リファレンスマニュアル JA
目 次 はじめに .................................................................3 Oscillator Mix ..................................................................35 マニュアル構成 ............................................................... 3 X-Over Input Level (Speaker Processor) ...............35 セットアップ ................................................................... 3 用語................................................................................... 4 X-Over Polarity (Speaker Processor) ...............
はじめに マニュアル構成 本書ではパワーアンプリファイアー TX6n、TX5n、TX4n(以下 TXn)の本体操作や仕様を中心に説明して います。TXn をご使用の際には、本書以外のマニュアル類もご参照いただきますようお願い申し上げます。 ■ 本書以外のマニュアル類 TX6n/5n/4n取扱説明書 (紙 ) Amp Editor インストール ガイド(PDF) Amp Editor 取扱説明書 (PDF) 導入時のセットアップを中心に説明しています。 Amp Editorのインストール手順とアンインストール手順を説明しています。 Amp Editorのセットアップと使い方について説明をしています。 PDF マニュアルや、Amp Editorは以下URL からダウンロードしてください。 http://proaudio.yamaha.co.
はじめに 用語 ここでは、TXn に特有の用語について説明します。 ■ Amp Editor コンピューターアプリケーションソフトです。このソフトを使用するとコンピューター上で TXnをモニター /コン トロールすることができます。 ■ シーン 電源 Standby/On やミュートなどアンプごとの各種設定を「シーン」と呼びます。シーンを呼び出す(リコール )こ とで、保存した設定をすぐにアンプに反映させることができます。TXn は1 台につき 50個のシーンがあります。 ■ SIGNAL PATH 内蔵 DSP による音声信号処理の機能です。機能別にモジュール化されたコンポーネントが信号経路上に配置されて います。 ■ コンポーネント SIGNAL PATH上の音声信号処理を機能別に分けたモジュールです。 ■ ライブラリー Speaker Processorコンポーネント全体の設定をまとめてライブラリーとして保存できます。ライブラリーの保存 は Amp Editorからしかできませんが、ライブラリーの呼び出し (リコール)は本体パネル操作でもできます。 ■ Device ID ネットワーク内の
各部の名称と機能 フロントパネル !9 @0 !9 @0 i i !4 o !0 e r q !2 !1 t y u q w o !0 !1 !2 !5 !3 !6 !7 !8 !3 q [POWER]スイッチ /インジケーター アンプの電源をオン /オフするスイッチです。スイッチをオンにすると、[POWER] インジケーターが白色に点灯し ます。Standby状態のときも、白色に点灯します。 w [STANDBY] インジケーター アンプの電源が Standby状態のとき、オレンジ色に点灯します。Standby/On の切り替えは、本体パネルの [HOME] ボタンを 3秒以上押すか、MENU画面→ General→ Sensitivity/Amp Gain または Amp EditorのDetail Viewウィンドウから行なえます。 NOTE ・ Standbyとは、スピーカー出力のパワーアンプ部がオフの状態です(スピーカー出力以外は動作します )。 e [IDENTIFY]インジケーター Amp Editorの Tree Viewウィンドウにある[Ide
各部の名称と機能 t [PROTECTION]インジケーター 保護回路が作動しているときに、赤く点灯します。以下の場合に保護回路が作動します。 ・ アンプが過熱して出力リミッターが動作したとき アンプ部のヒートシンクが80 ℃ (80%)以上になるとスピーカー出力が減衰され、90℃ (90%)以上になると ミュートされます。[PROTECTION]インジケーターは、80 ℃ (80%)以上で点灯します。 ・ 電源が過熱してシャットダウンしたとき 電源部が90 ℃以上になるとファンが高速回転し、100℃以上でアナログ回路がシャットダウンします。 [PROTECTION]インジケーターは、シャットダウンしたときのみ点灯します。 NOTE ・ METER 画面およびAmp Editorの温度メーターは、アンプ部のヒートシンク温度を表示しています。電源部の 温度は表示されません。 ・ 負荷が0.5Ω 以下になったとき ショートして負荷が0.
各部の名称と機能 !3 エンコーダー A、B ディスプレイにアッテネーションのメーターが表示されているときは、チャンネル A、Bのアッテネーションを調整 します。それ以外の画面が表示されているときは、エンコーダー A はカーソルの移動、エンコーダー B はパラメー ター値の変更に使用します。 NOTE ・ アンプモードがBridge でアッテネーションを調整するときは、エンコーダー Aのみ操作できます。 !4 ディスプレイ アンプの設定やレベルメーターなどを表示します。詳しくは、「画面構成」(13ページ )をご覧ください。 NOTE ・ 電源状態がStandby時や LCD Setupの Backlight設定がの Auto OFFのときは、10秒間何もパネル操作をしないと バックライトが消灯します。何かパネル操作をすると再び点灯します。 !5 ファンクションボタン ボタンの上のディスプレイに表示されているそれぞれの画面に移動します。チャンネル名 (CH A、CH B など )が表 示されているときは、そのチャンネルのパラメーターを表示していることを示し、該当するファンクションボタン を押すと表示し
各部の名称と機能 リアパネル @1 @2 @7 @4 @6 @5 @3 @1 [SPEAKERS] 端子 スピーカー出力端子です。 ・ スピコン端子 : スピコン型のケーブルプラグ (Neutrik NL4)を接続します。 ・ 5ウェイバインディングポスト端子 : 剥き線やY 型プラグなどを接続します。 NOTE ・ 5ウェイバインディングポスト端子とスピコン端子は内部でパラレルに接続されています。両方を同時に使用する 場合は、各端子のスピーカー負荷は4〜 16Ω(Bridgeモードでは8〜 32Ω)でお使いください。 @2 デジタル入出力端子 (I/Oカードスロット ) 標準では AES-IOカードが装着されていて、AES/EBUデジタルオーディオ信号を入出力します。 ・ [IN]端子 : 2 チャンネルのデジタルオーディオ信号を入力する XLR-3-31タイプのバランス型入力端子です。 ・ [OUT]端子 : 内蔵 DSP で音声信号処理された2 チャンネルの信号を出力する XLR-3-32タイプのバランス型 出力端子です。 ・ [THRU]端子 : [IN]端子に入力された信
各部の名称と機能 @4 [NETWORK] 端子 100BASE-TX/10BASE-T のEthernet端子です。コンピューターを接続して Amp Editor からアンプをモニター / コントロールします。AMX または Crestronなどの外部コントローラーを接続することもできます。 NOTE ・ [NETWORK]端子に接続するケーブルは、電磁干渉防止のためには、STPケーブル(シールド付きツイストペアケー ブル)をお使いください。 @5 [FAULT OUTPUT]端子 CPU に異常が発生したときや、Amp Editorで Faultに設定したイベントが発生したときに、外部アナログ機器をコ ントロールするための 3Pユーロブロックコネクターです。アンプが正常に動作しているときは NCと Cが通電し、 異常が発生したときは NOと C が通電します(51 ページ )。 異常が発生したときは、画面にメッセージが表示されます。出力をリセットする場合は、HOME画面で [EXIT]ボタ ンを 3秒以上押します。Amp Editorから出力をリセットすることもできます。 @6 電源コード 電源コ
各部の名称と機能 ■ カードの取り外し/取り付け カードの取り外し /取り付けは、以下の手順に従ってください。 1. TXn本体の電源がオフになっていることを確認します。 2. スロットの固定ネジをゆるめ、装着されているカードを取り外します。 取り外したカードは安全な場所に保管してください。 3. 装着するカードの両端をスロット内のガイドレールに合わせ、カードをスロットに挿入します。 このとき、カードの端子部分がスロット内部の端子に正しくはまるように、カードを奥まで押し込んでください。 ガイドレール 4.
各部の名称と機能 エアーフィルターの清掃 適度な冷却空気が入るよう、フィルターエレメントがつまった場合には次の手順にしたがって清掃してください。 1. アンプの電源がオフになっていることを確認します。 2. コンセントから電源コードを抜きます。 3. フロントフィルターグリルを取り付けている 2本のネジを外し、グリルを取り外します。 4. フィルターエレメントを外し、水で洗います。汚れがひどい場合は、適宜中性洗剤を使ってください。 5. フィルターエレメントを完全に乾かします。 注意 ・ フィルターエレメントが濡れた状態で取り付けると、故障の原因になります。 6.
パネル操作 基本操作 ■ ディスプレイの構成 アンプに異常があったときなど、 アンプの音声に関する アラートイベントが発生した場合に、 アラートメッセージを 表示します。 選択されている画面の内容を表示します。 ファンクションボタンに割り当てられている画面名を 表示します。 ■ 画面を切り替える ファンクションボタンを押すと、そのボタンの上のディスプレイに表示されている画面に移動します。[HOME] ボタン を押すと、HOME画面に移動します。また、[EXIT]ボタンを押すと、1 つ上の階層の画面に移動します。 ■ 設定(パラメーター ) を変更する エンコーダー A と Bで変更したいパラメーターに移動し、エンコーダー B でパラメーターの値を変更します。 NOTE ・ UTILITY画面などのパラメーターを変更した場合は、変更した値が点滅するので、変更後に [ENTER]ボタンを押し てください。 [ENTER]ボタンを押さずに他の画面に移動すると、その変更は反映されません。 ■ アッテネーションを調整する ディスプレイにアッテネーターが表示されているとき (HOME画面および METER画面 )
パネル操作 画面構成 HOME画面 METER METER画面 SETTING画面 SETTING • ANA INPUT VOLTAGE • SLOT INPUT VOLTAGE • SP OUTPUT VOLTAGE • SP OUTPUT POWER • SP OUTPUT IMPEDANCE • SLOT OUTPUT METER • THERMAL UTILITY • ANA INPUT VOLTAGE • SLOT INPUT VOLTAGE • SP OUTPUT VOLTAGE • SP OUTPUT POWER • SP OUTPUT IMPEDANCE • SLOT OUTPUT METER • THERMAL UTILITY画面 General • Device Setup • Word Clock Setup • Information • Network Setup • LCD Setup • Front Panel Operation • Scene Setup • Misc Setup MENU • Sensitivity/Amp Gain • Stere
パネル操作 パネル操作でできること カテゴリー METER (16 ページ) UTILITY (19 ページ) MENU (24 ページ) サブカテゴリー 機能説明 ANA INPUT VOLTAGE アナログ入力端子からの入力レベルを表示します。 SLOT INPUT VOLTAGE スロットからの入力レベルを表示します。 SP OUTPUT VOLTAGE [SPEAKERS]端子からの出力レベルを表示します。 SP OUTPUT POWER [SPEAKERS]端子からの出力電力を表示します。 SP OUTPUT IMPEDANCE [SPEAKERS]端子からの出力インピーダンスを表示します。 SLOT OUTPUT METER スロットへの出力レベルを表示します。 THERMAL ヒートシンクの温度を表示します。 Device Setup ネットワーク上でアンプを識別するための設定をします。 Word Clock Setup ワードクロックを設定します。 Information アンプの情報を表示します。 Network Setup アンプをネッ
パネル操作 アラートメッセージ アンプに異常があったときなど、アンプの音声に関するアラートイベントが発生した場合に、ディスプレイ上部にア ラートメッセージを表示します。このとき、各チャンネルの [ALERT]インジケーターも点灯します。 アラートメッセージ Amp Editorをオンラインで使用している場合、アラートメッセージは Amp Editorにも表示されます。 アラートイベントが発生するとアンプ本体にイベントログとして記録され、記録されたイベントログは Amp Editorの 「Event Log」ダイアログボックスで確認できます。 それぞれのアラートイベントの有効 /無効および種類は、Amp Editorの「Alert Setup」ダイアログボックスで設定で きます。また、アラートタイプを Informationに設定した場合は、ディスプレイにアラートメッセージは表示されませ ん。 それぞれのアラートの内容および対策については、「Amp Editor取扱説明書」をご参照ください。本体の故障が疑われ る場合に表示されるアラートについては、「アラートメッセージリスト(抜粋 )」(56ページ )にも記
パネル操作 METER 画面 オーディオ信号の入出力レベルや電源の状態を表示します。また HOME画面と同様に、アッテネーションをエンコー ダー A/B でチャンネルごとに調整できます。 METER 画面を表示するには、ディスプレイにHOME画面が表示されている状態で、一番左のファンクションボタン (METER) を押します。メータータイプは、1番左のファンクションボタン (PREV)と 1番右のファンクションボタン (NEXT)で変更できます。 w w e q e q レベルメーター 現在選択されているメータータイプ名とそのメーターをチャンネルごとに表示します。メーター横の「< 」「>」は しきい値です。 NOTE ・ アナログ入力端子またはスロットからの入力レベルがデジタル信号の最大値を超えると、メーター最上部が点灯し ます。 w ゲイン 現在設定されているゲインをチャンネルごとに表示します。ゲインは MENU画面 (24ページ )で設定できます。 e アッテネーション 現在のアッテネーションをチャンネルごとに表示します。アッテネーションは、エンコーダー A/Bでチャンネルご とに調整で
パネル操作 SETTING画面 メータータイプごとに、アラート検出の各種パラメーター、ピークホールド、表示単位を設定できます。 ● 設定方法 1. HOME画面で一番左のファンクションボタン (METER)を押して、METER 画面を表示します。 2. ファンクションボタン (PREV/NEXT)を押して、変更したいメーターの画面を表示します。 3. 右から 2番目のファンクションボタン (SETTING)を押して、そのメーターの SETTING画面を表示しま す。 4. 左から 2番目のファンクションボタン (CH A/Bまたは CH 1/2)を押して、変更したいチャンネルの設 定を表示します。 設定を変更するチャンネル 5.
パネル操作 ● 設定できるパラメーター 設定できるパラメーターは、メータータイプによって異なります。 パラメーター Detect Enable 設定範囲 説明 ON/OFF アラート検出の有効 / 無効を設定します。設定した時間内 (Detect Time) に、設定したしきい値 (Alert Min/Max TH)を超えているポイン トを、 設定した回数(Detect Count)検出した場合、アラートメッセー ジを表示します。 検出は2ms 間隔です。 Alert Min TH * アラートの下限しきい値を設定します。 Alert Max TH * アラートの上限しきい値を設定します。 Detect Time 1 〜 10s しきい値を超えているポイントをカウントする有効期間を設定します。 Detect Count 1〜 100 しきい値を超えているポイントを何回検出したらアラートと判定するか を設定します。 Peak Hold ON/OFF Unit * ピークホールドのオン / オフを設定します。 メーターの表示単位を設定します。 * 設定範囲は、メー
パネル操作 UTILITY画面 アンプ本体やネットワークの設定を行ないます。 ● 設定方法 1. HOME画面で左から 2番目のファンクションボタン (UTILITY) を押して、UTILITY画面を表示します。 2. ファンクションボタン (PREV/NEXT)を押して、変更したいサブカテゴリーの画面を表示します。 3. エンコーダー Aで変更したいパラメーターにカーソルを移動し、エンコーダー Bでパラメーター値を変 更します。 4.
パネル操作 ■ Word Clock Setup デジタルオーディオ信号の処理を同期させるためのマスターワードクロックを選択します。 q w r e q Fs 現在のワードクロックの周波数が表示されます。 w Int 内蔵ワードクロックの状態です。44.1 kHz/48 kHz/88.
パネル操作 ■ Information アンプの情報を表示します。表示のみで、設定できるパラメーターはありません。 パラメーター名 Battery 説明 内蔵バックアップバッテリーの状態を「OK」「Low Battery」「Critical Battery」「No Battery」の4 段階で表示します。 「Critical Battery」または「No Battery」が表示された場合 は、すぐにデータをコンピューターなどの外部機器に保存し、お買い上げの販売店または巻末のヤ マハ電気音響製品サービス拠点にバックアップバッテリーの交換をご依頼ください。 Version ファームウェアのバージョンを表示します。 Serial No.
パネル操作 ■ LCD Setup ディスプレイのコントラストとバックライトを設定します。 パラメーター名 設定範囲 Contrast 0 〜 100% Backlight ON/Auto OFF 説明 ディスプレイのコントラストを設定します。 ディスプレイのバックライトの点灯状態を設定します。 Auto OFFの 場合、パネル操作すると点灯し、パネル操作が終わってから 10 秒後 に消灯します。電源状態が Standbyのときも同様に、パネル操作が終 わってから 10 秒後に消灯します。 ■ Front Panel Operation パネル操作のロックのオン /オフを設定します。パネル操作をロックすることにより、誤操作を防ぐことができます。 w NOTE q e ・ ここでの設定は、アンプ本体のパネル操作のみを制限し、Amp Editorなどの外部機器からのコントロールには影響 しません。 q Panel パネルロック ([MUTE]ボタン操作やアッテネーション操作を含むパネル操作全体のロック )を設定します。 ● ● ● Normal : パネルロック (パネル操作全
パネル操作 ● ロックを設定する 1. エンコーダー Aで設定したいロックにカーソルを合わせ、エンコーダー Bで設定を切り替えます。 切り替えたパラメーターが点滅します。 2. [ENTER]ボタンを押します。ロックがかかります。 ● パネルロックを解除する 以下の手順でパネルロックを一時的に解除できます。ロックを解除しても、電源を入れ直すと再びロックがかかります。 NOTE ・ パネルロックを無効にしたい場合は、以下の手順でロックを解除した状態で PanelをNormalに設定してください。 1. [HOME]ボタンと [EXIT]ボタンを 3秒以上同時に押します。 「Unlock panel」というメッセージが表示されます。 2.
パネル操作 ■ Misc Setup アンプの内蔵時計などを設定します。 パラメーター名 設定範囲 説明 Clock 日−月−年 時:分 アンプの内蔵時計を設定します。イベントログを記録するときに使用 されます。Amp Editor から設定したサマータイムが有効な場合は、 日付の前に DST と表示されます。Amp Editor から毎日特定の時刻に 時刻を合わせることもできます。 HOME screen Mode SCENE/LIBRARY HOME 画面に表示する名称をシーン名または Speaker Processorの ライブラリー名に設定します。 MENU 画面 アンプの一般的な設定、断線していないかのチェック、スピーカーインピーダンスの計測、プロテクト条件の設定など をカテゴリーごとに行ないます。 ● 設定方法 1. HOME画面で右から 2番目のファンクションボタン (MENU) を押して、MENU画面を表示します。 2.
パネル操作 3. エンコーダー Aで変更したいパラメーターにカーソルを移動し、エンコーダー Bでパラメーター値を変 更します。 4. パラメーター値が点滅している場合は、[ENTER]ボタンを押して値を確定します。 点滅しないパラメーター値は、リアルタイムで本体に反映されます。 ■ General ゲイン /入力感度やアンプモードなど、アンプの一般的な設定を行ないます。 ● Sensitivity/Amp Gain 設定範囲 説明 Amp Gain パラメーター名 19.8〜 43.8 dB 各チャンネルのゲインを設定します。ゲインと入力感度の設定は連動 しているので、どちらを設定しても構いません。 Sensitivity TX6n: 24.0〜 0.0 dBu TX5n: 22.6〜 -1.4 dBu TX4n: 21.4〜 -2.
パネル操作 ● Input Redundancy アナログ入力信号とデジタル (スロット )入力信号の両方をリダンダンシー接続(オーディオ接続の 2 重化)できます。断 線などのトラブルでデジタル入力音声が途切れた場合にアナログ入力に切り替えたり (Backup)、アナログ入力音声を 検出した場合だけアナログ入力に切り替えたり (Override)できます。 パラメーター名 Mode 設定範囲 説明 OFF, Backup, Override リダンダンシー接続のモードを設定します。 Backup : スロットに装着したカードからの入力信号をメインと し、カードからの入力がアンロックになると、アナロ グ端子からの入力に自動で切り替わります。お使いの I/ Oカードが Backupモードに対応しているかどうかは、 「対応カード」(9 ページ )をご参照ください。 Override : スロットに装着したカードからの入力をメインとし、 アナログ端子からの入力を検出すると、アナログ端子 からの入力に自動で切り替わります。 Auto Return ON/OFF Backup モードの場合、途切れて
パネル操作 ■ Signal Chain 断線などで入出力が途切れていないかどうかをチェックするための設定を行ないます。 ● Analog Input Signal Chain/Slot Input Signal Chain 外部機器から供給されるパイロットトーンを検出して、断線などで入力が途切れていないかどうかをチェックするため の設定をします。Analog Inputと Slot Inputで設定は別ですが、設定する項目は同じです。 パラメーター名 Enable Detect TH 設定範囲 説明 ON/OFF 入力が途切れたかどうかの監視の有効 / 無効を設定します。 Detection Time で設定した時間内にDetection TH で設定したレベ ル以上のパイロットトーンが検出できなかったときに断線したと判断 します。 -80.0 〜0.
パネル操作 ■ Calibration 各チャンネルに接続されたスピーカーのインピーダンス値を計測し、その結果をアラート設定 (Signal Chainのしきい 値 )に適用させることができます。 NOTE ● ・ アッテネーターで出力レベルを下げている場合は、インピーダンスおよび出力レベルの検出ができません。 Calibrate by Pilot Tone アンプが発信するパイロットトーンを用いて計測します。 パラメーター名 Frequency Type Enable Calibration Start 設定範囲 5 Hz & 20 kHz, 10 Hz & 20 kHz ON/OFF Start 説明 スピーカーに出力するパイロットトーンの低周波成分の中心周波数 (5Hzまたは 10Hz)を設定します。高周波成分は 20kHz 固定です。 以下のパラメーターは、Start と Applyを除いて、高周波成分 (High)/ 低周波成分 (Low)ごとに設定/ 表示します。 パイロットトーン出力のオン / オフを設定します。 レベルとインピーダンスの検出を開始します。 Detected
パネル操作 ■ Limiter アンプのリミッター条件を設定します。 ● Voltage Limiter 出力電圧によるリミッターの設定をします。 パラメーター名 設定範囲 On ON/OFF Threshold Attack Release ● 0.0〜 45.0 dBu 1 〜 100 ms 0.01〜 10.
パネル操作 SIGNAL PATH画面 内蔵 DSPで音声信号処理するコンポーネント ( イコライザーやディレイ、クロスオーバーなど )を設定します。MENU 画面のサブカテゴリーから表示します。 NOTE ・ SIGNAL PATH画面の詳細については、Amp Editorの Signal Pathウィンドウで確認されることをおすすめします。 Amp EditorのSignal Pathウィンドウでは、よりグラフィカルに信号経路や機能を表示して、設定できます。 ■ SIGNAL PATH のブロック図 Redundancy [Analog Input A] ADC ADC [Speaker Processor] Pol. PEQ Level Delay Pol. XOver Delay PEQ Level MUTE Limiter MUTE Protection DAC Att. Amp [Speaker Output A] 3 5 Gain/ Sens.
パネル操作 ● 設定方法 1. HOME画面で右から2番目のファンクションボタン (MENU) を押して、MENU画面を表示します。 2. エンコーダー AまたはBで「Signal Path」を選択し、[ENTER]ボタンでSIGNAL PATH 画面を表示 します。 3. エンコーダー AまたはB で変更したいコンポーネントを選択し、[ENTER]ボタンでそのコンポーネン トの画面を表示します。 「SP Proc」(Speaker Processor)を選択した場合は、さらにエンコーダー A またはB で変更したいコンポーネン トを選択し、[ENTER]ボタンでそのコンポーネントの画面を表示します。 4. 左から2番目または3番目のファンクションボタンを押して、CH A/B やSL CH1/2などの変更したい パラメーターの設定を表示します 5. エンコーダー Aで変更したいパラメーターにカーソルを移動し、エンコーダー Bでパラメーター値を変 更します。 6.
パネル操作 ■ ライブラリーを呼び出す(Speaker Processorのみ) Speaker Processorコンポーネントの設定を Amp Editorからライブラリーに保存しておき、本体の操作で設定を呼 び出す (リコール )ことができます。ライブラリーには、Speaker Processor コンポーネント全体のすべてのパラメー ターが保存されます。 NOTE ・ ライブラリーには標準でヤマハInstallationシリーズスピーカー用のプリセットが準備されています。 ・ DMEシリーズや SP2060用のライブラリーファイルをAmp Editorで変換して使用することもできます。 1. SIGNAL PATH画面でエンコーダー AまたはB を使って「SP Proc」(Speaker Processor) を選択 し、[ENTER]ボタンを押して Speaker Processor画面を表示します。 2. 一番右のファンクションボタン (LIB.)を押して、ライブラリー画面を表示します。 3. エンコーダー Aまたは B でリコールしたい設定を選択します。 4.
パネル操作 ■ Slot Input Router スロット入力から入力チャンネルへのルーティングとゲインを入力チャンネルごとに設定します。 NOTE ・ 入力チャンネルへのルーティングでは、右から 2番目のファンクションボタン(SELECT 1/SELECT 2) で入力チャン ネルを選択します。 パラメーター名 設定範囲 説明 Input Assign Slot Ch1 〜S lot Ch16 スロット入力から入力チャンネルへのルーティングを入力チャンネル ごとに設定します。 Input Gain -24.0 dB〜 +24.0 dB スロット入力からの各入力チャンネルのゲインを設定します。 ■ Input On/Off 4 ×4 Matrix Mixer への入力を入力チャンネルごとにオン/オフします。 ■ 4 ×4 Matrix Mixer 入力チャンネルと出力チャンネルをマトリクス状に配置した 4入力 4 出力のミキサーです。 パラメーター名 In Polarity In Level Cross Point 設定範囲 NORMAL, INVERTED -∞〜 +10.
パネル操作 ■ 8Band Input EQ 指定した周波数の信号をブースト /カットする 8バンドのパラメトリックイコライザーです。チャンネルごと、周波数 帯域 (バンド A〜 H)ごとに設定します。 パラメーター名 Type 設定範囲 説明 PEQ, L.SHELF 6, L.SHELF 12, H SHELF 6, H SHELF 12, HPF, LPF フィルターのタイプを選択します。両端以外のバンド (B 〜G)で は、 タイプを選択できません (PEQ 固定)。フィルタータイプの詳細につい ては、38 ページをご参照ください。 Q 63.0〜 0.10 Frequency Gain 20.0 Hz 〜20.0 kHz -18.0 〜+18.
パネル操作 ■ Oscillator Mix モノチャンネルのオシレーターです。正弦波、ピンクノイズ、バーストノイズを発生させます。また、入力オーディオ 信号とオシレーター信号をミックスします。 パラメーター名 設定範囲 説明 PGM To SP ON/OFF Input Delayから Speaker Processor手前のミックスポイントへの 入力のオン /オ フを設定します。 Osc To SP ON/OFF オシレーターから Speaker Processor手前のミックスポイントへの 入力のオン /オ フを設定します Osc On Osc Level ON/OFF -∞〜 0.
パネル操作 ■ X-Over (Speaker Processor) 信号にハイパスフィルターとローパスフィルターをかけて、特定の周波数帯域のみを通過させます。 パラメーター名 設定範囲 LPF Freq 20.
パネル操作 ■ Output Delay (Speaker Processor) 信号の遅延を設定します。 パラメーター名 On Delay Time 設定範囲 説明 ON/OFF ディレイをオン / オフします。 0.00〜 500.00 ms ディレイタイムを設定します。 ■ 6Band Output EQ (Speaker Processor) 指定した周波数の信号をブースト /カットする 6バンドのパラメトリックイコライザーです。チャンネルごと、周波数 帯域 (バンド A〜 F) ごとに設定します。 パラメーター名 Type Q Frequency Gain 設定範囲 PEQ, L.SHELF 6, L.SHELF 12, H SHELF 6, H SHELF 12, HPF, LPF, APF 1st, APF 2nd, Horn EQ 63.0〜 0.10 20.0 Hz 〜20.0 kHz -18.0 〜+18.
パネル操作 ● フィルターのタイプ ● PEQ 一般的なパラメトリックイコライザーです。 ● L.SHELF(Low Shelving) 低い周波数は減衰せず、カットオフ周波数付近から高い周波数に向かって一定の割合で減衰します。6 と 12(dB/Oct)は、オクターブあたりの減衰量を設定します。 ● H.
パネル操作 ■ Limiter (Speaker Processor) しきい値を超えた信号を∞ :1で圧縮し、しきい値レベルより大きい信号が出力されるのを防ぎます。 パラメーター名 On 設定範囲 ON/OFF Threshold -54〜 0 dB Attack Mode Fast, Mid, Slow, Manual 説明 リミッターをオン / オフします。 リミッターのしきい値を設定します。 リミッターの立ち上がりの速さを設定します。Manual 選択時は、そ の下の Attackでアタックタイムを直接設定します。Fast/Mid/Slow 選択時は、Speaker Processorのクロスオーバーの HPFのカットオ フ周波数に合わせておおよそ以下のように自動的に設定されます。 Fast : カットオフ周波数の 1/4 波長 Mid : カットオフ周波数の 1/2 波長 Slow : カットオフ周波数の 1 波長 Attack 0.0〜 120.
パネル操作 SCENE画面 パラメーターの設定をシーンに保存しておき、本体の操作や Amp Editor から呼び出す (リコール ) ことができます。 シーンには、電源の Standby/On状態、コンポーネントのパラメーター値、アラートのしきい値などの各種アンプ設定 が保存されます。00は初期設定用のシーン ( 読み出し専用 )です。 SCENE 画面を表示するには、ディスプレイにHOME画面が表示されている状態で、一番右のファンクションボタン (SCENE) を押します。 NOTE ・ 本体ディスプレイで表示できるシーン名の言語は、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語のみです。 ただし、本体パネル操作で入力できるのは英数字のみです。日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語のシーン 名を表示させたい場合は、Amp Editorの「Scene Manager」ダイアログボックスで入力してください。 ・ EMG(Emergency)用のシーン (外部コントローラーからEMG信号を受信したときにリコールするシーン )を指定する こともできます(23ページ )。 ・ 現在のシーン(カレントシーン
パネル操作 ■ シーンを保存する(ストア) アンプの設定をシーン 01〜 49にストアできます。 1. HOME画面で一番右のファンクションボタン (SCENE)を押して、SCENE 画面を表示します。 2. エンコーダー Aでストアしたいシーン番号を選択します。 3. 左から 2番目のファンクションボタン (STORE) を押します。 ストアの確認画面が表示されます。 NOTE ・ シーンにプロテクトがかかっている場合は、シーンを保存できません。右から 2番目のファンクションボタン (EDIT)を押し、プロテクトをOffに変更してから、 保存してください。 4. エンコーダー Aでシーン名にカーソルを合わせ、エンコーダー Bを回すとシーン名を設定する画面が表 示されます。 5. エンコーダー Aでカーソル位置を移動しながらエンコーダー Bで文字を変更し、シーン名を設定しま す。 ファンクションボタンを使って、カーソル位置に文字を挿入したり (INS)、文字を削除したり(DEL) もできます。 6.
パネル操作 ■ シーンを編集する(エディット) シーン 01〜 49のシーン名やプロテクトのオン /オフを変更できます。 1. HOME画面で一番右のファンクションボタン (SCENE)を押して、SCENE 画面を表示します。 2. エンコーダー Aで編集したいシーン番号を選択します。 3. 右から 2番目のファンクションボタン (EDIT) を押します。 シーンストアと同じ確認画面が表示されます。 以降はストアと同じ操作でシーン名やプロテクトを変更し、最後に [ENTER]ボタンで編集を実行します(41 ペー ジ )。 ■ シーンを消去する(クリア) シーン 01〜 49のシーンを消去できます。ただし、カレントシーンは消去できません。 1. HOME画面で一番右のファンクションボタン (SCENE)を押して、SCENE 画面を表示します。 2. エンコーダー Aで消去したいシーン番号を選択します。 3.
パネル操作 内蔵メモリーの初期化 アンプの内蔵メモリーを初期化できます。目的に応じて、2 種類のデータを初期化できます。 ● User Data : イベントログとSpeaker Processorライブラリーを除く、すべてのユーザーデータを初期化し ● Library ます。 注意 : Speaker Processor ライブラリーのみを初期化します。 ・ 内蔵メモリーを初期化すると、それまでメモリー内に保存されていた設定が失われます。以下の操作は慎重に行なってください。 1. TXnの電源をオフにします。 2. [HOME]ボタンを押しながら電源を入れると、Initialize画面が表示されます。 3.
システム接続例 アナログまたはデジタルオーディオによるデイジーチェーン接続 アナログオーディオ信号またはデジタルオーディオ信号 (AES/EBUなど) で複数のアンプをデイジーチェーン接続しま す。 アナログ接続の場合は、[THRU]端子と [IN]端子をデイジーチェーン接続します。 デジタル接続 (標準の AES-IOカード ) の場合は、[THRU]端子と [IN]端子、または[OUT] 端子と [IN]端子をデイジー チェーン接続します。[THRU]端子からは入力信号がそのまま出力され、[OUT] 端子からは信号処理した信号が出力さ れます。 コンピューター Amp Editor アンプコントロール アンプコントロール スイッチング ハブ アンプコントロール アンプコントロール アナログオーディオ または デジタルオーディオ アナログオーディオ または デジタルオーディオ THRU/ OUT IN アナログオーディオ または デジタルオーディオ THRU/ OUT IN TXn TXn IN TXn ミキサー Amp Editorからアンプをモニター /コントロール
システム接続例 ■ デジタル接続のスルー出力 デジタル接続 (標準の AES-IOカード)の場合、[IN]端子から [THRU]端子へのスルー出力は、電源がオンのときはバッ ファーを通った信号が、電源がオフのときはバッファーをバイパスした信号が出力されます。 DIGITAL (AES/EBU) IN THRU リレー リレー バッファー 電源がオンのときは、バッファーで信号をリジェネレートしているので、理論上は何台でもデイジーチェーン接続でき ます。このとき、わずかなレイテンシー (96kHz 動作時で 40nsec)が発生しますが、10台接続しても 400nsec(時 間差を位置のずれに換算してもわずかに 0.
システム接続例 リダンダンシー接続(Backup) アナログオーディオ信号とデジタルオーディオ信号の両方を接続して、リダンダンシー接続 (オーディオ接続の 2 重化) ができます。断線などのトラブルでデジタルオーディオ信号が途切れた場合、アナログオーディオ信号に切り替わりま す。 リダンダンシー接続を有効にする場合は、MENU画面→ General→ Input Redundancy でデジタルオーディオ信号を 優先させるために、「Backup」を選択しておく必要があります(26 ページ )。 コンピューター Amp Editor アンプコントロール アンプコントロール スイッチング ハブ アンプコントロール アンプコントロール アナログオーディオ アナログオーディオ アナログオーディオ デジタルオーディオ デジタルオーディオ デジタルオーディオ THRU/ OUT IN TXn ミキサー 46 TX6n/5n/4n リファレンスマニュアル THRU/ OUT IN TXn IN TXn
システム接続例 EtherSound接続 MY16-ES64などのインターフェースカードを使って、EtherSound ネットワークでオーディオ信号を送受信できま す。 1 台のコンピューターで、Amp Editor によるアンプのモニター /コントロールと AVS-ESMonitorによる EtherSound 設定を行なうことができます。ただし、アンプ側はアンプコントロール用の接続とEtherSound ネット ワーク用の接続が別になります。 NOTE ・ 1枚のMY16-ES64カードに対して、I/OエクスパンションカードMY16-EXを最大 3枚まで拡張することができます。 コンピューター Amp Editor AVS-ESMonitor アンプコントロール EtherSound スイッチング ハブ アンプコントロール アンプコントロール アンプコントロール EtherSound NEXT MY16-EX IN MY16ES64 MASTER SIDE NEXT MY16-EX MY16EX MASTER SIDE MY16EX EtherSound ネットワーク
システム接続例 EtherSoundから AES/EBUへのブリッジ接続 NAI48-ES などのEtherSound インターフェース機器を使って、EtherSound ネットワークから AES/EBU信号への ブリッジ接続ができます。 コンピューター Amp Editor AVS-ESMonitor アンプコントロール EtherSound スイッチング ハブ アンプコントロール アンプコントロール アンプコントロール EtherSound AES/EBU AES/EBU AES/EBU IN EtherSound ネットワーク 48 IN IN NAI48-ES TX6n/5n/4n リファレンスマニュアル TXn TXn TXn
システム接続例 CobraNet 接続 MY16-CII などのインターフェースカードを使って、CobraNetネットワークでオーディオ信号を送受信できます。 Amp Editorからアンプのモニター / コントロールとMY16-CII カードの CobraNet設定を行なうことができます。た だし、アンプ側はアンプコントロール (Amp Editor) 用の接続と CobraNetネットワーク用の接続が別になります。 コンピューター Amp Editor アンプコントロール アンプコントロール アンプコントロール スイッチング ハブ アンプコントロール CobraNet CobraNet CobraNet CobraNet IN IN MY16CII CobraNet ネットワーク IN MY16CII MY16CII スイッチング ハブ TXn TXn TXn TX6n/5n/4n リファレンスマニュアル 49
システム接続例 CobraNet からAES/EBUへのブリッジ接続 NHB32-Cなどの CobraNetインターフェース機器を使って、CobraNetネットワークから AES/EBU信号へのブ リッジ接続ができます。 コンピューター Amp Editor アンプコントロール アンプコントロール スイッチング ハブ アンプコントロール アンプコントロール CobraNet AES/EBU AES/EBU AES/EBU IN CobraNet ネットワーク 50 IN IN NHB32-C TX6n/5n/4n リファレンスマニュアル TXn TXn TXn
外部コントローラー /アナログ機器との接続 AMXや Crestronからリモートコントロール([NETWORK]端子) AMXや Crestron などの Ethernet対応コントローラーをアンプの [NETWORK]端子に接続して、アンプをリモート コントロールできます。 リモートコントローラーを接続する場合は、アンプの Port No.を設定する必要があります。Port No.の設定は、本体 パネルまたは Amp Editor で行なえます。詳しくは、21ページ、または「Amp Editor取扱説明書」をご参照くださ い。 NOTE ・ リモートコントロールのための通信プロトコルの詳細については、ウェブサイトにある「TXnリモートコントロー ルプロトコル仕様書」をご参照ください。 http://proaudio.yamaha.co.
外部コントローラー /アナログ機器との接続 ユーロブロックプラグの取り付け方法 [FAULT OUTPUT]端子には付属のユーロブロックプラグ (3P)を使って接続します。 ● ケーブルの処理 約5mm ・ユーロブロックプラグに取り付けるケーブルは、図のようにむき出して、より線で 配線してください。また、ユーロブロックでの配線は、ケーブルの重さや振動によ る金属疲労により、より線が切れやすくなる場合があります。ラックマウント時 は、できる限り束線バーなどを使用してケーブルを結束して固定してください。 ・可搬設備などで頻繁に抜き差しされる場合は、絶縁スリーブ付き棒端子の使用を 推奨します。棒端子のコンダクター部は、外径 1.3mm 以下で、長さ約5mm の もの (Phoenix Contact社製 AI0,5-6WHなど )をご使用ください。 注意 ・ より線を使用する場合は、より線にはんだめっきしないでください。 1.
入出力レベルの調整 簡易ブロック図とレベル図 TXnアンプでは、A/D変換前の入力レベルでゲイン /入力感度を調整しています。ゲインの設定範囲は、TX6n/ TX5n/TX4nのモデル間でも同じです。モデルごとに最大出力が異なるため、入力感度の設定範囲はモデルごとに異な ります。ゲインと入力感度の設定は連動しているので、どちらを設定しても構いません。 DIGITAL INPUT ANALOG INPUT ATTENUATOR DSP INPUT AMP AD POWER AMP DA GAIN ATTENUATOR (all models): 0.0 to -80.0, -∞dB (0.5dB step) GAIN (all models): 19.8 to 43.8dB (0.1dB step) 32.0dB (default) GAIN TX6n Clips (43.8dBu) TX5n Clips TX4n Clips +11.8dBu (TX6n) 0dBu (TX6n) GAIN: 19.8dB (min.) 0dBFS (digital max.) ATT: 0.
入出力レベルの調整 入出力レベルの調整方法 ■ 基本的なレベル調整 TXnアンプを従来のアナログアンプと同様に捉えた場合、ゲイン /レベルを設定するパラメーターには以下の 2 つがあ ります。 ・ ゲイン/ 入力感度 : A/D変換前の入力レベルを本体パネルの MENU画面→ General→ Sensitivity/Amp Gain で調整します。 内蔵DSP(SIGNAL PATH)でレベルが変更されなければ、ゲイン /入力感度の考え方は従来のアナログアンプと 全く同様です。ゲインの設定範囲は19.8 〜 43.8 dBで、0.1 dB単位で調整できます。ただし入力感度の設定範 囲は、モデルによって異なります。 ・ アッテネーター : D/A変換後の最終段の出力レベルを HOME画面でエンコーダー A/Bを回して調整します。設定範囲は 0.0〜 -80.0、-∞ dBで、0.
資料 メッセージリスト TXnのディスプレイに表示されるメッセージとその対策方法は以下のとおりです。 メッセージ 対策方法 Panel Full locked! 誤操作を防ぐために、パネルロック設定でパネル操作がロックされています。 パネルロックを一時的に解除する場合は、[HOME]ボタンと [EXIT] ボタンの両方を 3秒以上押 します。パネルロックを無効にする場合は、一時的に解除した状態で、UTILITY画面→ Front Panel Operation→Panel を Normal に設定してください。 Panel View only! 誤操作を防ぐために、パネルロック設定でパラメーター編集がロックされています。 パネルロックを一時的に解除する場合は、[HOME]ボタンと [EXIT] ボタンの両方を 3秒以上押 します。パネルロックを無効にする場合は、一時的に解除した状態で、UTILITY画面→ Front Panel Operation→Panel を Normal に設定してください。 Parameter Protected! セキュリティが「View」または「Hide」に設定され
資料 アラートメッセージリスト(抜粋) アラートメッセージ表示部には、本機の運用状況や Amp Editor で表示条件を設定した各種の情報が表示されます。 以下は本体の故障が疑われる場合に表示されるメッセージです。これらを含むすべてのアラートメッセージについては Amp Editor取扱説明書をご参照ください。 メッセージ No battery Critical battery 56 内容 対策方法 内蔵バックアップバッテリーが完全に消耗している か、装着されていません、 電源をオフにすると現在の設定が失われ、初期値に 戻ります。ただちに使用を中止して、ヤマハ修理ご 内蔵バックアップバッテリーが極端に消耗しており、 相談センターにバックアップバッテリーの交換をご 依頼ください。 メモリーが消滅している可能性があります。 Low battery 内蔵バックアップバッテリーの残量が少なくなって います。 使用に支障はありませんが、そのまま継続して使用 すると設定が失われ、初期設定に戻る可能性があり ます。お早めにヤマハ修理ご相談センターにバック アップバッテリーの交換をご依頼ください。 Cu
資料 困ったときは(トラブルシューティング) 症状 電源が入らない、ディスプレ イが点灯しない 考えられる原因 対策方法 電源ケーブルが正しく接続され ていない 電源ケーブルを正しく接続してください。 POWER スイッチがオンになっ ていない POWER スイッチをオンにしてください。 ケーブルが正しく接続されてい ない 音声入力端子とスピーカー出力端子を正しく接続してくださ い。 ゲインやアッテネーターでレベ ルが下がっている ゲインは、MENU 画面→General →Sensitivity/Amp Gain で設定してください。アッテネーターは、HOME 画面でエン コーダーを回して調整してください。 [MUTE] ボタンがオンになって いる フロントパネルの [MUTE]インジケーターがオンになっている 場合は、[MUTE]ボタンを 1 秒以上押してミュートを解除して ください。 保護回路が作動して、出力が ミュートされている アンプが過熱したときは、フィルターエレメントを清掃し、ア ンプ周りの通風状態を良くしてください。電源が故障したとき は、販売店またはヤマハ電気音
資料 索引 数字 G O 4 ×4 Matrix Mixer ......................... 33 6Band Output EQ ......................... 37 Gain Mode .................................... 25 General ......................................... 25 Oscillator Mix ................................ 35 Output Delay ................................. 37 H Output Level.................................. 38 Output Router ............................... 39 8Band Input EQ ............................ 34 [ALERT] インジケーター................. 6 H.SHELF .
資料 U あ と Unit ............................................... 18 アッテネーション ................... 12, 54 トラブルシューティング .............. 57 UTILITY画面 ................................. 19 アナログ機器 ................................ 51 アナログ入出力端子........................ 8 な V Version.......................................... 21 Voltage Limiter .............................. 29 W Word Clock Setup......................... 20 X X-Over .......................................... 36 X-Over Input Level................
U.R.G.