NetworkAmp Manager 取扱説明書 N K R O W ET N A B U H J
ご注意 ・ このソフトウェアおよび取扱説明書の著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。 ・ このソフトウェアをインストールする前に、ACU16-C & NHB32-C −取扱説明書巻頭の「ソフ トウ ェア のご使 用条 件」 をお 読み くださ い。 デ ィスク の包 装を解 かれた 場合 は、 この ソフ ト ウェアのご使用条件に同意したことになります。 ・ このソフ トウェアおよび取扱説 明書の一部または全 部を無断で複製、改変することはでき ま せん。 ・ 市販 の音楽デー タは、 私 的使用の ための複 製など著作 権法上問 題にならな い場合を 除いて、 権利 者に無断 で複製また は転用す ることを 禁じられ ています。ご使用時 には、 著 作権の専 門 家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。 ・ このソフ トウェアおよび取扱説 明書を運用した結果 およびその影響につい ては、 一切責任 を 負いかねますのでご了承ください。 ・ このソフトウェアの CD-ROM は、オーディオ用ではありません。 一般のオーディオ用 CD プ レーヤーでは絶対に使用しないでください
目 次 1 はじめに................................................................................. 4 NetworkAmp Manager のご紹介 ...................................................................................... 4 CobraNet とは ?................................................................................................................... 5 複数台の PC を使用する場合 ........................................................................................... 6 2 操作の前に .................................................
1 はじめに NetworkAmp Managerのご紹介 ヤマハNetworkAmp ManagerはヤマハPC-Nシリーズ・パワーアンプ、アンプコントロールユニッ ト ACU16-C、 ネットワークハブ/ブリッジ NHB32-C をコントロール/モニタリングするソフト ウェアです。Windowsコンピュータで起動し、 USBまたはRS-232Cを使ってACU16-C/NHB32-Cに 直接接続します。また、 CobraNet ネットワーク上の任意の ACU16-C /NHB32-Cに接続した1台の コンピュータから、 複数台のACU16-C/NHB32-Cを管理することも可能です。 NetworkAmp Manager は、 ネットワークシステム使用終了後のシステムトラブル分析用に、さ まざまな動作と警告内容を含むログファイル(例:出力ショート、過熱など) を記録できます。 NetworkAmp Manager を起動した複数のコンピュータを CobraNet ネットワークに接続して、 コンサート会場内で複数の場所から同時にコントロールやモニターが可能です。 NetworkAmp Managerで以
CobraNetとは? CobraNet は、 Peak Audio( 米 Cirrus Logic 社 ) が開発した非圧縮デジタルオーディオ信号を Fast Ethernet ケーブルによってリアルタイムに伝送する技術です。片方向 64 チャンネル、 双方向で 128 チャンネル( リピーターハブ使用のネットワークでは双方向で64チャンネル)までの信号を 同時に伝送できます ( ただし機器の性能やオーディオ信号の条件などでチャンネル数は制限さ れます)。 カテゴリー5 メタルケーブルでは100mまで、マルチモード光ファイバーケーブルでは 2kmまで の伝送が可能です。 CobraNet ネットワークでは 16/20/24 ビットの各解像度で、48kHz または96kHz のサンプリング 周波数のデジタルオーディオの伝送が可能ですが、ACU16-C/NHB32-Cは20/24ビットの各解像 度で 48kHz のサンプリング周波数に対応しています。また、オーディオデータが CobraNet ネッ トワークを経由するたびに一定の遅延が加わります。その遅延量は 5.33ms/2.67ms/1.
複数台のPCを使用する場合 NetworkAmp Managerを起動した複数台の PCをCobraNetネットワークに接続して、コンサー ト会場内の複数の場所から同時にコントロール、モニターができます。 最大 16 チャンネルのデータ(例:レベルメーター情報)がネットワーク上で同時にリアルタイ ムで転送できます。複数台のPC上でNetworkAmp Managerを同時に操作した場合、以下の画面 ページのメーター動作が一旦停止する場合があります。 ・ Ampページ ・ Channel Detailページ ・ Group Viewページ 上のいずれかのペ ージを選択すると、 別の PC 上に表示されて いた、 いずれかのページが 自動 的に Network ページに切り替わって選択したページと同じ内容を表示します。 たとえば、1 台 目のPCでAmp00〜07ページを表示し、2台目のPC がAmp 24〜31ページを表示していた場合、 1台目の PC上で Amp08〜 15ページに切り替えると、2台目の PCでは Network ページに切り替 わって 1台目の PCと同じ内容を表示します。
2 操作の前に NetworkAmp Managerのインストール NetworkAmp Managerのシステム条件とインストール方法はACU16-C & NHB32-C−取扱説明 書をご参照ください。 NetworkAmp Managerの起動 NetworkAmp Managerは、 「NetworkAmp Manager」 のアイコンをダブルクリックして起動しま す。起動時のプロジェクトが 「General Setup」 ダイアログボックス(8ページ)で指定されている 場 合は、 その指 定されたプロジェ クトが開きます。そうでない場合 は、 「開く」 ダイア ログボッ ク スが表示され、そこで任意のプロ ジェクトを選択しま す。 あるいは、プロジェクト ファイル を 直接ダブルクリック しても、 NetworkAmp Manager が 起動します。いずれの場合も、以下の ダイアログボックスが表示されます。 Disconnect from network: NetworkAmp Manager は 起動しま すが、ネットワ ークには 接続 しません。 Connect to network
NetworkAmp Managerの設定 「General Setup」 ダイアログボックスで NetworkAmp Manager の設定を行います。このダイア ログボックスを開くには、 「Option」メニューから 「General Setup」 を選択します。 PC I/F for amp control: NetworkAmp Managerと接続したACU16-C/NHB32-C間での通信の ための MIDI インター フェースを指 定します。指定可能な インターフェ ースは、PC にイン ス トールされている MIDIドライバの種類によって異なります。シリアルポートを使用する場合 はYamaha CBXドライバを選択し、USBポートで使用する場合はYamaha USBドライバを選択 してください。ドライバのインストール方法は、 ACU16-C & NHB32-C −取扱説明書をご参照 ください。 Control error caution: チェックすると、 別の PC や ACU16-C/NHB32-C のパネルで設定が変 更された場合、Logウィンドウにメッセージが表示されます。 D
プロジェクトファイルの操作 NetworkAmp Managerのセットアップ設定はプロジェクトとして保存されます。 プロジェクトファイル名には.
3 NetworkAmp Managerの概要 メインウィンドウ 下の画面は NetworkAmp Manager のメインウィンドウです。左の欄に CobraNet ネットワーク のツ リーリスト があり、ACU16-C、 NHB32-C、 パワー アンプな どがリスト されてい ます。 右の 欄はNHB およびACUのページを表示します。 現在選択されている機器の名前とユニット IDは 右欄の上のバー左に表示されます。たとえばACU16-Cであれば、 「ACU (名前)( - ユニットID) 」 と表 示され、NH B3 2 - C であれ ば 「NH B(名 前)- (ユニ ット I D ) 」と表示さ れます。機器名は NetworkAmp Managerで設定できますが、 ユニットIDはそれぞれの機器で設定します。 NetworkAmp Manager−取扱説明書
メニュー File (ファイル) New 新規プロジェクトを作成します。 Open 既存のプロジェクトを開きます。 Save 現在のプロジェクトを保存します。 Save As 現在のプロジェクトに新しい名前を付けて保存します。 Disconnect from Connect to Network(*1) Network(*1) NetworkAmp Manager をネットワークから切り離します。 NetworkAmp Manager をネットワークに接続します。 Connect & send to network NetworkAmp Manager をネ ットワーク に接続し、 プロ ジェクト設 定 がネットワーク上のすべての機器に送信されます。 Exit NetworkAmp Manager を終了します。 *1.
ネットワークツリー ネッ トワーク ツリー には、 プ ロジェク ト内のす べての ACU16 -C、 NHB32-C、 パワーアンプがツリーでリ ストされます。 表示はユニッ トID順です。 +/−記号をクリックして、 ツリー内の表示を拡張した り隠したりできます。 以下の項目がネットワークツリーに表示されます。 アイコン 項目 オフ ライン オン ライン COM/MI DI モード ラベル ペアレント ノード 最大数 − 1 PRJ プロジェクト名 ACU ユニット ID、ACU16-C 名 PRJ 16 NHB ユニット ID、NHB32-C 名 PRJ 8 AMP ユニット ID、アンプ名 ACU 32 ( 各 ACU16-C ごと ) CH チャンネル名 Amp 8 ( 各アンプごと ) ネット ワーク上の機器 はオフラインで もオンラインで も COM/MIDI モー ドでもかまいま せ ん。現在の状態が上の表のようにアイコンの色で識別できます。 NetworkAmp Manager が 機器から データを 受信して いる間は 該当する
PRJ PRJアイコンは常にネットワークツリーの一番上にリスト表示されます。 PRJアイコンを右クリックすると、以下のメニューが表示されます。 Add: ACU16-CまたはNHB32-Cをプロジェクトに追加します。 いずれかの名前を選択すると、 機器名とユニットIDを指定するダイアログボックスが表示されます。 Rename: プロジェクトの名前を変更する 「Rename」ダイアログボックスが開きます。 ACU ACUアイコンをクリックすると、 メインウィンドウの右欄にACUページが表示されます。 ACUアイコンを右クリックすると以下のメニューが表示されます。 Add: パワーアンプPC-NシリーズをACU16-Cに追加します。 アンプを追加するとその機器名、 ユ ニット ID、 およびチ ャンネル モード(STEREO、 PARALLEL、 BRIDGE) を指定 するダイ アロ グボックスが表示されます。 本書作成の時点でプロジェクトに追加できるアンプは、ヤマハ PC9501N/PC6501N/PC4801N/ PC3301N/PC2001N/PC9500N/PC4800N/PC3300
NHB NHBアイコンをクリックすると、メインウィンドウの右欄にNHBページが表示されます。 NHBアイコンを右クリックすると以下のメニューが表示されます。 Delete: プロジェクトから NHB32-C を削除します。削除する前に確認のメッセージが表示さ れます。 Rename: NHBの名前を変更する、 「Rename」ダイアログボックスが開きます。 AMP AMP アイコンをクリックすると、メインウィンドウの右欄に ACU Amp ページが表示されま す。 AMPアイコンを右クリックすると以下のメニューが表示されます。 Delete: プロジェクト からアンプを 削除します。削除する前に 確認のメッセ ージが表示さ れ ます。 Rename: アンプの名前を変更する、 「Rename」ダイアログボックスを開きます。 CH CHアイコンをクリックすると、メインウィンドウの右欄にACU Channel Detail ページが表示 されます。 CHアイコンを右クリックすると以下のメニューが表示されます。 Rename: アンプチャンネルの名前を変更する「Rename」ダイアログボック
4 NHBページ ここでは、ネットワークツリーでNHB32-Cを選択しているときに表示できる NHBページにつ いて説明します。 CobraNet 上の機器は、バンドル番号を合わせることでオーディ オデータを送受信することが で きます。 CobraNet の 入出力のバン ドル番号を合 わせるとい うことが、機器の出力か ら入力 にケーブルを接続することに相当します。 たとえば、1台目のNHB32-Cからの出力バンドル(CobraNet Output)が 「5」に設定されていて、 2 台目の NHB32-C への入力バンドル(CobraNet Input) にも 「5」 が設定されていれば、バンドル番 号「5」 のオーディオデータが1台目のNHB32-Cから2台目のNHB32-Cに受け渡されます。 CobraNetページ このページでは C ob r aNet バンドルを割り当て、 送信バンドルのオーディオ解像度、 および CobraNetネットワークのレイテンシーを設定します。 CobraNet ネットワークはデジタルオーディオデータをバンドル単位で配信します。20 ビット / 48 kHzの
ケッ トの到達 時間の制限 が厳しく なるため、使用で きるスイッ チの最大 数が減り ます。 詳細 は Peak Audio のホームページ (http://www.peakaudio.com) をご覧ください。 NOTE: レイテンシーが 1.33ms の場合、CobraNet ネットワーク上でこの機器一台が扱える バンドル数は、送受信合わせて4つに制限されます。1.33ms 以外の設定から1.33ms に変更す る場合は、送受信のバンドル数の合計が5つ以上設定してあると変更できません。 1台あたりに割り当て可能なチャンネル数 20 ビット 24 ビット レイテンシー 1 バンドル当りの チャンネル数 最大バンドル数 ( 入出力合計 ) 1 バンドル当りの チャンネル数 最大バンドル数 ( 入出力合計 ) 5.33ms 8 8 7 8 2.67ms 8 8 8 8 1.
Patchページ このページでは、AES/EBU 入出力を個々の CobraNet チャンネルに割り当て、割り当てたパッ チのストア/リコールを行います。パッチ (割り当て)する前にパッチしたい CobreNet チャン ネルが含まれるバンドルを指定する必要があります。15ページの CobraNet ページを参照くだ さい。 EDIT インジケーター 32 × 32 マス目の方眼グラフの画面で、 AES/EBU 入出力を CobraNet チャンネルに割り当てま す。まず該当する縦軸 と横軸の交点のマス 目をクリックします。割り当てる と、 青い丸印が 表 示されます。割り当てをキャンセルするには、 青い丸印をクリックします。 1 系統の AES/EBU入力または出力が CobraNet チャンネルに割り当てできます。 CobraNet チャ ンネ ルの各グ ループに割 り当てら れたバン ドル番号 が、 マス目 の左側に 表示され ます。 たと えばNHB CobraNetページ (15ページ参照) でレイテンシー5.
AES/EBU In to CobraNet: AES/EBU入力をCobraNetチャンネルに割り当てるタブです。 CobraNet to AES/EBU Out: CobraNetチャンネルをAES/EBU出力に割り当てるタブです。 Store/Recall: パッチ をストア/ リコールす るボタンで す。パッチ には AES/EBU 入出力 ↔ CobraNetチャンネルのすべての割り当てが入っています。全部で100個のパッチメモリーがあ ります。 パッチ#0は初期割り当て設定が入っている読み出し専用のメモリーで、各AES/EBU入 出力 が該当番号の CobraNet 入出力に割り当てられています。 たとえば、 AES/EBU 入力 No.1 は CobraNet出力No.1に、AES/EBU入力No.2はCobraNet出力No.
5 ACUページ ここでは、ネットワークツリーで ACU16-Cを選択しているときに表示できる ACUページにつ いて説明します。 CobraNet 上の機器は、バンドル番号を合わせることでオーディ オデータを送受信することが で きます。 CobraNet の 入出力のバン ドル番号を合 わせるとい うことが、機器の出力か ら入力 にケーブルを接続することに相当します。 たとえば、NHB32-Cからの出力バンドル(CobraNet Output)が 「4」に設定されていて、 ACU16-C への入力バンドル(CobraNet Input)にも 「4」が設定されていれば、 バンドル番号「4」 のオーディ オデータがNHB32-CからACU16-Cに受け渡されます。 CobraNetページ このページではCobraNetバンドルおよびCoraNetネットワークのレイテンシーを設定します。 ACU16-Cで受信する CobraNetバンドルを設定します。 ACU16-Cはバンドル 0〜16,383 (マルチ キャストとユニキャスト)に対応しています。 ただしバンドル 0 は実際には送受信を無効にす る
NOTE: CobraNet ネットワーク内に2種類以上のレイテンシーが混在すると、各機器間で正 常に通信できなくなる場合があります。 同一ネットワーク内のすべての機器のレイテンシー 設定は、必ず一致させてください。 NOTE:レイテンシーを変更できない場合は、トラブルシューティング( 38ページ)をご参照く ださい。 Patchページ このページでは個々の CobraNetチャンネルを ACU16-Cアナログ出力に割り当てます。パッチ (割り当て)する前にパッチし たい CobraNet チャンネルが含 まれるバンドルを指 定する必要 があります。19ページのCobraNetページを参照ください。 16×32マス目の方眼グラフの画面で、CobraNetチャンネルをACU16-Cアナログ出力に割り当 て ます。 まず該 当する縦軸と横軸の 交点のマス目をクリ ックします。割り当てると、青い丸印 が表示されます。割り当てをキャンセルするには、 青い丸印をクリックします。 1系統のCobraNetチャンネルがACU16-C出力に割り当てできます。 CobraNetチャンネルの各グ ループに割り当てられた
Ampページ Amp ペー ジでは、パワーア ンプをコ ントロー ル/モニ ター しま す。 Amp ペー ジ (Amp 00–07、 Amp 08–15、Amp 16– 23、 Amp 24–31)は4 ページあり、 各ページに 8台までのパワーア ンプ のチャン ネルが表 示されま す。 パア ーアンプ には 2、 4、 6、 8 チャンネル、それぞれのモデルがあり、 右の例は 2 チャン ネルのパワーアンプPC9500Nの画面です。 PROTECT インジケーター アンプ名 : パワ ーアン プの名前 を表示 します。名前の 終わ りま で表 示した い場合 は、 マ ウスポ インタ ーを名 前の 上に 移動してください。 POWER ボタン : パ ワー アンプ の電 源をオ ンま たはス タ ンバイ状態にします。 Mode インジケーター : 各チ ャン ネル ペアご との パワ ー アン プモード(STEREO、 PARALLEL、BRIDGE) を表 示しま す。 チャンネル名 : チャ ンネル名を 表示します。名前を終 わり まで 表示 したい 場合は、マウ スポイ ンター を名前
Channel Detailページ Channel Detail ペー ジには、 各チャンネ ルの詳細な内容が表示されま す。 ネットワークツ リー で ACU16-C が選択されているときに Channel Detail タブをクリックするか、ネットワークツ リーで任意のパワーアンプチャンネルのアイコンをクリックしてページを開きます。 PROTECT インジケーター Channel select: 表示させた いパワーアンプ のチャンネルを 選択します。 「Amp」 ポップア ッ プメ ニューで パワー アンプを 選択し、 「CH」 ポ ップアッ プメニュ ーでチャ ンネル を選択し ま す。選択 し た アン プ と チャ ン ネ ルの 名 前 がポ ッ プ アッ プ メ ニ ュー の 横 に表 示 さ れま す。 「Model information」欄には選択したパワーアンプの情報が表示されます。 POWER ボタン : パワーアンプの電源をオンまたはスタンバイ状態にします。 PROTECT インジケーター : パワ ーアンプのプロテクション状況 を表示します。 通常 は何 も表示が あり
Mode インジケーター : 各 チ ャ ン ネ ル ペ ア ご と の パ ワ ー ア ン プ モ ー ド(S T ER E O 、 PARALLEL、BRIDGE)を表示します。 ATT フェーダー : チャンネルの入力信号を減衰させます。 フェーダー下の数値が dB 単位で の 現在の減衰設定で す。 メーター 下の上下の矢印ボタ ン ( 、 ) を クリックするか、キー ボードから直接値を入力してもレベルが設定できます。 Phase ボタン : チ ャンネル の入力 信号の位 相を 「Normal (ノ ーマル)」 また は 「R eversed (リ バース)」 に設定します。 Mute ボタン : チャンネルをミュートします。 Output メーター : 12 セグメントのメーターで、ワットまたはボルト単位 でチャンネル出力 レベルを表示 します (8 ページの設定参照) 「Present」の値が現在の出力レベルです。黄色い三 。 角マークはThresholdページ (24ページ参照) で指定した警告スレッショルドの値を示します。 Input メーター : 12セグメントのメーターで、チ
Thresholdページ このペー ジでは、 NetworkAmp Manager が警 告を出す基準となる、パワーアン プのワット数、 温度、または 最小/最 大負荷 インピー ダンスの スレッ ショルド 値を設定 します。警告は Log ウィンドウに表示され、ログファイルに記録されます。 Amp: パワーアンプをID番号と名前で表示します。 CH: パワーアンプのチャンネルを表示します。 Wattage: NetworkAmp Managerが警告を出す基準となるワット数を1.
6 その他の機能 イベントのログ記録 NetworkAmp Manager は ACU Thresholdページ (24 ページ参照)で設定したスレッショルド値 をアンプの動作状態とチェックし、値を超えた場合に警告を出します。 警告は Log ウィンドウ (29ページ参照)に表示され、 ログファイルにも記録されます。ログファイルはテキストエディ タ、ワードプロセッサー、 スプレッドシートで開くことのできる CSV形式のテキストファイル です。 NOTE:NetworkAmp Managerを起動中は、他のアプリケーションでログファイルを開かな いでください。ログの書き込みができなくなる場合があります。 Log Setupダイアログボックス 「Log Setup」 ダイアログ ボックスでログの設定を行います。 Log ウィンドウはこの設定には影 響 されません ので注意く ださい。 「Option」メニュー から 「Log Setup」 を選択し、このダ イアロ グボックスを開きます。 Enable logging: ログファイルの有効 /無効を設定するチェックボックスです。チェックする と、ログ
イベ ントには 警告イベン ト、 オン ライン/ オフライ ンステータ スイベン ト、 電源 スイッチ イ ベント、エラーイベント、 ネットワークモードイベントの5種類があります。 1 警告イベント 指定したスレッショルドを超えた時に発生する警告イベントです。 (24ページ参照) Date Time Type ACU Amp Ch PTWSO (protect, over temp, over wattage, speaker terminal short, speaker terminal open) CurrVpre (current pre-fader voltage) CurrVsp (current speaker terminal voltage) CurrWsp (current speaker terminal wattage) CurrImp (current impedance) CurrClip (current clipping) CurrTemp (current temperature) LastVpre (last pre-fader voltage) LastVsp
Messageは以下のいずれかになります。 New amplifier detected [ACU#xx AMP#yy] Amplifier gone offline [ACU#xx AMP#yy] New ACU16-C detected [ACU#xx] ACU16-C gone offline [ACU#xx] New NHB32-C detected [NHB#xx] NHB32-C gone offline [NHB#xx] 3 電源スイッチイベント アンプの電源をオンまたはスタンバイに設定すると発生するイベントです。 Date, Time, LineKind, Device 例: 01/Aug/2002, 21:30:25, PowerOn, [ACU#00 AMP#00] この例では、ACU No.00に接続されているアンプNo.
AES/EBU Input Sync Error [NHB#xx AES/EBUx CH5/6] AES/EBU Input Sync Error [NHB#xx AES/EBUx CH7/8] Word Clock Unlocked [NHB#xx] Word Clock Unlocked [ACU#xx] Unexpected data change detected [NHB#xx...] Unexpected data change detected [ACU#xx...
Logウィンドウ Log ウィンドウは自動的に開きます。このウィンドウは 「Window」メニューから「Log Window」 を選択して開くこともできます。 イ ベントの 発生ごと に、 ウィ ンドウに詳 細が表示 され、 そ の内容が 自動的に スクロール しま す。 NetworkAmp Manager−取扱説明書
NetworkAmp Managerのロック 他人が勝手に操作しないよう、NetworkAmp Managerをロックすることができます。 NetworkAmp Managerのロック手順 1 「Option」 メニューから 「Operation Lock」 を選択します。 以下の「Operation Lock」ダイアログボックスが表示されます。 2 「Password」 と「Confirm」 の欄にパスワードを入力します。 3 「Lock」 をクリックします。 NetworkAmp Managerがロックされ、 以下の 「Operation Unlock」ダイアログボックスが表示さ れます。 4 NetworkAmp Manager のロックを解除するには、 「Password」欄にパスワードを入力し、 「Unlock」 をクリックします。 正しいパ スワードを入力して「Unlock」をクリックする と、 NetworkAmp Manager のロック が 解除され、 「Operation Unlock」ダイアログボックスが閉じます。 指定したパスワードはNetworkAmp Mana
COM & MIDIモード CobraNet のシリアルブリッジ機能を使用して、シリアルデータをネットワークに転送 できま す。通常、 ACU16-C と NHB32-C はシリアルブリッジを使ってアンプコントロールデータを転 送し ますが、MIDI デ ータ(プログラ ムチェン ジ、 コン トロー ルチェン ジ) や、AD8 2 4 データ (ヘッドアンプのコントロール) をネットワーク上の 2台の NHB32-C 間で転送することもでき ます。 シリアルブ リッジはアンプコント ロール、 MIDI、 AD824 データを 同時に転送することはで き ません。MIDI モードをオンにした場合、 アンプ コントロールデータは送信されず、 指定した 2 台のNHB32-CのMIDI端子間での通信のみが行われます。 MIDIモードとCOMモードの接続例は、 ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書をご参照ください。 1 MIDIモードまたはCOMモードの設定は、 「Option」 メニューから「COM/MIDI Mode」を選択 します。 以下の「COM/MIDI Mode」 ダイアログボックスが
Group View (グループビュー) Group View のページではネ ットワーク上の任意 のアンプの任意のチ ャンネルをグループ 化 してコントロール/モニターできます。全部で8つのグループページがあり、 各ページに16チャ ンネルまで表示されます。 「View」 メニューから 「Group View」 を選択し、 「Group View」ページを開きます。 各グ ループは 画面上部に あるタブ をクリッ クして選 択します。ただし、複数のコ ンピュー タ で NetworkAmp Manager を起動して、 Group View の別のページを同時に表示させることはで きません。たとえば、 1台目のPCでGroup 1のページを選択すると、 2台目のPCでGroup Viewの ペー ジ ( また は AC U Amp ページ や Ch an nel Detai l ページ ) が開いて いれば、2 台目の NetworkAmp Managerの表示は「Network」 ページに切り替わり、1台目のGroup 1のページと同 じチャンネルが表示されます。 グループのエディットについては
グループのエディット 最大16チャンネルを各Group Viewページに加えることができます。 1 「View」メニューから「Group View」を選択します。 Group Viewページが表示されます。 2 そのページで右クリックして表示されるポップアップメニューから、 「Edit Group View」を 選択します。 以下のGroup View Setupダイアログボックスが表示されます。 リストでグループを選択します。 3 「Groups」 「Move up」 /「Move down」 ボタンでグループの順序が変更できます。 4 「Group name」欄でグループ名を変更します。 この名前がGroup Viewページのタブに表示されます。 5 パワーアンプ接続先のACU16-CをACUリストから選択します。 選択したACU16-Cに接続されているパワーアンプがAMPリストに表示されます。 リストで任意のパワーアンプを選択します。 6 「AMP」 選択したパワーアンプのチャンネルがCHリストに表示されます。 NetworkAmp Manager−取扱説明書
7 「CH」 リストで任意のチャンネルを選択し、 [>](追加) ボタンをクリックします。 そのチャンネルがグループに追加されます。 全チャンネルの追加は、[>>] (全部追加) ボタンをクリックします。 8 グループから任意のチャンネルを削除するには、そのチャンネルを選択し [<](削除)ボタンを クリックします。 全チャンネルを一括して削除するには、[<<] (全部削除) ボタンをクリックします。 グループ内のチャンネルは「Move up」 / 「Move down」ボタンで順序の入替えができます。 9 エディットを終了したら「OK」 ボタンをクリックして変更内容を適用し、 「Group View Setup」ダ イアログボックスを閉じます。 「Apply」 ボタンをクリックすると、変更内容が Group Viewに適用されますが、ダイアログボッ クスは開いたままになります。変更を適用せずにダイアログボックスを閉じるには、 「Cancel」 をクリックします。 NetworkAmp Manager−取扱説明書
Control Link(コントロールリンク) Control Linkページでは、 電源のスタンバイ/オンを同時にコントロールするパワーアンプを グループ化できます。全部で16のコントロールリンクグループが作れます。 「View」 メニューから「Control Link」 を選択し、Control Linkページを開きます。 パ ワ ーア ンプ が グル ープ に 入っ てい な い場 合や そ のグ ルー プが 無 効に なっ て いる 場合、 「STANDBY」 ボ タン、 「ON」ボタンは 使用でき ません。グルー プを有効 にすると、 「STANDBY」 ボ タンをクリックして、そのグループ 内のすべてのパワーア ンプを同時にスタン バイモード に設定できます。 「ON」ボタンをクリックすると、 そのグループのアンプはオンになります。 グ ループ内 のパワーア ンプすべ てがスタン バイモー ドの時、 「STANDBY」 ボ タンは押し た状 態の 表示になります。 またグループ内の パワーアンプすべてがオンの時、 「ON」ボタンの表示 は 押した状態になります。グループ内 のパワーアンプの
Editing Groups 1 「View」 メニューから「Control Link」 を選択します。 Control Linkページが表示されます。 2 そのページで右クリックして表示されるポップアップメニューから、 「Edit Control Link」 を 選択します。 以下の「Control Link Setup」 ダイアログボックスが表示されます。 3 4 「Groups」 リストでグループを選択します。 グループを有効にするには、そのグループのチェックボックスをクリックします。 チェックボックスでグループを有効/無効にします。 「Move up」 / 「Move down」ボタンでグループの順序が変更できます。 5 「Group name」欄でグループ名を入力します。 この名前がControl Linkページに表示されます。 6 パワーアンプ接続先のACU16-CをACUリストから選択します。 選択したACU16-Cに接続されているパワーアンプが 「AMP」 リストに表示されます。 7 「AMP」 リストで任意のパワーアンプを選択し、 [>](追加)ボタンをクリックし
8 グループから任意のパワーアンプを削除するには、そのパワーアンプを選択し [<] (削除)ボタ ンをクリックします。 パワーアンプをすべて削除するには、[<<] (全部削除)ボタンをクリックします。 9 エディットを終了したら「OK」ボタンをクリックして変更内容を適用し、 「Control Link Setup」 ダ イアログボックスを閉じます。 「Apply」ボタンをクリックすると、 変更内容が 適用されますが、ダイアログボックスは開いた ままにな ります。 変更を適用せずにダイアログボックスを閉じるには、 「Cancel」をクリックし ます。 NetworkAmp Manager−取扱説明書
付録 トラブルシューティング 症状 対策 File メニューの Connect to Network コマンドが使用できない コンピュ ータのイン ターフェース が指定され ていないと、 こ のコ マンドは使用できません。Option メニューから General Setup を 選択し MIDI IN、MIDI OUT のインターフェースを指定してくださ い。 パスワードを忘れた NetworkAmp Manager がイン ストールされているフォル ダ内の パスワードフ ァイルを削除し、 Password フィー ルドと Confirm フィールドが空欄であることを確認して Unlock をクリックして ください。 F1 キーを押すと違う言語のヘル プが開いてしまう Help → Help Topics サブメニューから言語を選択してください。 この設定は記憶されるので、次回 Help メニューから Help を選択 するか F1 キーを押すと、 選択した言語で表示されます。 レイテンシー設定を変更したが、 実際の遅延時間が変わらない。 (エラーメッセージも表示されな い) レイテ
用語集 NetworkAmp Manager、 ACU16-C、 NHB32-Cに関連した用語集です。 CobraNetについての情報、 特 に設備音響設計者、施工者向けの 詳細な CobraNet に関する情 報が Peak Audio 社 のホーム ページ
Ethernet: 最も一般的に使用されているネットワークプロトコル。最初開発された10Base-Tの データ 転送レート は 10 Mbps、次の 100Base-T(別名 F ast Ethernet)は 100 Mbps です。 最 新の Gigabit Ethernetでは、1,000 Mbps(1ギガビット)の転送レートに対応しています。 Fast Ethernet: 100Base-T の別名で、 データ転送レート 100 Mbps に対応する Ethernet 規格。 CobraNetはFast Ethernetネットワークで機能します。 Gigabit Ethernet: 1000Base-Tの別名で、 データ転送レート1,000 Mbpsに対応するEthernet規 格。CobraNet は Gigabit Ethernet に対応しています。 Gigabit スイッチドネットワークでは最高 1,028系統のCobraNetオーディオチャンネルが処理できます。 LAN ( ローカルエリアネットワーク ): 同じ 建物 また は複 数の 建物 のグ ルー プ内 にあ る ネットワーク
ストレート Ethernet ケーブル : ピン 1はピン1に、ピン2はピン2というように、該当ピン同 士を接続する Ethernet ケーブル。Ethernet 機器をネットワークに接続するために使用します。 両 端子を見 れば、 ス トレート ケーブルか クロスオ ーバーケ ーブルか がすぐにわ かります。配 線 が同一であればスト レートケーブル、異なっていればク ロスオーバーケーブ ルです。 「クロ スオーバーEthernetケーブル」 参照。 ネットワークトポロジー : ネ ットワ ークの 構造。 一 般的な ネット ワーク トポロ ジーには、 ス ター、 リ ング、 ツ リー、 バ スの各 タイプが あります。ネット ワークは 様々なト ポロジー で構 築されますが、ハブを使用しているEthernetネットワークは、 通常スタートポロジーに接続し ます。 ハブ :「リピーターハブ」「 、スイッチングハブ」参照 パフォーマー : CobraNet ネ ットワーク 上でワード クロックス レーブの機器。パフォ ーマー 機器はコンダクターに同期します。 「コンダクター」参照。 バンドル : C
リピーターハブ : 入ってくる 全データを出力ポートすべて に送信する基本的なネット ワー クハブ。 レイテンシー : CobraNet ネット ワークでは、オーデ ィオデータが ネットワー クを経由す る たびに一定のレイテンシー(伝播遅延)が加わります。 この遅延量は5.33ms/2.67ms/1.33msのい ずれかを選択でき ますが、 レイテンシーを小 さくすると Ethernet パケットの到達時間の 制限 が厳しく なるため、 使用 できるスイッチの最大 数が減ります。またレイテンシ−を 1.
ヤマハマニュアルライブラリー http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/ M.D.G.