Bedienungsanleitung Basson Mode d’emploi Fagot Manual de instrucciones Fagote Manual de instruções 大管 Manual Development Group © 2013 Yamaha Corporation Published 06/2019 发行 POCP-A0 VDE1650 2440630_Bassoon_om_Cover.
MEMO このたびは、ヤマハファゴットをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 楽器を正しく組み立て性能をフルに発揮させるため、また永く良い状態で楽器を お使いいただくために、この取扱説明書をよくお読みください。 P.3 You are now the owner of a high quality musical instrument. Thank you for choosing Yamaha. For instructions on the proper assembly of the instrument, and how to keep the instrument in optimum condition for as long as possible, we urge you to read this Owner’s Manual thoroughly. P.17 Sie sind nun der stolze Besitzer eines hochwertigen Musikinstruments.
ファゴット 取扱説明書 安全上のご注意 ご使用の前に必ずお読みください ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について :「ご注意ください」という注意喚起を示します。 注意 :「〜しないでください」という禁止行為を示します。 この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または 物的損害が発生する可能性が想定されます。 楽器を人に向かって投げたり、振り回したりしないでください。 部品が抜け、相手の身体に当たるなどして危険です。楽器はいつもやさしく扱ってください。 オイルやポリッシュ類を乳幼児が口にしないよう、十分ご注意ください。 乳幼児の手の届かない所に保管したり、楽器のお手入れは乳幼児のいない所で行なうなど、オイルやポリッシュ 類の管理にはご注意ください。 小さな部品は、乳幼児の手
木製管体に関するご注意 ファゴットの管体は、楓材 ( メイプル ) で作られています。そのため、急激 な温度や湿度の変化により管体がヒビ割れしたり、ジョイント部分がつなぎ にくくなったりする場合があります。使用する場所や取り扱いには充分ご注 意ください。 ● 冬は楽器全体が室温に慣れるまで待ち、それから演奏をはじめましょう。 ● 使い始めはあまり長時間演奏しないでください。最初の 2 週間ほどは、1 日 20 〜 30 分 くらいにしましょう ( やむなく長時間演奏する場合は、 こまめに水分を拭き取りましょう )。 ● 演奏後はもちろん、演奏の合間にも、できるだけクリーニングスワブで充分に水分や汚 れを拭き取りましょう。 ファゴットはとてもデリケートな楽器です。次のような使い方は、管体を傷 める原因になりますので避けてください。 ● 直射日光の下での長時間演奏や保管 ● 雨の中や湿気の多い場所での演奏や保管 ● ストーブやファンヒーターなど、熱源の近くでの演奏や保管 ● クーラーなどの冷風が直接当たる場所での演奏や保管 楽器のベストコンディションを長期間維持するために、以下の項目をお守り ください。 ●
各部の名称 q w e q ベル・ジョイント w ウイスパー・キイ r e ボーカル ( クルーク ) r バス・ジョイント t テナー ( ウイング )・ジョイント y ストラップ・リング u ハンドレスト ( 支え台 ) i ダブル ( ブーツ )・ジョイント t o プロテクター・キャップ ( 保護キャップ ) y u i o 2440630_Bassoon_om_Body.
組み立て方 楽器の組み立ての前に ( 必ずお守りください ) ファゴットは天然の木材と精密な金属パーツからできています。楽器を持つときや 組み立ての際は、キイに力が掛からないようご注意ください。 また、楽器を組み立てる際、ジョイント部分が固いときは、コルクグリスをジョイ ントコルクに薄く塗ってから差し込みます。そのとき、多く塗りすぎないよう注意 します。それでも固いときは、受け側にもコルクグリスを塗ります。 ■ 楽器の組み立て手順 テナージョイントと ダブルジョイントの組み立て 1. ダブルジョイントにテナージョイントを組 み込みます。 テナージョイント * テナージョイントを回しすぎた場合は、連 結キイが破損しないようにもう一度抜き 取り、最初からやり直してください。無理 に反対側に回すと、接触してキイを折る場 合があります。 ダブルジョイント バスジョイントと ダブルジョイントの組み立て 2.
組み立て方 ベルの組み込み バスジョイント ● ベルのキイを軽く押し上げてから、バス ジョイントに組み込みます。 半分くらいま で挿し込む ダブルジョイント 2. バスジョイントを回転させて、テナージョイ * キイを強く押しすぎないようにご注意く ださい。 ントをバスジョイントの停止版に当てます。 ハンドレストの取り付け 停止版 1. ハンドレストのネジ部にホルダーを、好み の位置まで回し込みます。 3. そのままバスジョイントを最後まで挿し込 みます。 * ハンドレストを締めすぎないようご注意 ください。 2. ネジ部のリングを締めて固定します。 最後まで 挿し込む 2440630_Bassoon_om_Body.
組み立て方 ボーカルの取り付け 1. テナージョイントのウイスパー・キイのタ ンポが開いているかを確認します。 ■ ジョイント部の調整 ● 管体のジョイント部には、木綿糸が巻かれ ています。ジョイントが入らないときやき ついときは、糸をほどいて調整してくださ い。( 急ぐ場合は、コルクグリスを塗って ウイスパー・キイ 調整することもできます。) ● ボーカルのジョイント部にはコルクが付い ています。組み込む前には必ずコルクグリ スを塗ってください。また、管体のジョイ ントにコルクが使われている機種もありま す。この場合も、組み込む前に必ずコルク グリスを塗ってください。 2.
組み立て方 ■ 楽器の分解方法 楽器を分解するときは、下記の手順で行なって ください。 次ページの「楽器のお手入れ」を参照し、合わ せて手入れを行なってください。 1. リードを外します。 2. ボーカルを外します。 3. ベルとバスジョイントを一体のまま取り外 し、ベルをバスジョイントから外します ( ベ ル、バスジョイントの順に取り外してもか まいません )。その際、B(H) キイを強く押 さえないよう注意してください。 4. テナージョイントを外します。 5. ダブルジョイントの水分を、細いほうの管 から出します。 6. 各部の掃除をします。 取り扱い上の注意 楽器を使用している間は、ダブルジョ イントの太いほうの管に水が付かない ように、気を付けてください。 2440630_Bassoon_om_Body.
楽器のお手入れ 演奏後のお手入れ 演奏後は、必ず以下の手順で楽器内部に付いた水分や汚れを拭き取りましょう。 ■ 楽器内面のお手入れ テナージョイントのお手入れ 1. ダブルジョイントのお手入れ 1. U 字管にたまった水分を、細い方の管から 出します。 テナージョイントに息を吹込み、トーン ホールにつまっている水分を、管体の内側 に吹き込みます。 * このとき、C# のトーンホールを真下に向 けると、水分がたまりますのでご注意くだ さい。 ダブルジョイントの太い方の管に水分が付いた 場合は、必ず U 字管を外し管内の水分を充分 2. 管 体 内 面 に ク リ ー ニ ン グ ス ワ ブ ( テ ナ ー ジョイント用 ) を通して、水分を拭き取り ます。 に取り除いてください。また、そのとき、Ab 音孔の内面に水分が残っているときは、必ず拭 き取ってください。 2. U 字管を覆っているカバーを取り外します。 10 2440630_Bassoon_om_Body.
楽器のお手入れ 3. 取り付けネジを外して、U 字管をゆっくり 抜きます。 * 取り付けネジでコルクを破損しないよう、 ていねいに扱ってください。 4. コルクに付いた水分を拭き取ります。 6. U 字管を組み込むときは、管の向きと孔の 5. クリーニングスワブのおもりを内面の黒い 方の管から入れ、反対側に引っ張り水分を 位置をよく確認してください。2 本のネジ も均等な強さで締めてください。 取り除きます。 2440630_Bassoon_om_Body.
楽器のお手入れ バスジョイント、 ベルジョイントのお手入れ 2. 月に 1 回は、キイとキイポストの間に、キ イオイルを注してください。 2 ヶ月に 1 回ぐらいは、クリーニングスワブ ( ダ ブルジョイント用 ) を通して、管内の汚れを取 り除いてください。 ■ 楽器表面のお手入れ 月に 1 〜 2 回は、ポリシングクロスで管体表 面を拭いてください。 * 余分なオイルは拭き取ってください。 3. キイと管体の間のゴミやホコリは、トーン ホールクリーナーで取り除いてください。 キイおよびタンポのお手入れ 1. キイの表面は、ポリシングクロスまたは、 シルバークロスで拭いてください。 12 2440630_Bassoon_om_Body.
楽器のお手入れ 4. タンポの汚れや水分は、クリーニングペー パーで取り除いてください。 ■ 保管上の注意 ● ケースの中に、キイや管体を圧迫するよう なものは入れないでください。 ● 楽器やケースに強い力を加えないでくださ い。 ● 演奏しないときは、常にケースに収めてく ださい。 ● ストーブなどの暖房器具で温めたり、側に 近づけたりしないでください。 * Ab のトーンホールに水分が付いていると きは、クリーニングスワブで取り除いてく ださい。 2440630_Bassoon_om_Body.
故障かな?と思ったら 音抜け、音程が悪くなった。 タンポ部分が変形し、息漏れしている場 合は、お店に修理を依頼してください。 → 普段から、キイに強い力を加えないよ う注意しましょう。また、ケースにし まうとき、楽器の上に物を乗せないよ うにしましょう。 管体にヒビが入っている場合は、お 店に修理を依頼してください。 → ヒビ割れは急激な温度や湿度の変化に より起こります。冷風や熱風を直接当 てないよう注意してください。 キイの動きが鈍い。キイが動かない。 バネが外れている場合は、バネを掛 ければ直ります。 → バネを曲げないよう慎重に掛けてくだ さい。楽器のお手入れの際、クロスが バネにかかり外れることがありますの で、注意しましょう。 キイが変形している場合は、お店に 修理を依頼してください。 → 楽器を落としたり、ケース内の楽器の 上に物を乗せたままフタを閉めるな ど、楽器に強い衝撃を与えないでくだ さい。また、演奏が終わったらケース に収納しましょう。その際、ケース内 にはキイを圧迫するものを入れないこ と。組み立てる際もキイを圧迫しない ように注意しましょう。 ジョイント部分がきつい / ゆ
お手入れ用品とアクセサリー 楽器を良い状態に保つために、ヤマハでは、いろいろなアクセサリーを取りそろえております。 ここではファゴットに関するものをご紹介いたします。ぜひ、ご活用ください。 品 名 特 徴 ・ 使 用 方 法 ポリシングガーゼ 楽器表面や内面のクリーニングに最適。ポリッシュとともに使用すると効果的です。 ポリシングクロス 楽器表面の艶出しに適した柔らかくきめ細かいクロスです。ポリッシュとともに使用すると 効果的です。 シルバークロス 銀メッキ仕上げの楽器表面の変色や汚れを取り、きめ細かな美しい光沢をもたらします。 クリーニングスワブ 管体内を通して内面の水分や汚れを取り除きます。ワンピースタイプとセパレートタイプか らお選びいただけます。 ボーカルスワブ ボーカルの曲管の内面の水分を取り除く専用スワブです。 ボーカルブラシ 自在に曲がるので、ボーカル内面のクリーニングに最適です。 トーンホールクリーナー トーンホールやキイの細部のクリーニングに最適です。そのままでも、 折り曲げても使えます。 クリーニングペーパー タンポとトーンホールの間にはさみ、
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