して
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 2-1-3.複数デバイスの同時使用 デバイスを複数同時に使用する際には、いくつかの注意/制約事項があります。 ■デバイスの接続一覧 A -IEEE802.
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 2-2. システム導入 システムの導入手法について説明します。 2-2-1.
DT-950 ソフト機能解説書 §1 概要 ■システムの自動復旧の流れ ①アプリケーションのインストール ②システムの初期設定 ③バックアップ ④運用 ⑤システムデータの消失 ⑥RAM データ消失状態でマシンを起動 ⑦自動的にシステムデータの復旧開始 (2)RAM データのバックアップ方法によるシステム修復 RAMデータを定期的にバックアップしてください。 導入時の親機の環境をバックアップしたデータと、FlashDiskに定期的に保存されたRAMデータのバック アップを戻すことにより、その端末で動作していた状態に修復することが可能になります。 9
DT-950 ソフト機能解説書 §2 開発環境 §3. 開発環境 開発環境について説明します。 3-1. アプリケーション開発 3-1-1.Microsoft が提供する開発環境 DT-950 のソフトウェアを開発する Microsoft が提供する開発環境は、eMbedded Visual C++ 4.0 とその ServicePack1です。 ■Microsoft 開発環境の概要構成図 アプリケーション eMbedded Visual C++ 4.0 Visual Studio .NET 2003 + ServicePack1 Visual Basic .NET CASIO ライブラリ群 Visual C# .NET Visual C++ .NET .NET Compact Framework 1.0 (共通言語ランタイム) CASIO API 群 WindowsCE .NET 4.1 現在検証中 ※eMbedded Visual C++ 4.
DT-950 ソフト機能解説書 §2 開発環境 行されます。このメッセージを受け取ったらアプリケーションは速やかにデータを FlashDisk に保存して作業を終 了してください。電池の交換がされるまで、アプリケーションは起動しない運用を推奨します。 3-1-2. eMbedded Visual C++ 4.0 Microsoft が提供する、eMbedded Visual C++ 4.0 の開発環境について説明します。 開発プラットフォーム Microsoft Windows2000 SP2 以降(英語版 または日本語版) Microsoft WindowsXP Professional RC1 以降(英語版 または日本語版) CPU:Pentium 150MHz 以上 / RAM:32MB 以上 / Disk:360MB 以上 開発環境 eMbedded Visual C++ 4.0 + SP1 と DT-950 ソフトウェア開発キット eMbedded Visual C++ 4.
DT-950 ソフト機能解説書 §4 表示機能 §4. OS 本機の OS には、Microsoft WindowsCE .NET 4.1 が搭載されています。 4-1.特徴 Microsoft WindowsCE .NET 4.1 の特徴は以下のとおりです。 ・.
DT-950 ソフト機能解説書 §4 表示機能 §5. 表示機能 5-1. 基本仕様 表示性能 モノクロ4階調 X方向 128 ピクセル(ドット) Y方向 160 ピクセル(ドット) 表示サイズ 5-2.
DT-950 ソフト機能解説書 §4 表示機能 項目数が“9”を超える場合は、画面スクロールを行わずにページ単位で表示を切り替えます。 複数ページで構成される場合は、下図のようにタイトル行の右端に現在のページ数と全体のページ数が 表示されます。 5-3. コントラスト ・16段階の設定が可能です。 ・ExtEscape API 関数にて、アプリケーションからの設定が可能です。 ・コントラスト&明るさプロパティにより設定の変更が可能です。 「トップメニュー」→「2.設定」→「2.コントラスト&明るさ」 5-4. バックライト(明るさ) ・バッテリ駆動、AC 電源駆動の各状態で標準/省電力/オフの3段階の設定が可能です。 ・ExtEscape API 関数にて、アプリケーションからの設定が可能です。 ・コントラストの設定と同じく、コントラスト&明るさプロパティにより設定の変更が可能です。 「トップメニュー」→「2.設定」→「2.コントラスト&明るさ」 ・最小段階では、バックライト・オフとなります。 5-4-1.
DT-950 ソフト機能解説書 §4 表示機能 ・バックライトオフのときは、キー入力により、バックライトオフが解除されて通常時の明るさに戻ります。 ・自動バックライトオフをする/しないの設定(デフォルト:する)や、バックライトをオフするまでの待ち時間 を設定する方法は、「トップメニュー」→「0」→「パスワード」→「4.エクスプローラ」→「¥Windows¥APO.exe」を起動します。 パスワード初期値 12346789 Fn+R を押します 5-5. ExtEscape 関数のサポート 下記の機能を ExtEscape 関数としてサポートします。 ・コントラスト調整 ・バックライト明るさ調整 ・バックライトのオン・オフ 5-6.フォント 5-6-1.
DT-950 ソフト機能解説書 §4 表示機能 5-6-2. 外字フォント ・ユーザ作成の文字を外字として登録可能です。 ・ 外字は文字コード範囲 E000~E757 で、1880文字登録できます。 ¾ 外字は PC 版 Windows 標準の外字エディタにて作成します。 ¾ 外字ファイル(EUDC.
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 §6. キー機能 制御キー/カーソルキー/トリガキー/テンキー/ファンクションキーから構成されています。 6-1.キーレイアウト DT-950 のキーレイアウトを以下に示します。 6-2.キーモード表示 タスクトレイに現在のキーモードを表示します。 ロック(L),機能(F),数字(1),ひらがな(あ),カタカナ(ア),英大(A),英小(a)が表示されます。 L F 1 あ ア A a 6-3.
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 6-4.キー動作 ■制御キー 押下キー モード 動作仕様 備考 PW - 電源 ON 時は設定時間以上押されれば電源 OFF 禁止設定中はユーザアプリにメッセージ通知 設定内容については 『5-6. 動作設 定』を 参照 Fn(機能) F 以外 電源 OFF 時は設定時間以上押されれば電源 ON Fn モードへ切替え F(Fn モード) Fn モードを解除 - 電源 OFF 時は設定時間以上押されれば電源 ON (PW キーの電源 OFF 時動作と同様) F 以外 エンターキー動作 F 何もしない (マルチ) 本動作は設定により ます 設定内容については 『5-6.
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 ■ファンクションキー 押下キー モード 動作仕様 備考 F1 F 以外 F F 以外 F F 以外 F F 以外 カーソル左前の1文字削除 アプリケーション起動1 “-”(ハイフン) アプリケーション起動 2 “.”(ピリオド) アプリケーション起動 3 入力切替えキー Numeric-ひら-カナ- Alphabet(Uppercase)-(Lowercese) 画面切り替え “ ”(ブランク) アプリケーション起動 5 Shift+Tab キー動作 アプリケーション起動 6 Tab キー動作 アプリケーション起動 7 何もしない アプリケーション起動 8 BackSpace F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 F F 以外 F F 以外 F F 以外 F F 以外 F ■トリガキー 押下キー モード 動作仕様 備考 左トリガ 右トリガ - 電源 OFF 時は設定時間以上押されれば電源 ON (PW キーの電源 OFF 時動作と同様) 本動作は設定により ます 設定内容については 『5-6.
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 ■テンキー 押下キー モード 0 F 以外 1 F F 以外 2 F F 以外 3 F F 以外 動作仕様 1 あ ァ A a 1 あ ァ A a 1 あ ァ A a 1 あ ァ A a 4 F F 以外 5 F F 以外 6 F F 以外 7 F F 以外 8 F F 以外 F 備考 0 わをん゛゜。、-?!・「」(){} ワヲン゛゜。、-?!・「」(){} ./+=:;?!<>(){}[] .
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 9 F 以外 CLR F F 以外 (エンター) 1 あ ァ A a 1 あ ァ A a 9 らりるれろ ラリルレロ WXYZ Wxyz 押されたことをユーザに通知します 入力項目の全削除/入力項目が空で1項目戻る 入力項目の全削除/入力項目が空で 1 項目戻る 入力項目の全削除/入力項目が空で 1 項目戻る 入力項目の全削除/入力項目が空で 1 項目戻る 入力項目の全削除/入力項目が空で 1 項目戻る F ESC キー動作 F 以外 F エンターキー動作 何もしない 21
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 6-5.
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 6-6.
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 ■起動アプリケーション Fn モード時のファンクションキー動作により起動されるアプリケーションのパスを設定することができます。 設定可能なキーは、「F1」~「F8」キーです。 <設定方法> [HKEY_LOCAL_MACHINE¥Shell¥AppLaunchKeys]レジストリの値に “F1”=¥¥Windows¥Explorer.
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 6-7.メッセージ通知 アプリケーションに対し通知(PostMessage)する内容について、以下に述べます。 ■電源 OFF キー押し通知 電源 OFF 禁止設定中(『6-6. 動作設定』を参照)で電源 OFF キーが押された際、以下のメッセージを通知しま す。 WM_POWERBROADCAST にて PBT_APMSUSPEND をブロードキャストします。 ■Fn モード状態通知 Fn キーが押された際、このメッセージを通知します。(WM_USER + 0x502) ■入力モード切替え通知 入力切替キーが押された際、このメッセージを通知します。(WM_USER + 0x506) 6-8.
DT-950 ソフト機能解説書 §6 ブザー機能 §7.
DT-950 ソフト機能解説書 §7 LED 機能 §8.
DT-950 ソフト機能解説書 §8 バイブレータ機能 §9.
DT-950 ソフト機能解説書 §9 メモリ管理機能 §10. メモリ管理機能 10-1. RAM 容量16Mbyte のメモリで、プログラムが実行する際に使用するプログラムメモリと一時的なファイルの保存などに 使用するオブジェクトストアとして使用します。 オブジェクトストアはユーザが自由に設定できるメモリですが電池消耗などにより消えることがありますので、あく までテンポラリエリアとし、データファイル等の格納は Flash Disk を使用してください。ディスク容量はシステムメ ニューの設定により変更することが可能です。 メモリ分類 プログラム実行用 初期状態 7648kB データ記憶用 7644kB 10-2.
DT-950 ソフト機能解説書 §9 メモリ管理機能 以下の表にデバイスのページサイズ/ブロックサイズ/有効ブロック数を示します。 項目 ページサイズ ブロックサイズ 有効ブロック数 内容 512バイト+16バイト(16バイトは管理領域です) 528バイト×32 2008~2048(32MB) ※有効ブロック数はデバイス特性により異なるため、最低ブロック数から最高ブロック数で示しています。 30
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 §11. スキャナ機能 11-1.レーザスキャナ この章では本製品のレーザスキャナに関する基本仕様について記載します。 11-1-1.
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 ・ 表にある最大桁数は、バーコードの印刷品質、分解能、PCS、外光条件、スキャナとバーコードの距離等の条件が最 適な状態における、読取可能な桁数に基づいています。条件によっては、上記の最大桁数に設定しても、その桁数 のバーコードが読み取れない場合があります。 ・ LATA コードの有効最小桁数を 1 桁に設定すると、誤読する確率が高くなります。デフォルトでは最小桁数が 4 桁に 設定されていますので、1 桁の LATA コードを読み取る必要がないようであれば、デフォルトの桁数設定のまま使用 することを推奨します。 チェックデジット計算について バーコード値 をある方 式 に従 って計 算 し、その算 出 結 果 と特定の位置にあるチェックキャラクタとを比 較し、一致したら正しい読み取りデータとみなす処理です。計算方法はバーコードにより異なります。 また、デフォルトの設定は以下の通りです。 最小桁数 最大桁数 チェック デジット計算 チェック キャラクタ出力 その他のフォーマット 8 (固定) 13 (固定) 有効 - - 1
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 11-1-2 スキャナ制御 どのバーコードを読む場合にも、共通して反映される設定について説明します。 レーザスキャナにはレーザを照射し、バーコードの読み取りを行う 「読み取り可能状態」 と、レーザを消灯 し、バーコードの読み取りを停止する 「読み取り待機状態」 があります。これらの状態を制御することによ り、バーコード読み取りの開始と、停止を行います。読み取り動作の制御方法について、以下の設定を行 うことができます。 (1) 読み取り方式 読み取り方式 単発読み 説明 トリガキーを押下すると 「読み取り可能状態」 となり、読み取りが完了すると、 「読み取り待 機状態」 になります。 トリガキーを押下している間、常に 「読み取り 可能状態」 となります。 連続読み レーザ連続照射 による連続読み (プログラム制御) 連続して同一ラベルを読み取った場合、重複 する新規のデータは読み捨てて二度読みを 防止します。 レーザスキャナライブラリの関数により、スキャ ンの開始、スキャンの停止を行います。一度 読み取りを開始すると、スキャン停止関数を 呼ぶま
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 設定範囲: 1~9 回 デフォルト設定: 1 回 ※ 「トップメニュー」→「2.設定」→「1.スキャナ設定」→「2.スキャナ動作」→「2.読取回数」 ※ レーザースキャナライブラリ関数:OBRSetScanningCounnter (4) 照合回数 本製品では、誤読を防ぐために読み取りデータの照合を行い、一致したデータのみを出力します。 このとき照合を行う回数を、「システムメニュー」または、「レーザスキャナライブラリ」が提供する関数で設定 することが可能です。 設定範囲: 1~9 回 デフォルト設定: 3 回 ※ 「トップメニュー」→「2.設定」→「1.スキャナ設定」→「2.スキャナ動作」→「3.照合回数」 ※ レーザースキャナライブラリ関数:OBRSetCheckCounter (5) 終了コードの設定 デコードデータの末尾につける終了コードを、次の 5 種類から選択できます。 ・ <CR> ・ <LF> ・ <CR>+<LF> ・ <TAB> ・ 終了コードなし デフォルト設定: 終了コードなし ※ DT-950 の
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 レーザの照射幅を狭くすることによって、隣接するバーコードにレーザが照射することなく、読み取れるよう に設定することが可能です。照射幅は、以下の 5 種類を用意します。照射幅の変更は、「レーザスキャナラ イブラリ」により提供される関数を用いて変更します。 デフォルト設定: 照射幅制御なし『オフ』 照射幅制御なし『オフ』 間口幅 幅広『大』 幅中『中』 幅狭『小』 ※ 「トップメニュー」→「2.設定」→「1.スキャナ設定」→「2.スキャナ動作」→「5.振れ角モード」 ※ レーザースキャナライブラリ関数:OBRSetSwing (7) レーザフォーカス機能 隣り合うバーコードの両方にレーザが照射してしまう状態で、バーコードの読み取りを行うと、どのバーコー ドを読み取ったのかわかりにくいといった場合があります。 このような場合、レーザフォーカス機能を有効にすると、バーコードの読み取り成功時に、読み取ったバー コードをレーザによって指し示し、どのバーコードを読み取ったのかを通知します。「レーザスキャナライブ ラリ」により提供される関数で有効/無効
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 11-1-3 読み取り完了時の通知 バーコードの読み取り完了時に、LED の点灯やブザーの鳴動、バイブレータの振動により、通知を行いま す。通知の有効/無効を設定することが可能です。 LED ブザー バイブレータ ※ 設定 読み取り成功 モード1 モード2 モード3 (無効) 有効 無効 有効 無効 緑点灯 緑点灯 なし スキャン完了音 なし 振動あり なし 読み取り失敗 ※注1 なし 赤点灯 なし なし なし なし なし 読み取り中断 (トリガキー はずし) なし なし なし なし なし なし なし OBR バッファ 許容量オーバー ※注2 緑点灯 緑点灯 なし 警告音 なし なし なし デフォル ト設定 モード1 有効 無効 注1: 次のような場合、読み取り失敗となります。 Ⅰ.指定した桁数の範囲外のバーコードを読み取った場合 Ⅱ.チェックデジット計算でエラーが発生した場合 Ⅲ.Code39、Code128 における Full ASCII 変換でエラーが発生した場合 ※ 注2: データ出力方式がメモリ保存方式の時に、OB
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 OBR バッファ キーメッセージ出力 クリップボード出力 キーボード出力 レーザスキャナドライバ内のメモリに読み取りデータを出力します。 メモリ内に出力された読み取りデータは、レーザスキャナライブラリにより提供される関数を使っ て取得することができます。 ※関数名:OBRGets 指定されたウィンドウハンドルに対し、ウィンドウメッセージで読み取りデータを出力します。 ウィンドウハンドルの指定は、レーザスキャナライブラリにより提供される関数を使って指定する ことができます。 読み取り結果を一度クリップボードにコピーし、キャレットのあたっているエディットコントロール に対して出力します。 読み取り結果をキーボードイベントとして、キャレットのあたっているエディットコントロールに対 して出力します。 <設定方法> ※ 「トップメニュー」→「2.設定」→「1.スキャナ設定」→「2.スキャナ動作」→「7.出力方式」→「1.OBR バッファ、2.キーメッセージ、3.クリップボード出力、4.キーボード出力」 ※ レーザースキャナライブラリ関数:OBRSetBuf
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 (2) キーボード出力方式 バーコードを読み取った直後にキー出力として、データの出力を行います。 デコードデータを通常のキー入力と同様に扱うことができるのが特徴です。 11-1-5.その他の機能 レーザスキャナライブラリには、その他の機能として以下のような機能があります。 (1) 読み取り性能 トリガキーを押してから、バーコードの読み取りが完了し、表示されるまでの時間はおよそ 180 ミリ秒以上となります。 読み取り時間 (2) DT-950 DT-5100 (参考) DT-300 (参考) 180 ミリ秒以上 225 ミリ秒以上 180 ミリ秒以上 設定ファイル保存・読み出し ■設定ファイル保存 レーザスキャナライブラリにセットされている全ての設定内容を、テキストファイルに保存します。 設定ファイル名は、“¥FlashDisk¥System Setting¥OBRDRV.
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 ーを押すと、電源 ON→バーコード読取を 1 アクションで行うことができます。 トリガーキーを電源 ON 要因するには、システムライブラリを用います。 ※ システムライブラリ関数:CLBSetBootableButtons (5) 異常動作の検出 レーザが正しく動作せずに、一直線に照射し続ける動作を検出した場合、レーザの電源をOFFします。 11-1-6.
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 11-1-8.
DT-950 ソフト機能解説書 §10 スキャナ機能 バーコード種類 規 格 Interleaved 2 of 5 読み取り 桁数 3~51 3~51 1~49 1~49 3~59 1~57 2~94 SBBB・・・・・BBCS」 SAAA・・・・・AACS」 BBB・・・・・・BBC」 AAA・・・・・・AAC」 SDDD・・・・・DDDS」 DDD・・・・・・DDD」 DDD・・・・・・DDDC」 Industrial 2 of 5 2~40 DDD・・・・・・DDDC」 Code93 1~77 AAA・・・・・・AAA」 Code128 1~64 1~64 1~64 1~64 AAA・・・・・・AAA」 SBBB・・・・・BBCS」 FAAA・・・・・AAA」 GAAA・・・・・AAA」 MSI 1~40 DDD・・・・・・DDCC」 IATA 1~40 DDDDDDDDDD・・・・・・C」 PADDDDDDDDDDDDDDC」 14 14 1~74 1~41 LDDDDDDDDDDDDDC」 DDDDDDDDDDDDDDC」 LDD・・・・・DDD」 LAA
DT-950 ソフト機能解説書 §11 電源制御機能 §12. 電源制御機能 12-1.
DT-950 ソフト機能解説書 §11 電源制御機能 ■電源ON要因 電源 ON 要因には、以下の種類があります。 要因 電源キーを押す リセットボタンを押して離す Alarm 機能で設定した時刻 IOBOX にのせる (IOBOX から給電されている場合のみ) トリガ,L/R,マルチキーを押す Bluetooth の着信信号 電池蓋閉め(電池交換時)または VDET1 復帰時 デフォルト ON ON ON OFF OFF ON ON 備考 電源 ON までの時間をシステムライブラリで制御可 能 デフォルト状態をシステムライブラリで制御可能 デフォルト状態をシステムライブラリで制御可能 デフォルト状態をシステムライブラリで制御可能 (Bluetooth の WakeOn 設定時のみ有効) ■電源ON不可条件 電源 ON 中に、以下の項目をチェックし、該当項目がある場合は電源 ON しません。 ① 主電池電圧が起動不可レベルの場合、電源 ON しません。 ② 電池ロックが開いていた場合、電源 ON しません。 ■電源OFF要因 電源 OFF 要因には、以下の種類があります。 ① 本体電源
DT-950 ソフト機能解説書 §11 電源制御機能 ■省電力制御 省電力制御には、次の種類があります。 ①ソフトウェアスタンバイ: システムやアプリケーションは実行すべきものがなくて何かイベントを待っている状態の場合、 CPU をソフトウェアスタンバイ状態にして省電力にします。 周辺デバイスは動作しています。 ②スリープ: システムやアプリケーションは実行すべきものがなくて何かイベントを待っている状態の場合で かつソフトウェアスタンバイにできない場合、CPU をスリープ状態にして省電力にします。 ③ASIC スタンバイ: CPU がソフトウェアスタンバイ状態で ASIC 内臓ペリフェラルが未使用の場合、ASIC スタンバイ 状態にして省電力にします。 使用していないデバイスには通電しません。 ④APO(オートパワーオフ): 一定時間アクティビティ(キー,ディスク,通信)がない場合、自動的にシステムを OFF します。 APO 機能の許可/禁止および APO 時間の設定は、ソフトウエアによって変更可能です。 設定時間は、「トップメニュー」→「2.設定」→「3.
DT-950 ソフト機能解説書 §11 電源制御機能 ■パワーステート制御 DT-950 は次のパワー状態をとります。 ステート Discharge (放電) BACK UP モード RTC Emergency Suspend EMG Suspend RUN モード 通常 RUN 高速 RUN IDLE モード FULL Standby CPU Standby SLEEP 内容 主電池がなく、バックアップ電池も放電した状態。RAM 及び RTC もバックアップされ ません。 本体は OFF 状態です。 ASIC の一部(RTC)のみバックアップされている状態。RAM は保持しません。 ASIC と RAM をバックアップしている状態。 ASIC/RAM/無線デバイス等をバックアップしている状態。 Suspend 中に VDET3 が発生し、無線デバイス等のバックアップを放棄した状態。 ASIC と RAM をバックアップしています。 システムやアプリケーションが実行されている状態。 高速処理を必要としない状態。(55MHz) CPU クロックを高速(110MHz)にします。 システムやアプリケーションは実
DT-950 ソフト機能解説書 §11 電源制御機能 周波数を制御することができます。以下のシステムライブラリを使用してください。 ※ システムライブラリ関数:CLBSetCPUMode ■低電圧監視制御 本体ハードウエアによる低電圧検出レベルには、以下の3つがあります。 各検出レベルからの RAM の保持時間については、下表を参照してください。 レベル VDET1 VDET2 内容 主電池電圧低下警告 主電池電圧低下 OFF 動作 主電池低下警告表示 電源 OFF VDET3 主電池電圧低下緊急 OFF クリティカル OFF 次回立ち上げ ――――― レジューム (立上げ時警告あり) ウォームブート (立上げ時警告あり) ■バッテリ ①メインバッテリ メインバッテリとしては、乾電池/標準充電池/大容量充電池の3種類があります。 表記 乾電池状態 充電池状態 詳細 給電 給電中 外部電源が供給されている状態 通常 メインバッテリ バッテリにより駆動している状態 充電 充電中 外部電源が供給されていて、充電中の状態 通常 メインバッテリ バッテリにより駆動している状態
DT-950 ソフト機能解説書 §11 電源制御機能 ③電池残量表示 画面右下のタスクバーに 3 段階の電池残量を表示します。 ※ メモリ全部 O.K. 25~100% ※ メモリ2つ Low 10~25% ※ メモリ1つ VeryLow 10%以下 ■モデルごとに使用可能な電源 802.11b搭載モデルは、充電池でしか使用できません。 乾電池を入れて電源 ON した場合は、警告メッセージを表示します。 名称/機能 LaserScaner,Bluetooth LaserScaner、Bluetooth、802.11b 使用電池 備考 乾電池 充電池 ○ × ○ ○ 12-2.
DT-950 ソフト機能解説書 §13 通信機能 §13.
DT-950 ソフト機能解説書 §12 安定化機能 §14. 安定化機能 14-1.データの安全性 以下の機能を盛り込むことで、データの安全性を向上させます。 ■ECC によるメモリ破壊の検出 NAND Flash のメモリ破壊を検出し、ユーザに通知します。 14-2.
DT-950 ソフト機能解説書 §13 セキュリティ機能 §15. セキュリティ機能 15-1.DeviceID 工場出荷時に FlashROM の所定領域に DeviceID を書き込みます。 なお、代理店が販売するソフトウェアの複製を防止するための UserID は、DeviceID とは別の領域に書き込まれ ます。 ・DeviceID は工場出荷時に FlashROM の所定領域に書き込んである ID です。 ・DeviceID は製品コード,シリアル番号等で構成され、必ずユニークになっています。 15-2.
DT-950 ソフト機能解説書 §14 時計/アラーム機能 §16. 時計/アラーム機能 16-1.時計機能 時間の読み出し及び設定ができます。 「トップメニュー」→「0キー押下」→「パスワードを入力」→「2.日付/時刻」 ※パスワードの初期値は“12346789”です。 16-2.
DT-950 ソフト機能解説書 §17. アプリケーション/ツール 17-1.Microsoft Application 本体に内蔵される主な Microsoft Application は以下の通りです。 ソフトウェア名 ActiveSync クライアント PocketIME 機能 アクティブシンク 仮名漢字変換 本体に内蔵される主な Microsoft Module は以下の通りです。 ソフトウェア名 OBEX XML Jscript 機能 ObjectExchangeProtocol MSXML3.0 JScript5.5 17-2.
DT-950 ソフト機能解説書 ■ブラウザソフト ■FLCE FLCE は、本体間の他、IOBOX 経由で PC のアップダウンユーティリティと通信を行なうためのプログラムで す。 ■FCHKCE ファイルチェックユーティリティです。PC等からコピーしたファイルがターゲットの端末上に正常にインストール されたかをチェックします。 ■自動セットアップ デバイスがリセットされた時に所定ディレクトリにある Setup.exe を自動実行します。Setup.exe というファイル名 の実行ファイルを起動します。 ディレクトリパス: ¥FlashDisk¥Ce¥Sh¥Setup.
DT-950 ソフト機能解説書 ● ● レジストリ(Windows CE の各種設定や、内蔵プログラムの設定情報などが含まれます) ● データベース(メールのデータなどが含まれます) データのバックアップ(およびバックアップデータからのリストア)には、データ量により数十秒から数分かかり ます。 ● セキュリティ確保のため、バックアップ開始時にパスワードを入力することができます。リストア時に正しいパ スワードを入力しなければデータを復元できないようになります。 ※自動復旧ツールを使用する場合はバックアップ時にパスワードをかけないようにしてください。 ● 外部電源の供給状態でバックアップを行ってください。 ■コントラスト/バックライトユーティリティ コントラストの調整とバックライトの調整を行います。 ■Buzzer 設定 ブザー音量の設定(3段階)と、ブザーを鳴らすシーンの設定を行います。 54
DT-950 ソフト機能解説書 ■Bluetooth ツール 本体がサポートする Bluetooth 接続での設定を行うためのツールです。 ■本体コピーツール 本体にインストールしたアプリケーションやファイル及び設定した内容を、IrDA を利用して別の本体にコピーす るためのツールです。 このツールを利用すれば、複数の本体を同一の設定動作状態にすることが容易にできます。 ■無線 LAN 設定ツール 無線 LAN の電力設定ツールとセキュリティ機能を設定するツールです。 55
DT-950 ソフト機能解説書 ■レーザスキャナ設定ツール レーザスキャナの設定を行うためのツールです。 ■レーザスキャナ読取りアプリケーション レーザスキャナの読取りを行うためのアプリケーションです。 ■バイブレータ設定 バイブレータの設定を行うためのツールです。 56
DT-950 ソフト機能解説書 ■ネットワークとダイアルアップ設定 ネットワークとダイアルアップ接続の設定を行うためのツールです。 以降は、CASIOが提供する PC 側ソフトウェアです。 ■LMWIN(UD8WIN32) アップダウンロードユーティリティは PC 上で実行され、IOBOX 経由で接続されたハンディターミナルとの間で以 下の機能を提供します。 (1)ファイル送信/ファイル受信 (2)ファイル追加送信/ファイル追加受信 (3)ブザー鳴動 (4)日時設定 (5)ファイル削除/移動/名前変更 (6)ディスク情報取得/ファイル情報取得/ファイル情報設定 (7)セッション終了 (8)子プロセス実行 (9)文字列表示 57
DT-950 ソフト機能解説書 DT-950 ソフト機能解説書 Ver1.