CISSCA ユーザーズマニュアル V3.
ソフトウェアのご使用条件 弊社では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、<ソフトウェ ア使用許諾 契約>を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使 用いただけます。 本ソフトウェアのダウンロード、インストール、コピー、その他のご使用をされた場合には下記条項にご同 意いただけたものとさせていただきますので、下記条項を十分お読みください。ご同意いただけない場合は、 ダウンロード、インストール、コピー、その他のご使用をおやめください。すでにダウンロードやインストール をしたが、下記条項にご同意いただけないという場合には、すみやかに本ソフトウェアを削除してください。 ソフトウェア使用許諾契約 ・ 著作権及び使用許諾 弊社はお客様に対し、ソフトウェアプログラムおよびデータファイル(以下「本ソフトウ ェア」といいます)を 使用する権利を許諾します。本契約条項は、今後お客様に一定の条件付きで配布され得る本ソフトウェア のバージョンアッププログラム、データファイルにも適用されるものとします。本ソフトウェアの権利およびそ の著作権は、弊社または弊社のライ
・ 使用制限 本ソフトウェアの使用にあたっては、次のことを遵守してください。 • 本ソフトウェアには著作権があり、その保護のため、お客様が本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセ ンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他のいかなる方法によっても、人間が感得できる形 にすることは許されません。 • 本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、頒布または本ソフトウェアの内 容に基づいて二次的著作物をつくることは許されません。 • 本ソフトウェアを、ネットワークを通して別のコンピューターに伝送することや、ネットワークで他のコン ピューターと共有することは許されません。 • 本ソフトウェアを使用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信することは許されません。 • 弊社の許可無く本ソフトウェアの使用を前提としたサービスを立ち上げることは許されません。 ・ 終了 本契約は、お客様が本ソフトウェアをお受け取りになった日に発効します。本契約は、お客様が著作権 法または本契約条項にひとつでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了す るものとします。その場合には、ただちに
・ 第三者のソフトウェア 弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、データファイルおよびそれに関するドキュメンテ ーション(以下「第三者ソフトウェア」といいます)を提供する場合があります。別の規定に従い取り扱わ れるべき旨の記載が、本ソフトウェア付随のマニュアルに記載されている場合には、本契約条項にかか わらず、その別の規定に従い取り扱われるものとし、弊社によるアフターサービスおよび保証などにつ いては、以下の規定が適用されるものとします。 ・ 弊社は第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供する ものではありません。 ・ 弊社は、明示であると黙示であるとを問わず、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対 する適合性の保証その他一切の保証をいたしません。第三者ソフトウェアの使用もしくは機能か ら生じるすべての危険は、お客様のご負担となります。 ・ 弊社は、第三者ソフトウェアの使用、誤用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接 的、派生的、 付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営 業情報の損失などによる損害を含む)
動作環境 OS CPU メモリー ハードディスク ディスプレイ Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 Framework 4.5 以上 1 GHz 以上の 32 ビットまたは 64 ビットプロセッサ 2 GB RAM (32 ビット) または 4 GB の RAM (64 ビット) 250MB 以上の空き容量 1024×768 ピクセル, 256 色以上 インストール方法 1. 「CISSCA」フォルダーをダブルクリックします。 2. CISSCA というインストーラーファイルが表示されますので、ダブルクリックします。 3. CISSCA のセットアップダイアログが表示されます。 4. 画面の指示に従ってインストールを実行します。 5. インストール後、コンピューター上(デフォルトでは「Program Files(x86)\YAMAHA\CISSCA_Ver3」フォ ルダー)に「CISSCA」のフォルダーが追加されます。 6. スタートメニュー及びデスクトップにショートカットが追加されます。 アンインストール方法 1. 2. 3. 4.
目次 CISSCA について .................................................................................................................................................................................1 動作環境 ..................................................................................................................................................................................................5 インストール方法 ............................................................................................................
1. CISSCA の起動 デスクトップの CISSCA アイコンをダブルクリックするか、スタートメニューの「プログラム」から「YAMAHA」「CISSCA_Ver3」を選択して、プログラムを起動します。起動すると初期画面(HOME 画面)が表示されます。 HOME 画面 CISSCA は HOME 画面から、対話形式で条件を入力していくことでスピーカーの本数などの設計を簡易的 に行なっていきます。一つの部屋を設定する単位をプロジェクトと呼んでファイルのように管理することが できます。 1-1.
1-2. プロジェクト作成時の操作 初期画面(HOME 画面)で「新規」を選択すると、プロジェクトの設定画面が表示されます。 プロジェクト設定 画面 作成するプロジェクトの名称、メモ、設定方法を入力し、以下の様な手順で条件を入力し、シミュレーション を行います。 【設定方法が AUTO の場合】 • 2.1: 部屋条件の入力 • 2.2: スピーカー密度の設定 • 2.4: アプリケーションの設定 • 2.6: 設定表示 • 2.7: 結果表示 • 2.8: レポート作成 【設定方法が ADVANCED の場合】 • 2.1: 部屋条件の入力 • 2.3: スピーカーの選定 • 2.4: アプリケーションの設定 • 2.5: スピーカー出力調整 • 2.6: 設定表示 • 2.7: 結果表示 • 2.
1-3. プロジェクト編集時の操作 初期画面(HOME 画面)で「開く」を選択すると、作成済プロジェクトのファイル選択画面が表示されます。 1-4.
2. 入力 2-1.
また、設計図等の画像取り込みにより部屋のイメージをより容易にする事ができます。 取り込んだ画像は、以下の操作により移動・拡大縮小ができます。 画像操作 ・ 移動:移動ボタンを押すことにより、取り込んだ画像をマウスで移動させる事が可能となります。 移動可能な状態は、左図のようなボタンとなります。 ・ 縮尺:縮尺値または、縮尺スライダーにより画像の拡大・縮小を行います。 縮尺値 1 が等倍となります。 0.
2-2.
2-3.
2-4.
アプリケーション例: 名称 Quiet BGM Low BGM Mid BGM High BGM Low FGM/Speech FGM/Speech High FGM Low Ent. Music Low Ent. Music Mid Ent. Music Mid Ent. Music High Ent. Music High Ent.
2-5. スピーカー出力調整 ここでは以下の項目を設定します。 ・ シーリングスピーカーの密度(数量)と基本パターン ・ サーフェースマウントスピーカーの数量、配置間隔、高さ、角度(Tilt、Pan) ・ サブウーファーの数量、配置場所 Note:ADVANCED モードのみ 2-5-1. シーリングスピーカー シーリングスピーカー出力調整 密度(スピーカーの配置密度) :スピーカー直下(軸上)の 受音点から音圧が 6DB 落ちる部分を示すカバ ーエリアの重なる量を調整します。標準では Edge-to-Edge の状態 になります。 全部で 5 段階の調整範囲があります。 密度が高い Maximum Overlap Minimum overlap Edge-to-Edge 1.4 x Edge-to-Edge 2.
・ スピーカーの配置パターン: ・ Maximum Overlap 片方のスピーカーの 6dB SPL 落ちのポイントと、他方のスピーカーの軸を合わせる方法です。ス ピーカーの台数が多くなるため、高い音圧が求められるアプリケーションに適しています Square Hexagonal ・ Minimum Overlap Edge-to-Edge のスピーカーの配置では、カバーエリアにすき間ができてしまいます。 Minimum Overlap は、このすき間をなくすことを目的とした配置方法です。 Square Hexagonal ・ Edge-to-Edge 6dB SPL 落ちのカバーエリア同士を合わせる配置方法です。ヤマハが推奨する最もスタンダード なレイアウトのひとつです。CISSCA で見積もることのできるヤマハスピーカーの能力を最大限に 発揮することができます。 Square Hexagonal 17
・ 1.4 x Edge-to-Edge Edge-to-Edge の 1.4 倍のスピーカー距離を取って配置する方法です。ヤマハが推奨するレイアウ トのうちで、Edge-to-Edge よりもエコノミーな配置で、必要なスピーカーの台数を減らすことができ ます。 Square Hexagonal ・ 2.
2-5-2.
2-5-3.
2-6.
2-7.
・ REPORT:完成した設計情報をもとに、A4 用紙に表示できるようなレポートを PDF フォーマットで 作成します。PDF ファイルは Acrobat Reader(推奨)などで開き、印刷することで設計情報として提 供することができます。 Note: それぞれのスピーカーのカバーエリアが重なるようにすると、より自由度の高い音響空間が提供で きます。しかし必要なスピーカーの本数が増えますので注意してくだい。スピーカー本数を調整するには、 スピーカー密度の設定に戻ってスピーカー密度を調整してください。 REPORT ボタンを押すと次のステップに移動します。 23
2-8.
JPG 出力は以下の指定が可能です。 項目 【JPG】SPEAKERLAYOUT 【JPG】SPL MAP ALL 【JPG】SPL MAP [Overall A-Weighted] 【JPG】SPL MAP [Overall Flat] 【JPG】SPL MAP [HIGH,2kHz-8kHz] 【JPG】SPL MAP [MID,500Hz-2kHz] 【JPG】SPL MAP [LOW,125Hz-500Hz] 出力内容 レポート内のスピーカーレイアウト図(上面図、側面図)を JPEG 出力します。 全ての音圧マップ図を JPEG 出力します。。 測定周波数[Overall A-Weighted]の音圧マップ図を JPEG 出力します。 測定周波数[Overall Flat]の音圧マップ図を JPEG 出力します。 測定周波数[HIGH,2kHz-8kHz]の音圧マップ図を JPEG 出力します。 測定周波数[MID,500Hz-2kHz]の音圧マップ図を JPEG 出力します。 測定周波数[LOW,125Hz-500Hz]の音圧マップ図を JPEG 出力します。 Note: SPL on/off
レポート例(1ページ目) 26
レポート例(2 ページ目) 27
レポート例(3 ページ目) 28