TM TA 2 取扱説明書 ご使用の前に必ず4〜7ページの「安全上のご注意」をお読みください。 JA
ごあいさつ このたびは、トランスアコースティック™ピアノをお買い上げいただき、誠にありがとうございま す。この製品は、鍵盤機構などの基本的な部分はアコースティックピアノでありながら、必要なと きに音量を調節し、音色を変えたり録音したりして、充実した機能を楽しめます。本書では、トラ ンスアコースティックピアノとして搭載されたこれらの機能を中心に説明します。本機に搭載され た機能を十分に活かし、演奏をお楽しみいただくため、本書をよくお読みになってからご使用くだ さい。また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに大切に保管していただきます ようお願いします。 取扱説明書について 本機には、以下の説明書が用意されています。 ■ 冊子マニュアル ■ 電子マニュアル(PDF形式) 取扱説明書(本書) スマートデバイス接続マニュアル トランスアコースティックピアノ特有 この楽器をスマートフォンやタブレッ の機能や使い方を中心に説明していま ト端末などと接続する方法を説明して す。アコースティックピアノとしての います。iOS 用と Android 用がありま 取り扱いについては、別冊のピ
目次 ごあいさつ ........................................... 2 5章 ほかの機器と接続する ............. 49 取扱説明書について...................................... 2 USB機器を接続する ..................................49 付属品(お確かめください) ........................... 2 ほかのオーディオ機器と接続する ............51 安全上のご注意 ............................................. 4 ほかのMIDI機器と接続する.......................53 注記(ご使用上の注意)................................... 8 本機の特長 ...................................................10 コンピューターやスマートデバイスと 接続する.................
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損 害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたしま す。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生
警告 電源 / 電源コード 禁止 設置 電源コードをストーブなどの熱器具に近 医療機器の近くで使わない。 づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし 電波が医療用電気機器に影響を与えるおそれがあり ます。電波の使用が制限された区域では使わないで ない。また、電源コードに重いものをのせ 禁止 ない。 電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。 ください。 心臓ペースメーカーの装着部位から 15cm以上離して使用する。 電源は必ず交流100Vを使用する。 エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 必ず実行 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 本機が発生させる電波によりペースメーカーの動作 に影響を与えるおそれがあります。 必ず実行 水に注意 電源コード / プラグは、必ず付属のものを 必ず実行 使用する。また、付属の電源コードをほか 本体の上に花瓶や薬品など液体の入った の製品に使用しない。 ものを置かない。また、浴室や雨天時の屋 故障、発熱、火災などの原因になります。 禁止 電源プラグにほこりが付着している場合 上で、お買い上げの販
注意 電源 / 電源コード 本体を移動するときは、ゆっくりと丁寧に 行なう。 たこ足配線をしない。 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して 必ず実行 火災の原因になることがあります。 本体が転倒したり、周囲のものと衝突したりするお それがあります。本体の運搬、移動は専門の業者に依 頼することをおすすめします。 禁止 必ず実行 電源プラグを抜くときは、電源コードを持 この製品を電源コンセントの近くに設置 たずに、必ず電源プラグを持って引き抜 する。 く。 必ず実行 電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ 電源プラグに容易に手が届く位置に設置し、異常を 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ ラグをコンセントから抜いてください。また、電源ス とがあります。 イッチを切った状態でも微電流が流れています。こ の製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグ をコンセントから抜いてください。 接続 すべての機器の電源を切った上で、ほかの 長期間使用しないときや落雷のおそれが 機器と接続する。また、電源を入れたり あるときは、必ずコンセントから電源プラ 必ず実
機種名 ( 品番 )、製造番号 ( シリアルナンバー )、電源条件などの情報 は、製品の底面にある銘板または銘板付近に表示されています。製品 を紛失した場合などでもご自身のものを特定していただけるよう、機 種名と製造番号については以下の欄にご記入のうえ、大切に保管して いただくことをお勧めします。 大きな音量で長時間使用しない。 聴覚障害の原因になりま す。特にヘッドフォンを使 禁止 用する場合はご注意くだ さい。万一、聴力低下や耳 機種名 障りを感じた場合は、専門 の医師にご相談ください。 使用しないときは、鍵盤蓋を閉める。鍵盤 製造番号 蓋の開閉は両手で静かに行なう。また、自 必ず実行 分の周りの方が不用意に鍵盤蓋に触れな いようにする。 鍵盤蓋に手や指を挟み、けがをするおそれがありま す。 地震のときは、本体から離れる。 地震による強い揺れで本体が動いたり転倒したりし て、けがをするおそれがあります。 銘板はコントロールユニットの底面にあります。 必ず実行 (bottom_ja_02) ●データが破損したり失われたりした場合の補 償はいたしかねますので、ご了承ください。 ●不適
注記(ご使用上の注意) お知らせ 製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下 の内容をお守りください。 ■ データの著作権に関するお願い ■ 製品の取り扱いに関する注意 • テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の 近くで使用しないでください。楽器本体またはテレビやラ ジオなどに雑音が生じる原因になります。iPhone/iPadな どのスマートデバイスと一緒に使用する場合は、通信によ るノイズを避けるため機内モードをオンにしてからWi-Fiま たはBluetoothをオンにしてお使いいただくことをおすす めします。 • 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くな ど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いと ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しないでく ださい。本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障し たり、動作が不安定になったりする原因になります。 • 本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品など を置かないでください。本体のパネルや鍵盤が変色/ 変質す る原因になります。 • ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている
■ Bluetoothに関するお知らせ ● Bluetooth通信の取り扱いについて • Bluetooth対応機器が使用する2.
本機の特長 • シーンに合わせて音量や音色を変更し、ピアノ演奏を楽しめる ヤマハ独自のトランスアコースティック™技術により、アコースティックピアノならではの音色や 演奏性能はそのままに、音量の調整や音色の変更を実現(トランスアコースティックモード)。また消 音してヘッドフォンで音を聞きながら演奏ができるサイレントピアノ™モードも搭載しています。 周囲の人だけに聞こえる音量で演奏を楽しんだり、消音して自分だけの世界で練習に集中したり、 さまざまな音色で演奏したり、ピアノ演奏の楽しみが大きく広がります。 • アコースティックピアノならではの自然な演奏感 トランスアコースティックモード時は、トランスアコースティック™技術により、響板全体を広く振 動させることで弦やピアノ本体が共鳴し、アコースティックピアノならではの自然な演奏感が得ら れます。またサイレントピアノ™モード時でも、バイノーラルサンプリングなどの技術により目の前 のピアノから音が響いているかのような臨場感が楽しめます。 • 多彩な表現を可能にするリアルな響き きらびやかな高音から重厚な低音まで、幅広い芳醇な音色を特徴とするヤマハ最高峰ピアノ「CFX」
1 章 はじめに 各部の名称 ■ ピアノ本体 アップライトピアノ グランドピアノ 1 消音レバー ( ソステヌートペダル 搭載モデル ) コントロールユニット (12 ページ) コントロールユニット (12 ページ) 1 消音レバー トランスアコースティックモード / サイレントピアノモードにします (17、19 ページ )。 ■ ペダル アップライトピアノ 1 2 グランドピアノ 3 1 ソフトペダル 1 2 3 3 ダンパーペダル ペダルを踏むと、ペダルを踏んだあとに弾 ペダルを踏むと、鍵盤から指を離したあと いた鍵盤の音量をわずかに下げ、音の響き も、音が長く響きます。サイレントピアノ を柔らかくすることができます。 モードでピアノ音色で演奏しているとき 2 消音ペダル (ソステヌートペダル非搭載モデルの場合) ペダルを踏んで左側にスライドさせて、 トランスアコースティックモード / サイレ ントピアノモードにします (17、19 ペー ジ )。 ソステヌートペダル (ソステヌートペダル搭載モデルの場合) ペダルを踏むと、そのとき押していた鍵盤 の音の
■ コントロールユニット 前面 1 2 3 10 11 4 5 6 7 8 13 12 9 ( グランドピアノのみ ) 底面 スイッチ / ボタンは底面から上方向に押します。 14 15 17 16 18 19 フォーンズ 1 [PHONES] 端子 ステレオミニプラグのヘッドフォンを接 続します (15 ページ )。2 本まで同時に使 えます。 トゥー デバイス 2 USB [TO DEVICE] 端子 USBフラッシュメモリーや別売のUSB無 線 LAN アダプターを接続します (49 ペー ジ )。 3 [Aco.
ブルートゥース 10 イン (Bluetooth) ランプ Bluetooth 機能がオンのときに点灯しま す (57 ページ )。Bluetooth 対応機器との 接続中は青、未接続の場合は UTILITY に 入ると白で点灯します。 トゥー 11 ディスプレイ 音色番号やソング番号、設定値などを表示 します。 ( ソング番号 ) 18 [AUX IN] 端子 携帯音楽プレーヤーなどのオーディオ機 器と接続して、外部オーディオ機器の音を 本機で鳴らします (52 ページ )。 ホスト 19 USB [TO HOST] 端子 コンピューターやスマートデバイスと接 続します (54 ページ )。 ( 各種設定値 ) 英数字3文字でさまざまなメッセージも表 示します (60 ページ )。 ボイス バリュー 12 [VOICE/VALUE] つまみ つまみを回して、音色を選んだり、設定値 などを調整したりします。機能によって は、つまみを押して操作することもありま す。 ボリューム 13 [VOLUME] つまみ つまみを回して、トランスアコースティッ クモード / レイヤーモードでの演奏
電源を入れる / 切る 1 電源コードのプラグを電源コンセント ( 家庭用 AC 100V) に差し込みます。 アップライトピアノ グランドピアノ 警告 電源コードは、必ず付属のものをご使用ください。また、付属の電源コードをほかの製品に使用しないでください。 故障、発熱、火災などの原因になります。このような場合は、保期間内でも保証いたしかねることがございますの で、十分にご注意ください。 注意 本機はコンセントの近くに設置し、異常を感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから 抜いてください。 NOTE • コンセントから電源プラグを抜くときは、電源を切ってから行なってください。 • 電源コードは、使わないときはベルトに束ねておいてください。 2 [P](スタンバイ/オン)スイッチを押して電源を入れます。 [P]( スタンバイ / オン ) スイッチのランプが点灯し、本機が起動 します。電源を切るには、もう一度スイッチを押します。 NOTE 鍵盤を押したまま電源を入れると正しく発音されません。電源を入れるとき は鍵盤から手を離してください。 注意 電源を切った状態でも微
オートパワーオフ機能 本機は電源の切り忘れによる無駄な電力消費を防ぐため、オートパワーオフ機能を搭載してい ます。これは、本機が操作されない状態が 30 分続くと自動的に電源が切れる機能です。 注記 ソングの再生中や外部機器と通信中の場合、無操作の状態が 30 分間続いても、電源は自動的には切れません。使用後 は、[P]( スタンバイ / オン ) スイッチを押して本機の電源を切ってください。 オートパワーオフ機能の解除 左端の鍵盤を押したまま電源を入れます。 ディスプレイに「PoF」と表示され、オー トパワーオフ機能が解除された状態で電源 が入ります。 左端の鍵盤(A-1) 電源が入った状態で、オートパワーオフ機能をオン / オフしたい場合は、46 ページをご覧くだ さい。 ヘッドフォンを使う ヘッドフォンは、[PHONES] 端子に接続して使います。 [PHONES] 端子は 2 つありますので、ヘッドフォンを 2 本 接続して 2 人で演奏を楽しむこともできます。 1 本だけ接続する場合は、どちらの端子をご使用いただい ても構いません。 ステレオミニプラグ ヘッドフォンの使用時でも、バイノー
2 章 演奏する 本機は、アコースティックピアノとして演奏するだけでなく、シーンに合わせて、以下の 3 つの モードでの演奏をお楽しみいただけます。これらのモードでは、コントロールユニットに内蔵され た音色を使って演奏したり、演奏を録音したりできます。 • トランスアコースティックモード : トランスアコースティック技術により、ピアノの響板から電 子音を響かせて演奏します (17 ページ )。 • レイヤーモード: アコースティックピアノの音だけでなく、電子音も鳴らして演奏します(18ペー ジ )。 • サイレントピアノモード: 消音して、ヘッドフォンで電子音を聞きながら演奏します(19ページ)。 トランスアコースティック技術とは アコースティックピアノでは、鍵盤を押すことによりハンマーが弦をたたき、その振動が響板に伝わって音が鳴ります。一方、 トランスアコースティックピアノでは、トランスアコースティック技術により、トランスデューサー (加振器)が音源の信号を振動 に変えて響板に伝えます。響板が生み出す響きはまさにアコースティック。その豊かな響きはそのままに、音量を調節することも できます。 アコーステ
電子音を鳴らして演奏する(トランスアコースティックモード) トランスアコースティック技術により、ピアノの響板から電子音を響かせて演奏します。アコース ティックピアノの音は鳴りません。 1 [VOLUME] つまみを左に回して音量を最小にします。 2 [P]( スタンバイ / オン ) スイッチを押して電源を入れます。 3 以下のいずれかの操作により、アコースティックピアノの音が鳴らないようにします。 <アップライトピアノ (ソステヌートペダル搭載)> • 鍵盤右下の消音レバーを、カチッと音が聞こえるまで 手前に引きます。 <アップライトピアノ (ソステヌートペダル非搭載)> • 消音ペダルを踏みながら左側にスライドさせます。 <グランドピアノ> • [Aco.
アコースティックピアノの音に電子音を重ねて演奏する ( レイヤーモード ) アコースティックピアノの音だけでなく、電子音も鳴らして演奏できます。 操作方法は、トランスアコースティックモード (17 ページ ) と同様です。ただし、手順 3 は必要あ りません。 アップライトピアノの場合は、消音レバーまたは消音ペダルがアコースティックピアノの音が鳴る 状態であることを確認してください (16 ページ )。 グランドピアノの場合は、[VOLUME] つまみを押して [Aco.
消音して演奏する ( サイレントピアノモード ) 消音して、ヘッドフォンから音を聞きながら演奏します。ピアノ本体からは音が鳴らず、光セン サーにより読み取られた鍵盤の動きが電子音源に伝えられヘッドフォンから音が出ます。 1 [VOLUME] つまみを左に回して音量を最小にします。 2 [P]( スタンバイ / オン ) スイッチを押して電源を入れます。 3 以下のいずれかの操作により、アコースティックピアノの音が鳴らないようにします。 <アップライトピアノ (ソステヌートペダル搭載)> • 鍵盤右下の消音レバーを、カチッと音が聞こえるまで 手前に引きます。 <アップライトピアノ (ソステヌートペダル非搭載)> • 消音ペダルを踏みながら左側にスライドさせます。 <グランドピアノ> • [Aco.
音色を選ぶ 本機は、内蔵されているさまざまな音色で演奏できます。電源を入れたときは、必ず CFX グラン ドの音色が選ばれます。選べる音色は、次ページ「音色一覧」をご覧ください。 1 メニューボタンをくり返し押して、 オレンジ点灯 [VOICE] ランプをオレンジ色に点灯させ ます。 現在選ばれている音色番号がディスプレイに 表示されます。 2 [VOICE/VALUE]つまみ、またはボタン1 音色番号 押したボタンのランプがオレンジで点灯 〜3のいずれかを使って音色を選びます。 選んだ音色は、ランプの点灯とディスプレイの 表示で確認できます。 • [VOICE/VALUE] つまみを回す つまみを左右に一段階ずつ回すと、 「音色一 覧」の順で、前後の音色が選ばれます。この つまみを押すと、CFX グランド (PF1) に戻せます。 いずれかを押す • ボタン 1 [CFX] を押す CFX グランド (PF1) が選ばれます。 • ボタン 2 [Bösendorfer] を押す ベーゼンドルファーインペリアル (PF2) が選ばれます。 • ボタン 3 [Others] を押す
音色一覧 ボタン ボタン1 表示 音色 バイノーラル CFXグランド ボタン 表示 ボタン3 音色 オルガン プリンシパル CFXグランド ボタン2 ベーゼンドルファー インペリアル オルガン トゥッティ ボタン3 アップライトピアノ ジャズオルガン ポップ グランド ストリングス バラード グランド クワイア ステージ エレピ シンセパッド DX エレピ ピアノ+ストリングス ビンテージ エレピ ピアノ+パッド ハープシコード 8' ピアノ+DXエレピ ハープシコード 8'+4' ― オフ チェレスタ NOTE • 各音色の詳細は、64 ページをご覧ください。 • 「---」( オフ ) を選ぶには、[VOLUME] つまみを押すか、[VOICE/VALUE] つまみを回します。ボタン 1 〜 3 では選べません。 ■ ヘッドフォンでも自然な音の広がりを −バイノーラルサンプリングとステレオフォニックオプティマイザー ヘッドフォン使用時に臨場感のある音をお楽しみいただくため、音色により以下の 2 つの方式を採 用しています。これらの効果は、オン /
3 章 曲(ソング)を再生/録音する 本書では、内蔵曲や録音した曲、市販の曲データを総称して「ソング」と呼びます。本機では、MIDI ソングとオーディオソングを扱えます。 扱えるソングのデータ形式 ソング形式 ファイル形式 拡張子 MIDI ソング SMF フォーマット 0 打鍵やその強さなど、鍵盤の動きを演奏情報として 記録したソングです。音そのものは記録されていま せん。記録された演奏情報に基づいて音源を鳴らす ことで、はじめて音になります。 データ容量が小さく、また、音色の変更などの編集が しやすいのが特長です。 再生と録音が可能なMIDIファイル形式です。 本機で録音されたMIDIソングは、すべてこの 形式で保存されます。 オーディオソング WAV 実際に演奏した音そのものを記録したソングです。 カセットテープやボイスレコーダーなどに録音する のと同じしくみで記録したものです。携帯音楽プ レーヤーなどでも再生できるので、ほかの人に自分 の演奏を聞いてもらうことが手軽にできます。 コンピューターなどで一般的に使われている、 音声ファイル形式です。本機は 44.
NOTE • 本機で録音したソングを「ユーザーソング」といい、この楽器以外で作られたソングを「外部ソング」といいます。USB フラッ シュメモリーにソングを録音すると、 「USER FILES」フォルダーが自動的に作成され、このフォルダーにユーザーソングが保存 されます。 「USER FILES」フォルダー内のソングは、ユーザーソングとして扱われ、 「USER FILES」フォルダー外のソングは、 外部ソングとして扱われます。 • ヤマハのウェブサイト「ヤマハミュージックデータショップ」や、一部のヤマハ特約楽器店に設置された Muma ( ミューマ ) から ご購入いただいたディスクラビア用の音楽ソフトも再生できます。詳しくは、下記ウェブサイトをご確認ください。 ヤマハミュージックデータショップ: http://yamahamusicdata.jp/ Muma: http://www.ymm.co.
5 ボタン 3 [R/K]( 再生 / 一時停止 ) を押して再生をスタートします。 [R/K] ランプが点灯し、ディスプレイには再生位置 ( 小節番号または時間 ) が表示されます。MIDI ソン グのテンポに合わせて ( オーディオソング再生時はメトロノームのテンポに合わせて ) 右下のドットが点 滅します。 再生中の操作については、24 ページをご覧ください。 MIDI ソング 小節番号 オーディオソング 時間 秒 分 (10分以上の 場合、1の位のみ 表示されます。 ) NOTE デモソングは再生位置が表示されません。 ■ 再生中の操作 ソング再生中にメニュー(VOICE/SONG/UTILITY) を切り替えても、再生は継続されます。SONG が選ばれている場合のみ、以下の操作が行なえます。 [VOICE/VALUE] つまみ ボタン1 ボタン3 • 一時停止する 再生中にボタン 3 [R/K]( 再生 / 一時停止 ) を押すと一時停止します。ディスプレイの表示が止ま り、[R/K] ランプが点滅します。もう一度押すと、一時停止したところから再生を再開できます。 • 停止する
• テンポを調節する MIDI ソング再生中はそのテンポを、オーディオソング再生中はその再生速度を変えられます。操 作方法は、メトロノームのテンポと同様です。詳しくは 33 ページをご覧ください。 テンポ MIDI ソングの場合 : 5 〜 500 (1 分間の拍数 ) の範囲で調節します。一時停止中にテン ポを変更することもできます。停止すると、初期設定に戻ります。 速度 (%) オーディオソングの場合: 元の速度を100%として75%〜125%の範囲で設定できま す。設定した速度は、ほかのソングを選ぶまで保持されます。 NOTE • 曲の途中でテンポが変わる MIDI ソングの場合、相対的にテンポが変わります。たとえば、曲頭のテンポが 100、途中で 120 に変わるMIDIソングの場合、 曲頭のテンポを110(10%速くする)にすると、途中のテンポが132(10%速くなる)になります。 • MIDI ソングのテンポを変えると、メトロノームも同じテンポに変わります。オーディオソングの再生速度を変えても、メトロ ノームのテンポは変わりません。 • オーディオソングの一時停止中で、メトロノーム再生中にこの
ソングを録音する 本機での演奏を、MIDI ソング (SMF フォーマット 0) またはオーディオソング (WAV) として録音で きます。MIDI ソングは、内蔵メモリーに 10 曲、USB フラッシュメモリーに最大 100 曲 (1 曲あ たり約 500KB まで ) が保存できます。オーディオソングは、USB フラッシュメモリーに最大 100 曲 (1 曲あたり 80 分まで ) が保存できます。 USB フラッシュメモリーに録音した場合、MIDI ソングは「USERSONG**.MID」(** は 00 〜 99 の数字 )、オーディオソングは「USERAUDIO**.
5 [VOICE/VALUE] つまみを回して、 録音先となるソング番号を選びます。 選んだソングに録音データがある場合 録音データがある場合 録音データがない場合 選んだソングに録音データがあるかどうかは、 画面の表示で確認できます。 注記 3つのドットが点灯 左端のドットのみ点灯 録音済みのソング番号を選んで録音すると、 それまで録音されていたデータは消去されます。 メトロノームを鳴らしたい場合は、ここでオンにします (32 ページ )。 NOTE メトロノームの音は録音されません。 6 ボタン 2 [Rec] を押して録音待機状態に します。 [Rec] ランプが赤く点灯し、[R/K]( 再生 / 一時 停止 ) ランプが点滅します。 NOTE • 録音待機中にもう一度ボタン 2 [Rec] を押すと、録音を中止できます。 • ディスプレイに「 EnP 」や「FUL」が表示された場合、内蔵メモリーや USB フラッシュメモリーの空き容量が少なくなっ ています。不要なユーザーソングを削除 (30 ページ ) して、空き容量を確保することをおすすめします。 「Enp」が表示された場合は
8 演奏が終わったら、ボタン 2 [Rec] または ボタン 3 [R/K]( 再生 / 一時停止 ) を押し て録音を停止します。 データを保存中であることを示すダッシュ 「---」がディスプレイに表示されます。データの または 保存が終わると「End」が表示され、ソング番 号の表示に戻ります。ボタン 3 [R/K]( 再生 / 一時停止 ) を押すと、録音したソングが再生されます。 注記 データ保存中 ( ダッシュ表示中 ) は電源を切らないでください。データや内蔵メモリー、USB フラッシュメモリーが壊れる おそれがあります。 NOTE • 演奏せずに録音を止めた場合、MIDI 録音では選んだソングの演奏データが削除され、オーディオ録音では無音のソングが保存さ れます。 • 内蔵メモリーに録音したユーザーソングは USB フラッシュメモリーにコピーできます (28 ページ )。 ユーザーソングを操作する 本機の内蔵メモリー内のユーザーソングをUSBフラッシュメモリーにコピーしたり、内蔵メモリー または USB フラッシュメモリー内のユーザーソングを削除したりできます。 NOTE • USB フラ
4 [VOICE/VALUE] つまみを回して、 コピーしたいソング (U.01 〜 U.10) を 選びます。 5 メニューボタンを押して、[UTILITY] 6 ボタン3 [Func.]を押してファンクション 7 [VOICE/VALUE]つまみを回して「F7.1」 8 ボタン 3 [Func.] を押して「SAv」と表示 オレンジ点灯 ランプをオレンジ色に点灯させます。 設定に入ります。 を選びます。 させます。 USB フラッシュメモリー内の MIDI ソング番号 のうち、空いている最小の番号がコピー先とし て選ばれ、表示されます。 NOTE • ソング番号の表示中にボタン 3 以外を押すと、コピーを中止できます。 • USB フラッシュメモリーに空いている MIDI ソング番号がない場合は、「FUL」と表示され、コピーできません。不要な ユーザーソングを削除してから (30 ページ )、操作し直してください。 9 もう一度ボタン3 [Func.
■ ユーザーソングを削除する 内蔵メモリーまたは USB フラッシュメモリーに保存されているユーザーソングは以下の操作で 削除できます。 NOTE ユーザーソング以外のソングは削除できません。 1 USB フラッシュメモリーのソングを削除する場合は、コントロールユニット前面の USB [TO 2 メニューボタンをくり返し押して、 DEVICE] 端子に USB フラッシュメモリーを接続します。 [SONG] ランプをオレンジ色に点灯させ ます。 3 ボタン 1 [Select] をくり返し押して、 削除したいソングのカテゴリーを選び ます。 • U. (U.01 〜 U.10) ...内蔵メモリー内のユーザーソング (MIDI) • S. (S.00 〜 S.99) ....USB フラッシュメモリー内のユーザーソング (MIDI) • A. (A.00 〜 A.99) ....USB フラッシュメモリー内のユーザーソング ( オーディオ ) 30 4 [VOICE/VALUE] つまみを回して、削除 5 メニューボタンを押して、[UTILITY] 6 ボタン3 [Func.
8 ボタン 3 [Func.] を押して「dEL」と表示 させます。 続いて、「n y」と表示されます。 NOTE 「n y」と表示されているときにボタン3 [Func.]以外を 押すと、削除を中止できます。 9 もう一度ボタン3 [Func.
4 便利な機能を使う (UTILITY) 章 ここでは、UTILITY での操作を説明します。UTILITY では、音に残響を付けたり、メトロノーム を使うなど、さまざまな便利な機能が用意されています。 メトロノームを使う 内蔵のメトロノームを使えば、正確なテンポで演奏できます。 NOTE • MIDI ソング (22 ページ ) の再生中は、ソングのテンポや拍子に合わせてメトロノームが鳴ります。 • 本機の電源を切ると、メトロノームのテンポと拍子は初期設定に戻ります。 • メトロノームの音量は、ファンクション設定 (41 ページ ) で調節できます。 • レイヤーモード (18 ページ ) で演奏する場合、音色を「---」( オフ ) に設定すると、メトロノームを鳴らしながらアコースティッ クの音だけで演奏できます。 ■ メトロノームをオン / オフする 1 メニューボタンをくり返し押して、 オレンジ点灯 [UTILITY] ランプをオレンジ色に点灯さ せます。 2 ボタン 1 [Metronome] を押してメトロ ノームを鳴らします。 現在のテンポがディスプレイに表示されます。 メ
■ テンポを調節する 1 UTILITY でボタン 1 [Metronome] を押して現在のテンポを表示させます。 2 [VOICE/VALUE] つまみを回してテンポ を調節します。 テンポは5〜500(1分間の拍数)の範囲で設定 できます。 [VOICE/VALUE] つまみを押すと初期設定 (120) に戻せます。 NOTE オーディオソングの再生中に操作をすると、オーディオソングの再生速度が変わります(25ページ)。メトロノームのテン ポは変わりません。 ■ 拍子を設定する 1 UTILITY でボタン 1 [Metronome] を押します。 2 ボタン 1 [Metronome] を 3 秒間長押し して、拍子の設定表示に切り替えます。 3 秒間 3 [VOICE/VALUE] つまみを回して拍子を 設定します。 0、2 〜 6 の値から選べます。最初の拍で「チー ン」と鳴り、その他の拍では「カチカチ」と鳴 ります。たとえば 3 に設定すると「チーンカチカチ」と鳴ります。0 の場合は、すべての拍で「カチカ チ」と鳴ります。 [VOICE/VALUE] つまみを押すと初期設
音に残響を付ける ( リバーブ ) ピアノの響きは部屋の大きさや材質によって変化し、特に残響はその影響を大きく受けます。本機 のリバーブ機能は、コンサートホールなどの残響をシミュレートすることにより、臨場感あふれる 演奏を楽しむことができます。 音色を選ぶと、自動的に最適なリバーブタイプ ( 種類 ) や深さ ( かかり具合 ) が設定されますが、 好みに合わせて変更できます。 1 メニューボタンをくり返し押して、 オレンジ点灯 [UTILITY] ランプをオレンジ色に点灯さ せます。 2 ボタン 2 [Reverb] を押します。 3 以下の操作のうち、必要な設定をします。 現在設定されているリバーブの深さがディス プレイに表示されます。 • リバーブの深さを調節する [VOICE/VALUE] つまみを回し、1 〜 20 の 範囲でリバーブの深さを設定します。 [VOICE/VALUE] つまみを押すと、選んだ 音色の初期設定に戻ります。 • リバーブをオフにする リバーブの深さの表示中に、ボタン 2 [Reverb] を押します。ディスプレイに 「OFF」と表示され、鍵盤演奏のリバ
リバーブタイプ一覧 リバーブタイプ 説明 オフ 鍵盤演奏およびソング再生音のリバーブがオフになります。 リサイタルホール ピアノリサイタル向けの中規模ホールのクリアな響きです。 コンサートホール オーケストラの公演が行なわれる大きなホールの華やかな響きです。 チェンバー 室内楽に適した、宮廷内の広間の落ち着きのある響きです。 大聖堂 天井の高い石造りの大聖堂の荘厳な響きです。 クラブ ライブハウスやジャズクラブのメリハリのある響きです。 プレート 録音スタジオで使用される往年のリバーブ装置の明るい響きです。 NOTE • 電源を切るとリバーブは初期設定に戻ります。 • 外部ソング (22 ページ ) の再生時や、コンピューターなどからの MIDI 情報の受信時 (54 ページ ) は、ディスプレイに「---」と表 示されることがあります。これは本機にないリバーブタイプが使われていることを表わします。 TA2取扱説明書 35
本機の機能を設定する ( ファンクション設定 ) 音の高さの微調整やメトロノーム音量の調節など、本機に内蔵されているさまざまな機能 ( ファン クション ) をお好みに設定して、よりいっそう豊かな演奏を楽しみましょう。 ■ ファンクション設定項目一覧 ファンクション設定項目 項目番号 ページ F1.1 38ページ トランスアコースティックの音響補正* F1.2 38ページ トランスアコースティックの音色調整(低域)* F1.3 38ページ トランスアコースティックの音色調整(中域)* F1.4 38ページ トランスアコースティックの音色調整(高域)* F1.5 38ページ IAC オン/オフ* F1.6 38ページ IACのかかり具合* F1.7 39ページ タッチ感度* F2.1 39ページ 固定ベロシティー * F2.2 39ページ 鍵盤演奏時の移調(キーボードトランスポーズ) F3.1 40ページ 鍵盤のピッチ調整(マスターチューニング)* F3.2 40ページ 音律(調律法) F3.3 40ページ 基音 F3.
ファンクション設定項目 Bluetooth 項目番号 ページ Bluetooth機能のオン/オフ* F8.5 48ページ ペアリング* F8.6 48ページ 「*」印が付いている項目は、電源を切っても設定は保持されます。 ■ ファンクション設定の基本操作 1 メニューボタンをくり返し押して、 オレンジ点灯 [UTILITY] ランプをオレンジ色に点灯さ せます。 2 ボタン3 [Func.]を押してファンクション 3 [VOICE/VALUE] つまみを回して設定し 4 ボタン3 [Func.
■ ブリリアンス メロー ( 柔らかくまろやかな音 ) からブライト ( 明るく鋭い音 ) の間で音質を調整します。 設定範囲 −2 (メロー )〜0 (ノーマル)〜 +2 (ブライト) 初期設定 0 (ノーマル) ■ トランスアコースティックの音響補正 トランスアコースティックモード、レイヤーモードでの演奏時に、屋根 ( 天板 ) を閉めたときでも自 然な響きとなるように、音響を補正します。 設定範囲 OPn (開)/CLS (閉) 初期設定 アップライトピアノ: CLS (閉)、グランドピアノ: OPn (開) ■ トランスアコースティックの音色調整 トランスアコースティックモード、レイヤーモードでの演奏時に、響板から出る音の低域 (F1.3)、 中域 (F1.4)、高域 (F1.
■ IAC のかかり具合 IAC のかかり具合を調整します。値が大きいほど、音量が小さいときの低音や高音がよりしっかり と聞こえるように補正されます。 設定範囲 −3〜0〜+3 初期設定 0 ■ タッチ感度 鍵盤を弾く強さに対する強弱の付き方 ( タッチ感度 ) を設定します。 設定範囲 初期設定 −2 (ソフト) 弱い打鍵でも大きな音を出すことができます。 −1 (ソフト/ミディアム) ソフトとミディアムの中間のタッチ感度です。 0 (ミディアム) 標準的なタッチ感度です。 1 (ミディアム/ハード) ミディアムとハードの中間のタッチ感度です。 2 (ハード) 強い打鍵で弾かないと大きな音が出にくくなります。 OFF (固定) 打鍵の強弱による音の強弱は付けずに、一定の音量が出ます。 0 (ミディアム) NOTE OFF (固定)に設定した場合は、「F2.
■ 鍵盤演奏時の移調 ( キーボードトランスポーズ ) 鍵盤演奏のキーを半音単位で移調します。ここでの設定により、弾く鍵盤を変えずに、ほかの楽器 や歌う人の声の高さにキー ( 調 ) を合わせられます。たとえば、移調量を「5」に設定すると、 「ド」 の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が鳴り、 「ハ長調」の弾きかたで「ヘ長調」の演奏ができます。 設定範囲 −12〜0〜+12 初期設定 0 NOTE 演奏情報(ノートオン/ オフ)をコンピューターなどにMIDI送信する場合、ノートナンバーはトランスポーズされた値で送信されま す。ノートオン/オフをMIDI受信した場合は、受信したままのノートナンバーで発音します(トランスポーズされません)。 ■ 鍵盤のピッチ調整 ( マスターチューニング ) 鍵盤の音の高さを 0.2Hz 単位で微調整します。ほかの楽器や携帯音楽プレーヤーの再生などに合わ せて演奏するときに便利です。 設定範囲 414.8〜466.8 (Hz) 初期設定 440.0 (Hz) NOTE 設定値は100の位は省略されて表示されます(440.2Hzの場合は、「40.
■ 基音 音律を平均律以外に設定した場合は、基音 ( 調の主音 ) を設定する必要があります。基音を変える と、音律の音程を保ったまま移調します。 設定範囲 C、C♯、D、E♭、E、F、F♯、G、A♭、A、B♭、B 初期設定 C NOTE 上部の横線はシャープを、下部の横線はフラットをそれぞれ示しています。 C# Eb ■ メトロノームの音量 メトロノームの音量を調節します。 設定範囲 1〜20 初期設定 15 ■ MIDI ソング再生と鍵盤演奏の音量バランス 鍵盤演奏の音量と MIDI ソングの再生音量のバランスを調節します。値を小さくすると鍵盤演奏の 音量が下がり、大きくするとソング再生の音量が下がります。オーディオソングの場合は「オー ディオソングの音量」(42 ページ ) を操作してバランスを調整します。 設定範囲 −64〜0〜+64 初期設定 0 NOTE 一部のピアノソフトソングでは、音量バランス値が独自に設定されています。その場合には、独自に設定されている音量バランス 値が優先されます。 TA2取扱説明書 41
■ ソング再生時の移調 ( ソングトランスポーズ ) MIDI ソングやオーディオソングを再生したときのキーを半音単位で移調します。たとえば移調量を 5 に設定した場合、C3 ( ド ) の音は F3 ( ファ ) の音として再生されます。 設定範囲 −12〜0〜+12 初期設定 0 NOTE • ノートオン / オフを MIDI 受信した場合は、受信したままのノートナンバーで発音します ( トランスポーズされません )。 • オーディオソングの場合は音質が変わることがあります。 ■ オーディオソングの音量 オーディオソングを再生したときの音量を設定できます。 設定範囲 1〜20 初期設定 16 ■ ハーフペダル位置の調整 どの程度踏み込んだらハーフペダル効果がかかるかを設定します。ハーフペダルの効果は、数値が 小さいほど浅い踏み込み位置でかかり、数値が大きいほど深い踏み込み位置でかかります。 設定範囲 −2〜0〜+4 初期設定 0 ハーフペダル機能 ペダルの踏み加減で音の伸び具合が調節できる機能です。ペダルを踏みこむほど音が長く伸び ます。ペダルを踏んで音が響きすぎたとき、踏
■ バイノーラル オン / オフ バイノーラル機能のオン / オフを設定します。オンの場合はバイノーラルサンプリングまたはステ レオフォニックオプティマイザーにより、ヘッドフォン使用時でも臨場感のある音が楽しめます (21 ページ )。 設定範囲 On、OFF 初期設定 On NOTE ヘッドフォン接続時のみ効果がかかります。 バイノーラルサンプリング、またはステレオフォニックオプティマイザーは、ヘッドフォンで 聞くのに最適になるように作られています。そのため、以下の場合はこの機能をオフにして使 用することをおすすめします。 機能オフをおすすめする例: • 接続したヘッドフォンでその音をモニターしながら、外部オーディオ機器やミキサーと接続 して、本機の音を外部スピーカーで再生する場合 • ヘッドフォンを使用しながらオーディオ録音 (26 ページ ) し、その曲をスピーカーで再生した い場合 ( 録音した曲をあとでスピーカーから再生したい場合は、録音前から機能オフにしてお きます。 ) NOTE 外部オーディオ機器を接続する前に、必ず「ほかのオーディオ機器と接続する」(51ページ)をお読みください
■ ダンパーレゾナンスのかかり具合 ダンパーペダルを踏んだときに加わる、VRM による共鳴効果 ( ダンパーレゾナンス ) のかかり具合 を調節します。VRM (43 ページ ) がオンで、ピアノ音色が選ばれている場合のみ効果がかかります。 設定範囲 0〜10 初期設定 5 NOTE ヘッドフォンからの出力音にのみ効果がかかます。 ■ ストリングスレゾナンスのかかり具合 鍵盤を押したときに加わる、VRM による弦の共鳴効果 ( ストリングレゾナンス ) のかかり具合を調 節します。VRM (43 ページ ) がオンで、ピアノ音色が選ばれている場合のみ効果がかかります。 設定範囲 0〜10 初期設定 5 NOTE ヘッドフォンからの出力音にのみ効果がかかます。 ■ アリコートレゾナンスのかかり具合 鍵盤から手を離したときに加わる、VRM によるアリコートの共鳴効果 ( アリコートレゾナンス ) の かかり具合を調節します。VRM (43 ページ ) がオンで、ピアノ音色が選ばれている場合のみ効果 がかかります。 設定範囲 0〜10 初期設定 5 NOTE ヘッドフォンからの出力
■ ボディレゾナンスのかかり具合 響板や側板、フレームなど、ピアノ本体部の響きを再現した効果 ( ボディレゾナンス ) のかかり具合 を調節します。 VRM (43 ページ ) がオンで、ピアノ音色が選ばれている場合のみ効果がかかります。 設定範囲 0〜10 初期設定 5 NOTE ヘッドフォンからの出力音にのみ効果がかかます。 ■ キーオフサンプリングの音量 キーオフサンプリング音(鍵盤から指を離したときに生じる微妙な音を再現したもの)の音量を調節 します。キーオフサンプリングの効果を付けられる音色については、 「音色一覧」(64 ページ ) をご 覧ください。 設定範囲 0〜10 初期設定 5 ■ MIDI 送信チャンネル 外部 MIDI 機器に鍵盤演奏の MIDI データを送信するときのチャンネルを指定します。OFF を選ぶ と、MIDI データは送信されません。 設定範囲 1〜16、OFF 初期設定 1 ■ ローカルコントロール 本機で演奏した音を本機に内蔵の音源で鳴らすかどうかを設定します。 設定範囲 初期設定 On 鍵盤演奏データを本機の音源に送信します。鍵
■ ユーザーソングのコピー 内蔵メモリーのユーザーソングを USB フラッシュメモリーにコピーします。詳しくは、 「内蔵メモ リーのユーザーソングを USB フラッシュメモリーにコピーする」(28 ページ ) をご覧ください。 ■ ユーザーソングの削除 内蔵メモリーや USB フラッシュメモリーに保存されたユーザーソングを削除します。詳しくは、 「ユーザーソングを削除する」(30 ページ ) をご覧ください。 ■ USB フラッシュメモリーのフォーマット ( 初期化 ) USB フラッシュメモリーをフォーマットします。詳しくは「USB フラッシュメモリーをフォー マット ( 初期化 ) する」(50 ページ ) をご覧ください。 注記 フォーマットを実行すると、USB フラッシュメモリーに保存されているデータがすべて消去されます。大切なデータはコ ンピューターなど、ほかの記憶装置に保存しておいてください。 ■ オートパワーオフ オートパワーオフ機能 (15 ページ ) のオン / オフを切り替えます。 設定範囲 初期設定 On オートパワーオフ機能を有効にします。無操作の状態が30分間 続
■ AUX IN ノイズゲート AUX INノイズゲートは [AUX IN]端子から入力された音声の余分なノイズをカットする機能です。 初期状態ではオンに設定されていますが、本来ノイズではないピアノの減衰音のような小さな音ま でノイズとみなしてカットしてしまうことがあります。その場合は、オフにします。 設定範囲 On、OFF 初期設定 On ■ バージョン表示 本機のファームウェアのバージョンを表示します。 表示例 : バージョン 1.
■ Bluetooth 機能のオン / オフ Bluetooth 機能のオン / オフを設定します。詳しくは「Bluetooth 機能のオン / オフを切り替える」 (57 ページ ) をご覧ください。 ■ ペアリング Bluetooth 対応機器を登録 ( ペアリング ) します。「F8.6」の表示中にボタン 3 [Func.
5 ほかの機器と接続する 章 注意 外部機器と接続するときは、すべての機器の電源を切った上で行なってください。また、電源を入れたり切ったりする前に、 必ず機器のボリュームを最小 (0) にしてください。感電、聴力障害または機器の損傷の原因になります。 USB 機器を接続する USB [TO DEVICE] 端子には、USB フラッシュメモリーや別売の USB 無線 LAN アダプターを接 続します。本機と USB フラッシュメモリーでデータをやりとりしたり (28 ページ )、別売の USB 無線 LAN アダプターを使ってスマートデバイスと無線通信 (54 ページ ) したりできます。 USB [TO DEVICE] 端子ご使用上の注意 NOTE 本機にはUSB [TO DEVICE]端子があります。USB • 1 つの USB [TO DEVICE] 端子に 2 台以上の USB 機器 を同時に接続したい場合は、USB ハブを使います。USB ハブをバスパワードでお使いください。USB ハブは 1 台 のみ使用可能です。USB ハブの使用中にエラーメッセー ジが出た場合は、本機から USB
■ USB フラッシュメモリーをフォーマット ( 初期化 ) する 本機に接続した USB フラッシュメモリーは以下の操作でフォーマットできます。ディスプレイに 「UnF」と表示された場合は、USB フラッシュメモリーをフォーマットしてください。 注記 フォーマットを実行すると、USB フラッシュメモリーに保存されているデータがすべて消去されます。大切なデータはコ ンピューターなど、ほかの記憶装置に保存しておいてください。 1 コントロールユニット前面の USB [TO DEVICE] 端子に USB フラッシュメモリーを接続し 2 メニューボタンをくり返し押して、 ます。 オレンジ点灯 [UTILITY] ランプをオレンジ色に点灯さ せます。 3 ボタン3 [Func.]を押してファンクション 4 [VOICE/VALUE]つまみを回して 「F7.3」 5 ボタン 3 [Func.] を押して「For」と表示 設定に入ります。 を選びます。 させます。 そのあと、 「n y」と表示されます。 NOTE 「n y」と表示されているときにボタン3 [Func.
ほかのオーディオ機器と接続する 本機の AUX OUT 端子や [AUX IN] 端子にほかのオーディオ機器を接続すると、本機での演奏を外 部機器に出力したり、外部機器の音声を本機に入力したりできます。 NOTE オーディオ接続ケーブルおよび変換プラグは、抵抗のないものをお使いください。 ■ AUX OUT [R]/[L/L+R] 端子に接続する 本機の AUX OUT [R]/[L/L+R] 端子は標準フォーンプラグ端子です。 コンポシステムや IC レコーダーを接続すると トランスアコースティックモード / レイヤーモード / サイレントピアノモードでの演奏をそれぞれ の機器で録音できます。 アンプ内蔵スピーカーやステレオシステムを接続すると トランスアコースティックモード / レイヤーモード / サイレントピアノモードでの演奏をスピー カーで聞けます。 コントロールユニット底面 AUX OUT フォーンプラグ (標準) コンポシステム ICレコーダー または オーディオ信号 アンプ内蔵スピーカー ステレオシステム オーディオケーブル 注記 外部機器の損傷を防ぐため、外部機器の音を本機か
■ [AUX IN] 端子に接続する 本機の [AUX IN] 端子はステレオミニジャック端子です。 ほかの音源モジュールや再生機器 ( 携帯音楽プレーヤーなど ) を接続すると、接続した機器から入力 された音に合わせて演奏したり、ピアノをスピーカーのように響かせて音楽を聞いたりできます。 トランスアコースティックモード / レイヤーモードでは響板から、サイレントピアノモードでは、 ヘッドフォンから、[AUX IN] 端子に入力された音が聞こえます。 本機の [VOLUME] つまみを使って、[AUX IN] 端子から入力された音と、本機の音の両方の音量を 調整できます。2 つの音声のバランスは、接続機器の出力音量で調整してください。 コントロールユニット底面 [AUX IN] ステレオミニジャック ほかの音源モジュール または 携帯音楽プレーヤーなど オーディオ信号 オーディオケーブル 注記 本機の AUX OUT 端子から出力した音を、本機の [AUX IN] 端子に戻さないでください。オーディオ信号のフィードバック ( 発振 ) が起こり、本機および接続した機器が故障する原因になります。 NOT
ほかの MIDI 機器と接続する MIDI ケーブルを使って、本機とほかの MIDI 機器 ( キーボード、シンセサイザー、シーケンサーな ど ) の MIDI 端子を接続すると、本機からほかの MIDI 機器をコントロールしたり、ほかの MIDI 機器 から本機をコントロールしたりできます。 NOTE • デモソングやプリセットソングのデータは送信できません。 • 扱える MIDI データは機種ごとに異なり、接続している MIDI 機器同士で共通に扱えるデータだけが送受信できます。本機が扱え る MIDI データは、ウェブサイト上の「MIDI リファレンス」をご覧ください。 ■ MIDI [OUT] 端子に接続する ほかの MIDI 機器を接続すると 本機の演奏情報を送り、シンセサイザーなどほかの MIDI 機器の音源で再生できます。 コントロールユニット底面 MIDI [OUT] 演奏情報 MIDIケーブル ほかのMIDI機器 MIDI IN ■ MIDI [IN] 端子に接続する シーケンサーを接続すると シーケンサーからの演奏情報を受け取り、本機の音源で再生できます。 コントロールユニット底面
コンピューターやスマートデバイスと接続する 楽器をコンピューターやスマートデバイスと接続すると、できることの幅が広がります。 接続してできること • オーディオデータを送受信する (USB オーディオインターフェース機能 55 ページ ) • スマートデバイスアプリを使う (55 ページ ) • スマートデバイスのオーディオデータを楽器で鳴らす (Bluetooth オーディオ機能 56 ページ ) • MIDI データを送受信する • 本機に録音したソングをコンピューターに保存する NOTE MIDIデータの送受信や、ソングをコンピューターに保存する方法など、詳しくはウェブサイト上の「コンピューターとつな ぐ」をご覧ください。 接続例 無線LAN USB [TO HOST] 端子 USB端子 無線LAN USBケーブル スマートデバイス コンピューター USB [TO DEVICE] 端子 USB無線LAN アダプター 接続方法について詳しくは、ウェブサイト (2 ページ ) 上の「コンピューターとつなぐ」や「スマー トデバイス接続マニュアル」をご覧ください。 注記 • USB ケーブル
■ オーディオ信号を送受信する (USB オーディオインターフェース機能 ) USB ケーブルを使って、コンピューターやスマートデバイスを USB [TO HOST] 端子に接続する と、オーディオデータをデジタルで送受信できます。一例として次のことができます。 • オーディオデータを高音質で再生 [AUX IN] 端子での接続と比べて、音質の劣化が少なくクリアな音質で楽しめます。 • 録音ソフトや音楽制作ソフトを使って、楽器の演奏をオーディオデータとして録音 録音したデータは、コンピューターやスマートデバイスで再生できます。 NOTE • オーディオデータの入力音量は、コンピューターまたはスマートデバイス側で調節してください。 • コンピューターやスマートデバイスから楽器へのオーディオ入力音を、楽器での演奏音とともにコンピューターやスマートデバ イスに出力するかどうかを設定できます。詳しくは、47 ページの「オーディオループバック」をご覧ください。 ■ スマートデバイスアプリを使う 楽器に対応したアプリを使うと、もっと便利に楽しめます。特に、「スマートピアニスト」( 無料 ) を使うと、スマートデバイ
■ スマートデバイスのオーディオデータを楽器で鳴らす (Bluetooth オーディオ 機能 ) 本機には Bluetooth オーディオ機能が搭載されていて、スマートデバイスなどの Bluetooth 対応 機器 * と接続すると、その機器で再生するオーディオデータを本機から鳴らせます。 *Bluetooth Bluetooth とは、2.
4 Bluetooth 対応機器でオーディオデータを再生し、本機から音が出ることを確認します。 次に本機の電源を入れたとき、本機と Bluetooth 対応機器の Bluetooth 機能がオンであれば、前回最後 に接続した機器と自動で接続します。自動で接続できない場合は、Bluetooth 対応機器の接続リストか ら再度モデル名を選択してください。 NOTE Bluetooth対応機器からの入力音の音量は、本機の[VOLUME]つまみで調節できます。鍵盤演奏とバランスを調整したい 場合は、Bluetooth対応機器側で音量を調節してください。 Bluetooth 機能のオン / オフを切り替える 本機の初期設定では、Bluetooth 機能がオン (On) に設定されていますが、接続を解除したいとき や、もう一度接続し直したいときなどはオフにできます。 1 メニューボタンをくり返し押して、 [UTILITY] ランプをオレンジ色に点灯さ せます。 2 ボタン3 [Func.]を押してファンクション 3 [VOICE/VALUE]つまみを回して「F8.5」 4 ボタン3 [Func.
6 章 その他の機能を使う 設定を工場出荷時の状態に戻す ■ バックアップデータ 下記のデータは、本機の内蔵メモリーに自動的に保存 ( バックアップ ) されます。これらのバック アップデータと、内蔵メモリーに保存されたユーザーソングや外部ソングは、電源を切っても記憶 されています。 • ブリリアンス ......................................................................................38 ページ • トランスアコースティックの音響補正............................................38 ページ • トランスアコースティックの音色調整 ( 低域、中域、高域 ) ........38 ページ • IAC のオン / オフ................................................................................38 ページ • IAC のかかり具合..................................
■ 本機の初期化 ( バックアップデータの消去 ) 右端の鍵盤 (C7) を押したまま [P]( スタンバイ / オン ) スイッチを押して電源を入れます。 「CLr」がディスプレイに表示され、文字種の設定と Bluetooth のペアリング情報を除くすべての バックアップデータが工場出荷時の値に戻ります。ユーザーソングや外部ソングは初期化されませ ん。 右端の鍵盤 (C7) 注記 「CLr」が表示されている間は電源を切らないでください。ユーザーソングや外部ソング、や内蔵メモリーが壊れるおそれが あります。 NOTE 本機が、何らかの原因で操作不能になったり、誤動作した場合は、いったん電源を切り、初期化を行なってください。 ファイル名に対応する文字種の設定をする 本機でソングデータが読み込めない場合は、ファイル名やフォルダー名の文字種に対応した設定に 変更する必要があります。 設定範囲 初期設定 Int (International) アルファベットやウムラウトを使ったフォルダー名/ファイル名 を読み込めます。日本語は読み込めません。 JA (Japanese) 日本語やアルファベットを使っ
7 章 資料 メッセージ一覧 メッセージ 内容 本機とスマートデバイスをBluetooth接続するため、ペアリングモード(待機状態)になってい ます。このメッセージが表示されているときは、本機の操作ができません。 本機を初期化しています。電源を切らないでください。 本機をコンピューターと接続してミュージックソフトダウンローダーを、または、本機を iPhone/iPadなどのスマートデバイスと接続してスマートピアニストなどのアプリを使用し ています。このメッセージが表示されているときは、本機の操作ができません。 文字種の設定(59ページ)が、選択しようとしているソングのファイル名に合っていません。 言語を切り替えてください。 本機では対応していないデータ形式です。または、データに問題があるため選択できません。 USBフラッシュメモリーが見つかりません。または、USBフラッシュメモリーに異常が発生 しました。USBフラッシュメモリーを接続し直してから、操作を実行してください。ほかに 問題がないのに、このメッセージがくり返し表示される場合は、USBフラッシュメモリーが 壊れている可能性があります。 本機でコピ
メッセージ 内容 USBフラッシュメモリーに過電流が流れたため、USBフラッシュメモリーとの通信を停止し ました。USBフラッシュメモリーをUSB [TO DEVICE]端子から抜き、本機の電源を入れ直 してください。 USBフラッシュメモリーにアクセスできません。USBフラッシュメモリーをいったん外し、 接続し直してください。それでもこのメッセージが表示される場合は、別のUSBフラッシュ メモリーをお使いください。 接続されたUSBフラッシュメモリーは、この楽器では使えません。または接続できるUSBフ ラッシュメモリーの数が制限を超えました。「USBフラッシュメモリーの取り扱いについて」 をご覧ください(49ページ)。 本機とスマートデバイスをWPS接続するため、待機状態になっています。このメッセージの 表示中は、本機の操作ができません。 WPS接続(55ページ)待機中に異常が発生しました。UD-WL01(別売)を挿し直して、再度接 続してください。 * 処理中(データの保存中や送信中など)は、「-」→「--」→「---」→「-」…と表示されます。 * メッセージを消すには、いずれかのボタンを押してくだ
故障かな?と思ったら 本機が正常に動作しない場合は、以下の項目をご確認ください。下記を試しても改善されなかった り、下記以外の異常がある場合は、巻末のお問い合わせ先にご連絡ください。ご自分で本機の内部 を開けたり、分解、改造したりしないでください。 症状 原因 対策 電源が入らない。 電源プラグが正しく接続されていませ ん。 電源プラグを家庭用コンセント (AC100V)に確実に差し込んでくださ い(14ページ)。 電源が勝手に切れる。 オートパワーオフ機能が働いたためで す。 必要に応じて、オートパワーオフ機能 を無効にしてください(15ページ、 46ページ)。 電源を入れても音が出ない。 [VOLUME]つまみがいちばん左まで回 適切な音量に調節してください(17、 してあります。 19ページ)。 ローカルコントロールがオフになって います。 ローカルコントロールをオンにしてく ださい(45ページ)。 トランスアコースティックモー ド/サイレントピアノモードで の演奏時にもアコースティック ピアノの音が出る。 極度に強く打鍵すると、アコース ティックピアノの音が出ることがあり ま
症状 原因 対策 Bluetooth対応のスマートデバ 本機のBluetooth機能がオフになって イスがペアリング、または接続 います。 できない。 本機とスマートデバイスがペアリング できていません 本機のBluetooth機能をオンにしてく ださい(57ページ)。 スマートデバイスのBluetooth機能が 無効になっています。 スマートデバイスのBluetooth機能が 有効か確認してください。 本機とスマートデバイスの距離が離れ すぎています。 スマートデバイスを本機に近づけてく ださい。 2.
音色一覧 表中の○は、その音色に下記のような特徴があることを示しています。 • ステレオサンプリング : ステレオサンプリングされた音色です。 • タッチ感度 : 鍵盤を弾く強さに応じて、音の強弱の付き方 ( タッチ感度 ) が変わります。 • キーオフサンプリング : キーオフ音 ( 鍵盤を離したときの微妙な発音 ) がサンプリングされた音色です。 • VRM: ダンパーペダルを踏んだときや鍵盤を押さえたときの弦の共鳴音を物理モデルによりシミュレーションした もので、この効果を付けるかどうかを設定できます。詳しくは 43 ページをご覧ください。 音色の種類 説明 ステレオ タッチ キーオフ サンプリ 感度 サンプリ ング ング VRM ピアノ バイノーラル CFXグランド ヤマハコンサートグランドピアノCFXを ヘッドフォン再生に適するようにバイノー ラルサンプリング録音した音です。あたか も目の前でグランドピアノが鳴っているか のような臨場感をお楽しみいただけます。 バイノーラル(43ページ)の設定がオンのと きに演奏できます。 ○ ○ ○ ○ CFXグランド ヤマハコンサートグラン
音色の種類 説明 ステレオ タッチ キーオフ サンプリ 感度 サンプリ ング ング VRM ハープシコード ハープシコード 8' バロック音楽でよく使われる楽器の音です。 タッチによる音量変化はなく、鍵盤を離し たときには独特の発音があります。 ○ × ○ × ハープシコード 8'+4' グランドハープからサンプリングされた音 です。明るいアタックを持ったこの音は、 華やかなフレーズが合います。 ○ × ○ × チェレスタ チェレスタ(鍵盤を弾くと、ハンマーが金属 製の音板をたたいて音を出す打楽器)の音で す。チャイコフスキーの組曲「くるみ割り 人形」の「こんぺいとうの踊り」での印象 的なフレーズが有名です。 ○ ○ × × オルガン プリンシパル パイプオルガンのプリンシパル系(金管楽器 系)の混合音栓の音(8フィート+4フィート +2フィート)です。バロック時代の教会音 楽の演奏に適しています。 ○ × × × オルガン トゥッティ バッハの「トッカータとフーガ」で有名な パイプオルガンのフルカプラーの音です。 ○ × × × ジャズオル
ソング一覧 ■ デモソング No. d.01 ボイス名 曲名 CFXグランド 作曲者 献呈 F. リスト / R. シューマン バイノーラル CFXグランド d.02 ベーゼンドルファー インペリアル 乙女の願い (6つのポーランドの歌) F. リスト / F. F. ショパン d.03 アップライト ピアノ イタリア協奏曲 第1楽章 J. S. バッハ d.04 ポップ グランド オリジナル ― d.05 バラード グランド オリジナル ― d.06 ステージ エレピ オリジナル ― d.07 DX エレピ オリジナル ― d.08 ビンテージ エレピ オリジナル ― d.09 ハープシコード 8' チェンバロ協奏曲 第7番 J. S. バッハ d.10 ハープシコード 8'+4' フランス組曲 第5番 ジーグ J. S. バッハ d.11 チェレスタ 金平糖の踊り (くるみ割り人形) P. I. チャイコフスキー d.12 オルガン プリンシパル 神のひとり子なる主キリスト (オルガン小曲集 ) J.
No. 曲名 作曲者 P.13 シシリエンヌ G. U. フォーレ P.14 月の光 C. A. ドビュッシー P.15 木星 (組曲「惑星」) G. ホルスト P.16 メヌエット (アイネ・クライネ・ナハトムジーク) W. A. モーツァルト P.17 メヌエット ト長調 L. v. ベートーヴェン P.18 トルコ行進曲 L. v. ベートーヴェン P.19 ピアノ協奏曲 第1番 第2楽章 F. F. ショパン P.20 くるみ割り人形メドレー P. I. チャイコフスキー P.21 前奏曲(平均律第1巻第1番) J. S. バッハ P.22 メヌエット ト長調 J. S. バッハ P.23 ピアノソナタ 第15番 第1楽章 W. A. モーツァルト P.24 トルコ行進曲 W. A. モーツァルト P.25 ピアノソナタ 第8番 「悲愴」第2楽章 L. v. ベートーヴェン P.26 エリーゼのために L. v. ベートーヴェン P.27 ピアノソナタ 第14番 「月光」第1楽章 L. v.
USB フラッシュメモリーのソングファイルの再生順序 以下は USB フラッシュメモリーに保存されているソングファイルの再生順序を示したものです。 USBフラッシュメモリー 第1階層 Folder A 第2階層 第3階層 第4階層 Sub Folder A Sub Folder A Sub Folder A AAA.mid AAA.mid AAA.mid 一般フォルダー BBB.mid Folder B Sub Folder B AAA.mid 再生できません AAA.mid BBB.mid MUMA01 再生できます Sub Folder 1 Sub Folder 1 Sub Folder 1 AAA.mid AAA.mid AAA.mid MUMAフォルダー BBB.mid MUMA02 Sub Folder 2 AAA.mid 再生できません AAA.mid BBB.mid 再生できます USER FILES AAA.mid ルートフォルダー BBB.
仕様 アップライトピアノ 操作子 鍵盤 タッチ感度 ペダル センサー ダンパー、 消音 / ソステヌート *1、 ソフト 鍵盤部 ハンマー ソフトペダル オン / オフ検出 響板駆動システム 駆動方式 ピアノ音源 ○ (「CFX グランド」音色のみ ) ○ 256 音色数 20 480 音色 (XG 音源 ) + 12 キット ( ドラム /SFX) リバーブ ステレオフォニック オプティマイザー プリセット 内蔵曲数 録音 曲数 データ容量 フォーマット ヤマハ CFX サンプリング、 ベーゼンドルファー インペリアルサンプリング ○ ブリリアンス 録音 / 再生 (MIDI ソング ) クイックエスケープ方式 ○ 再生用音源 タイプ ― キーオフ サンプリング スムースリリース 効果 ハンマーシャンクストッパー 方式 ( 電動式 ) VRM 最大同時発音数 プリセット ハンマーシャンクストッパー 方式 ( 消音ペダル / 消音レ バー *1) トランスアコースティック™技術 バイノーラル サンプリング ピアノ音源の 効果 連続検出 オン
アップライトピアノ ファンクション Bluetooth 接続 Bluetooth バージョン 4.1 対応プロファイル A2DP 対応コーデック SBC 無線出力 Bluetooth class 2 最大通信距離 約 10 m 送信周波数範囲 2,402 〜 2,480 MHz 無線最大出力電力 メモリー / 接続端子 メモリー 接続端子 4 dBm 内蔵メモリー 外付けメモリー 約 1.
索引 A カ AUX IN................................................................................ 52 外部スピーカー ................................................................... 51 AUX INノイズゲート......................................................... 47 外部ソング........................................................................... 22 AUX OUT ........................................................................... 51 キ B キーオフサンプリング .......................................................
ト ロ トランスアコースティック ....................................... 16, 38 ローカルコントロール(MIDI) ............................................ 45 トランスアコースティックモード .................................... 17 録音....................................................................................... 26 トランスポーズ(鍵盤)......................................................... 40 トランスポーズ(ソング) ..................................................... 42 ノ ノイズゲート(AUX IN) ......................................................
MEMO TA2取扱説明書 73
保証とサービスについて 本機の保証期間は、保証書に記入されたお買い上げの日 付から1ヵ年です(現金、ローン、月賦などによる区別は ございません)。また保証は、日本国内にてのみ有効とい たします。 保証書 保証書をお受け取りのときは、お客様のご住所、お名前、 お買い上げの年月日、販売店名などを必ずご確認くださ い。無記名の場合は無効となりますので、くれぐれもご注 意ください。 保証書は大切に保管しましょう 保証書は弊社が、本機をご購入いただいたお客様に、 保証規定に則り、お買い上げの日から向こう1ヵ年の無償 サービスをお約束申し上げるものですが、万一紛失なさ いますと保証期間中であっても実費を頂戴させていただ くことになります。いつでもご提示いただけますように、 十分ご配慮のうえで保管してください。また、後々のサ ービスに際しての機種の判別や、サービス依頼店の確認 などにも役立ちます。保証期間が切れましても、お捨て にならないでください。 保証期間中のサービス 保証期間中に万一故障が発生した場合、お買い上げ店に ご連絡いただきますと、技術者が修理・調整いたします。 この際、必ず保証書をご提示ください。保証
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町 10-1 Manual Development Group © 2018 Yamaha Corporation 2018 年 7 月 発行 MW-A0 76 TA2取扱説明書 YJ705A0