PC412-D PC412-DI PC406-D PC406-DI 取扱説明書 JA
目次 1. はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 1.1. 記号表示について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 1.2. 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 1.3. 特長. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
7.2. CHANNEL NAME . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7.3. AUTO SLEEP . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7.4. INPUT REDUNDANCY. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7.5. LOAD MONITORING . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
1. はじめに 1. はじめに このたびは、ヤマハ パワーアンプリファイアーPC-D/DIシリーズ(下記ラインナップ表参照)をお買い求めいた だきまして、まことにありがとうございます。本製品は、ホールや教会などの固定設備や屋内外のスピーチや ライブなどで使用するパワーアンプリファイアーです。この取扱説明書では、施工担当者や設備設計者向けに 設定と設置方法を説明しています。本製品のさまざまな機能を十分にご活用いただくために、ご使用の前にこ の取扱説明書を必ずお読みください。また、お読みになったあとも、大切に保管してください。 NOTE • イラストは特にことわりがない場合、PC412-D、PC406-Dのものを使用しています。 PC-D/DIシリーズラインナップ 出力仕様 スタンダードモデル(-D) 設備用モデル(-DI) 1200W×4 PC412-D PC412-DI 600W×4 PC406-D PC406-DI 1.1.
1. はじめに 1.3. 特長 • 高音質と高出力を両立した4chパワーアンプ • PEQやFIRフィルターなど、多彩な信号処理機能を内蔵 • 20×8のマトリクス機能によりフレキシブルな音声ルーティングを実現 • Danteネットワークによる高品位なデジタルオーディオ伝送が可能 • ProVisionaire Amp EditorやProVisionaire Controlなど、システム設計時、運用時などフェーズに応じ た様々なソフトウェアに対応 • ハイインピーダンス接続とローインピーダンス接続の両方に対応 (PC-DIシリーズのみ) 1.4.
1. はじめに 1.6. ProVisionaire Amp Editorについて ProVisionaire Amp Editorは、本製品を含むネットワーク対応アンプ(XMVシリーズなど)をコンピューター上 でシステム構築、モニターまたはコントロールするためのソフトウェアです。ProVisionaire Amp Editorを使 用すると、接続されている複数の機器を一括してモニターまたはコントロールできます。 ProVisionaire Amp Editorはヤマハプロオーディオサイトからダウンロードできます。 http://www.yamahaproaudio.com/ 1.7.
1. はじめに 1.8. PC-D/DIシリーズの信号処理 PC-D/DIシリーズは、INPUT、USER、SPEAKER PROCESSORの3つのブロックで構成されています。INPUTで は経路設定をし、USER EQとUSER DELAYで音響調整を行ないます。SPEAKER PROCESSORでは、スピーカー に適した音響調整を行ないます。 それぞれの処理については、「PROCESSING画面」の各項目を参照してください。 1.9.
2. 各部の名称と機能 2. 各部の名称と機能 2.1.
2. 各部の名称と機能 表示 状況 赤(点滅) 以下の場合に点滅します ・ソロ機能でミュート中 ・保護機能でミュート中 ・デバイスミュート中 ・スリープ中 NOTE • チャンネル選択キーを押しながら、メインノブを押すと、ミュートのオン/オフが交互に切り替わ ります。 ⑥ メインノブ メインノブを回して、設定するパラメーターを選択したり、パラメーターの値を変えたりします。メインノブ を押して確定します。 ⑦[ ](バック)キー このボタンを押すと、画面表示が1つ前の画面に移動します。1秒以上長押しすると、HOME画面に戻ります。 ⑧ 吸気口 冷却用ファン用の吸気口です。ここから吸気するので、障害物などで吸気口をふさがないようにしてくださ い。 2.2.
2.
2. 各部の名称と機能 NOTE • 電磁干渉防止のためには、STP (Shielded Twisted Pair) ケーブル (シールド付きツイストペアケー ブル)をお使いください。STPケーブルは、コネクターの金属部分とケーブルのシールド部分を導電 テープなどで確実に接触させてください。 ⑬ NETWORK端子 イーサネットケーブル(CAT5e以上を推奨)を使用して、コンピューターと接続するRJ-45端子です。主に接続し ている複数の機器を専用のアプリケーションプログラム「ProVisionaire Amp Editor」からモニター、コント ロールする目的で利用します。 NOTE • 電磁干渉防止のためには、STP (Shielded Twisted Pair) ケーブル (シールド付きツイストペアケー ブル) をお使いください。 ⑭ GPI端子 制御信号を入出力するGPI (General Purpose Interface)用の3.
3. 準備する 3. 準備する 3.1.
3.
4. 接続 4. 接続 4.1. オーディオ入力の接続 ● PC-Dシリーズの場合 リアパネルにあるXLR端子とミキサーのバランス出力を接続して、アナログ信号を入力します。端子の極性は下 図のとおりです(IEC 60268)。 ホット グラウンド 2 1 3 コールド ● PC-DIシリーズの場合 • ユーロブロックプラグに取り付けるケーブルは、図のようにむき出して、より線で配線してください。また、 ユーロブロックでの配線は、ケーブルの重さや振動による金属疲労により、より線が切れやすくなる場合があ ります。付属の結束バンドを使ってケーブルをタブに固定してください。 注意 より線を使用する場合は、より線にはんだめっきしないでください。 • 可搬設備などで頻繁に抜き差しする場合は、絶縁スリーブ付き棒端子の使用を推奨します。棒端子のコ ンダクター部は以下のものをご使用ください。 5.08mmユーロブロック 6pin 外径1.
4. 接続 4.2. [GPI IN / OUT]端子を使った接続 リアパネルにあるGPI端子は、GPI (General Purpose Interface)の入出力端子として利用できます。この端子 では、6系統のGPI INポートと4系統のGPI OUTポートが利用できます。たとえば、外部スイッチなどを使っ てPC-D/DIシリーズ内部のパラメーターの切り替えを操作したり、逆にPC-D/DIシリーズ側の操作に応じて外部 機器にコントロール信号を送信したりできます。 次の図は、GPI端子経由でGPIを動作させるための外部回路の例です。 [IN]-1~6端子は"L"信号(0V)または"H"信号(5V)の電圧を検知します。 [OUT]-1~4端子は“L”信号(0V)また は“H”信号(5V)を出力します。 例:PC-D/DIシリーズをスイッチ でコントロールする場合 IN 例:PC-D/DIシリーズから外部機器 のLED を点灯させる場合 +V 4.2.1.
4. 接続 4.3. スピーカーケーブルの選択 警告 パワーアンプの出力端子は高電圧になります。本製品とスピーカーとの接続には、最低で もNEC(NationalElectrical Code) UL13 CL3 (300V以下)のケーブルをご使用ください。 スピーカーケーブルでのパワーロスやダンピングファクターのロスを最小限にするために、次の表をご参照の 上、適切なゲージのスピーカーケーブルをご使用ください。 負荷インピーダンス(Ohms) 2 ケーブル 2.6 4 8 最大ケーブル長(m) 2.5mm2 (AWG 13) 20 28 40 80 4mm2 (AWG 11) 32 40 64 128 6mm2 (AWG 9) 48 64 96 192 NOTE • PC-DIシリーズのユーロブロック端子にはAWG24(0.
4. 接続 4.4.
4. 接続 ● PC-DIシリーズの場合 本製品はスピーカーとの接続にユーロブロック端子(7.
4. 接続 4.5.
4. 接続 4.6. 電源の接続 警告 電源コードは、必ず付属のものを使用してください。また、付属の電源コードをほかの製品に使用しない でください。故障、発熱、火災などの原因になります。付属の電源コードは日本国内専用(125Vまで)で す。 注記 • 電源コードは、後方排気が直接当たらないように設置してください。後方排気の温度で電源コード が変形するおそれがあります。 1.
4. 接続 4.7. 電源スタンバイ/オンの切り替え 電源を入れるときにスピーカーから大きなノイズが出ないよう、音源、ミキサー、アンプの順に電源を入れて ください。電源を切るときはこの逆の順序で行なってください。 ■ スタンバイ → 電源オン 1. 電源スイッチを2秒以上押します。 電源がオンになり、ボタンが点滅から点灯(緑色)に変わります。しばらくすると、HOME画面(VOLUME) が表示されます。 ■ 電源オン→スタンバイ 1. 電源スイッチを押します。 ディスプレイに確認メッセージが表示されます。 2.
5. パネル操作 5. パネル操作 5.1. 基本操作 ①メインノブ カーソルの位置を移動したり、パラメーターの値を変えたりします。 変化幅の広いパラメーター値は回転の速度に応じて加速します。 ②[ ](バック)キー 押すたびに現在の階層から、1階層上に移動したり、1つ前に戻ったりします。 1. メインノブを回して、項目を選択します。選択している項目が白黒反転します。 右に▶がある場合は、さらに下に階層があります。 2. メインノブを押して、選択を確定します。 3. 手順1、2を繰り返して、目的のパラメーター編集画面まで移動します。 選択型パラメーターの編集 メインノブを回して選択します。メインノブを押して確定すると、値が更新されて音にも反映されます。 4.
5. パネル操作 連続型パラメーターの編集 メインノブを回してパラメーターの数値を編集します。リアルタイムで反映されます。 5.2.
5. パネル操作 ⑧ UNIT ID DEVICE画面でつけたUNIT IDを表示します。 ⑧ ボリューム 出力レベルを表示します。 BRIDGEモードのときは、ペアとなるチャンネルを合わせた状態で表示します。 5.2.1.
5. パネル操作 5.3. MATRIX/ROUTERページ MATRIXとROUTERを経由して、各チャンネルにルーティングされている入力信号のリストを表示します。 ① インプットソースリスト アナログ入力はA1~A4、Dante入力はD1~D16で表示します。 チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、AMP PRESET画面を表示 します。 5.4. DEVICE MUTEページ アンプ全体のミュートを設定、表示します。 ① ON/OFF オンにすると、アンプ全体をミュートします。メインノブを押して、表示される画面でミュートを設定できま す。 5.5.
5. パネル操作 5.6. USER EQページ EQのON/OFFの状態を表示します。 ① EQ EQのON/OFFを表示します。 チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、USER EQ画面を表示しま す。 複数チャンネルを選択すると、チャンネル間が連動(リンク)してEQを設定できます。 1. チャンネル選択キーを使って、リンクを設定するチャンネルを選択し、メインノブを押します。 EQのコピー元を選択する画面が表示されます。 2.
5. パネル操作 5.7.
5. パネル操作 5.8. SPEAKER PROCESSORページ SPEAKER PROCESSORの設定状況を表示します。 ① XOV クロスオーバーのON/OFFを表示します。HPF/LPFの両方がTHRUの場合はOFF、それ以外の場合はONを表示 します。 ② EQ EQのON/OFFを表示します。 ③ LIM リミッターのON/OFFを表示します。 Peak Limiter/RMS Limiterの両方がOFFの場合はOFF、それ以外の場合 はONを表示します。 チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、SPEAKER PROCESSOR画 面を表示します。 5.9.
5. パネル操作 5.10. AMP SETTINGSページ アンプに関する基本設定の情報を表示します。 ① SENS./GAIN SENS./GAINで設定した入力感度またはゲインを表示します。 ② MODE(PC-DIシリーズのみ) 接続するスピーカーのMODE(Lo-z、70V、100V)を表示します。 ③ HPF (Hi-Z)(PC-DIシリーズのみ) MODE(②)が70Vまたは100Vのときに、強制的にかけるHPF(ハイパスフィルター)のカットオフ周波 数(40Hz、80Hz)を表示します。 チャンネル選択キーを使って操作対象のチャンネルを選択し、メインノブを押すと、AMP SETTINGS画面を表 示します。 5.11.
5. パネル操作 5.12. MENU画面 機器の基本的な状態を設定します。 5.12.1. 操作方法 MENU画面には以下の画面があります。 • AMP PRESET画面 • SETUP画面 • PROCESSING画面 • NETWORK画面 • UTILITY画面 ● MENU画面の上の階層に移動するには [ ](バック)キーを押します。 NOTE • 表示している画面の階層は、画面上部に表示されます。 ● HOME画面に戻るには MENU画面で[HOME/MENU]キーを押すか、[ ](バック)キーを何回か押すか、長押しします。 5.13.
6. AMP PRESET画面 6.
6.
6. AMP PRESET画面 6.1. RECALL (リコール) 保存したアンププリセットを呼び出します。 リストにはプリセット番号とタイトルが表示されます。 6.2. STORE (ストア) 現在のアンプの設定にタイトルを付けてアンププリセットに保存します。 メインノブを回して文字を入力する場所を選び、メインノブを押して文字入力モードに入ります。文字入力 モードでは、メインノブを回して入力する文字を選び、メインノブを押して文字を確定します。 BSにカーソルを移動してメインノブを押すと、最後の文字が消去されます。 文字入力モードで、[ ] (バック)キーを押すと、位置を選択する状態になります。この状態で、OKを選択す るとタイトルが確定し、CANCELを選択すると入力を中止します。 プロテクトがかかっているアンププリセットに、上書きはできません。 6.3.
6. AMP PRESET画面 6.4. TITLE (タイトル) 保存したアンププリセットのタイトルを編集します。 メインノブを回して文字を編集する場所を選択し、メインノブを押して文字入力モードに入ります。文字入力 モードでは、メインノブを回して入力する文字を選択し、メインノブを押して文字を確定します。 BSにカーソルを移動してメインノブを押すと、最後の文字が消去されます。 文字入力モードで、[ ] (バック)キーを押すと、位置を選択する状態になります。この状態で、OKを選択す るとタイトルが確定し、CANCELを選択すると編集を中止します。 プロテクトがかかっているアンププリセットのタイトルは、編集できません。 6.5.
6. AMP PRESET画面 6.6. PROTECT (プロテクト) 保存したアンププリセットのプロテクトをオン/オフします。 ONに設定すると、アンププリセットの上書き(STORE)、消去(CLEAR)、タイトルの編集(TITLE)ができなくな ります。また、PRESET画面のプリセットタイトルの左側に、鍵マークが表示されます。 6.7.
7. SETUP画面 7. SETUP画面 7.1. AMP SETTINGS アンプの一般的な設定をします。 ① MODE(PC-DIシリーズのみ) 接続するスピーカーのインピーダンスをHi-Z(ハイインピーダンス)かLow-Z(ローインピーダンス)にするか を設定します。ハイインピーダンスは、70V系と100V系を選択できます。 ② HPF (Hi-Z)(PC-DIシリーズのみ) Hi-Z(ハイインピーダンス)のときに強制的にかけるHPF(ハイパスフィルター)を設定します。カットオフ周波 数は40Hzか80Hzか選択できます。 ③ BRIDGE 隣り合う2つの奇数/偶数チャンネルをブリッジ接続して、ハイパワーアンプとして動作させるかどうかを設定 します。ONのときは、OFFの場合に対して、アンプゲインが6dB上がります。 NOTE • ブリッジ接続した際には、プロセッシングのパラメーターはAチャンネル、 Cチャンネルのみを使 用します。 ④ CHANNEL SLEEP ONに設定すると、その日使用しないチャンネルを、節電や温度上昇の抑止のためにスリープできます。 ⑤ SENS.
7. SETUP画面 NOTE • 切り替え時は、安全のため音を入力しないでください。音量が大きく変化する場合があります。 • 入力感度やアンプゲインについては「入力感度とアンプゲイン」を参照してください。 7.2.
7. SETUP画面 7.3.
7. SETUP画面 7.4.
7.
7. SETUP画面 7.5.
7. SETUP画面 NOTE • 周波数を調整し、HOME画面のインピーダンス値が表示されることを確認してください。 ただし、接続するスピーカーの特性によっては、周波数を変更してもインピーダンスが検出できな い場合があります。また、周波数を下げすぎると可聴音として聞こえてしまう場合がありますの で、その場合は周波数を上げてください。 ⑤ HIGH THRESH (HIGH THRESHOLD) 正常とみなすインピーダンスの上限値を設定します。 ⑥ LOW THRESH (LOW THRESHOLD) 正常とみなすインピーダンスの下限値を設定します。 7.6.
7. SETUP画面 7.7. GPI 7.7.1.
7.
8. PROCESSING画面 8. PROCESSING画面 8.1. INPUT ALIGNMENT 入力チャンネル間のレベルや遅延の差を補正します。 ① DANTE INPUT TRIM 指定したDante入力チャンネルのゲインを0.1dB単位で微調整します。 ② DANTE INPUT DELAY 指定したDante入力チャンネルのディレイ0.01ms単位で微調整します。 ③ ANALOG INPUT TRIM 指定したアナログ入力チャンネルのゲインを0.1dB単位で微調整します。 ④ ANALOG INPUT DELAY 指定したアナログ入力チャンネルのディレイ0.01ms単位で微調整します。 8.2.
8. PROCESSING画面 8.3.
8. PROCESSING画面 8.4.
8. PROCESSING画面 8.5. USER EQ/DELAY 8.5.1.
8. PROCESSING画面 8.5.2. USER DELAY スピーカー間の距離を補正するディレイタイムを設定します。 ① ON/OFF ディレイのオン/オフを設定します。 ② TIME [ms] ディレイタイム(遅延時間)をミリ秒単位で設定します。 ③ DISTANCE ディレイタイムを距離(メートル単位とフィート単位)で表示します。 NOTE • 3つのディレイタイムの表示は連動して変化します。 8.6. SPEAKER PROCESSOR 8.6.1. SP LIBRARY 接続するスピーカーに最適な設定をリコールできます。 8.6.2. スピーカープリセットをリコールする 1.
8. PROCESSING画面 2. スピーカーのシリーズを選択します。 NOTE • スピーカーを選択すると、フィルターやスピーカーのインピーダンスとリミッターのしきい値が自 動で設定されます。接続するスピーカーが選択肢にない場合は「GENERIC」を選択してください。 3. SPP>SERIES画面で選択したスピーカーシリーズから、接続するスピーカーモデルを選択します。 4.
8. PROCESSING画面 8.6.3. INFORMATION 選択しているスピーカープリセットの情報(スピーカーのモデル名やFIRフィルターのモードとタイプ)を確認 できます。 8.6.4.
8. PROCESSING画面 Bessl (Bessel) 位相特性を重視した曲線で、減衰はButterworth よりゆるやかですが、方形波を通過させた場合に波形の乱れ がありません。 L-R (Linkwitz-Riley) フィルターの次数は2 の累乗で、LPF とHPF の出力を電圧合成したとき、全周波数帯域でゲインが0dB になる ような特性です。通過域は平坦ですが、カットオフ周波数におけるゲインは‒ 6dB です。 ⑦ POLARITY 極性を選択します。INVERTEDを選択すると、HOME画面にΦが表示されます。 8.6.5. DELAY スピーカープロセッサーにあるスピーカーディレイのディレイタイムを設定します。 ① ON/OFF ディレイのオン/オフを設定します。 ② TIME [ms] ディレイタイムをミリ秒単位で設定します。 ③ DISTANCE ディレイタイムをTIMEに連動して距離(メートル単位とフィート単位)で表示します。 8.6.6.
8. PROCESSING画面 ② ON/OFF 16 Band PEQのオン/オフを設定します。オフのときは、EQ特性の表示が輪郭だけになります。 ③ FLAT すべてのバンドのゲインを0 dBに設定します。 ④ バンド1~16 パラメーターを表示するバンドを選択します。選択したバンドでメインノブを押すと、カーソルがパラメー ター表示に移動します。 ⑤ パラメーター表示 各バンドのパラメーターを表示します。パラメーター名にカーソルを合わせてメインノブを押すと、パラメー ター値の設定ができます。[ ] (バック)キーを押すとパラメーター名にカーソルが戻ります。さらに[ ]バ ックキーを押すと、バンドにカーソルが戻ります。 8.6.7. OUTPUT ① LEVEL スピーカー間のレベル差を0.05dB単位で調整します。 8.6.8.
8. PROCESSING画面 ④ RELEASE ピークリミッターのリリースの速さをmsec 単位で設定します。 ⑤ IMPEDANCE (Ω/UNIT) 接続するスピーカーのインピーダンスを4.0Ω~36.0Ωで設定します。連動して電圧(V)も自動的に設定され ます。 複数のスピーカーを並列に接続する場合も、1台あたりのインピーダンスで設定します。 8.6.9. RMS LIMITER ① ON/OFF RMSリミッターのオン/ オフを設定します。 ② THRESHOLD RMSリミッターがかかるしきい値を出力パワー(W)で設定します。連動して電圧(V)も表示します。 ③ ATTACK RMSリミッターの立ち上がりの速さをsec単位で設定します。 ④ RELEASE RMSリミッターのリリースの速さをsec 単位で設定します。 ⑤ IMPEDANCE (Ω/UNIT) 接続するスピーカーのインピーダンスを4.0Ω~36.
9. NETWORK画面 9. NETWORK画面 ネットワークオーディオ(Dante)やリモートコントロールの設定をしたり、ネットワークのステータスを表示し たりします。 9.1.
9. NETWORK画面 9.2. Dante Danteネットワークに関わる設定をします。Danteネットワークの状態をここで確認できます。 ① SYNC 正常に動作しているときは「NORMAL」または「CLK MASTER」、Danteモジュールの準備中は「NOT READY」を表示します。それ以外のときは、SYNCメッセージのIDを表示します。 ② Fs (DANTE Fs) Dante入出力のサンプリング周波数を設定します。44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHzから選択します。 NOTE • 音声をパッチする機器のFsに合わせて設定してください。機器間でFsが異なる場合はパッチするこ とができません。 また、パッチされた状態でFsを変更すると、音声が途絶えます。 ③ LATENCY Danteネットワークを送受信する信号のレインテンシー(Danteレイテンシー)を設定しま す。0.25ms、0.
9. NETWORK画面 NOTE • パッチした双方の機器でレイテンシー設定が異なる場合は、遅い方の設定が有効になります。 • ネットワークの状況によっては、ホップ数が少なくてもレイテンシーを大きく設定する必要がある 場合もあります。 • 問題が発生した場合は、レイテンシー設定が原因かどうかを切り分けるために5.
9. NETWORK画面 9.3. CONTROL リモートコントロールに関わる設定をします。 ① IP SET. (IP SETTINGS) IPアドレスの設定方法を選択します。 • UNIT ID:192.168.0. ###が設定されます(###=UNIT ID)。 • DHCP:DHCPサーバーから割り当てられたIPアドレスを設定します。IPアドレス、NETMASK、GATEWAYが 自動的に取得されます。DHCPサーバーがネットワーク内にない場合には、リンクローカルアドレス (169.254.xxx.xxx)で動作します。 • STATIC IP:IPアドレスを手動で設定します。 ② IP ADR. IPアドレスを表示します。IP SET.でSTATIC IPを選択した場合は、ここでIPアドレスを設定します。 ③ NETMASK サブネットマスクを表示します。IP SET.でSTATIC IPを選択している場合は、ここでサブネットマスクを設定 します。 ④ GATEWAY デフォルトゲートウェイを表示します。 IP SET.
10. UTILITY画面 10. UTILITY画面 本体の各種設定をします。 10.1.
10. UTILITY画面 NOTE • PINコードを忘れた場合は、初期化すると解除できます。「工場出荷時の設定に戻す(初期化)」 - 「●PINコードを忘れた場合などに行なう方法」をご参照ください。 10.2. PINコードを設定するには 1. PINコード入力画面を開きます。 MENU画面 → UTILITY → PANEL SETUP → UNLOCK PINを選択してください。 PINコードの上1桁にカーソルがあります。 2. 現在のPINコードを入力します。 メインノブを回して数字を選択し、メインノブを押して確定する。 確定すると、カーソルが右に移動します。 NOTE • 工場出荷時のPINコードは0000です。 3. 同じように操作して、4桁の数字を確定します。 NOTE • 設定の途中でPINコードの入力を修正する場合は、[ たい桁を選択してください。 ] (バック)キーを押し、メインノブで修正し 4.
10. UTILITY画面 5. 新しいPINコードを入力し、メインノブを押してOKを選択します。 PINコードが確定します。 10.3.
10. UTILITY画面 10.4. HOME SCREEN ① METER HOME画面に表示するメーターのポジションを設定します。 INPUT: ボリュームの直前。ボリュームを絞っていても入力信号が確認できます。 OUTPUT: スピーカー出力端子直前。実際にスピーカー出力端子から出力される信号を確認できます。 10.5.
10. UTILITY画面 10.6. CLOCK ① DATE 内蔵時計の日付を表示、設定します。 ② TIME 内蔵時計の時刻を表示、設定します。 NOTE • Provisionaire Amp Editorを使用して、コンピューターの時刻を本製品に設定することができま す。詳しくはProvisionaire Amp Editorセットアップガイドをご参照ください。 10.7. INITIALIZE アンプ内部のデータの初期化方法をディスプレイに表示します。 NOTE 初期化方法については、工場出荷時の設定に戻す(初期化)をご参照ください。 10.8.
10. UTILITY画面 10.9.
10.
11. Danteについて 11. Danteについて ■ Danteの概要 PC-D/DIシリーズは、アナログ入出力の他に、デジタルオーディオ信号を伝送するプロトコルとしてDante を 採用しています。Danteは、Audinate社が開発したネットワークオーディオプロトコルです。ギガビットイー サネット対応のネットワーク環境で、サンプリング周波数/ビットレートが違う複数のオーディオ信号や、機器 のコントロール信号を同一ネットワーク内で伝送できる特長を持っています。 Danteの詳細については、Audinate社のウェブサイトをご参照ください。 http://www.audinate.com/ また、ヤマハ プロオーディオ ウェブサイトにも、Danteに関するさまざまな情報を掲載しています。 http://www.yamahaproaudio.
11. Danteについて 11.1. 接続方法について PC-D/DIシリーズをDanteネットワークに接続させるには、2つの方法があり、組み合わせて使用できます。 11.1.1.
11. Danteについて 11.1.2. デイジーチェーン接続 デイジーチェーンとは、機器を数珠つなぎにする接続方法です。ネットワーク構築が簡単で、ネットワークス イッチも不要です。 接続する機器が多くなると、末端機器間の伝送遅延が増えるため、Danteネットワーク上の音切れを防ぐため に、レイテンシーを大きく設定する必要があります。また、ケーブルの断線などによりシステムに障害が発生 すると、ネットワークがそこで分断され、その先の機器との伝送ができなくなります。 1つのデイジーチェーンの中でつなげるDante機器の台数は、レイテンシーが初期設定(0.
11. Danteについて 11.2. Dante設定 PC-D/DIシリーズをDanteネットワークに接続して使うには、DANTE画面でDanteに関する各種設定をしてく ださい。 Dante画面 各機能の詳細は「NETWORK画面」- Danteをご参照ください。 11.3. Dante機器との接続 11.3.1. Dante Controllerについて Dante Controllerは、Danteネットワークの設定とオーディオのルーティングをするためのアプリケーション ソフトです。PC-D/DIシリーズとのインテグレーションに対応しているヤマハデジタルミキサー以外のDante機 器と接続する場合や、より詳細な設定をする場合は、Dante Controllerを使用します。 Dante Controllerは下記のウェブサイトから、最新バージョンをダウンロードしてご利用ください。 http://www.yamahaproaudio.
11. Danteについて 11.3.2.
12. 工場出荷時の設定に戻す(初期化) 12. 工場出荷時の設定に戻す(初期化) 本製品の初期化には2通りの方法があります。 12.1. MENU画面 → UTILITY → INITIALIZEを選択して行なう方法 1. MENU画面で、メインノブを回して「UTILITY」を選択し、メインノブを押して確定します。 UTILITY画面が表示されます。 2. UTILITY画面で、メインノブを回して「INITIALIZE」を選択し、メインノブを押して確定します。 INITIALIZE画面が表示されます。 3. メインノブを回して初期化する対象を選び、(複数選択できます)メインノブを押して確定します。 初期化の対象は下表のとおりです。 AMP/PROCESSING PROCESSING SETUP UTILITY AMP PRESET AMP PRESET NETWORK IP SETTING DANTE SETTINGS, UNIT ID NOTE • AMP/PROCESSINGは常に初期化の対象です。 4.
12. 工場出荷時の設定に戻す(初期化) 12.2. PINコードを忘れた場合などに行なう方法 パネルロックで設定したPINコードを忘れた場合など、UTILITY画面でINITIALIZEを選択できない場合には、下 記の方法で初期化します。 1. 電源コンセントを抜きます。 2. チャンネル選択キー[A]と[ 確認画面が表示されます。 ] (バック)キーを押しながら電源コンセントを差します。 3.
13. 資料 13. 資料 13.1. ハンドルの取り付け 必要に応じて付属のハンドルを取り付けます。 . ハンドルを本製品の穴位置に合わせ、付属のネジ(4本)を使って取り付けます。 2.0Nm 13.2. エアーフィルターのクリーニング 適度な冷却空気が入るよう、フィルターエレメントがつまった場合には次の手順にしたがって清掃してくださ い。 1. アンプの電源がオフになっていることを確認します。 2. コンセントから電源コードを抜きます。 3. グリルを取り外します。 4. フィルターエレメントを外し、水で洗います。汚れがひどい場合は、適宜中性洗剤を使ってください。 5. フィルターエレメントを完全に乾かします。 フィルターエレメントが濡れた状態で取り付けると、故障の原因になります。 6.
13. 資料 13.3. 機能一覧 PARAMETERS INPUT ALIGNMENT TRIM DELAY INPUT ON LEVEL CH/BAND MIN/MAX /PORT DEFAULT AMP FOCU PRES S ET RECAL L D1-D16, A1-A4 -6.0 dB to +6.0 dB 0 dB 0.00 ms to 12.00 ms 0.00 ms D1-D16, A1-A4 OFF/ON ON -∞ to +10.00 dB 0.0 dB Normal/Inverted Normal POLARITY MATRIX MIXER ON OUT1-8 > OFF/ON D1-D16, A1-A4 LEVEL OUTPUT ON ROUTING DEVICE MUTE OUTPUT VOLUME EQ ON -∞ to +10.00 dB 0.
13. 資料 PARAMETERS SP X-OVER PROCESSOR DELAY CH/BAND MIN/MAX /PORT DEFAULT AMP FOCU PRES S ET RECAL L A-D 20 types *1 48 dB BUT HPF FREQ 20.0 Hz to 20.0 kHz 20.0 Hz HPF Gc -6 dB~+6 dB -3 dB LPF TYPE 20 types *1 THRU LPF FREQ 20.0 Hz to 20.0 kHz 20.0 kHz LPF Gc -6 dB~+6 dB 0 dB POLARITY NORMAL/INVERTED NORMAL OFF/ON ON 0.0 ms to 200.00 ms 0.0 mt to 66.72 mt 0.0 ft to 225.4 ft 0.00 ms 0.00 mt 0.
13. 資料 PARAMETERS CH/BAND MIN/MAX /PORT DEFAULT AMP FOCU PRES S ET RECAL L AMP SETTINGS A/B,C/D OFF/ON OFF ● SP PROCE SSOR - - BRIDGE MODE *only DI model - Lo-Z/70 V/100 V Lo-Z HPF(Hi-Z) *only DI model - 40 Hz/80 Hz 80 Hz OFF/ON ON +4 dBu/+14 dBu /26 dB/32 dB +4 dBu CHANNEL SLEEP A-D SENS./GAIN - CHANNEL NAME A-D *12 characters "" - - AUTO SLEEP A-D OFF/ON OFF - - THRESHOLD -99.0 dBFS to -40.0 dBFS -99.
13.
13.
13. 資料 13.4.
13. 資料 番号 14 アラート メッセージ Power Supply Overtemperature ログ メッセージ PS OVERTEMP SEVERITY ERROR 内容 対策 (起動時)電源回路 が高温のため、ア ンプが起動できま せん。 ・温度を下げてか ら使用してくださ い。 ・吸気口の掃除を してください。 ・部屋の温度を下 げてください。 電源回路が異常に 高温になったため 、アンプを停止し ました。 21 Amplifier Ch.* DC Ch.* DC OUTPUT FAULT Output (起動時)アンプ出 力に異常があった ため、アンプが起 動できません。 当該チャンネルの アンプ出力に異常 があったため、ア ンプを停止しまし た。 22 Amplifier Ch.* Overcurrent 23 Ch.
13. 資料 番号 アラート メッセージ SEVERITY ログ メッセージ 内容 対策 26 Ch.* High Load Ch.* HIGH LOAD WARNING Load Monitoring機能で 測定した当該チャ ンネルのインピー ダンス値が、指定 値より高くなって います。 ・スピーカーやケ ーブルに異常がな いか確認してくだ さい。 ・Thresholdの設 定値が適切かどう か、確認してくだ さい。 27 Ch.* Low Load Ch.
13.
13.
13.
13.
13. 資料 13.5.
13.
13. 資料 13.6.
13. 資料 電圧利得/感度 負荷保護 アンプ保護 PC412-D PC406-D PC412-DI PC406-DI 8Ω Volume max 32.0 dB/+10.0 dBu (Gain setting: 32 dB), 26.0 dB/+16.0 dBu (Gain setting: 26 dB), 38.0 dB/+4.0 dBu (Input Sensitivity Setting: +4 dBu), 28.0 dB/+14.0 dBu (Input Sensitivity Setting: +14 dBu) 32.0 dB/+7.0 dBu (Gain setting: 32 dB), 26.0 dB/+13.0 dBu (Gain setting: 26 dB), 35.0 dB/+4.0 dBu (Input Sensitivity Setting: +4 dBu), 25.0 dB/+14.0 dBu (Input Sensitivity Setting: +14 dBu) 32.0 dB/+10.0 dBu (Gain setting: 32 dB), 26.
13. 資料 PC412-D 電源保護 Thermal PC406-D PC412-DI Output limiter (Restored automatically) → Power supply shutdown Over voltage Power supply shutdown Over current Power supply shutdown 冷却方式 3 x 7段階変速ファン(前面吸気、背面排気) 最大入力レベル +28 dBu +25 dBu +28 dBu 入力インピーダンス 20 kΩ (balanced) サンプリング周波数 96 kHz A/D、 D/A コンバーター Dante インターフェー ス チャンネル数 16 IN with Dante Redundancy, 16 OUT サンプリング 周波数 96/88.2/48/44.1 kHz Dante レイテンシー 0.25/0.
13.
13. 資料 13.7. Current Draw PC412-D/PC412-DI Power Specifications (PINK NOISE, 100 V/50 Hz mains) MODE Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) Heat Dissipation (Btu/h) Heat Dissipation (kcal/h) stanby - 0.2 8 8 2 7 idle - 2.0 184 184 40 158 sleep all channel 1.2 99 99 22 85 1/8 output power 16ohms/ch 5.6 529 229 50 197 8ohms/ch 9.0 888 288 62 248 4ohms/ch 14.0 1418 468 101 402 2ohms/ch 18.7 1850 600 130 516 100 V(8 Ω) 9.
13. 資料 PC412-D/PC412-DI Power Specifications (PINK NOISE, 120 V/60 Hz mains) MODE Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) Heat Dissipation (Btu/h) Heat Dissipation (kcal/h) stanby - 0.2 8 8 2 7 idle - 1.7 180 180 39 155 sleep all channel 1.0 97 97 21 84 1/8 output power 16ohms/ch 4.6 521 221 48 190 8ohms/ch 7.7 890 290 63 249 4ohms/ch 11.4 1382 432 94 372 2ohms/ch 14.9 1805 555 120 477 100 V(8 Ω) 7.7 890 290 63 249 70.7V(4 Ω) 8.
13. 資料 PC412-D/PC412-DI Power Specifications (PINK NOISE, 230 V/50 Hz mains) MODE Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) Heat Dissipation (Btu/h) Heat Dissipation (kcal/h) stanby - 0.3 12 12 2 10 idle - 1.1 177 177 38 152 sleep all channel 0.7 96 96 21 83 1/8 output power 16ohms/ch 2.6 519 219 47 188 8ohms/ch 4.3 916 316 68 272 4ohms/ch 6.3 1351 401 87 345 2ohms/ch 8.0 1773 523 113 450 100 V(8 Ω) 4.3 916 316 68 272 70.
13. 資料 PC406-D Power Specifications (PINK NOISE, 120 V/60 Hz mains) MODE Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) Heat Dissipation (Btu/h) Heat Dissipation (kcal/h) stanby - 0.2 8 8 2 7 idle - 1.5 160 160 35 138 sleep all channel 1.0 93 93 20 80 1/8 output power 16ohms/ch 2.9 330 180 39 155 8ohms/ch 4.5 511 211 46 181 4ohms/ch 6.3 730 280 61 241 2ohms/ch 8.5 1030 380 82 327 16ohms/ch 5.5 620 220 48 189 8ohms/ch 9.
13. 資料 PC406-DI Power Specifications (PINK NOISE, 100 V/50 Hz mains) MODE Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) Heat Dissipation (Btu/h) Heat Dissipation (kcal/h)) stanby - 0.2 9 9 2 7 idle - 1.9 178 178 39 153 sleep all channel 1.2 95 95 21 81 1/8 output power 16ohms/ch 3.7 369 219 47 188 8ohms/ch 5.8 537 237 51 204 4ohms/ch 7.8 791 341 74 293 2ohms/ch 10.5 1080 430 93 370 100 V(16 Ω) 5.5 528 228 49 196 70.7V(8 Ω) 5.
13. 資料 PC406-DI Power Specifications (PINK NOISE, 120 V/60 Hz mains) MODE Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) Heat Dissipation (Btu/h) Heat Dissipation (kcal/h) stanby - 0.2 8 8 2 7 idle - 1.6 176 176 38 151 sleep all channel 1.0 94 94 20 81 1/8 output power 16ohms/ch 3.0 350 200 43 172 8ohms/ch 4.7 534 234 51 201 4ohms/ch 6.5 754 304 66 261 2ohms/ch 8.8 1034 384 83 330 100 V(16 Ω) 4.6 524 224 49 193 70.7V(8 Ω) 4.
13. 資料 PC406-DI Power Specifications (PINK NOISE, 230 V/50 Hz mains) MODE Line Current (A) Power Consumption (W) Watts Dissipated (W) Heat Dissipation (Btu/h) Heat Dissipation (kcal/h) stanby - 0.3 11 11 2 10 idle - 1.1 172 172 37 148 sleep all channel 0.7 93 93 20 80 1/8 output power 16ohms/ch 1.9 339 189 41 163 8ohms/ch 2.6 519 219 47 188 4ohms/ch 3.7 751 301 65 259 2ohms/ch 4.8 1008 358 78 308 100 V(16 Ω) 2.6 512 212 46 182 70.7V(8 Ω) 2.
13. 資料 13.8. 寸法図 単位:㎜ 13.9.
PC412-D/PC406-D/PC412-DI/PC406-DI Block Diagram LIMIT, GR LIMIT, GR Peak Limiter RMS Limiter Speaker Processor IIR Cross Over FIR Cross Over *1 Speaker Delay Polarity IIR 16 Band PEQ FIR EQ *1 Level Solo *3/ Device Mute Dante Dante Redundancy PRIMARY Input Level Digital Input Redundancy (for D1-4) D1-4 D1-16 Backup Source D5-16 D1-4 Input Alighment 20x8 Matrix Mixer Trim Delay 3 4 ADC A1-4 A 4x4 Router Load Monitor Protection Block Volume FIR EQ *2 IIR 16 Band PEQ Delay Sp
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