User manual - システムライブラリマニュアルver.1.09(2014年2月12日)

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補足
以下の順番で設定を行なうと、擬似 OFF 状態になります。
1. SysSetVirtualOffMode関数で擬似OFF有効
2. SysDisablePowerOff関数で電源キー無効
上記設定を行なうと、電源ドライバは電源キー押下により以下
のメッセージを発行します。(通常の電
OFF/ON 時に発行されるメッセージと同一)
■電源 OFF
WM_POWERBROADCAST0x0218)の PBT_APMSUSPEND0x0004
■電源 ON
WM_POWERBROADCAST PBT_APMRESUMESUSPEND0x0007
このメッセージをトリガーに、SysSetVirtualOffMode/SysSetAllKeyLockを使用して表示のOFF/ONとキ
ー入力の無効を行ないます。ただし、Multとトリガーキ
ーは SysSetAllKeyLockで無効にできません。
Multiキーを無効にする場合は、SysSetNormalUserDefineKeyMu
ltiキーにアプリケーションで使用
しないキーを設定し、クリック音をOFFにします。擬似OFF中にリセット操作をすると、次回立ち上げ時
Multiキーの設定が、擬似OFF中のキー設定のままになります。そのため擬似OFFを使用する場合は、
アプリケーションの起動時にデフォルトのMultiキーを設定するようにしてください。
トリガーキーを無効にするには、OBR またはイメージャの Close 処理を行ないます。
擬似 OFF 中に VDET1 が発生した場合、無線 LAN の電源を入れたままにしておくと、電池がすぐにな
くなって VDET2 が発生します。そのため、VDET1 発生時に発行する WM_POWERBROADCAST
PBT_APMBATTERYLOW0x0009)のメッセージを受け取ったら、SysPowerOFF を使って本体電源を
OFF することを推奨します。
Vibrator/Buzzer/LED については、各アプリケーションで制御できるので擬似 OFF 中は、動作させない
ようにしてください。
対応情報
機種
: DT-5200 / DT-X7 / DT-5300 / IT-300 / DT-X8 / IT-9000
ヘッダ
: SystemLib.h
ライブラリ
: SystemLib.lib