English EN DE FR ES IT 取扱説明書 RU ZH JA 日本語 Owner’s Manual Bedienungsanleitung Mode d’emploi Manual de instrucciones Manuale di istruzioni Руководство пользователя 中文 Русский Italiano Español Français Deutsch POWER AMPLIFIER
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 この製品の内部には、お客様が修理/交換できる部品はありません。点検
水に注意 異常に気づいたら この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったも のを置かない。また、浴室や雨天時の屋外など湿 気の多いところで使用しない。 禁止 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源スイッ チを切り、電源プラグをコンセントから抜いた上で、 お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談セ ンターに点検をご依頼ください。 下記のような異常が発生した場合、すぐに電源 スイッチを切り、電源プラグをコンセントから 抜く。 必ず実行 • • • • 電源コード/プラグがいたんだ場合 製品から異常なにおいや煙が出た場合 製品の内部に異物が入った場合 使用中に音が出なくなった場合 そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障の おそれがあります。至急、お買い上げの販売店または 巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼くだ さい。 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 感電のおそれがあります。 禁止 この機器を落とすなどして破損した場合は、す ぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセ ントから抜く。 火に注意 必ず実行 この機
取り扱い 大きな音量で長時間スピーカーを使用しない。 聴覚障害の原因になります。 この機器の通風孔のすき間に手や指を入れない。 お客様がけがをするおそれがあります。 禁止 禁止 バックアップバッテリー この機器の通風孔のすき間から金属や紙片など の異物を入れない。 禁止 感電、ショート、火災や故障の原因になることがあり ます。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電 源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上げの 販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検 をご依頼ください。 必ず実行 この機器の上にのったり重いものをのせたりし ない。また、ボタンやスイッチ、入出力端子な どに無理な力を加えない。 禁止 この機器が破損したり、お客様やほかの方々がけがを したりする原因になります。 この機器はバックアップバッテリーが内蔵され ていますので、電源プラグがコンセントから外 されても、内部のデータは保持されます。ただ し、バックアップバッテリーが消耗すると内部 のデータは消えてしまいます。バックアップ バッテリーが消耗してくると、[ALERT]インジ ケーターが点滅し、ディスプレイに「
目次 はじめに ............................................................................................................................................207 特長 ............................................................................................................................................................. 207 付属品 ......................................................................................................................................................... 207 関連マニュアルとソフトウェア ..................
はじめに このたびはヤマハ パワーアンプリファイアー XMV8280/XMV8140/XMV8280-D/XMV8140-Dをお買い求め いただきまして、まことにありがとうございます。XMV8280/XMV8140/XMV8280-D/XMV8140-Dの優れた機 能を十分発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みください。 また、ご一読いただいたあとも、不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願いいたします。 NOTE • 本文中の説明でXMV8280/XMV8280-DとXMV8140/XMV8140-Dとで仕様が異なる場合、XMV8140/XMV8140-Dのみの 仕様については{ }でくくって表記します(例:280W{140W})。 • イラストは特にことわりがない場合、XMV8280/XMV8280-Dのものを使用しています。 • 本書では XMV8280、XMV8140、XMV8280-D、XMV8140-Dをまとめて「XMV」と表記する場合があります。 • 本書ではマトリックスプロセッサー MTXシリーズの機器をまとめて「MTX」と
はじめに ファームウェアのアップデート XMVのファームウェアのアップデートやバージョンの確認 は、MTX-MRX EditorやAmp Editorで行ないます。操作 方法については、各エディターの取扱説明書を参照してくだ さい。 最新のファームウェアは、以下のウェブサイトのダウンロー ドページからダウンロードしてください。 http://www.yamahaproaudio.
各部の名称と機能 フロントパネル XMV8280/XMV8140 q !8 r e w y i t !8 !1 !0 !2 !3 !6 !7 u o XMV8280-D/XMV8140-D q !8 r e w y i t q 電源スイッチ この機器の電源をオン/オフします。上に倒すと電源がオ ンになり、[POWER]インジケーター !0 が緑色に点灯し ます。下に倒すと電源がオフになります。上に倒れてい るときに[POWER]インジケーターが点滅しているとき は、スタンバイになっています。 注意 • スピーカーから大きなノイズが出ないよう、音源、ミキ サーやプロセッサー (MTXなど)、アンプの順に電源を 入れてください。電源を切るときは、逆の順序で切って ください。 • 電源スイッチのオン/オフを連続して素早く切り替える と、誤動作の原因になることがあります。 電源スイッチをオフにしてから再度オンにする場合は、 5秒以上の間隔を空けてください。 • パラメーターを変更した場合、変更してから1秒間は電 源スイッチをオフにしないでください。1秒以内にオフ にするとパラメータ
各部の名称と機能 i [MUTE] A〜H インジケーター DC出力を検出したとき 本体操作、[REMOTE]端子 @7 からの操作またはエディ ターからの操作で各出力チャンネルのミュートをオンに すると、それぞれのチャンネルのインジケーターが黄色 に点灯します。 電源部がシャットダウンされます。 過大な積算電流や最大電流を検出したとき 出力信号が減衰されます。 e [LIMIT] A〜H インジケーター リミッターが作動しているときに、スピーカー出力が減 衰され、赤色に点灯します。リミッターが作動しないよ うに、「アッテネーター値の変更(220ページ)」を参照 してアッテネーター値を下げてください。以下の場合に リミッターが作動します。 • 瞬時に過大入力を検出したとき • 一定時間の間、過大入力になったと判断したとき • アンプ部のヒートシンクが規定温度以上になったとき r [SIGNAL] A〜H インジケーター 表示設定 (*1) 点灯条件 アナログ入力端子 @4 [YDIF]端子 @0 (XMV8280/XMV8140) Dante [PRIMARY]端子 @1 Dan
各部の名称と機能 !5 [SYNC]インジケーター (XMV8280-D/XMV8140-Dのみ) Danteネットワークの動作状態を表示します。 緑色(上側)のインジケーターが点灯している場合は、機 器がクロックスレーブでありクロックが同期しているこ とを示します。点滅している場合は、機器がクロックマ スターであることを示します。 電源をオンにしても緑色のインジケーターが消灯してい る場合は異常が発生しています。その場合は「警告メッ セージ」(229ページ)を参照してください。 橙色のインジケーターの点灯/点滅についても、「警告 メッセージ」を参照してください。 !6 [PANEL LOCK]インジケーター フロントパネルロックの状態により、橙色に点灯/点滅し ます。 機器設定ディップスイッチ @3 のスイッチ5で、ロックを 設定します。 インジケーター 状態 点灯 フロントパネルの操作がロックされていま す。[FUNCTION]ボタン !7 と [SELECT] A ボタン t を押すと、一時解除されます。 消灯 フロントパネルの操作がロックされていま せん。 点滅 ロックが一時解除され
各部の名称と機能 リアパネル XMV8280/XMV8140 @4 @5 @7 @8 @9 @7 @8 @9 ON @2 ON !9 @0 ON 1 2 3 4 5 6 7 8 @3 @4 @6 XMV8280-D/XMV8140-D @4 @5 ON @2 ON @1 ON 1 @3 2 3 4 5 6 7 8 @4 !9 ネットワーク端子(XMV8280/XMV8140のみ) イーサネットケーブルを使用して、コンピューターと接 続するための100BASE-TXのイーサネット端子です。 NOTE • ネットワーク端子に接続するケーブルは、電磁干渉防止 のために、CAT5e以上のSTPケーブル(シールド付き ツイストペアケーブル)をお使いください。 • MTX-MRX EditorでXMVをコントロールする場合は、 MTXを必ず接続してください。 @6 @0 [YDIF]端子(XMV8280/XMV8140のみ) イーサネットケーブルを使用して、他のYDIF搭載機器と 接続し、音声信号とワードクロック信号を送受信する RJ
各部の名称と機能 @1 Dante [PRIMARY]/[SECONDARY]端子 (XMV8280-D/XMV8140-Dのみ) イーサネットケーブルを使用して、MTX5-Dなどの Dante機器と接続する端子です(RJ45、1000BASET)。 Dante [PRIMARY]端子は、イーサネットケーブルを使 用して、コンピューターと接続するための端子も兼ねて います。 接続方法は「MTX-MRX Editor ユーザーガイド」を参 照してください。 NOTE • Dante [PRIMARY]/[SECONDARY]端子に接続する ケーブルは、電磁干渉防止のために、CAT5e以上の STPケーブル(シールド付きツイストペアケーブル)をお 使いください。STPケーブルは、コネクターの金属部分 とケーブルのシールド部分を導電テープなどで確実に接 触させてください。 • 接続する機器はDante機器またはギガビットイーサネッ ト対応機器(コンピューターを含む)だけにしてくださ い。 @3 機器設定ディップスイッチ 機器の設定をするためのディップスイッチです。詳細な 設定については以降を参照してください。
各部の名称と機能 スイッチ1〜3 (UNIT ID) (XMV8280/XMV8140のみ) スイッチ4 (LED DIMMER) スイッチ1〜3を上位桁、[UNIT ID]ロータリース イッチ @2 を下位桁として組み合わせて、01から 7F(127)まで最大127通りのUNIT IDを設定できま す。 ディップスイッチ 設定 内容 UNIT IDの 上位桁が0 [UNIT ID]ロータリース イッチの設定範囲が01か ら0Fになります。 UNIT IDの 上位桁が1 [UNIT ID]ロータリース イッチの設定範囲が10か ら1Fになります。 UNIT IDの 上位桁が2 [UNIT ID]ロータリース イッチの設定範囲が20か ら2Fになります。 UNIT IDの 上位桁が3 [UNIT ID]ロータリース イッチの設定範囲が30か ら3Fになります。 UNIT IDの 上位桁が4 [UNIT ID]ロータリース イッチの設定範囲が40か ら4Fになります。 UNIT IDの 上位桁が5 [UNIT ID]ロータリース イッチの設定範囲が50か ら5Fになります
各部の名称と機能 @4 アナログ入力端子 ユーロブロック3ピンのアナログ音声入力用の端子です。 アナログ入力端子から音声信号を受信するときの設定は 「フロントパネル操作」(223ページ)を参照してくださ い。 ユーロブロックの取り付け方については「接続と設定」 の「アナログ入力端子(ユーロブロック)に接続する」 (216ページ)を参照してください。 @5 [SPEAKERS]ディップスイッチ XMVに搭載されているアンプを2チャンネル単位で設定 するためのディップスイッチです。 左側のスイッチ1から4はGおよびHチャンネル、ス イッチ5から8はEおよびFチャンネルの出力の設定に対 応しています。右側のスイッチ1から4はCおよびD チャンネル、スイッチ5から8はAおよびBチャンネルの 出力の設定に対応しています。 ローインピーダンス接続/ハイインピーダンス接続 (スイッチ1と5) ローインピーダンス接続かハイインピーダンス接続か で設定を変えます。接続されるスピーカーやスピー カーのつなぎ方に合わせてください。接続の詳細につ いては、 「ハイインピーダンス接続とローインピーダン ス接続」(230ページ
接続と設定 アナログ信号を入力する場合のセット アップ ここではアナログ信号を入力する場合のセットアップ方法を 説明します。 MTXと組み合わせて使用する場合は、「MTXセットアップ マニュアル」を参照してください。MTXと組み合わせて使 用する場合でも、以下の項目については本書でご確認くださ い。 • スピーカーへの出力に関する設定をする • スピーカー出力端子に接続する • ハイパスフィルター (HPF)の設定をする • インジケーターやディスプレイの輝度を落とす • パネルをロックする ミキサーなどのアナログ出力をアナログ入力端子(215 ページ)に接続します。 必ず付属のタブ付きユーロブロックプラグを使って接続 してください。 紛失した場合は、ヤマハ修理ご相談センター (232ペー ジ)にお問い合わせください。 事前準備(ケーブルの処理) 約7mm 約20mm 以下の手順に沿って入出力を設定/確認します。 説明 ページ 内容 ■ アナログ入力端子(ユーロブロック)に接続する ラックにマウントする 216 機器設定ディップスイッチの確認をする 216 アナログ入力端子(ユーロブロッ
接続と設定 1. 端子ネジをゆるめます。 ■ スピーカー出力に関する設定をする ゆるめる マイナスドライバー 端子ネジ リアパネルの[SPEAKERS]ディップスイッチ (215 ページ)を使って、スピーカー出力に関して設定します。 ローインピーダンスとハイインピーダンスではスピー カーの接続方法が異なります。 NOTE ディップスイッチの設定は、電源をオフにしてから変更し てください。電源がオンの時に設定を変更しても、一度電 源をオフにしないと設定の変更が反映されません。 ユーロブロックプラグ ローインピーダンス接続 タブ NOTE 8Ω/4Ω マイナスドライバーはブレード幅が3mm以下のものを 使用してください。 3mm以下 ハイインピーダンス接続 スピーカートランス 2. ケーブルを差し込みます。 + – 70V/100V G 10W 10W 10W 10W 10W 詳細については「ハイインピーダンス接続とローイン ピーダンス接続」(230ページ)を参照してください。 3.
接続と設定 XMVは8Ω以上のインピーダンスのスピーカーを接続す るときにも出力を保証するために、8Ωと4Ωの切り替 えスイッチを持っています。 8Ω以上のインピーダンスのスピーカーを接続する場合 は、8Ωに設定してください。8Ω未満4Ω以上のイン ピーダンスのスピーカーを接続する場合は、4Ωに設定 してください。 合成インピーダンス(x) 設定 4Ω≦x<8Ω 4Ω 8Ω≦x 8Ω ■ スピーカーケーブルを接続する リアパネルの[SPEAKERS]出力端子(215ページ)はバ リアストリップタイプです。Y型プラグを使った接続と、 芯線が剥き出しの場合の接続を説明します。 注意 必ず電源がオフになっていることを確認してください。オ ンになっていると感電するおそれがあります。 ● Y型プラグの場合 Y型プラグを下から奥まで差し込み、プラグが脱落し ないようにネジを締め付けます。 ● ローインピーダンス接続でダブルパワーモードを 使用する場合 <=0.31" (<= 7.8mm) =>0.15" (=>3.
接続と設定 ■ 電源ケーブルを接続する リアパネルの[AC IN]端子(215ページ)に付属の電源 コードを接続します。まずこの機器と電源コードを接続 し、次に電源プラグをコンセントに差し込みます。 注意 電源コードを接続する前に必ず電源をオフにしてくださ い。 ■ 電源をオンにする フロントパネルにある電源スイッチ (209ページ)で電源 をオンにします。 注意 電源をオンにする前に、アナログ入力端子に音声信号が 入っていない状態にしてください。音声信号が入っている と、電源をオンにしたときにスピーカーに過大入力が入っ て、スピーカーシステムを破損したり、大きな音で耳に負 担がかかる場合があります。また、スピーカーや配線に異 常がある場合、電源をオンにした直後に保護回路が作動し ます。配線などに問題がないかどうか確認してください。 ■ アナログ入力を有効にする ■ ハイパスフィルター (HPF)の設定をする ローインピーダンス接続の設定になっている場合はHPF がOFFになっています。ハイインピーダンス接続の設定 になっている場合は80HzのHPFが有効になっていま す。 設定を変えたい場合は以
接続と設定 ■ 結線の確認をする ここでは結線の確認をする際に必要なアッテネーター値 の変更方法や、ミュートのオン/オフについて説明しま す。 確認をする前に、スピーカーの破損などを防ぐために、 全チャンネルのアッテネーター値を最低(−99dB)にし ておくことをおすすめいたします。 結線は、アナログ入力端子に繋がっているミキサーなど から音声信号を出力している状態で確認してください。 NOTE スピーカーが遠隔地に設置されていて信号出力が簡単に確 認できない場合、[SIGNAL]インジケーター (210ページ) の設定を「出力」にすることで、スピーカーに電流が流れ ているかどうかを確認できます。インジケーターの設定の 切り替え方法については「フロントパネル操作」(223 ページ)を参照してください。 ● アッテネーター値の変更 アッテネーター値は以下の手順で変更します。 1. [FUNCTION]ボタンを押しながら、エンコー ダーを回して、ディスプレイの表示を「ATT」 にします。 2.
接続と設定 [REMOTE]端子と[FAULT OUTPUT]端子 XMVのリアパネルにある[REMOTE]端子、[FAULT OUTPUT]端子の使い方と接続について説明します。 ■ [FAULT OUTPUT]端子の使い方 (ユーロブロック3ピン) リアパネルの[FAULT OUTPUT]端子にランプなどを接 続して、異常発生を通知したりします。 ■ [REMOTE]端子の使い方 (ユーロブロック3ピン) リアパネルの[REMOTE]端子(215ページ)にスイッチ を接続して、離れたところから全チャンネルのミュート のオン/オフや電源のスタンバイ/オン切り替えができま す。 [REMOTE]端子は左からMUTE ALL、STANDBY、 GNDから構成されています。 [REMOTE]端子には、ユーロブロックプラグを使用しま す。ユーロブロックプラグの接続方法は「[REMOTE]端 子や[FAULT OUTPUT]端子への接続」(222ページ)を 参照してください。 • 全チャンネルのミュートをオン/オフする場合 ミュートをオンにする ミュートをオフにする [FAULT OUTPUT]端子(2
接続と設定 ■ [REMOTE]端子や[FAULT OUTPUT]端子 2. ケーブルを差し込みます。 への接続 [REMOTE]端子や[FAULT OUTPUT]端子には必ず付 属のユーロブロックプラグを使って接続してください。 紛失した場合は、ヤマハ修理ご相談センター (232ペー ジ)にお問い合わせください。 事前準備(ケーブルの処理) 3. 端子ネジをしっかりと締め付けます。 約5mm ケーブルを引っ張って抜けないことを確認してくださ い。 • ユーロブロックプラグに取り付けるケーブルには、よ り線を使用し、図のようにむき出して配線してくださ い。また、ユーロブロックでの配線は、ケーブルの重 さや振動による金属疲労により、より線が切れやすく なる場合があります。 NOTE より線には、はんだめっきしないでください。 • 可搬設備などで頻繁に抜き差しする場合は、絶縁ス リーブ付き棒端子の使用を推奨します。棒端子のコン ダクター部は、外径1.3mm以下で、長さ約5mmの もの(Phoenix Contact社製AI0,5-6WHなど)をご 使用ください。 1.3mm以下 約5mm 1.
操作 フロントパネル操作 ここではフロントパネルで操作できることを記述します。 NOTE パラメーターを変更した場合、変更してから1秒間は電源ス イッチをオフにしないでください。1秒以内にオフにすると パラメーターが保存されない場合があります。 ■ 基本操作 目的 操作 内容 [FUNCTION]ボタンを押しているあいだ、現在の操作モー ドがディスプレイに表示されます。表示されるモードは以下 となります。 表示 現在の操作モードの確認 [FUNCTION] [FUNCTION] + エンコーダー ミュートのオン/オフ [MUTE] + ミュートするチャンネルの[SELECT] フロントパネルロックの一時解除/ 再ロック [FUNCTION] + [SELECT] A *1 アッテネーション操作 POL 極性操作 HPF ハイパスフィルターのオン/オフおよび カットオフ周波数の変更 SRC アナログ/デジタル入力切り替え SIG [SIGNAL]インジケータ表示切り替え DIS デジタル入力感度の切り替え エンコーダー操作で操作モードが切り替わります。 [FUNC
操作 ■ パラメーター操作 目的 アッテネーター値(ボリューム) の変更 極性(ポラリティ )の変更 ハイパスフィルター (HPF)の カットオフ周波数の変更 ハイパスフィルター (HPF)の オフ 操作モード (ディスプレイ表示) アッテネーター (ATT) 極性操作 (POL) 操作 内容 変更するチャンネルの [SELECT] → エンコーダー *2 選択されたチャンネルの[SELECT]インジケー ターが点灯し、アッテネーター値がエンコーダー 操作で変更できます。 変更範囲は−99dB〜0dBで1dB単位で設定でき ます。 変更するチャンネルの [SELECT] → エンコーダー *2 選択されたチャンネルの[SELECT]インジケー ターが点灯し、極性をエンコーダー操作で変更で きます。 表示 極性 NOR 正相 INV 反転 選択されたチャンネルの[SELECT]インジケー ターが点灯し、ハイパスフィルター (HPF)のオン/ オフおよびカットオフ周波数をエンコーダー操作 で変更できます。ハイインピーダンス接続の設定 にしたときは80Hz、ローインピーダンス接
操作 内蔵メモリーの初期化 設置場所の変更などで内蔵メモリーを工場出荷時の設定に戻 す(初期化する)ときは以下のように操作してください。 1. 電源をオフにしてください。 2. 機器設定ディップスイッチの7を下に、8を上にして ください。 6. 電源をオンにしてください。 初期化されるのは以下のメモリーです。 • • • • • • アッテネーター値 極性設定 HPF設定 アナログ/デジタル入力設定 [SIGNAL]インジケータ表示設定 イベントログ * 工場出荷時には、すべての機器設定ディップスイッチが上に なっています。 3.
資料 困ったときは(トラブルシューティング) 症状 電源がオンにならない 考えられる原因 電源ケーブルが抜けている 電源ケーブルを接続してください。 アナログ/デジタル入力設定が間違っ ている フロントパネルでアナログ/デジタル入力設定を確 認してください。 ダブルパワーモードになっている ダブルパワーモードのときにはBチャンネル、D チャンネル、FチャンネルおよびHチャンネルから 音声信号が出力されません。ダブルパワーモードを 解除するか、ケーブルをつなぎ直してください。 入出力のケーブルが抜けている 入出力のケーブルを接続してください。また、プラ グからケーブルが抜けていないかどうかを確認して ください。 ミュートがオンになっている [MUTE]インジケーターが消灯していることを確認 してください。点灯している場合は、ミュートをオ フにしてください。 アッテネーター値が低い 音が出ない 電源をオン/オフしても、 [ALERT]インジケーターが点 滅または点灯したままになる 対策 「アッテネーション操作」に切り替え (223ページ)、 ディスプレイ (210ページ) でアッテネ
資料 アラート一覧 異常が発生すると、[ALERT]インジケーターが点滅し、ディスプレイにアラート番号が表示されます。 アラート番号に対する内容および対策は以下のようになります。 アラート番号 表示なし ([ALERT] のみ点灯) 内容 機器が正常に起動していません。 001.〜008. 対策 電源をいったんオフにして、5秒以上間隔を空けてから電源をオンにし てください。問題が解決しない場合は、メモリーの初期化を実行してく ださい。それでも解決しない場合は、ヤマハ修理ご相談センターにご連 絡ください。 010. 内蔵バックアップバッテリーが完全に消耗してい るか、装着されていません。 011. 内蔵バックアップバッテリーが極端に消耗してお り、メモリーが消滅している可能性があります。 012. 内蔵バックアップバッテリーの残量が少なくなっ ています。 使用に支障はありませんが、継続して使用すると設定が失われ、初期設 定に戻る可能性があります。お早めにヤマハ修理ご相談センターにご連 絡ください。 013.
資料 アラート番号 内容 103. プロテクションが働き、電源がシャットダウンさ れました。 104. プロテクションが働き、出力がミュートされまし た。 105. スピーカー出力端子のショートが検出されたため、 出力がミュートされました。 アンプ部(ヒートシンク)の温度が変化し、次のス ピーカー出力状態になりました。(****) 106. 110.
資料 Dante関連メッセージ(XMV8280-D/XMV8140-Dのみ) XMV8280-D/XMV8140-Dでは、フロントパネルのインジケーターを使用して警告メッセージとインフォメーションメッ セージを表示します。 また、Dante ControllerのError Statusにもメッセージが表示されます。 各インジケーターの点灯/点滅は以下のように動作します。 消灯 消灯します。 点灯 点灯し続けます。 点滅 点滅し続けます。 2回点滅 周期的に2回点滅します。 ■ インフォメーションメッセージ インジケーターの点灯/点滅により、状態を通知します。 橙色の[SYNC]インジケーターが消灯している場合は、正常に動作しています。 緑色の[SYNC]インジケーターが消灯している場合は、機器のクロックが未確定であることを示します。 [SYNC]インジケーター 内容 (緑)消灯 (橙)点灯 (緑)点滅 (橙)消灯 (緑)点灯 (橙)消灯 説明 同期処理をしている。 同期が完了するまでお待ちください。同期が完了するまで 60秒くらいかかることがあります。 ワードクロックマスターと
資料 ハイインピーダンス接続とローインピー ダンス接続 ハイインピーダンス接続とは、スピーカーシステムにスピー カートランスを取り付けることでインピーダンスを数百Ω から数kΩに上げてパワーアンプと接続する方式です。この ようにすることで、ローインピーダンス接続に比べて、はる かに少ない電流でスピーカーシステムを駆動できます。すな わち多数のスピーカーシステムが接続できるようになるとい うことです。ハイインピーダンス接続した場合のパワーアン プ側の最大出力電圧は、70Vまたは100Vで動作させるの が一般的です。 一方、ローインピーダンス接続はスピーカートランスを使用 せず、スピーカーシステムの定格インピーダンス(4〜16Ω が一般的)のままパワーアンプと接続する方式です。 それぞれの接続方式の違いなどを説明します。 ● ローインピーダンス接続 一般的には1チャンネルに1台のスピーカーシステム を接続します。 したがってXMVに接続できるスピーカーシステムの 台数は、8台にとどまります。 ただし、ローインピーダンス接続でも1チャンネルに 対して複数のスピーカーシステムを接続する方法があ ります。 ひとつめ
資料 ■ 伝送の距離と効率 電気信号を伝送するケーブルには抵抗があります。伝送 距離が短い、すなわちケーブルが短い場合の抵抗はほと んど無視できますが、伝送距離が長くなると抵抗が増大 し、そのままでは電気信号の伝送効率、ひいては音質に まで影響を与えます。以下、伝送の距離と効率の関係か ら両方式のメリットとデメリットをご紹介します。 ● ハイインピーダンス接続 長距離伝送でケーブルの抵抗が8Ωになった場合で も、スピーカーシステムのインピーダンス値に対して 無視できるくらいの値のため、ケーブルでの伝送ロス がほとんどなく、したがって電気信号の伝送効率にも ほとんど影響を及ぼしません。 70V/100V 長距離 BTL(Balanced Transformer Less)接続 BTL接続すると、2チャンネル分のアンプを1チャンネルの アンプとして使用するため出力が2倍になります。 NOTE プラスマイナスそれぞれの端子にアンプ出力が接続されてい るので、他の端子やシャーシとの接触は故障の原因になりま すのでご注意ください。 通常の接続 スピーカートランス(1kΩ) ほぼ100% 通常のアンプ
アフターサービス お問い合わせ窓口 保証と修理について お問い合わせや修理のご依頼は、お買い上げ店、または 次のお問い合わせ窓口までご連絡ください。 保証と修理についての詳細は下記のとおりです。 ●機能や取り扱いに関するお問い合わせ ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター 0570-050-808 ※ 固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。 通話料金は音声案内で確認できます。 上記番号でつながらない場合は 03-5488-5447 受付時間 月曜日〜金曜日11:00 〜 18:00 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く) FAX 03-5652-3634 オンラインサポート http://jp.yamaha.
保 持込修理 品 名 ※品 番 本 体 お買上げの日から1ケ年間 ※お買上げ日 年 書 本書は、本書記載内容で無償修理を行う事をお約束するものです。 お買上げの日から左記期間中に故障が発生した場合は、本書をご提示 の上お買上げの販売店に修理をご依頼ください。 ご依頼の際は、購入を証明する書類(レシート、売買契約書、納品書 など)をあわせてご提示ください。 パワーアンプリファイアー ※シリアル番号 保 証 期 間 証 月 日 (詳細は下項をご覧ください) ※ 販 店 所在地 売 お 客 様 ご住所 お名前 電 話 様 ( 印 名 電 店 話 ( ) ) 株式会社ヤマハミュージックジャパン PA営業部 ご販売店様へ ※印欄は必ずご記入ください。 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町41番12号 KDX箱崎ビル1F TEL. 03-5652-3850 保証規定 1. 保証期間中、正常な使用状態(取扱説明書、本体貼付ラベルなどの注 意書に従った使用状態)で故障した場合には、無償修理を致します。 5.
Specifications General Specifications XMV8280 XMV8140 XMV8280-D XMV8140-D 4Ω 280W 140W 280W 140W 8Ω 280W 140W 280W 140W 4 Ω / DOUBLE POWER MODE 560W 280W 560W 280W 8 Ω / DOUBLE POWER MODE 560W 280W 560W 280W 100V (RL=40Ω/XMV8280) (RL=80Ω/XMV8140) 250W 125W 250W 125W 70V (RL=20Ω/XMV8280) (RL=40Ω/XMV8140) 250W 125W 250W 125W Output Power 1kHz, THD+N=1% (20 ms Burst) High Impedance Amplifier Type (Output Circuitry) THD+N Frequency Response Class D 1kHz, half power, 4Ω All
Specifications XMV8280 Controls Front panel XMV8140 XMV8280-D Front panel (software) ATT (-99dB to 0dB, 1dB step), POLARITY, HPF (OFF, 40Hz, 80Hz), *40Hz or 80Hz for Hi-Z output setup INPUT SOURCE (ANALOG/DIGITAL), SIGNAL LED (INPUT/OUTPUT) Rear panel AMP SETTING switch x 2 (OUTPUT FORMAT, IMPEDANCE, DOUBLE POWER MODE, HI-Z LEVEL, per 2 channels), SETUP switch (SECONDARY PORT, LED DIMMER, PANEL LOCK, IP SETTING, START UP MODE), Rotary switch x 2 (UNIT ID HIGH, UNIT ID LOW) AMP SETTING switch x 2 (O
Specifications Block Diagram XMV Series Block Diagram YDIF model: XMV4140, XMV4280, XMV8140, XMV8280 Dante model: XMV4140-D, XMV4280-D, XMV8140-D, XMV8280-D CH A, B, C, D (E, F, G, H for XMV8xxx) DSP G SETUP 100V HA AD INPUT SOURCE SELECT ATT YDIF model only PROTECTION SIGNAL (IN) LIMIT HPF SIGNAL (OUT) SPEAKERS A, C (E, G for XMV8xxx) 70V 8ohms 80Hz YDIF POLARITY In MUTE 40Hz LIMITER AMP 4ohms DA OFF 8ohms Out 4ohms INPUT REDUNDANCY Backup Mode *1 Override Mode -3dBFS Dante
Specifications Current Draw and Heat Dissipation XMV8280/XMV8280-D Power Specifications (PINK NOISE, 100V/50Hz mains) MODE standby idle 1/8 output power 1/3 output power 280W/4Ω 280W/8Ω 560W/4Ω 560W/8Ω 100V 70V 280W/4Ω 280W/8Ω 560W/4Ω 560W/8Ω 100V 70V 280W/4Ω 280W/8Ω 560W/4Ω 560W/8Ω 100V 70V 280W/4Ω 280W/8Ω 560W/4Ω 560W/8Ω 100V 70V Heat Dissipation Btu/h kcal/h Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) 0.4 23 23 77 20 0.8 0.8 0.7 0.8 1.0 1.0 4.3 4.1 4.2 4.3 3.8 3.9 10.
Specifications Power Specifications (PINK NOISE, 230V/50Hz mains) MODE standby idle 1/8 output power 1/3 output power 280W/4Ω 280W/8Ω 560W/4Ω 560W/8Ω 100V 70V 280W/4Ω 280W/8Ω 560W/4Ω 560W/8Ω 100V 70V 280W/4Ω 280W/8Ω 560W/4Ω 560W/8Ω 100V 70V 280W/4Ω 280W/8Ω 560W/4Ω 560W/8Ω 100V 70V Heat Dissipation Btu/h kcal/h Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) 0.4 23 23 77 20 0.5 0.5 0.5 0.5 0.6 0.6 1.9 1.8 1.8 1.9 1.7 1.7 4.4 4.2 4.3 4.4 3.7 3.
Specifications Power Specifications (PINK NOISE, 120V/60Hz mains) MODE standby idle 1/8 output power 1/3 output power 140W/4Ω 140W/8Ω 280W/4Ω 280W/8Ω 100V 70V 140W/4Ω 140W/8Ω 280W/4Ω 280W/8Ω 100V 70V 140W/4Ω 140W/8Ω 280W/4Ω 280W/8Ω 100V 70V 140W/4Ω 140W/8Ω 280W/4Ω 280W/8Ω 100V 70V Heat Dissipation Btu/h kcal/h Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) 0.4 23 23 77 20 0.8 0.8 0.7 0.7 0.9 0.9 2.1 2.0 2.0 2.2 2.0 2.1 4.4 4.2 4.3 4.4 3.9 4.
Information for users on collection and disposal of old equipment: This symbol on the products, packaging, and/or accompanying documents means that used electrical and electronic products should not be mixed with general household waste. For proper treatment, recovery and recycling of old products, please take them to applicable collection points, in accordance with your national legislation.
Información para usuarios sobre la recogida y eliminación de los equipos antiguos Este símbolo en los productos, embalajes y documentos anexos significa que los productos eléctricos y electrónicos no deben mezclarse con los desperdicios domésticos normales. Para el tratamiento, recuperación y reciclaje apropiados de los productos antiguos, llévelos a puntos de reciclaje correspondientes, de acuerdo con la legislación nacional.
242 XMV8280/XMV8140/XMV8280-D/XMV8140-D Owner’s Manual
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