Physisオルガン
安全上のご注意 安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損 害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 ■ 本体に表示されている警告マークについて 本
安全上のご注意 警告 電源 / 電源コード 禁止 水に注意 電源コードをストーブなどの熱器具に近 本体の上に花瓶や薬品など液体の入った づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし ものを置かない。また、浴室や雨天時の屋 外など湿気の多いところで使用しない。 ない。また、電源コードに重いものをのせ 禁止 ない。 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス 電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。 イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理 電源は必ず交流100Vを使用する。 ご相談センターに点検をご依頼ください。 エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 必ず実行 感電のおそれがあります。 電源プラグにほこりが付着している場合 禁止 は、ほこりをきれいに拭き取る。 必ず実行 感電やショートのおそれがあります。 火に注意 本体の上にろうそくなど火気のあるもの
安全上のご注意 注意 電源 / 電源コード この製品を電源コンセントの近くに設置 する。 たこ足配線をしない。 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して 必ず実行 火災の原因になることがあります。 電源プラグへ容易に手が届く位置に設置し、異常を 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ ラグをコンセントから抜いてください。また、電源ス 禁止 イッチを切った状態でも微電流が流れています。こ の製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグ 電源プラグを抜くときは、電源コードを持 をコンセントから抜いてください。 たずに、必ず電源プラグを持って引き抜 必ず実行 く。 接続 電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ とがあります。 すべての機器の電源を切った上で、ほかの 長期間使用しないときや落雷のおそれが 必ず実行 機器と接続する。また、電源を入れたり あるときは、必ずコンセントから電源プラ グを抜く。 必ず実行 切ったりする前に、機器のボリュームを最 小にする。 感電や火災、故障の原因になることがあります。 感電、聴力障害または機器の損傷の原因になりま
安全上のご注意 取り扱い ベンチ 本体のすき間に手や指を入れない。 不安定な場所に置かない。 お客様がけがをするおそれがあります。 ベンチが転倒して、お客様やほかの方々がけがをす る原因になります。 禁止 禁止 禁止 禁止 パネルや鍵盤のすき間から金属や紙片な ベンチで遊んだり、ベンチを踏み台にした どの異物を入れない。 りしない。 感電、ショート、火災、故障や動作不良の原因になる 禁止 ことがあります。 ベンチが転倒したりこわれたりして、お客様がけが をする原因になります。 本体の上にのったり重いものをのせたり ベンチには二人以上ですわらない。 しない。また、オルガンやコントローラー ベンチが転倒したりこわれたりして、お客様がけが をする原因になります。 (ノブ、ボタンなど) 、入出力端子などに無 禁止 理な力を加えない。 本体が破損したり、お客様やほかの方々がけがをし ベンチのネジを定期的に締め直す。 たりする原因になります。 ベンチを長期間使用すると、ベンチのネジがゆるむ ことがあります。ネジがゆるんだ場合は、付属のスパ 必ず実行 ナで締め直して
目 1. 次 重要な注意事項 ..........................................................................................................9 1.1 製品の取り扱い / お手入れに関する注意 ...............................................................................................9 1.2 データの保存に関する注意 ......................................................................................................................9 1.3 データの著作権に関するお願い..............................................................................................................
目 次 11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー).......................................................... 63 11.1 ファイル管理(DIR 機能)....................................................................................................................64 11.2 オルガンのコンビネーションおよび / または設定の読み込み(LOAD 機能)..............................65 11.3 オルガンのコンビネーションおよび / または設定ファイルの保存(SAVE 機能).......................67 11.4 ファイルのコピーと複製(COPY 機能)............................................................................................68 11.
1. 重要な注意事項 1.
2.
3. 各部の名称とはたらき UNICO 700 1 2 3 89 0 B A C 3 4 5 M 7 L DJ E FG HIKG K P Q N O R K D N D UNICO 500 1 2 PEDAL Trompete 8' 4 Cornet V Quinte 2 3 Contra Bombarde 32' 8' Prinzipalbass 16' Dulciana 8' Prinzipal 8' Prinzipal 16' 7 PO W E R USB PHONES Man. II Pedal Man. III ORCHESTRA Peda l Cello Man. I SEQUENC. Man. II Harp Man. II Strings Man. III Chimes Man. III Celesta Man. I Piano Man. I Harpsich. Vox Humana 8' CRESCENDO ENTER M.
3. 各部の名称とはたらき UNICO 400 6 9 0 MAN. II Prestant 2 Prestant Fluit Celeste 8’ Holpijp 8’ 16’ 8’ Octaaf Quint 11 / 3 2 2 /3 4’ AMPLIFICAT. V Vox Humana 8’ Trumpet Fagot Mixtuur V 16’ 8’ Prestant Subbas Gedekt Clarion Tremulant Koppel Koppel III / II I / II 4’ C ORCHESTRA MIDI CANCEL Bourdon Prestant 16’ Ext. Speaker On Console On Reed Man. II Pedal Mixtur Man. III Man. II Harp Pedal Cello Man. I SEQUENC. Man. II Strings Man. III Chimes Man. III Celesta Man.
3. 各部の名称とはたらき UNICO CL / CLV 8 89 2 6 C 4 5 1 0 7 A M J L D K P Q R O N K EXT. +12V DC 300 mA + - GEN. SUB 1 OUT 2 3 4 L(+R) R PROG. OUT MIC GAIN INPUT D UNICO CL / CLV 7 1 5 6 N t A 9 B C SEQUENC. VOLUMES 2 B ENTER FIELD FIELD VALUE VALUE EXIT M 7 L JS D K P Q R K N EXT. +12V DC 300 mA + - GEN. SUB OUT 1 2 3 PROG.
3. 各部の名称とはたらき UNICO CL / CLV 6 1 6 5 2 C A M 7 S J L D K P Q R N K EXT. +12V DC 300 mA + - GEN. SUB OUT UNICO CL / CLV 4 1 6 5 2 A M 7 S L C J D K Q Viscount Physis オルガン リファレンスマニュアル 14 R 1 2 3 PROG.
3.
3. 各部の名称とはたらき Ouverture 7 N B V t C 4 2 5 1 4 2 5 1 J 0 D P K L Q A D N K R Sonus 70 5 6 2 4 C 1 A B M 7 L J 0 D K P Q R N K EXT. +12V DC 300 mA + D Viscount Physis オルガン リファレンスマニュアル 16 - GEN. SUB OUT 1 2 3 PROG.
3. 各部の名称とはたらき Sonus 60 2 5 MAN. I 4 MAN. II C MAN. III Coupler III / I Coupler I / II Coupler III / II CRESCENDO M. BANK PEDAL 1 Coupler I/P Coupler II / P A Coupler III / P MIDI I 7 II III PREV NEXT T L D J 0 K G H CRESCENDO N I/P II / P III / P I / II MAN. I MAN. III R K TUTTI III / II NEXT III / I PREV EXT. +12V DC 300 mA + GEN. SUB - 1 OUT 2 3 4 L(+R) R PROG. OUT MIC GAIN INPUT D Sonus 50 1 6 2 5 C A M L 7 J 0 D K P Q R N K EXT.
3. 各部の名称とはたらき Sonus 45 / 40 1 5 2 C A K L 7 J 0 D R Q EXT. +12V DC 300 mA + - GEN. SUB OUT 1 2 3 4 L(+R) R PROG.
3. 各部の名称とはたらき 各セクションには 2 種類のトレモロがあり、どちらも [TREMULANT] または[TREM]コントローラーで作動させます。 震音効果の速さと深さも調整できます。詳細は 9.1 章を参照してください。 モデルによってはこれらのセクションに[MIDI] コントロールがあり、 [MIDI OUT] 端子に MIDI ノートメッセージを送信 します。 また、1 つまたは 2 つのオーケストラボイスを演奏することもできます。オーケストラストップがないモデルでは、8.3 章、8.4 章に記載の機能を使用して、オーケストラボイスを作動させることが必要です。オーケストラボイスを演奏できる ストップのリストは、オルガンの音源設定によって異なります。 詳細はウェブサイト http://www.viscountinstruments.
3. 各部の名称とはたらき E 足鍵盤ボタン • [1]〜[6] :足鍵盤のディヴィジョンコンビネーションを呼び出します。これらのコンビネーションは変更できま す。下記 J 項に記載の手順を参照してください。 • [HR] :このボタンを押すと、メモリーを呼び出す前にマニュアルモードで設定したボイスの設定を復元します。 F 第Ⅳ手鍵盤ボタン • [1]〜[6] :第Ⅳ手鍵盤のディヴィジョンコンビネーションを呼び出します。これらのコンビネーションは変更で きます。下記 J 項に記載の手順を参照してください。 • [HR] :このボタンを押すと、第Ⅳ手鍵盤メモリーを呼び出す前にマニュアルモードで設定したボイスの設定を復 元します。 • [P] :第Ⅳ手鍵盤から足鍵盤にカプラーをかけます。 • [M.
3. 各部の名称とはたらき J[S]ボタン ジェネラル / ディヴィジョンコンビネーション、トゥッティ、クレッシェンドの段階を保存するためのボタンです。 コンビネーションまたはトゥッティを保存するには、ボイスを設定した後に、 [S] ボタンを押しながら、保存したいコ ンビネーションのボタン/足ピストンを押します。 クレッシェンドの段階を保存するには、クレッシェンドペダルでその段階を選択した後に、 [S] ボタンを押しながら、 ジェネラルメモリーの[HR] ボタンを押します。ある段階の設定内容を別の段階にコピーするには、コピー元の段階を 選択し、 [S]ボタンを押しながらコピー先の段階を選択してから、ジェネラルメモリーの[HR] を押します。 [S]ボタンの LED が消灯している時は、 LOCK ORGAN 機能(10.2 章参照) が作動していることを示しています。 この場合は、 コンビネーションの保存やプログラミング機能の確認はできません。 K オルガン全体のコントローラー 以下のコントローラーは、それぞれのセクションではなく、楽器全体に作用します。 • [MEM. BANK +]/[MEM.
3. 各部の名称とはたらき P[CRESCENDO]ペダル このペダルを踏み込むとクレッシェンドの段階を選択できます。ペダルの各段階で、ピアニシモからフォルティシモ まで同数値のラウドネス設定にリンクされた、プリセットのストップ群を作動します。現在選択されている段階は、 [CRESCENDO]ディスプレイ(⑬項)に表示されます。このペダルはすべてのレジスターをコントロールし、ストッ プ設定を変更します。クレッシェンドの各段階はプログラミングが可能です。設定の保存方法については⑳項を参照 してください。 Q エクスプレッションペダル エクスプレッションペダルは 1 つまたは複数のセクションの音量を常にコントロールし、種々のダイナミックな効 果を生むために使用します。 ペダル数はモデルと手鍵盤の段数により異なります。 • [MAN. Ⅳ] :第Ⅳ手鍵盤の音量を連続的に調整します。 • [MAN. Ⅲ] :第Ⅲ手鍵盤の音量を連続的に調整します。 • [MAN. Ⅱ] :第Ⅱ手鍵盤の音量を連続的に調整します。 • [MAN. Ⅰ] :第Ⅰ手鍵盤の音量を連続的に調整します。 • [MAN.
4. プログラミングセクション/メイン画面 本機に電源を入れると数秒後に作動可能になります。この数秒間に手鍵盤の各ボタンが順番に点灯し、ディスプレイに初 期画面が表示されます。 以下のメイン画面が表示されると、オルガンが演奏可能になります。 ディヴィジョンコンビネーションの あるモデル ディヴィジョンコンビネーションの ないモデル この画面の上部には、設定用のサブメニューにアクセスできる次のフィールドが表示されます。 TUNING (チューニング) :楽器のチューニングパラメーター(6 章参照) VOICES(ボイス) :オルガンのすべてのボイスにかかわる機能(8 章参照) STYLES(スタイル) :スタイルの選択(7 章参照) SET-UP(セットアップ) :オルガンの一般設定機能(9 章参照) UTIL. & MIDI(ユーティリティ& MIDI) :ユーティリティおよび MIDI 機能(10 章参照) FILE MANAG.
4.
5.
6.
7.
8.
8. ボイスの選択と調節(VOICES メニュー) [FIELD ▲] 、 [FIELD ▼] および[ENTER]を使用して画面上の任意の鍵盤部を選択します。 または、VOICES メニュー画面で「VOLUME LEVEL」 にカーソルを合わせ、調節したいボイスのドローノブを引き続け る(ただし電気機械式ドローノブの場合はこの方法は使用できません)、またはタブレットスイッチを長押しして選択しボ リュームを調節する方法があります。 エラーを防ぐため、ボリュームを調節するストップの LED が点滅します。設定のときストップはオンの状態になりこれ を演奏すれば正確かつ迅速な調節が行えます。他のストップも同様にオンにすれば、設定が全体的にどのような効果を及 ぼすか確認できます。 [EXIT]を押すとこの機能は終了し設定値は保存されます。変更された設定値は自動的に現在のオルガンスタイルに保存 されます。 8.
8. ボイスの選択と調節(VOICES メニュー) エラーを防ぐため、調節しているストップの LED が点滅します。設定のときストップはオンの状態になりこれを演奏す れば正確かつ迅速な調節が行えます。他のストップも同様にオンにすれば、設定が全体的にどのような効果を及ぼすか確 認できます。 表示されるパラメーターは各ボイスによって異なります。 ここでは、下記のパラメーターの調節ができます。 CHARACTER (キャラクター) :ハーモニーの豊かさ AIR NOISE(エアノイズ) :パイプ内を通る空気が起こすノイズ音 REED NOISE(リードノイズ) :リードの振動による発音の微妙なズレ ATTACK(アタック) :音が最大音量に達するまでの時間 REL. DETUNE(リリースデチューン) :リリース時の音程変化 FREQ.
8.
8. ボイスの選択と調節(VOICES メニュー) 8.
8. ボイスの選択と調節(VOICES メニュー) 変更できる音源パラメーターの表示は、ボイスの種類によって異なります。 シングルボイスのパラメーターはもちろん 1 つのストップにのみ関連しています。 スプリットボイスのパラメーターでは、手鍵盤または足鍵盤上のスプリットポイントより左で作動するストップに該当す るのが「L」、スプリットポイントより右で作動するストップに該当するのが「R」で表示されます。 レイヤーボイスのパラメーターでは、 「+」の記号の前にある 1 つ目のボイスのストップに該当するのが「1」、 「+」の記号 の後ろにある 2 つ目のボイスのストップに該当するのが「2」で表示されます。 BRILLIANCE(ブリリアンス) : ストップのブリリアンスを増/減(プラス値/マイナス値)します。 OCTAVE SHIFT (オクターブシフト) : ストップで弾いた音符をオクターブ高く、または低く演奏します。 VOLUME(ボリューム) : ストップの音量を増/減(プラス値/マイナス値)します。 SUST. PED.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) SET-UP メニューには、MIDI、 アクセサリー、ユーティリティ以外の全ての設定機能があります。このメニューを呼び出す には、メインページで「SET-UP」 を選択します。 ここでは以下の機能が設定できます。 1st TREMULANT(トレモロ) :各手鍵盤の第 1 トレモロの速さと深さの設定 (9.1 章参照) 2nd TREMULANT(トレモロ) :各手鍵盤の第 2 トレモロの速さと深さの設定(9.1 章参照) REVERBERATION(リバーブ) :各種空間規模によるリバーブ効果の選択 (9.2 章参照) INT. AMPL. EQUALIZER(内蔵アンプイコライザー) :内蔵アンプの 5 バンドイコライザーの設定 (9.3 章参照) INT. AMPL. PANNING(内蔵アンプパンニング) :内蔵アンプの各ストップのステレオ設定 各ストップのさまざまな風箱のタイプをシミュレートします(9.4 章参照)。 INT. AMPL.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 4 段手鍵盤モデル 3 段手鍵盤モデル 2 段手鍵盤モデル 上図は手鍵盤のトレモロの現在の深さ値(DP または DPT)と速度(SP または SPD)を示しています。 [EXIT]を押して SET-UP メニューに戻り、 新しい設定内容を保存します。 Physis オルガンには各セクションにつき 2 種類のトレモロがあり、 サウンドを更にカスタム化したり Vox Humana な どの特定のレジスターに更に震音効果をかけることができます。VOICES メニューから EDIT PARAMETERS 機能を 選択し(8.
9.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 以下のグラフはイコライザーの効果を表わしています。 9.4 内蔵アンプでのボイス音像 (INT. AMP. PANNING 機能) オルガンのサウンド設定をカスタム化するもう一つの方法として、ボイスのステレオ音像の再現を調整することがあげら れます。これはパンニングとも呼ばれます。 オルガンには 1 つないし複数の左右チャンネルが搭載されており、両チャンネルからサウンドを同時に拡散させること で 3 つ目のチャンネル、つまりセンターチャンネルをシミュレートできます。 7 系統の内蔵オーディオ チャンネル搭載モデル 5 系統の内蔵オーディオ チャンネル搭載モデル 3 系統の内蔵オーディオ チャンネル搭載モデル 2 チャンネルでボイスを設定すると、真のパイプオルガンの風箱の位置をシミュレートできます。これは、もともと風箱が 通常別々の場所に置かれていたからです。また、演奏するストップ、オルガンが製作された時代、当時のオルガン製作者の 意図次第によって変化する風箱内のパイプの様々な位置がシミュレートできます。 SET-UP メニューで INT. AMPL.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 4 段手鍵盤モデル 3 段手鍵盤モデル 2 段手鍵盤モデル まず、パンを設定したいボイスの入ったオルガンセクションを選択します。パン設定の画面には、ディスプレイ上で SETUP メニューの INT. AMPL.
9.
9.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) • ポリ交互:同一スピーカーで同周波数帯が重ならないよう、音符が各オーディオチャンネルに分配されます。 これにより特定スピーカーからの出力が極端にならず、粒の揃った各出力信号が空中で溶けるように融合して真のパ イプオルガン特有の豊かなサウンドを再現します。 風箱のタイプとその仕組みについての詳細は 14.3 章を参照してください。 9.5 サイドスピーカーのステレオバランス(INT. AMPL. TUNEUP 機能) オルガンが室内の壁に対して対称に設置されていない場合に、サウンド特性を最適なバランスにするために、サイドス ピーカーによるステレオ信号の配分を調整することができます。ディスプレイで INT. AMP. TUNE-UP フィールドを選 択します。以下の画面が表示されます。 SURR. BAL.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 9.6 コマンド/コントローラーの選択肢 (PROG. FUNCTIONS) PROG. FUNCTIONS サブメニューには、手鍵盤の下にあるディヴィジョン用ボタン、クレッシェンド、およびボリュー ムコントロールに関連した設定がいくつかあります。 このメニューでは、ジェネラル/ディヴィジョンコンビネーションに保存したい追加機能と、キャンセルボタンを押した 時にオフになる機能を設定します。 また、不要なストップが誤ってオンにならないようクレッシェンドペダルを一時的に無効にしたり、 [MASTER]ボ リュームで、主音量だけでなく背面パネル信号の全体の音量を調節できるような設定もできます。 PROG.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) キャンセルボタンを押した時に ENCLOSED AND A.P. をオフにする画面: [CRESCENDO]ペダル搭載のモデルでは次のオポウションがあります。 • CRESCENDO (クレッシェンド) :クレッシェンドの段階をコントロールします。 • MAN.I/PEDAL または MAN.II/PEDAL:第 1 手鍵盤または第 2 手鍵盤と足鍵盤のスウェルボックスをコントロー ルします。 • DISABLED:クレッシェンドペダルを無効にします。 [CRESCENDO]ペダルと[MAN.I/PEDAL] の両方を搭載したモデルでは、以下の選択肢があります。 • ENABLED(オン) : [CRESENDO]ペダルを有効にします。 • DISABLED(オフ) : [CRESENDO]ペダルを無効にします。 [CRESCENDO]ペダルを搭載しないモデルでは、 [MAN.I/PEDAL] で以下の選択肢があります。 • MAN.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) • • • • INT. GEN. VOLUME:内蔵アンプの音量のみ INT. & EXT. VOLUME:内蔵アンプと背面の [PROG. OUT] 端子 /[GEN. SUB OUT] 端子から出力される信号の音量 EXT. GEN. VOLUME:背面の [PROG. OUT] 端子 /[GEN. SUB OUT] 端子から出力される信号の音量 NOTHING:どのボリュームも調節しません。 MIDI ストップと[M.SOLO] ボタンの状態をコンビネーションに保存します(この画面は MIDI メッセージ送信可能なモ デルにのみ表示されます)。 キャンセルボタンを押した時に、MIDI ストップと[M.SOLO] ボタンを消灯させます(この画面は MIDI メッセージ送信可 能なモデルにのみ表示されます)。 [A.P.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) ORGAN SOLO 機能がオンの時にメロディーを演奏するセクションを選択する画面(第 3 章⑱項参照)。 カプラーのかかった音符をオーケストラストップで演奏した場合: サブ/スーパーオクターブカプラー搭載モデル、および/またはユニゾンオフカプラー搭載モデルでは、オーケストラス トップに影響を与えるカプラーを選択できます。 • NONE:カプラーは選択されません。 • STD:2 つの手鍵盤間、または手鍵盤と足鍵盤の間のカプラーのみ(サブ/スーパーオクターブは選択されません)。 • ALL:すべてのカプラーを選択します。 9.7[ENC]ボタン機能の設定(ENC. CONFIGURATION 機能) この機能を使って、 [ENC] ボタンがオンの時に各セクションの音量を調節するエクスプレッションペダルを選びます。 ディスプレイ上で ENC.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 9.8 背面出力端子のイコライザー設定 (EXT. OUT EQUALIZER 機能) 本機はイコライザーを装備しており、オルガンの内蔵スピーカーのサウンドを調節することができます。また、外部イコラ イザーも各背面接続パネルの出力端子専用に搭載されています。各出力パラメーターを別個に調節することで、真の風箱 を更に忠実、正確にシミュレートできます。これらのイコライザーはリアルタイムで作動するので、いつでも手早く調整が 可能です。サウンドのコントロールとパンニングについての詳細は、9.11 章および 9.10 章を参照してください。 このメニューにアクセスするには、SET-UP メニューから EXT. OUT EQUALIZER フィールドを選択します。 この画面は内蔵イコライザー(9.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 9.9 背面 [GEN. SUB OUT] 端子のイコライザーの調節(EXT. SUB EQUALIZER 機能) オルガン背面の出力端子はサブウーファーシステムに接続できます。またローパスフィルター装備のイコライザーも搭載 されており、カットオフ周波数と傾きを調節できます。 この調節を行うには SET-UP メニューで EXT. SUB EQUALIZER フィールドを選択します。 以下のパラメーターを設定できます。 SLOPE(傾き) :フィルターの傾きを「FLAT (フラット)」、 [12dB/Oct」、 「24dB/Oct」のいずれかに設定します。 FREQ(周波数) :フィルターのカットオフ周波数を 80 〜 300 Hz の間で調節します。 レベル レベル 周波数 周波数 傾き= FLAT 傾き= 12 dB/Oct. レベル 周波数 傾き= 24 dB/Oct.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 9.10 背面のオーディオ出力のボイスルーティング設定 (EXT. OUT ROUTER 機能) Physis オルガンの特長の 1 つとして、 ストップ毎に、 内部の風箱の位置と パイプの配列をシミュレートできる機能が あります。 これは背面パネルのどの端子から出力するかを決め、オーディオ信号のルーティング設定をすると実行でき ます。 各ストップにおいて、 風箱上のパイプレイアウトを決める出力構成を次のように設定できます。 • • • • • シングルまたはダブルカスプ ダブルウィング 左または右ウィング モノラル オルタネート(交互) さらに、各レイアウトは使用するアウトプットの数により風箱の幅とその位置までも指定できます。 • 4 系統の出力を装備したモデルでは、EXT. OUT CONFIG 機能が GENERAL-REVERB(9.12 章参照)に設定されていると出力 設定を変更できないので、EXT. OUT ROUTER 機能を使用することはできません。 • 風箱のタイプとその仕組みについての詳細は 14.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) セクションを選択する画面が表示されます。セクション内のストップのリストから設定したいストップを選択します。 SET-UP 画面を直接表示するには、SET-UP メニューの EXT.
9.
9.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 9.11 背面出力音量の設定 (EXT. OUT VOLUME 機能) 背面出力音量を調節して外部サウンドを更にカスタム化します。この設定にアクセスするには、EXT. OUT VOLUME フィールドを選択します。以下の画面が表示されます。 4 系統のオーディオ出力搭載モデル 12 系統または 20 系統のオーディオ出力搭載モデル 以下の選択肢があります。 GEN(ジェネラル) :[PROG. OUT] 端子の全体音量です。 [MASTER VOLUME] コントロールでも調節できます。 (手 順は 9.6 章の PROG. FUNCTIONS を参照してください。 ) SUB(ジェネラルサブ) :低域を出力する [GEN. SUB OUT] 端子の音量です。 1-4/1-12/1-20:各出力端子からのライン信号の全体的な音量です。 9.12 背面のオーディオ出力の環境設定(EXT.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) [VALUE +] /[VALUE −] を使用してお好みの設定を選択します。 [ENTER]を押すと設定が確定します。設定を中止す る場合は、 [EXIT]を押します。新しい設定を選択すると以下のポップアップメッセージが表示されます。 これはいくつかのストップの外部パンニング (9.
9. 一般設定(SET-UP メニュー) 9.13 外部ルーターのサイズ自動変更 (EXTERNAL OUT RESIZE 機能) 9.10 章で外部ルーターについて記載したように、 各チャンネルを背面の1つまたは複数の [PROG. OUT] 端子に送るこ とができます。ストップのチャンネル設定を行った後にさらに出力接続を行うと、出力関係に影響が及び、思うような出力 ができない場合があります。そこで、EXTERNAL OUT RESIZE 機能を使用して、 使用中の出力数に応じて出力設定(風 箱のタイプではなくサイズ)を変更することができます。 この機能を呼び出すには、SET-UP メニューから EXT.
10. ユーティリティおよび MIDI 機能 (UTIL. & MIDI メニュー) UTIL. & MIDI メニューはメインページから同じ名前のフィールドを選択し呼び出すことができます。ここにはオルガン の MIDI インターフェースにかかわるすべてのアクセサリー機能や設定が含まれています。 メニューはいくつかの画面に分かれて表示されます。 ディヴィジョンコンビネーション 搭載モデル ディヴィジョンコンビネーション のないモデル 最初の各ページにはその他すべての機能とユーティリティが表示されます。特に記載のない限り、機能をオンにするには 「YES」を、オフにするには「NO」を選択します。 PIST.
10. ユーティリティおよび MIDI 機能 (UTIL. & MIDI メニュー) KEYBOARDS INV.(手鍵盤の反転) :1つのセクションのストップを、選択した別の手鍵盤で演奏できるよう、手鍵盤 を反転させます。手鍵盤を選択するには、このフィールドを選択し [ENTER]を押します。 4 段手鍵盤モデル 2 段手鍵盤モデル 画面左欄にはオルガンの各セクションが表示され、右欄で別の手鍵盤を選択します。KEYBOARDS INV. 機能がオン になると、指定した手鍵盤がそのセクションのストップを演奏します。 1 つのセクションに対して、1 つの手鍵盤のみを割り当てられます。複数割り当てようとすると「PRESS ENTER TO CONFIRM」 メッセージが消え、設定を確定することができません。 TRACKER TOUCH(トラッカータッチ) :アタックタイムに影響を及ぼす、典型的なオルガンのメカニズムであるト ラッカータッチをシミュレーションします。アタックタイムはフルー管でのみ遅延し、リリースはすべてのストップで 遅延します。 1st SHORT OCT.
10. ユーティリティおよび MIDI 機能 (UTIL. & MIDI メニュー) 3 ページ目の画面は、MIDI インターフェースの設定メニューが表示されます(10.5 章参照)。 Tx AND Rx CHANNEL:MIDI 送信および受信チャンネルを設定します。 Tx AND Rx FILTER:MIDI 送信および受信フィルターを設定します。 PROG. CHANGE SEND(プログラムチェンジセンド) :コンビネーションを保存し、MIDI プログラムチェンジおよび バンクセレクトメッセージを送信します。 PEDAL/KEYB TOUCH(足鍵盤/手鍵盤のタッチ) :オーケストラボイスを使用するための手鍵盤のダイナミック カーブを選択し、MIDI ノートを送信します。 COUPLED NOTES (音のカプリング) :チャンネルを連結します。 10.1 内部クロックの設定(SET DATE & TIME 機能) オルガンにはクロックが内蔵されており、主に FIE MANAG. 機能で作成したファイルに日付と時間を割り当てるために 使用します。UTIL.
10. ユーティリティおよび MIDI 機能 (UTIL. & MIDI メニュー) この画面ではロックする部分を選択します。 CMB MEMORIES(CMB メモリー) :コンビネーションメモリー、トゥッティ、クレッシェンド、プレナムをロックしま す。 USER PARAMS(ユーザーパラメーター) :VOICES、 SET-UP、 UTIL. & MIDI、FILE MANAG. の各メニューの機能 とロ−カルオフ設定をロックします。 SEQ RECORD(シーケンサー録音) :シーケンサーの録音機能をロックします。 次に[ENTER]を押してパスワードを設定します。 [VALUE +] /[VALUE −] を押して文字を選択し、 [FIELD ▲]/[FIELD ▼]でカーソルを移動します。 [ENTER]を押し てパスワードを保存するか、 [EXIT]を押して操作を中止します。 オルガンがロックされると以下のメッセージが表示されます。 オルガンのロックを解除してコンビネーションを保存したり他の機能にアクセスできるようにするには、UTIL.
10. ユーティリティおよび MIDI 機能 (UTIL. & MIDI メニュー) パスワードが誤っていると次のメッセージが表示されます。 • パスワードは4文字です。 • オルガンがロックされている間にオペレーティングシステムのバージョン番号を確認したい時は、UNLOCK ORGAN 機能にアク セスし「OP-SYS-INFO」を選択します。 10.3 工場出荷時の初期設定の復元 (RESTORE FACT. SET. 機能) 本機では工場出荷時の初期設定を復元したい対象箇所を複数から選択できます。この機能を呼び出すには、UTIL. & MIDI メニューで RESTORE FACT. SET フィールドを選択します。 以下の設定内容を復元できます。 ENTIRE ORGAN(オルガン全体) :TUNING、VOICES(4 種のユーザースタイル)、 SET-UP、 UTIL.
10. ユーティリティおよび MIDI 機能 (UTIL. & MIDI メニュー) ユーザースタイル コンビネーションメモリー 復元処理を開始するには[ENTER]を、中止するには[EXIT]を押します。処理が完了すると以下のメッセージが表示され ます。 オルガン全体 設定パラメーター ユーザースタイル コンビネーションメモリー 10.4 オペレーティングシステムのアップグレード (OP. SYS. UPGRADE 機能) Physis オルガンのオペレーティングシステムは手早く簡単にアップデートできます。メモリースティックにアップデー トファイルをコピーし、手鍵盤下にある[USB] 端子に挿入して、OP. SYS. UPGRADE 機能を呼び出します。 アップグレードを実行するためのインストールファイルと必要な情報については、 ウェブサイト http://www.viscountinstruments.
10. ユーティリティおよび MIDI 機能 (UTIL. & MIDI メニュー) 10.5 MIDI 機能 Physis オルガンの MIDI インターフェースについての詳細は、14.5 章と 14.6 章を参照してください。 MIDI 送受信チャンネルの選択(Tx AND Rx CHANNEL 機能) 本機は 1 系統のチャンネル、または 2 系統のチャンネルで同時に MIDI メッセージを送信することができます。一方、受 信は 1 チャンネルのみになります。 MIDI チャンネルを設定するには UTIL.
10. ユーティリティおよび MIDI 機能 (UTIL. & MIDI メニュー) プログラムチェンジ / バンクセレクトメッセージの送信(PROG. CHANGE SEND 機能) MIDI プログラムチェンジ(PG)メッセージを使用して、特定のサウンドまたはプログラム(パッチ)を接続されたユニッ トで呼び出すことができます。 [MIDI OUT]端子に接続した外部モジュール(外付け音源など)から、使用したいボイスを 選択することができます。また、バンクセレクトメッセージの MSB (CC n. 0) および LSB (CC n.20) を送信して、 外部 音源からストップのバンクを選択することもできます。 UTIL. & MIDI メニューから PROG.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) • USB メモリースティックを挿入してから、FILE MANAG. メニューが表示されるまで数秒お待ちください。それでも本機がメモ リースティックを認識しない場合は、 [EXIT]を押してメニューを終了してから操作を再度行ってください。 • 新しい USB メモリースティックにファイルをコピーするには、まずコンピューターで 2 つのフォルダ ( 「v̲songs」 と 「v̲settings」 )を作成してください。前述の拡張子に従って、ファイルがそれぞれのフォルダに適宜保存されます。 • USB メモリースティック上に保存したファイルの名前を、コンピューターを使用して変更する場合は、次の制約を厳守してください。 .all/.set/.cmb、.sty ファイル: ファイル名の長さは 12 文字までのアルファベットまたは数字に限られます。アルファベットは すべて大文字または小文字で統一してください。 .mid/.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) ファイルを管理するには、そのファイルを選択して[ENTER]を押します。 COPY(コピー) :該当ファイルを別のメモリー(USB メモリースティックから内部メモリーへ、またはその逆)にコ ピーします。手順は 11.4 章を参照してください。 RENAME(名前の変更) :ファイル名を変更します。 (11.5 章参照) DELETE (削除) :ファイルを削除します。 (11.6 章参照) LOAD(読み込み) :ファイルをオルガンのワークメモリーに読み込みます。 (11.2 章参照) SAVE(保存) :現在のメモリーにファイルを再度保存します。.CMBファイルを選択すると、現在のオルガン設定で上書 きされます。 (11.3 章参照) .mid ファイル、.lst ファイルでは LOAD 機能と SAVE 機能は使用できません。 11.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) 以下のメッセージが表示されます。 オルガンスタイル(.sty)ファイルの読み込み .sty ファイルを読み込む際に、読み込み先のユーザースロットを 4 種類から選択します。 [FIELD ▲]/[FIELD ▼]ボタンで読み込み先のスタイルを選択して[ENTER]を押すか、 [EXIT]を押してこの画面を終 了します。 処理が終わると、そのユーザースタイルには、読み込まれた .sty ファイルの名前が付きます。 ユーザースタイルの名前変 更は同じ要領で行います。新しい名前を付けて .sty ファイルとして保存し、 オルガン上でこれをもう一度読み込みます。 重要注意事項 • ファイルが読み込まれると、オルガン上で現在使用中のすべての関連情報 (設定、メモリー、スタイルなど)がすべて失われます。 こ れを避けるには、 まず現在の設定を保存(12.3 章参照)してからファイルを読み込んでください。 • .all ファイルまたは .
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) 11.3 オルガンのコンビネーションおよび / または設定ファイルの保 存(SAVE 機能) 内部メモリーまたは USB メモリースティックにオルガン設定とコンビネーションを保存するには、FILE MANAGE.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) 11.4 ファイルのコピーと複製(COPY 機能) もう一つ有用な機能に複製機能があります。2 種類の異なるメモリーに同一ファイルをコピーしたり、同一メモリー上で ファイルを複製することができます。 この機能を呼び出すには FILE MANAG.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) [ENTER]を押して保存処理を開始します。 コピーが終わると以下のメッセージが表示されます。 同一メモリー内に同じ名前のファイルが存在すると、既存のファイルを上書きするか、新しいファイルの名前を変更する かを選択する画面が表示されます。 [ENTER]を押して上書き保存するか、 [EXIT] を押して操作をキャンセルし、ファイル名を付ける画面に戻ります。 • 上書きされるファイルの内容は完全に消去されますのでご注意ください。 • 2 つの .
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) 同じメモリーをコピー元とコピー先に選択し(例: 「FROM: INTERENAL MEMORY」 「TO: INTERENAL MEMORY」 )、 新しいファイル名を入力します。 同一メモリー内には同じ名前の 2 つのファイルを保存することはできないので、新しい名前を付ける必要があります。ま た拡張子は変更できません。 前述の要領でファイル名を入力します。同じ名前のファイルがすでに存在していると、以下のエラーメッセージが表示さ れます。 11.5 ファイル名の変更(RENAME 機能) ファイル名を変更するには、FILE MANAG.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) [ENTER]を押して変更内容を確定します。 同一名のファイルがメモリー内にあると、以下のメッセージが表示されます。 [ENTER]を押して既存のファイルを上書きするか、 [EXIT]を押して終了しファイル名の変更画面に戻ります。 • 上書きされるファイルの内容は完全に消去され元に戻せませんのでご注意ください。 • .mid ファイルと .lst ファイルの名前の冒頭 3 文字は必ず数字で、その後に 「̲( 」アンダースコア) が続きます。 • 2 つの .mid ファイルまたは 2 つの .lst ファイルの名前の冒頭 3 文字が互いに同じである場合、両方のファイルを同一メモリー 内に入れることはできません。 11.6 ファイルの削除(DELETE 機能) 現在のメモリーから 1 つまたは複数のファイルを削除するには、 FILE MANAG.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) [ENTER]をもう一度押して確定しファイルを削除するか、 [EXIT]を押してファイルリストの画面に戻ります。 ファイルを削除するとその内容は完全に消去されますのでご注意ください。 11.7 ソングリストの編集(SONGLIST 機能) ソングリスト機能を使用して、楽曲(MIDI ファイル) のリストを作成し保存します。 曲のリストを作成するには、FILE MANAG. メニューを呼び出し、SONGLIST 機能を選択します。 新規のソングリストを 作成するか、既存のソングリストを編集するかを選択するメッセージが表示されます。 リストを新規作成する場合は NEW LIST フィールドを選択します。リストの内容を変更するには、 .
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) 次にリスト内での曲の順番を編集します(またはすでに設定された順番を確定します)。 曲の順番を変更するには、 [FIELD ▲]/[FIELD ▼] ボタンで順番を変更したい曲に移動し、 [VALUE +] で順序を後ろに 移動するか、 [VALUE −] で順序を前に移動します。 [ENTER]を押してリストを保存するか、 [EXIT]を押して前のページ に戻ります。 MIDI ファイルについては、最初の 3 文字に使用できるのは数字のみです。 ファイル名を入力するには、 [FIELD ▲]/[FIELD ▼] ボタンでカーソルを移動し, [VALUE +]/[VALUE −] で文字を選 択します。 [ENTER]を押して名前を確定し保存するか、 [EXIT]を押して確定せずに前のページに戻ります。 USB メモリースティックに保存された .
11. ファイル管理機能(FILE MANAG. メニュー) RELEASE フィールドには現在インストールされているオペレーティングシステムのリリース番号が表示されます。 オペレーティングシステムは複数の部分に分かれており、 [FIELD ▼]ボタンを押して各部のリリース番号を確認します。 KERNEL(カーネル) :オペレーティングシステムの中核で、ハードウェアの様々な箇所に接続されています。 MASTER(マスター) :カーネルと各セクションとを相互接続します。 SLAVE(スレーブ) :音源 PMICRO (P マイクロ) :ディスプレイとコマンド類(手鍵盤、ボタン、ストップ、ピストン) DATA(データ) :メモリー管理 11.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG.
11. ファイル管理機能(FILE MANAG.
12. 録音と再生(SEQUENCER) Physis のオルガンには、シーケンサー(デジタルレコーダー)が内蔵されています。シーケンサーはオルガンで演奏した 曲と使用したコントロール類、 [MIDI IN] 端子で受信した MIDI データを記録できます。 この録音は USB メモリース ティックや内部メモリーに MIDI ファイル (スタンダード MIDI ファイルフォーマット 1、テンポ 125bpm、分解能 384)として保存され、いつでも再生することができます。 ソングリストも演奏できます。リストを作成するには 11.7 章を参照してください。 シーケンサーを呼び出すには、ディスプレイの横の[SEQUENC.]ボタンを押します。システムの 3 つの操作モードを選 択する画面が表示されます。 PLAY(再生) :内部メモリーまたは USB メモリースティックに保存された演奏を再生します(12.1 章参照) 。 PLAY OPTIONS(再生オプション) :曲の再生のためのオプションを設定します(12.3 章参照)。 RECORD(録音) :演奏曲を録音します(12.
12. 録音と再生(SEQUENCER) 再生する MIDI ファイルを選択します。 画面にシーケンサーを使用するための機能が表示されます。 • • • • • • • [ENTER] : [ENTER]を押すと曲の再生を開始します。 [EXIT] : [EXIT]を押すとシーケンサー機能が終了します。 [FIELD ▲] :メモリー内またはソングリスト(11.7 章参照)内で前の曲を選択します。 [FIELD ▼] :メモリー内またはソングリスト(11.
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12. 録音と再生(SEQUENCER) ファイルが保存されると下記の確認メッセージが表示されます。 SAVE 画面で[EXIT] を押した場合(録音を保存していない場合)、録音が消去されることを警告するメッセージが表示さ れます。 ここで[ENTER] を押すとデータを削除して終了し、 [EXIT]を押すと SAVE 画面に戻ります。 コンピューターを使用して USB メモリースティックに保存された .
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12. 録音と再生(SEQUENCER) [EXIT]を押して機能を終了しようとすると、次の画面が表示されます。 これは、オーバーダビングした内容が削除されるという警告メッセージです。 [ENTER] を押して続行(録音を削除)する か、 [EXIT]を押して前の画面に戻ります。 「ACCEPT」または「TRIM AND ACCEPT」 を選択して保存画面に進みます。ここでは曲を別名で保存することができま す。 「PLAY」または「PLAY FROM LAST OVD」 を選択するとシーケンサー再生モードに入ります。 [EXIT]を押すと前の画 面に戻ります。 12.
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14. 付録 14.1 TEMPERAMENT(音律) 固定イントネーション機器(例えばオルガン)をチューニングする際、割算または乗算を通じて音のインターバルを小さく することで、適切に調整された 12 個の五度でチェーンを作成し、 最終的に完璧なオクターブを構成しています。2 つの サウンドが 3:2 の周波数比を有する場合に完全五度が生成されます。任意の音から 12 個の完全五度昇順分を計算する と、得られる音は(3:2)12 です。一方で 7 オクターブの場合、結果は 27 の周波数となります。これらの値を比較すると、 小数点以下 4 桁目の値を丸めると以下の数値になります: (3/2)12 はわずかに 27 より高いことが分かります。 (3/2)12=129.7463、27=128.
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14. 付録 14.
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14. 付録 14.
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14. 付録 14.4 全 FILE の内容(.set、.sty、.cmb、.all) 「.SET」ファイル パラメーター名 Air Pressure(エアープレッシャー) 設定メニューの場所 備考 TUNING メニュー TEMPERAMENT(調律法) TUNING メニュー BASE KEY(ベースキー) TUNING メニュー ENSEMBLE(アンサンブル) TUNING メニュー PITCH(ピッチ) TUNING メニュー Reverb(リバーブ) SETUP メニュー、REVERBERATION 機能 Wet / Dry(ウェット / ドライ) SETUP メニュー、REVERBERATION 機能 Int. Amp. Equalizer(内部アンプイコライザー) SETUP メニュー、INT. AMPL. EQUALIZER 機能 Int. Amp. Tune-up(内部アンプチューンナップ) SETUP メニュー、INT. AMPL. TUNE-UP 機能 Internal Panning(内蔵アンプパンニング) SETUP メニュー、INT.
14. 付録 「.
14. 付録 14.
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14. 付録 14.6 MIDI インプリメンテーションの詳細 • Volume(ボリューム)(CC 7) チャンネルメッセージ セクションのボリュームをコントロールするメッセージです。 Data format: BnH 07H vvH • デフォルト設定を使用すると、次の MIDI チャンネルでチャン ネルメッセージが送信されます。 n=channel number vv=volume value 4 段手鍵盤モデル Ch.1: Man.IV のノートまたはコントロール :00H – 0EH (1 – 15) :00H – 7FH (0 – 127) • Expression (エクスプレッション)(CC 11) Ch.2: Man.III のノートまたはコントロール セクションのエクスプレッションをコントロールするメッセー Ch.3: Man.II のノートまたはコントロール ジです。 Ch.4: Man.I のノートまたはコントロール Ch.
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MIDI IMPLEMENTATION CHART Viscount Physis Organs Classic Organ Version: 1.
◆保証とアフターサービス ◆修理に関するお問い合わせ サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、ま たはヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ヤマハ修理ご相談センター (全国共通番号) ●保証書 0570-012-808 固定電話は、全国市内通話料金でご利用いただけます。 本機には、保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印、 お買い上げ日」などの記入をお確かめの上、大切に保管 してください。 通話料金は音声案内で確認できます。 上記番号でつながらない場合は、053-460-4830 におかけ ください。 受付時間 月曜日〜金曜日 10:00 〜 17:00 ●保証期間 保証書をご覧ください。 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定 休日を除く) ●保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保 証書をご覧ください。 FAX ●保証期間後の修理 修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修 理させていただきます。 有寿命製品については、使用時間や使用環境などにより 劣化しやすいため消耗劣化に応じて部品の交換が必要と
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