R Remote Version 3 ユーザーガイド ヤマハ製品をご愛用いただきまして、まことにありがとうございます。 このユーザーガイドでは、Rio3224-D/Rio1608-D/Ri8-D/Ro8-D/RSio64-D/RMio64-D(以降 R シリーズ)の 各種パラメーターの設定を単独で行なう Windows/Mac アプリケーション「R Remote」のセットアップ方 法と操作方法について説明します。 1 台のコンピューターで最大 24 台までの R シリーズのパラメーターの設定ができます。R シリーズがつ ながっていなくても、仮想的にマウントしてあらかじめ設定しておくこともできます。 また、対応する R シリーズには同時に 2 台までの R Remote をインストールしたコンピューターを接続で きます。これによりたとえば、メインのオペレーターは CL などのコンソールで操作し、2 人のアシスタ ントが異なる場所で微調整をするなどのことができるようになります。 R Remote Version 3 ユーザーガイド 1
■注記(ご使用上の注意) ・ このソフトウェアおよびユーザーガイドの著作権は、すべてヤマハ株式会社が所有します。 ・ ソフトウェアおよびユーザーガイドの一部、または全部を無断で複製、改変することはできません。 ・ このユーザーガイドに掲載されている画面は、すべて操作説明のためのもので、実際の画面と異なる 場合がありますので、ご了承ください。 ・ このソフトウェアは Windows 8 / Windows 8.1 でのタッチパネルで操作する目的では製作されていま せんので、タッチパネルによる操作の動作保証はしていません。 ・ Dante は、Audinate 社の登録商標です。 ・ Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。 ・ Mac または Macintosh は、米国および他の国々で登録された Apple Inc.
目次 ■ユーザーガイド(PDF ファイル)の操作について.........................................................................................4 ■動作環境 .......................................................................................................................................................4 操作について................................................................................................................................................4 ■セットアップ...........................................................................
■ ユーザーガイド(PDF ファイル)の操作について ・目次や本文中でリンク先があるところでは、リンクをクリックすると、該当ページへ移動できます。 ・Adobe Reader の「編集」メニューから「検索」または「簡易検索」を選び、調べたいキーワードを入力 することで、キーワードによる全文検索ができます。 ・ファイルの左側に表示されている「しおり」上で見たい項目をクリックすると、該当ページへ移動でき ます。(しおりが表示されていない場合は、左上の「しおり」タブをクリックするとしおりが表示されます。) ■動作環境 R Remote を使用するためには以下のものをご用意ください。 ● 次の条件を備えたコンピューター OS Windows 7 SP1 Home Premium 以上, Windows 8, Windows 8.1 (Windows は 32bit/64bit の両方に対応しています) Mac OS X 10.9.5, 10.10.
■セットアップ 以下の流れでセットアップをします。 R Remote をインストールする ↓ R シリーズの設定をする ↓ コンピューターと R シリーズを接続する ↓ R シリーズの電源を入れる ↓ コンピューターの IP アドレスを設定する ↓ Dante Controller または CL/QL シリーズでルーティングする R シリーズの結線や設定の詳細については、R シリーズの取扱説明書も合わせてご参照ください。 R Remote をインストールする 以下の手順で、インストールできます。 1. 管理者権限のあるアカウントで Windows にログオン、または Mac にログインします。 2. ダウンロードした圧縮ファイルの解凍先にある「setup.exe」(Windows)または「Install R Remote Vxxx.pkg」(Mac)(xxx はバージョン)をダブルクリックする。 R Remote のセットアップダイアログが表示されます。 ・ 3.
R シリーズの設定をする Rio3224-D / Rio1608-D / Ri8-D / Ro8-D の場合: R Remote で Rio3224-D / Rio1608-D / Ri8-D / Ro8-D を操作する場合は、以下の設定項目に注意して ディップスイッチや[UNIT ID]ロータリースイッチを設定してください。 ・ UNIT ID は 1 から 24(16 進数で 18)の範囲で設定してください。0 または 25 以上だと R Remote が 認識しません。(10 進数と 16 進数の変換については「10 進数/16 進数早見表」を参照してください。) ・ ディップスイッチの設定は以下の組み合わせにしてください。ディップスイッチ 5 と 6 は上にしてく ださい。 ・UNIT ID 設定 ディップスイッチ UNIT ID の範囲を 1 から F (1 を上) UNIT ID の範囲を 10 から 1F (1 を下) ・IP アドレス R Remote でコントロールするための IP アドレスを設定します。これはコントロール用の設定であり、 Dante ネットワークの IP アドレスとは
固定 IP アドレスを設定する場合は STATIC IP にしてください。ゾーンニングなどで IP アドレスを指定したり、既存 のネットワークに接続するが IP アドレスを固定したりする場合は、STATIC IP(MANUAL)にして R Remote で IP ア ドレスを設定してください。 ・接続方法 設定 ディップスイッチ DAISY CHAIN (4 を上) REDUNDANT (4 を下) ・START UP MODE 設定 ディップスイッチ REFRESH (内部メモリーの一部を初期化して起動する。初期化されると各設 定は以下となる (7 と 8 を上) ・HA GAIN (-6 dB) ・+48V (OFF) ・HPF (OFF) ・HPF FREQ (80Hz) ・Gain Compensation (OFF)) RESUME (前回電源をオフにする前の状態で起動する) (7 を下、8 を上) CL/QL シリーズを接続していない場合、START UP MODE を RESUME にすることをおすすめします。REFRESH にすると、R シリーズを再起動するたびに、R Rem
・START UP MODE 設定 ディップスイッチ NORMAL (前回起動時の設定で、通常起動する) (7 と 8 を上) INITIALIZE (内部メモリーの設定を以下の様に初期化して起動する ・SLOT 1-4 SRC (OFF) (7 を下、8 を上) ・WORD CLOCK SELECT (DANTE/48kHz) ・USER PATTERN (プリセットの PATTERN #1 と同じルーティ ング設定) ・STATIC IP (Manual) (0.0.0.
コンピューターと R シリーズを接続する コンピューターと R シリーズを Ethernet ケーブルでつなぎます。 上記の接続方法で DAISY CHAIN にした場合は、数珠つなぎに R シリーズの Dante 端子とコンピューター をつないでください。 上記の接続方法で REDUNDANT にした場合は、Dante の[PRIMARY]端子に接続されているネットワー クスイッチにコンピューターをつないでください。 R シリーズの電源を入れる R シリーズの電源を入れます。 「R シリーズの設定をする」より前に電源を入れると、設定が反映されませ ん。 R Remote Version 3 ユーザーガイド 9
コンピューターの IP アドレスを設定する R シリーズと通信をするために、コンピューターの IP アドレスを設定します。 Windows と Mac で設定方法が異なります。また、 「R シリーズの設定をする」の IP アドレス設定によっ てコンピューターの IP アドレス設定が異なります。 「Mac の場合」はリンクをクリックしてください。 Windows の場合 コントロールパネルを表示する コントロールパネルの表示方法は OS によって異なります。 Windows 7 の場合 [スタート] → [コントロールパネル]を選びます。 Windows 8、Windows 8.1 の場合 ① スタート画面で[デスクトップ]をクリックします。 デスクトップが表示されます。 ② デスクトップの右上または右下にカーソルを移動します。 チャームバーが表示されます。 ③ [設定] → [コントロールパネル]を選択します。 TCP/IP を設定する 以下の手順でコンピューターの TCP/IP の設定を行ないます。 1.
5. 「R シリーズの設定をする」の IP アドレスの設定によって、以下のように設定します。 AUTO IP または DHCP STATIC IP (AUTO) [IP アドレスを自動的に取得する(O)]をクリック [次の IP アドレスを使う]をクリックし、IP アドレ する。 スに「192.168.0.xxx(1 から 254 までのうちで、R シリーズを含めたほかの機器と重複しない値)」、 サブネットマスクに「255.255.255.0」を入力する。 下の 192.168.0.101 は例です。 STATIC IP(MANUAL)の場合、ネットワークに適した設定をしてください。詳しくはネットワークの 管理者にご相談ください。 6.
Mac の場合 以下の手順で IP アドレスを設定します。 1. [システム環境設定]→[ネットワーク]をクリックします。 「ネットワーク」画面が表示されます。 2. R シリーズと接続するサービスをクリックします。 3. 「R シリーズの設定をする」の IP アドレスの設定によって、以下のように設定します。 Mac 内蔵の Ethernet 端子を使用する場合は、[Ethernet]をクリックしてください。 AUTO IP または DHCP STATIC IP (AUTO) 「IPv4 の設定」で[DHCP サーバーを使用]を選択 「IPv4 の設定」で[手入力]を選択し、IP アドレス に「192.168.0.xxx(1 から 254 までのうちで、R シ する。 リーズを含めたほかの機器と重複しない値)」 、サ ブネットマスクに「255.255.255.0」を入力する。 下の 192.168.0.101 は例です。 STATIC IP(MANUAL)の場合、ネットワークに適した設定をしてください。詳しくはネットワークの 管理者にご相談ください。 4.
■R Remote を操作する R Remote を起動します。 Windows 7 の場合:[スタート]→[すべてのプログラム]→[Yamaha R Remote]→[R Remote]を選択 Windows 8/8.1 の場合: 「スタート画面」で[R Remote]のタイルをダブルクリック Mac の場合:[移動]→[アプリケーション]→[R Remote]をダブルクリック ・ ・ R シリーズと通信するためのコンピューターのネットワークカードを選択するための「Network Setup」ダイアログが 表示されることがあります。表示された場合、R シリーズとつながっているネットワークカードをダブルクリックする か、ネットワークカードを選択して、[OK]ボタンをクリックしてください。 Windows8 や Windows8.1 で使用する場合、ユーザーのアクセス権設定によっては「スタート画面」にソフトウェア を起動するためのタイル(アイコン)が表示されない場合があります。その場合は、以下の手順で「アプリ」画面内にソ フトウェアのアイコンが表示されます。 1.
エリア構成 R Remote は機器選択エリア、情報表示エリア、メインエリアの大きく 3 つの部分にわかれます。 R Remote Version 3 ユーザーガイド 14
機器選択エリア 表示切り替えボタンをクリックすると、対応する R シリーズが情報表示エリアとメイン エリアに表示されます。 表示切り替えボタンが選択されている状態で左ボタンをプレスすると、該当する R シ リーズの全インジケーターが点滅するので、対応する機器本体を識別することができま す。 表示切り替えボタンを右クリックすると、以下のコンテキストメニューが開きます。 コマンド 概要 [Mount] 「Mount」ダイアログが表示されます。マウントする機器を選択してください。 [Connect] 選択されている機器と同期状態にします。 [Disconnect] 選択されている機器と切断状態にします。 [Properties] 「Properties」ダイアログが表示されます。 表示切り替えボタンの下側には接続状態が表示されます。 表示 状態 VIRTUAL 実際の機器が存在しない状態で、機器をマウントしている。 CONNECTING 機器と同期中になっている。 CONNECTED 機器と同期状態になっている。 DISCONNECTED 機器と同期可能だが、[Disconne
メインエリア 選択された R シリーズの状態やパラメーターの簡易設定をします。モデルによって表示が異なります。 Rio3224-D / Rio1608-D / Ri8-D の場合 画面は Rio3224-D の場合で説明しています。モデルによって HA 表示部の数が変わります。 操作子以外のところをダブルクリックまたは右クリックで[Open Edit Window]を選択すると、Edit ウィ ンドウが表示されます。 ① HA 表示部 Rio3224-D / Rio1608-D / Ri8-D の HA の設定を表示/設定します。 機器の端子番号が表示されている部分でマウスの左ボタンでプレスすると、機器本体の該当端子のイ ンジケーターが点灯します。 ⓐ [+48V]ボタン チャンネルごとのファンタム電源のオン/オフを切り替えます。 ⓑ GAIN ノブ 機器の HA のアナログゲイン量を設定します。現在の設定値はノブの下にある数値ボックスで確 認できます。 数値ボックスをダブルクリックすると、キーボードで直接入力できます。 また、ノブのすぐ右側にあるレベルメーターで、対応するポートの入力レベルを確認できます
操作 動作 () + クリック アナログゲイン量を初期値(-6dB)にします。 () + + アナログゲイン量を 0dB にします。 クリック 右クリック 以下のコンテキストメニューを表示します。 [All Default] 全チャンネルのアナログゲイン量 を初期値(-6dB)にします。 [All 0dB] 全チャンネルのアナログゲイン量 を 0dB にします。 ⓒ [HPF]ボタン 機器の HA に内蔵されているハイパスフィルターのオン/オフを切り替えます。カットオフ周波数 を設定する場合は、Edit ウィンドウで設定してください。 ② [+48V MASTER]インジケーター 機器のマスターファンタム電源のオン/オフ状態が表示されます(オン/オフの切り替えは、機器本体で 行ないます)。 ③ [SYSTEM]インジケーター/[SYNC]インジケーター 機器の状態や Dante の状態を表示します。マウスカーソルをこの部分に持ってくると、表示の内容を ポップアップします。 ④ [PEAK HOLD]ボタン こ
Edit ウィンドウ メインエリアの操作子以外のところをダブルクリック、または右クリックで[Open Edit Window]を選択す ると表示されます。 機器の HA の詳細設定を表示/設定をします。ウィンドウを閉じるときは、Windows は右上の[×]ボタンを クリックして閉じてください。Mac は左上の[×]ボタンをクリックして閉じてください。 画面は Rio3224-D の場合で説明しています。モデルによってチャンネル切り替えタブの数が変わります。 ① デバイス名 機器の UNIT ID とデバイス名を表示します。 ② [PEAK HOLD]ボタン このボタンをオンにすると、各レベルメーターのピークが保持されます。オフにすると、保持されて いたピークが解除されます。 ③ 表示ポート切り替えタブ Rio3224-D や Rio1608-D のときに、表示するポートを切り替えます。 ④ ポートインデックス 機器のポート番号が表示されます。マウスの左ボタンでプレスすると、機器本体の該当ポートのイン ジケーターが点灯します。 ⑤ [+48V]ボタン ファンタム電源のオン/オフを切り替えます。 ⑥ [A.
数値ボックスをダブルクリックすると、キーボードで直接入力できます。 また、ノブのすぐ右側にあるレベルメーターで、対応するポートの入力レベルを確認できます。 ノブ部分でのショートカットやコンテキストメニューには以下のものがあります。 操作 動作 () + クリック アナログゲイン量を初期値(-6dB)にします。 () + + アナログゲイン量を 0dB にします。 クリック 右クリック 以下のコンテキストメニューを表示します。 [All Default] 全チャンネルのアナログゲイン量 を初期値(-6dB)にします。 [All 0dB] 全チャンネルのアナログゲイン量 を 0dB にします。 ⑦ [GC]ボタン オーディオネットワーク上の信号レベルを一定にするゲインコンペンセーションのオン/オフを切り替 えます。オンにすると、ゲインコンペンセーションにより固定されたゲイン値が表示され、それ以降 のアナログゲインの変更は機器内蔵のコンペンセーションゲインで補正されます。Dante ネットワー クには有効にする直前
Ro8-D の場合 Ro8-D では操作できる設定が無いため、[SYSTEM]インジケーターと[SYNC]インジケーターのみが表示 されます。 ① [SYSTEM]インジケーター/[SYNC]インジケーター 機器の状態や Dante の状態を表示します。マウスカーソルをこの部分に持ってくると、表示の内容を ポップアップします。 R Remote Version 3 ユーザーガイド 20
RSio64-D の場合 RSio64-D の設定を変更することができます。 ① カード名 スロット 1~4 に装着されている各カードの名前が表示されます。未装着の場合は、 「---」と表示され ます。 ② IN/OUT PORT スロット 1~4 に装着されている各カードの入力ポート数および出力ポート数が表示されます。カー ドが装着されていない場合は、” --- “と表示されます。 ③ SLOT1~4 [LOCK]インジケーター スロット 1~4 のワードクロックの状態(ステータス)を表示します。正常に動作しているときは、緑色 で点灯します。 消灯 スロットにカードが挿入されていない。または未対応のカードが挿入されています。 WORD CLOCK セレクトキーで選択したクロックソースと同期したクロックが、カード 緑(点灯) から入力されていことを示します。該当するスロットに外部機器が接続されている場合 LOCK は、その機器と RSio64-D との間で正常に入出力が行なわれています。なお、サンプリン グ周波数が近接している場合、非同期であってもこのステータスを示すことがあります。 緑(点滅)
赤(点灯) UNLOCK カードから有効なクロックが入力されていません。該当するスロットに外部機器が接続 されている場合、その機器と RSio64-D との間では、正常に入出力を行なえません。 赤(点滅) WORD CLOCK セレクトキーで選択したクロックソースの周波数が、スロットに挿入さ WRONG れたカードの動作周波数範囲外です。クロックソースの周波数をカードの動作範囲内に WORD するか、SRC をオンにしてください。また、アナログカードの場合は、SRC をオンにす CLOCK ることによって、RSio64-D 内蔵の 48kHz で動作します。 ④ SLOT1~4 [SRC]インジケーター スロット 1~4 の SRC(Sampling Rate Converter)の状態を表示します。 消灯 緑(点灯) SRC がオフ。 SRCがオンで、RSio64-D のSRC WCLKディップスイッチで選択したクロックが正常に 入力されています。 SRCはオンになっていますが、適切なクロックが入力されていません。RSio64-D のSRC 赤(点灯) WCLKディップスイッチで選
SLOT1 1/2 DANTE RSio64-D のスロット 1 のチャンネル 1/2 のワードクロックを使用している場合に点灯し ます。有効なワードクロック入力がない場合は点滅*1 します。MY8-AEB 使用時*2 はチャ ンネル 7/8 のワードクロックを使用します。 Dante ネットワークのワードクロック*3 を使用している場合に点灯します(有効な Dante 信号入力がない場合は、内蔵 Dante モジュールが生成するクロックで動作します)。 *1 点滅時は Dante ワードクロック*3 で動作し、入出力が行なえます。 *2 MY8-AEB を使用する場合は、カードの AE ⇔RSVD スイッチを RSVD 側に設定してからご使用ください。 *3 Dante ワードクロックの周波数を変更する場合は、Dante Controller を使用してください。 ⑧ [CURRENT PATTERN]ボタン ボタンを押すと、RSio64-D 本体内で現在選択されているルーティングパターンを表示します。 RSio64-D でルーティングパターンを切り替えた場合は、3 秒経つと反映されます。 ⑨ [U
PRESET ボタン パッチ編集のテンプレートとして、プリセットパターン 1~7 から選択して呼び出します。 CLEAR ALL ボタン パッチのすべてがクリアされます。 ⑩ POWER INT インジケーター RSio64-D の AC IN 電源の通電状態を表示します。電源スイッチがオフの場合は、AC IN への電源の 供給状態によらず消灯します。 ⑪ POWER EXT インジケーター RSio64-D の EXT DC INPUT 電源の通電状態を表示します。EXTDC INPUT 電源が供給されていれ ば点灯します。電源スイッチの状態には影響されません。 ⑫ [SYSTEM]インジケーター/[SYNC]インジケーター 機器の状態や Dante の状態を表示します。マウスカーソルをこの部分に持ってくると、表示の内容を ポップアップします。 R Remote Version 3 ユーザーガイド 24
RMio64-D の場合 RMio64-D の設定を変更することができます。 ① MADI [SRC ON]インジケーター MADI [SRC ON]ボタン SRC (Sampling Rate Converter)のオン/オフを切り替えます。 ② MADI [SRC WCLK IN]インジケーター MADI [SRC WCLK IN]ボタン RMio64-D のリアパネルの MADI WCLK IN FOR SRC 端子から入力されているワードクロックを SRC の基準クロックとして使用する(点灯)/使用しない(消灯)を切り替えます。 ③ MADI [INPUT RATE Fs 44.1kHz]インジケーター MADI [INPUT RATE Fs 48kHz]インジケーター MADI の入力信号が 44.
「2Fs」選択時は、MADI 入力信号のフレーム周波数 (48 kHz/96 kHz) を本体が自動判別します。 ⑤ MADI [STATUS INPUT]ステータス MADI [STATUS OUTPUT]ステータス MADI の入力信号と出力信号の情報(フレーム周波数/チャンネル数)を表示します。 ⑥ WORD CLOCK [WCLK IN]インジケーター WORD CLOCK [MADI]インジケーター WORD CLOCK [DANTE]インジケーター WORD CLOCK [WCLK IN/MADI/DANTE]ボタン ワードクロックソースを選択します。 RMio64-D のリアパネルの WORD CLOCK IN 端子から入力されているワードクロッ WCLK IN ク信号を使用します。有効なワードクロック入力がないときはインジケーターが点滅 します。 MADI DANTE MADI入力信号のワードクロックを使用します。有効なワードクロック入力がないと きはインジケーターが点滅します。 Dante ネットワークのワードクロックを使用します。 ⑦ WORD CLOCK [Fs]インジケーター
「Network Setup」ダイアログ [File]メニュー→[Network Setup]を選択すると表示されます。 R シリーズと通信するためのコンピューターのネットワークインターフェイスカード(以下「ネットワーク カード」と呼びます)を選択します。 注記 ネットワークカードを変更すると、各種設定が初期化されます。現在の設定を使う場合は、設定をファイ ルに保存してからネットワークカードを変更してください。 ① ネットワークカードリスト R シリーズと通信するためのネットワークカードを選択します。ネットワークカードをダブルクリッ クすると、ダブルクリックしたネットワークカードに設定してダイアログが閉じます。 R シリーズをつながずに設定のみをする場合は、[Offline]を選択してください。ネットワークカード を選択すると、接続されているネットワークに負荷がかかります。 ② [OK]ボタン 設定を更新し、ダイアログを閉じます。 ③ [Cancel]ボタン 設定を更新せずに、ダイアログを閉じます。 R Remote Version 3 ユーザーガイド 27
「Device Information」ダイアログ [File]メニュー→[Device Information]を選択すると表示されます。 接続されている R シリーズの情報の一覧を表示します。 ① 機器リスト Unit ID などの項目名の部分を右クリックすると、表示する項目を選択できます。 ・ Unit ID R シリーズの UNIT ID が表示されます。 ・ Product R シリーズのモデル名が表示されます。 ・ Name R シリーズの機器名が表示されます。この名前は Dante Controller で変更できます。 ・ Mode R シリーズの START UP MODE が表示されます。 ・ IP Address R シリーズに設定されている IP アドレスが表示されます。 ・ Port No.
「IP Address」ダイアログ 「Device Information」ダイアログで[Set IP Address]ボタンをクリックすると表示されます。 機器の IP SELECT MODE の状態確認や、STATIC IP (MANUAL)の機器の IP アドレスなどの設定をし ます。 RMio64-D には IP Address 設定機能はなく AUTO IP にて自動的に設定されますので、[Set IP Address]ボタンは無 効となります。 RMio64-D 以外の R シリーズを STATIC IP(MANUAL)で使用する場合は、以下の手順で設定をしてくだ さい。 1. R シリーズを STATIC IP(MANUAL)以外のモードで起動する。 2. R Remote を起動する。 3. 「Device Information」ダイアログで、STATIC IP(MANUAL)にしたい機器を選択する。 4. 「IP Address」ダイアログで Static IP(Manual)に必要な情報を入力する。 5. [OK]ボタンをクリックする。 6.
「Properties」ダイアログ 「Device Information」ダイアログで[Properties]ボタンをクリックすると表示されます。 接続されている機器の情報を表示します。 ① [Information]表示部 機器の情報を表示します。機器がつながっていない場合は、情報が表示されません。 ② [OK]ボタン ダイアログを閉じます。 R Remote Version 3 ユーザーガイド 30
■ソフトウェアのアンインストール (アプリケーションの削除) Windows の場合 アンインストールは「コントロールパネル」から実行します。 [コントロールパネル]→[プログラムと機能]または[プログラムのアンインストール]で、削除したい項目を 選択し、[アンインストールと変更]をクリックします。 ダイアログが表示されますので、画面の指示に従って削除を実行してください。 「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は、[続行]または[はい]をクリックしてください。 Mac の場合 インストーラーに同梱されている「Uninstall R Remote.
■困ったときは 症状 原因 対策方法 R シリーズが接続されない R シリーズの電源スイッチが 電源スイッチをオンにしてくださ オンになっていない い。 R シリーズのディップスイッ 「R シリーズの設定をする」を見て、 チの設定が正しくない 適切な設定にしてください。 R シリーズの UNIT ID が 1 か UNIT ID を 10 進数表記での 1 から ら 24 以外に設定されている 24(16 進数表記の 1 から 18)の範囲で 設定してください。 数字については「10 進数/16 進数早 見表」を参照してください。 ケーブルが正しく接続されて 橙色の[SYNC]インジケーターが点 いない 滅している場合、ケーブルが断線し ているか、正しく接続されていない ことをあらわします。ケーブルを正 しく接続してください。 REDUNDANT モードの場合、 [PRIMARY]端子に接続されている ネットワークスイッチに接続してく ださい。 コンピューターの IP アドレス コンピューターの IP アドレスを R 設定が正しくない シリーズのディップスイッチ設
外部機器から信号が出力され 外部機器から信号を出力して、該当 ていない チャンネルの SIG インジケーターを 点灯させてください。 コンデンサーマイクが接続さ [+48V MASTER]スイッチをオンに れているのに、ファンタム電源 してください。 が供給されていない 該当チャンネルのファンタム電源を オンにしてください。 CL/QL シリーズが接続されて RESUME モードにしてください。 いない状態で REFRESH モー ドになっている HA のゲインを調整しても音声レ ゲインコンペンセーションが ゲインコンペンセーションが不要な ベルが変化しない オンになっている 場合は、ゲインコンペンセーション をオフにしてください。 [UNIT ID]ロータリースイッチや 電源がオンの状態で設定を変 R シリーズの電源を入れ直してくだ ディップスイッチの設定が反映さ 更した さい。 Windows ファイアウォールで 以下の手順で R Remote が Windows 通信をブロックされている ファイアウォールでブロックされな れない R シリーズを認識
10 進数/16 進数早見表 R Remote では 10 進数の 1 から 24 までしか使用しません。 10 進数 16 進数 10 進数 16 進数 10 進数 16 進数 10 進数 16 進数 1 1 13 D 25 19 37 25 2 2 14 E 26 1A 38 26 3 3 15 F 27 1B 39 27 4 4 16 10 28 1C 40 28 5 5 17 11 29 1D 41 29 6 6 18 12 30 1E 42 2A 7 7 19 13 31 1F 43 2B 8 8 20 14 32 20 44 2C 9 9 21 15 33 21 45 2D 10 A 22 16 34 22 46 2E 11 B 23 17 35 23 47 2F 12 C 24 18 36 24 48 30 Manual Development Department © 2014-2015