User Manual

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安全上のご注意
ご使用の前に、必ずよくお読みください。
必ずお守りください
本製品は、主に店舗やレストラン、商業スペースでBGM
や音声の再生に使用するスピーカーシステムです。用途
以外の目的では使用しないでください。
取り扱いに不慣れな方や、子供など本書に従って取り扱
いできない方が使用する場合は、必ず安全面で責任を持
てる方が補助してください。
取り付け工事は必ず専門の施工会社に依頼してくださ
い。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用い
ただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損害を
未然に防止するためのものです。
お読みになったあとは、本製品を使用される方がいつで
も見られる所に必ず保管してください。
「警告」「注意」「注記」について
誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容
を、危害や損害の大きさと切迫の程度により区分して掲
載しています。
記号表示について
本製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のよ
うな意味があります。
異常に気づいたら
下記のような異常が発生した場合、すぐにパ
ワーアンプの電源を切る。
製品から異常なにおいや煙が出た場合
製品の内部に水や異物が入った場合
使用中に音が出なくなった場合
製品に亀裂、破損がある場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または
故障のおそれがあります。至急、お買い上げの
販売店またはヤマハ修理ご相談センターに点検
や修理をご依頼ください。
分解禁止
本製品を分解したり改造し
たりしない。
感電や火災、けが、または
故障の原因になります。本
製品の内部には、お客様が
修理/交換できる部品はあ
りません。
水や火に注意
本製品の上に花瓶や薬品など液体の入ったも
のを置かない。
浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで
使用しない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、ま
たは故障の原因になります。
本製品の近くで、火気を使用しない。
火災の原因になります。
聴覚障害
オーディオシステムの電源を入れるときは、パ
ワーアンプをいつも最後に入れる。電源を切る
ときは、パワーアンプを最初に切る。
聴覚障害やスピーカーの損傷の原因になること
があります。
設置と接続
不安定な場所や振動の多い場所に設置しない。
本製品が落下して故障したり、けがをしたりす
る原因になります。
本製品を子供の手の届くところに設置しない。
誤って本製品の穴に指を入れてけがをするおそ
れがあります。
本製品は子供がいる可能性のある場所での使用
には適していません。
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置しない。
故障の原因になります。
油煙や演出用スモークの多い場所には設置しな
い。
部品の劣化により、本製品が故障するおそれが
あります。
本製品を移動するときは、必ずすべての接続
ケーブルを外した上で行なう。
ケーブルをいためたり、お客様やほかの方々が
転倒したりするおそれがあります。
スピーカーをつり下げるためにスピーカーの
キャリーバンドを使用しない。
スピーカーが落下して破損したり、けがをした
りする原因になります。
取り付け工事は必ず専門の施工会社に依頼する。
また、取り付ける場合は、以下の点に注意する。
この機器の重量に十分に耐えられる取り付け
器具と場所を選ぶ
継続して振動があるような場所は避ける
必ず指定された取り付け工具を使用する
定期的に保守点検を行なう
スピーカーの接続には、スピーカー接続専用の
ケーブルを使用する。
それ以外のケーブルを使うと、火災の原因にな
ることがあります。
取り扱い
本製品のバスレフポート/クランプの稼動部分
に手や指を入れない。
けがをするおそれがあります。
本製品の上にのったり重いものをのせたりしな
い。
本製品が破損したり、けがをしたりする原因に
なります。
ローインピーダンス接続時は、本製品に許容入
力以上の電力が入力されないようにする。ハイ
インピーダンス接続時は、接続するスピーカー
のトランスタップ設定の合計が使用するパワー
アンプの出力を超えないようにする
出力レベルが許容入力レベルを超えていると、
故障や火災のおそれがあります。
アンプでクリップが生じるような過大な信号や
以下のような音(ノイズ)を入力しない。
マイクロフォン使用時のハウリング音
電子楽器などからの大音量の連続音
過度にひずんだ連続音
アンプの電源を入れた状態でのケーブルの抜
き差しによるポップノイズ
パワーアンプの出力レベルが本製品 ( プログ
ラム)許容入力レベルより低い場合でも、本製品
の損傷、故障や火災のおそれがあります。
PA_ja_11_2
注記(使用上の注意)
製品の取り扱い/お手入れに関する注意
極端に温度の高いところや低いところ、ほこりや振
動の多いところで使用しない
本製品のパネルが変形したり、内部の部品が故障し
たり、動作が不安定になったりする原因になります。
スピーカー端子を家庭用100V電源に接続しない。
故障の原因になります。
ハイインピーダンス接続時は、60Hz以上のハイパ
スフィルターを通した信号をスピーカーに入力する。
60Hz未満の信号を入力すると、故障の原因になり
ます。
スピーカーユニットに触れない。
故障の原因になります。
ローインピーダンス接続で、スピーカーを並列接続
する場合は、必ずアンプの規定負荷インピーダンス
の範囲内で接続する。
範囲外のインピーダンスで使用すると、アンプの故
障の原因になります。
本製品上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム
製品などを置かない。
パネルの変色/変質の原因になります
お手入れのときは、ベンジン、シンナー、洗剤、化
学ぞうきんなどで製品の表面を拭かない。
変色/変質する原因になります。
保護回路
本製品は、自動復帰型の保護回路を内蔵しています。
過大な入力が加わると、保護回路が動作して、音が
出なくなります。使用中に音が出なくなった場合は
速やかにアンプの音量を下げてください。(数秒〜数
十秒で自動的に復帰します。
グリルをはめたままグリルを下にして地面などに置か
ないでください。グリルが変形する原因となります。
バッフル前面を下にして置く場合は、平らな場所に
置いてください。
バスレフポートから空気が吹き出す場合があります
が、本製品の故障ではありません。特に、低音成分
の多い音を出力する場合に起こります。
お知らせ
取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべ
て説明のためのものです。
本書に記載されている会社名および商品名等は、各
社の登録商標または商標です
廃棄に関するお知らせ
本製品は、リサイクル可能な部品を含んでいます。
廃棄される際には、廃棄する地方自治体にお問い合
わせください。
警告
警告
「死亡す可能性重傷負う可
能性が想定さる」内容です。
「傷害可能性が想定さる」内容
です。
注記
「故障、損傷や誤動作、データ損失
発生が想定さる」内容です。
注意喚起
禁止
必ず実行
一般注意
禁止
必ず実行
分解禁止 水ぬれ禁止
電源プラを抜
必ず実行
禁止
注意
禁止
禁止
必ず実行
禁止
禁止
禁止
禁止
必ず実行
禁止
必ず実行
必ず実行
禁止
禁止
不適切な使用や改造により故障した場合の補償はい
たしかねますので、ご了承ください。
必ず実行
禁止
仕様
同梱品
同梱品を確認してください。
スピーカー×1
グリル×1
安全ワイヤー×1
穴開け用型紙×1
取扱説明書
(本紙。裏面に保証書が掲載されています。)
スピーカーケーブルは付属していません。
オプション品(別売)
天井補強金具AB-C2
同梱品
ボルト吊下金具×1
Oリング×1
ネジ×4(SタイトM4×8mm)
アンカーボルトは付属していません。
本取扱説明書ではAB-C2を使用した
設置方法も説明しています。
ペンダントマウントキットPK-C4B、PK-C4W
PK-C4B、PK-C4Wを使用すると、
本製品を天井から吊り下げて使用でき
ます。
PK-C4B、PK-C4Wを使用した本製
品の設置方法は、PK-C4B、PK-
C4Wに同梱されている施工説明書を
参照ください。
*1:ハーフスペース(2π)
*2:許容入力と出力音圧レベルから計算
本書は、発行時点での最新仕様で説明しています。最新版は、ヤマハウェブサイトか
らダウンロードできます。
製品の寸法については、本紙裏面にある寸法図を参照してください。
形式 フルレンジ、バスレフ方式
コンポーネント 6.4cm(2.5インチ)フルレンジユニット
公称指向角度 160°円錐状
定格インピーダンス
許容入力 NOISE 15W
PGM 30W
MAX 60W
出力音圧レベル(1W、1m)
*1
86dBSPL
最大出力音圧レベル
(計算値、1m、Peak)
*2
104dBSPL
再生周波数帯域(-10dB)
*1
67Hz20kHz
コネクター ユーロブロック(4ピン)×1
(イ+/−+/−)
ワイヤー直径:最小AWG24(0.2sq)
最大AWG12(3.5sq)
トランス
タップ
100V 1.9W、3.8W、7.5W、15W
70V 1W、1.9W、3.8W、7.5W、15W
プロテクション 全帯域においてネットワークとトランスデュー
サーを保護
防磁仕様 非防磁型
エンク
ロージャー
形状 丸型
キャビネット素材 鉄1mm、黒
バッフル素材 ABSV-0材5mm、黒
グリル 素材 メタルグリル:パンチングメタル 
鉄0.6mm 粉体塗装
トリムリング:ABSV-0
開口率 51%
仕上げ VXC2FB:黒塗装(マンセルN3.0近似値)
VXC2FW:白塗(マンセN9.3近似)
寸法(グリル含む) Ø225×D89mm
質量(グリル含む) 1.7kg
開口寸法 Ø186mm
取り付け可能板厚 5mm37mm
対応配管 Ø15.4mm〜Ø21.3mm
梱包数量 1
天井補強金具AB-C2の材質は鉄、重量は0.65kgです。
アンプまたは
前のスピーカー
次のスピーカー
次の
スピーカー
ユーロブロック
プラグ
パワーアンプ
スピーカー
アンプまたは
前のスピーカー
次のスピーカー
パワーアンプ
スピーカー
ユーロブロック
プラグ
次の
スピーカー
スピーカーの取り付け
スピーカーを取り付ける前に、スピーカーを取り付ける天井に十分な強度があるこ
とを確認してください。
事前準備(スピーカーケーブルの処理)
ユーロブロックプラグに取り付けるスピーカーケーブルは、図のように芯線を
むき出して配線してください。
1. 付属の穴開け用型紙を天井にあて、開口のための線を描きます。
開口部の直径が合わないとスピーカーを取り付けられなくなるため、必ず穴開
け用型紙を使用してください。
ホールカッターを使う場合は穴開け用型紙で直径を合わせてください。
2. 線に沿って穴を開けます。
1. パワーアンプからのスピーカーケーブルを天井の開口部から引き出します。
2. 配線方向に合わせて、2枚のターミナルカバーの任意の1枚を、2か所のネジを
緩めて本体より外します。取り外したターミナルカバーにスピーカーケーブル
を通します。この取扱説明書では上部のターミナルカバーを外した図で説明し
ます。
ターミナルカバーには、スピーカーケーブルを通
す穴が開いていません。使用するターミナルカ
バーに穴を開けてください。
3. 本体からユーロブロックプラグを取り外します。
ユーロブロックプラグの端子ネジをマイナスドライバーで緩めたあと、各結線
部にケーブルの芯線部分を差し込み、端子ネジをしっかりと締め付けます。結
線については、「ケーブルの結線」を参照してください。
ケーブルを引っ張って抜けないことを確認してください。
マイナスドライバーは刃幅が3mm以下の
ものを使用してください。
4. 結線したユーロブロックプラグを本体のソケットに取り付けます。
5. 2か所のネジを締めて、ターミナルカバーを取り付けます
注記
スピーカーの取り付け作業は、パワーアンプの電源を切ってから行なってくださ
い。
NOTE
断線の原因となりますので、より線を使用する場合は芯線に半田めっきをしな
いでください。
天井に穴を開ける
注意
穴を開ける際に、破片や粉などが目に入らないようにご注意くださ
い。
天井補強金具AB-C2(別売)を使用する場合
1. Oリングをたたんだ状態で天井裏に入れ、天井裏で広げます。
2. ボルト吊下金具を天井裏に入れ、付属のネジを仮留めします。ここで仮留め
をしておくと、固定しやすくなります。
3. イラストのようにアンカーボルト、ボルト吊下金具、Oリングを固定しま
す。
アンカーボルトはφ10mmのものを使用してください。
アンカーボルトは、天井までの距離が200mm±5mmとなる長さにして
ください。
約7mm
使用可能ケーブル:最小AWG24(0.2sq)
最大AWG12(3.5sq)
1
Oリ
アンカーボルト
ボルト
吊下金具
Oリング
アンカーボルトΦ10mm
天井
アンカーボルトから
天井までの距離
200mm ± 5mm
ボルト吊下金具
Oリ
結線する
注意
穴を開けるときは、適切な道具を使
してください。道具を使用しないと
手にけがをするおそれがあります
2
ターミナルカバー
ターミナルカバー スピーカーケーブル
端子ネジ
ユーロブロック
プラグ
マイナスドライバー
緩める
締める
3mm以下
1. 安全ワイヤー取付金具に安全ワイヤーを取り付け、頑丈な溝形鋼などにつなぎ
ます。
2. 天井とスピーカーの間にスピーカーケーブル、キャリーバンド、安全ワイヤー
を挟まないように注意しながら、ゆっくりとスピーカー本体を天井に押し上げ
ます。
3. スピーカーを上に持ち上げながら、3か所の固定ネジをプラスドライバーで時計
回りに回して締めます。最初の回転でクランプが開きます。
ネジを回すごとにクランプが下がり、天井やOリングを押さえ込みます。
クランプが開きにくい場合、いったん反時計回りに半周回すと開きやすくなり
ます。
スピーカー前面にあるタップ選択スイッチをマイナスドライバーなどで回して、ハ
イインピーダンス接続時は伝送方(100(100V)/70(70V))と入力ワット数
を選んでください。100(100V)伝送時に、×のところには合わせないでくださ
い。ローインピーダンス接続時は、8Ωを選んでください。
グリルに付いている糸を本体に取り付けてから、バッフル前面の磁石(4か所)にグ
リルを取り付けてください。
天井に固定する
注意
必ず落下防止対策を施してください。
付属の安全ワイヤーで長さが足りない場合は、スピーカーの重量、
設置状況を考慮して適切な長さと強度のワイヤーをご用意くださ
い。長さに余裕がありすぎると、落下時に運動エネルギーがワイ
ヤーに多くかかって断線する可能性があります。
注記
締めすぎるとネジが切れたりクランプが壊れたりするため、固定ネジを締めす
ぎないようにしてください。
注意
固定ネジ以外を回さないでください。スピーカーユニットの落下や
故障の原因となります。
3
安全ワイヤー
安全ワイヤー
取付金具
安全ワイヤー
キャリーバンド
スピーカー
ケーブル
天井補強金具AB-C2(別売)
使用する場合
天井補強金具AB-C2(別売)
使用しない場合
安全ワイヤー
キャリーバンド
スピーカー
ケーブル
固定ネジ
クランプ
天井から外す
1. 3か所の固定ネジをプラスドライバーで反時計回りに回して緩めます。天井
を押さえ込んでいたクランプはネジを緩めると上がり、上がり切ると下図の
ように閉じます。
2. 天井から外れたスピーカーから安全ワイヤーを取り外します。
伝送方式と入力ワット数を設定する
注記
タップ選択スイッチを操作するときは、パワーアンプの電源を切ってから作業し
てください。
設定を間違えるとスピーカーやパワーアンプが故障する原因になります。
グリルを取り付ける
注意
グリルの取り付け位置がずれていると、設置後にグリルが落下するお
それがあります。グリルを取り付ける際にはご注意ください。
クランプ
4
イラストは、100(100V)伝送時には7.5W、
70(70V)伝送時には3.8Wとなる設定を表し
ています。
5
磁石
グリルの取り付け位置がずれている状態 正しく取り付けられた状態
SPEAKER SYSTEM
VXC2FB VXC2FW
取扱説明書
JA
日本語
VCM7580

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