準備 本編 N1X 資料 取扱説明書 ご使用の前に必ず4〜7ページの「安全上のご注意」をお読み ください。 製品の組み立てやお引越しの際は、AvantGrandの正規取扱店 にご依頼ください。(組み立て説明については巻末をご覧くだ さい。) JA
このたびは、ヤマハAvantGrand(アバングランド)をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 この楽器は、グランドピアノに限りなく近いタッチと音で演奏いただけるハイブリッドピアノです。 この楽器に搭載された機能を十分に活かし、演奏をお楽しみいただくため、本書をよくお読みになって からご使用ください。また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに大切に保管してい ただきますようお願いします。 取扱説明書について この楽器には、以下の説明書が用意されています。 ■ 冊子マニュアル 取扱説明書(本書) この楽器の機能や使い方を説明しています。 クイックオペレーションガイド(51ページ) はボタンや鍵盤に割り当てられた機能の一 覧表です。 付属品(お確かめください) □ 取扱説明書(本書) x1 □ 製品登録のご案内 x1 □ 保証書 x1 □ キーカバー x1 □ 電源コード x1 □ イス(高さ調節可) x1 ハンドルを時計回りに回すと高くなります(ご購 入時には、ハンドルは固めに締められています)。 □ フェルトセット ■ 電子マニュアル(PDF形式) ス
目次 USBフラッシュメモリーを使う.........................................31 USB機器を接続する....................................................... 31 準備 簡単な準備だけでピアノ演奏を楽しめます。さっそく 音を出してみましょう。 各部の名前 ............................................................................ 10 鍵盤蓋を開ける/閉める ..................................................11 譜面立てを使う ................................................................11 電源を入れる/切る ..........................................................12 USBフラッシュメモリーをフォーマット(初期化)する...
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、 「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 注意 う可 能 性が想 定される」 内容です。 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生
水に注意 電源コード/プラグは、必ず付属のものを使用 する。また、付属の電源コードをほかの製品に 使用しない。 必ず実行 本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったもの を置かない。また、浴室や雨天時の屋外など 湿気の多いところで使用しない。 故障、発熱、火災などの原因になります。 禁止 電源プラグにほこりが付着している場合は、 ほこりをきれいに拭き取る。 感電やショートのおそれがあります。 必ず実行 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理 ご相談センターに点検をご依頼ください。 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 分解禁止 感電のおそれがあります。 この製品の内部を開けたり、内部の部品を 分解したり改造したりしない。 禁止 感電や火災、けが、または故障の原因になります。 火に注意 禁止 本体の上にろうそくなど火気のあるものを 置かない。 禁止 ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になりま す。 異常に気づいたら 設置
接続 長期間使用しないときや落雷のおそれがある ときは、必ずコンセントから電源プラグを抜 く。 必ず実行 すべての機器の電源を切った上で、ほかの機 器と接続する。また、電源を入れたり切ったり する前に、機器のボリュームを最小にする。 感電や火災、故障の原因になることがあります。 必ず実行 組み立て 演奏を始める前に機器のボリュームを最小に し、演奏しながら徐々にボリュームを上げて、 適切な音量にする。 本書の組み立て方の説明をよく読み、手順 どおりに組み立てる。 必ず実行 手順どおりに正しく組み立てないと、楽器が破損し たりお客様がけがをしたりする原因になります。 必ず実行 鍵盤蓋や本体のすき間に手や指を入れない。 また、鍵盤蓋で指などをはさまないように注 意する。 不安定な場所に置かない。 本体が転倒して故障したり、お客様やほかの方々が けがをしたりする原因になります。 禁止 禁止 この製品は重量物です。無理に移動すると、腰を痛め たり床を傷つけたりするおそれがあります。 禁止 本体を移動するときは、必ず電源コードなど の接続ケーブルをすべて外した上で行なう。 禁止 感電
地震のときは、本体から離れる。 イスにすわったままでイスの高さを調節しな い。 地震による強い揺れで本体が動いたり転倒したりし て、けがをするおそれがあります。 必ず実行 禁止 イス イスのネジを定期的に締め直す。 不安定な場所に置かない。 イスが転倒して、お客様やほかの方々がけがをする 原因になります。 必ず実行 禁止 イスを長期間使用すると、イスのネジがゆるみ、お客 様がけがをする原因になります。ネジがゆるんだ場 合は、工具で締め直してください。 小さなお子様の後方への転倒に注意する。 イスで遊んだり、イスを踏み台にしたりしな い。 禁止 高低調節機構に無理な力が加わり、高低調節機構が こわれたりお客様がけがをしたりする原因になりま す。 イスが転倒したりこわれたりして、お客様がけがを する原因になります。 背もたれがないため、後方へ転倒してけがをするお それがあります。 必ず実行 イスには二人以上ですわらない。 イスが転倒したりこわれたりして、お客様がけがを する原因になります。 禁止 ●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
■ データの保存に関する注意 • この楽器の一部のデータ(34ページ)は自動的に保存され、電源を切っても消えません。ただし保存されたデータは故障や誤操作などの ために失われることがあります。 • 本体に録音したソングデータ(28ページ)は自動的に保存され、電源を切っても消えません。ただし保存されたデータは故障や誤操作な どのために失われることがあります。大切なデータは、USB フラッシュメモリー / コンピューターなどの外部機器に保存してください (33、38ページ)。USBフラッシュメモリーを使う前には、必ず31ページをお読みください。 • 保存したUSBフラッシュメモリーの万一の事故に備えて、大切なデータは予備のUSBフラッシュメモリー /コンピューターなどの外部 機器にバックアップとして保存されることをおすすめします。 この製品は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2 に適合しています。 お知らせ ■ データの著作権に関するお願い • ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならな い場合を除いて、権利者に無断で複
ハイブリッドピアノ N1X 100年以上の時を経て得たピアノづくりの経験と、 最新の技術が融合して生まれたアバングランドN1X。 ピアニストが必要とする様々な要素を、 限りなくアコースティックピアノに近づけました。 専用グランドピアノアクションと木製鍵盤による本物のタッチ感 グランドピアノの豊かな表現力は、繊細なタッチ感とレスポンスにより支えられています。アバングラン ドN1Xは、長年のピアノづくりで培ったノウハウを活かし、グランドピアノのアクション機構そのまま の、専用グランドピアノアクションを搭載しています。鍵盤には、グランドピアノと同じ木製鍵盤を採用 しており、アコースティックグランドピアノに限りなく近い自然なタッチ感をお楽しみいただけます。ま た、鍵盤の動きを察知するセンサーは、タッチに影響を与えない非接触型を採用。キーセンサーとハン マーセンサーのふたつのセンサーが、アクションの動きを正確にとらえることで、演奏上の微妙なニュア ンスまで表現します。 魅力的なグランドピアノ音で本格的なピアノ演奏を きらびやかな高音から重厚な低音まで、幅広い芳醇な音色を特長とする、ヤマハ最高峰のコンサートグランド
各部の名前 準備 準備 概観 譜面立て(11ページ) <本体底面> 端子パネル (35ページ) 譜面止め(11ページ) 操作パネル (下記参照) 鍵盤蓋 (11ページ) ヘッドフォンハン ガー (15ページ) <本体底面> マスターボリューム イン [MASTER VOLUME] つまみ(14ページ) [AC IN]端子 (12ページ) [ ](スタンバイ/ オン)スイッチ (12ページ) トゥーデバイス [USB TO DEVICE] 端子(31ページ) フォーンズ [PHONES]端子 (15ページ) ペダル(16ページ) 操作パネル q 画面 ....................................................................................下記参照 ピアノ ボイス w [PIANO/VOICE]ボタン .......15、16、17、20、21ページ q リバーブ e [REVERB]ボタン...................................................
音を出してみましょう 準備 鍵盤蓋を開ける/閉める 鍵盤蓋を開けるときは、本体正面のくぼみに手を掛け、鍵盤蓋を持ち上げます。閉めるときは、鍵盤蓋に手を 掛け、静かに下ろします。 注意 手や指をはさまないように注意 鍵盤蓋には「ソフトランディング」機構が付いており、鍵盤蓋がゆっくり閉まるようになっています。 注意 • 鍵盤蓋を開閉するときは、両手で静かに行ない、途中で手を離さないでください。また、ご自分や周りの方、特にお子様などが、鍵 盤蓋の端と本体の間に手や指をはさまないようご注意ください。 • 鍵盤蓋を閉めるときは無理な力を加えないでください。閉めるときに鍵盤蓋に無理な力を加えると「ソフトランディング」機構が破 損し、手指をはさんでけがをするおそれがあります。 • 鍵盤蓋を開けるとき、鍵盤蓋の上に金属や紙片などを置かないでください。本体の内部に落ちて取り出せなくなり、感電、ショー ト、発火や故障などの原因になります。 譜面立てを使う 立てるとき 1 2 3 譜面立てを手前に起こします。 譜面立て裏にある左右2つの金具を下ろします。 金具が固定される位置まで、譜面立てを戻します。 譜面止めを使うと
音を出してみましょう 電源を入れる/切る 準備 1 図の順序で電源コードを接続します。 イン [AC IN]端子の位置は、「各部の名前」(10ページ)をご確認ください。 イン [AC IN]端子 (10ページ) q 電源コンセント (AC100V) w NOTE 電源コードを外すときは、電源を切ってから、逆の手順(w → q)で行なってください。 警告 • 電源は必ずAC100Vを使用してください。 • 電源コードは必ず付属のものをご使用ください。また、付属の電源コードをほかの製品に使用しないでください。故障、発熱、 火災などの原因になります。 注意 本体はコンセントの近くに設置し、異常を感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてくだ さい。 2 マスターボリューム [MASTER VOLUME]つまみを左に回し、音量を最小にします。 2 MASTER VOLUME MIN MAX 電源ランプ ](スタンバイ/オン) 3 [スイッチ 3 鍵盤の右側にある[ ](スタンバイ/オン)スイッチを押して電源を入れます。 [MASTER VOLUME
音を出してみましょう 5 もう一度[ ](スタンバイ/オン)スイッチを押して(1秒)電源を切ります。 電源ランプがゆっくり消灯します。 オートパワーオフ機能 この楽器は、電源の切り忘れによる無駄な電力消費を防ぐため、オートパワーオフ機能を搭載しています。これは、本体が 30分操作されないと自動的に電源が切れる機能です。 初期設定:On(有効) オートパワーオフ機能の簡単解除 左端の鍵盤を押したまま電源を入れると、オートパワーオフ機能が解除された状態で電源がオンになります。 左端の鍵盤(A-1) 画面には「PoF」が表示されます。 オートパワーオフ機能のオン/オフを切り替える ファンクション 電源が入った状態で、[FUNCTION]ボタンを押したままA5の鍵盤を押します。A5鍵盤を押すたびにオン(有効)/オフ(無効) が切り替わります。画面には「On」/「OFF」が表示されます。 A5 右端の鍵盤(C7) NOTE ここでの設定は、電源を切っても記憶されています。 楽器のバージョンを確認する お使いの楽器のバージョンを確認できます。 ファンクション [FUNCTION]ボタンを押した
音を出してみましょう 音量(マスターボリューム)を調節する マスターボリューム 鍵盤を弾いて音を出しながら、[MASTER VOLUME]つまみを左右に回して、全体音量を調節します。 準備 MASTER VOLUME 小さくなる 大きくなる MIN MAX USB TO 注意 大きな音量で長時間使用しないでください。聴覚障害の原因になります。 インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC) IACとは、楽器の全体音量の大小に応じて、自動的に音質を補正する機能です。音量が小さい場合でも、低音や高音がしっか りと聞こえるようになります。IACは、この楽器のスピーカーからの出力音のみに有効です。 ●IACのオン/オフ設定 ファンクション [FUNCTION]ボタンを押したまま、C0鍵盤を押すごとにオン/オフが切り替わります。画面には「On」/「OFF」が表示さ れます。 初期設定:On(オン) ●IACのかかり具合の調整 [FUNCTION]ボタンを押したまま、A0〜D#1鍵盤のどれかを押して補正のかかり具合を調整します。 D#1 (3) 左端の鍵盤(A-1) C0 A0
音を出してみましょう ヘッドフォンを使う ヘッドフォンを使う場合は、楽器本体底面の左側にある 準備 フォーンズ [PHONES]端子に接続します。ヘッドフォンを接続すると自動 的にスピーカーから音が出なくなります。[PHONES]端子は2 つありますので、ヘッドフォンを2本接続して2人で演奏を楽し むこともできます。 ヘッドフォンハンガーにはヘッドフォンを掛けることができま す。 ヘッドフォン ハンガー MASTER VOLUME MIN 注意 MAX USB TO DEVICE PHONES 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚障害の原因 になります。 注記 ヘッドフォンハンガーにヘッドフォン以外のものを掛けないでください。本 体またはヘッドフォンハンガーが破損する場合があります。 ステレオ標準フォーンプラグ ヘッドフォンでも自然な音の広がりを −バイノーラルサンプリングとステレオフォニックオプティマイザー この楽器では、ヘッドフォン使用時に臨場感のある音をお楽しみいただくため、音色により以下の2つの方式を採用しています。 ●バイノーラルサンプリング(音色「
音を出してみましょう ペダルを使う 準備 ペダルには、右のペダル(ダンパーペダル)とまん中のペダル (ソステヌートペダル)、左のペダル(ソフトペダル)がありま す。これらはピアノ演奏で使われます。 右のペダル(ダンパーペダル) このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても弾いた音を長く響かせることができま す。ペダルを踏むのをやめると、すぐに持続している音は止まります。この楽器のダンパー ペダルはハーフペダルに対応しています。 ここでダンパーペダルを踏むと、このとき押さえていた鍵盤と そのあと弾いた音すべてが長く響く ●ハーフペダル機能 ペダルの踏み加減で音の伸び具合が調節できる機能です。ペダルを踏みこむほど音が長く伸 びます。ペダルを踏んで音が響きすぎたとき、踏み込んだ状態からペダルを少し戻して音の 響きを抑える(音の濁りを減らす)ことができます。 ●ハーフペダルポイントの設定 どの程度踏み込んだらハーフペダル効果がかかるか(ハーフペダルポイント)を、設定します。 ピアノ ボイス [PIANO/VOICE]ボタンを押したまま、A#4〜E5の鍵盤のどれかを押します。 ハーフペダルの効果は、数
本編 楽器を使いこなす 音色を選ぶ ●CFX グランドの音色を選ぶ ピアノ ボイス [PIANO/VOICE]ボタンを押して離すと、画面に「1」が表示され、「CFX グランド」が選ば れます。 NOTE 音色の特徴をつかむには、音色ごと のデモ曲を聞いてみてください(18 ページ)。 ●他の音色を選ぶ 本編 [PIANO/VOICE]ボタンを押したまま、[+]または[−]ボタンを押します。下記「音色リスト」 の番号順に、音色が切り替わります。 音色リスト 画面 音色名 音色紹介 VRM* CFX グランド 4chサンプリング録音されたヤマハ最上位コンサートグランドピ アノCFXの音色です。弱く弾いた音から強く弾いた音までの音色 変化のダイナミックレンジが広く、表情豊かな演奏ができます。あ らゆるジャンル、あらゆる演奏に最適な音色です。ヘッドフォンを 接続すると、自動的に「バイノーラル CFX グランド」の音色に変 わります。 ○ バイノーラル CFX グランド ヤマハ最上位コンサートグランドピアノCFXをヘッドフォン再生 に適するようにサンプリング録音した音です。あたかも目の前
楽器を使いこなす 音色デモ曲を聞く この楽器には、すべての音色にふさわしいデモ曲が1曲ずつ入っています。聞いてみましょう。 1 デモ曲を聞きたい音色を選びます。(17ページ) 2 [DEMO/SONG]ボタンを押します。 デモ NOTE デモ曲はMIDI送信されません。 ソング NOTE 再生に合わせて、自分で鍵盤を弾く こともできます。 手順1で選んだ音色のデモ曲がスタートします。 再生中のデモ曲の切替 本編 [+]または[−]ボタンを押します。 テンポの調整 メトロノーム デモ曲再生中に、[METRONOME]ボタンを押したまま、[+]または[−]ボタンを押し ます。 一時停止 デモ曲再生中に、[>/o](プレイ/ポーズ)ボタンを押します。一時停止した位置から再生 を再開するには、もう一度[>/o]ボタンを押します。 3 もう一度[DEMO/SONG]ボタンを押して再生をストップします。 デモ曲リスト 画面 d.01 音色名 CFX グランド バイノーラル CFX グランド 曲名 ベルガマスク組曲 前奏曲 作曲者 C. A. ドビュッ シー d.
楽器を使いこなす メトロノームを使う この楽器は、メトロノーム(ピアノの練習でよく使われる正確なテンポを刻む道具)機能を備えています。 1 メトロノーム [METRONOME]ボタンを押してメトロノームを鳴らします。 メトロノームが鳴っている間、画面に表示されている右端の点と[METRONOME]のラ ンプがテンポに合わせて点滅します。 2 メトロノームが鳴って いる間、テンポに合わ せて点滅します。 本編 120.
楽器を使いこなす テンポを調節する メトロノームのテンポを調節できます。また、MIDIソング(25ページ)再生中はそのテンポを、オーディオソ ング(25ページ)の再生中は、その再生速度を調節できます。 ●1ずつ上げる/下げる メトロノーム [METRONOME]ボタンを押したまま、[+]または[−]ボタンを押します。または、 [METRONOME]ボタンを押したまま、C#5(上げる)またはB4鍵盤(下げる)を押します。 メトロノームのみが鳴っているときは、[+]または[−]ボタンを押します。 本編 ●10ずつ上げる/下げる NOTE オーディオソング(25ページ)の再 生中は、メトロノームのテンポの調 節はできません。 メトロノーム 設定範囲:5〜500(1分間の拍数) 初期設定:120 [METRONOME]ボタンを押したまま、D5(上げる)またはA#4鍵盤(下げる)を押します。 ●初期設定に戻す [METRONOME]ボタンを押したまま、C5鍵盤、または[+]と[−]ボタンを同時に押します。 メトロノームのみが鳴っているときは、[+]と[−]ボタンを同時に押します。 A#4 (-10) M
楽器を使いこなす VRM機能を使った共鳴音を楽しむ アコースティックピアノでは、ダンパーペダルを踏んで演奏すると、弾いた鍵盤の音が伸びるだけでなく、そ の鍵盤の弦の振動が他の弦や響板へ伝わっていき、それぞれが影響しあって豊かで華やかな共鳴音が拡がりま す。この楽器に搭載されたVRMは、そのような弦と響板の複雑な相互作用を、仮想的な楽器(物理モデル)の 上で忠実に再現することで、よりアコースティックピアノに近い響きを作り出します。鍵盤やペダルの状態に 合わせて、瞬間瞬間の共鳴音を作り出しているので、鍵盤を押さえるタイミングや、ペダルを踏むタイミング と深さを変えることで、多彩な響きが得られます。 VRM=Virtual Resonance Modeling(バーチャル・レゾナンス・モデリング) VRM機能のオン/オフの切り替え ピアノ ボイス [PIANO/VOICE]ボタンを押したまま、C0鍵盤を押します。C0鍵盤を押すたびに、オン/ オフが切り替わります。 オン/オフ 左端の鍵盤(A-1) C0 G0 1 3 6 8 0 2 4 5 7 9 10 ダンパーレゾナンス深さ F1 G1
楽器を使いこなす 音に残響を付ける(リバーブ) ホールの響きを再現した残響効果をかけることができます。また、そのかかり具合を変えることもできます。 リバーブのオン/オフの切り替え リバーブ [REVERB]ボタンを押して、リバーブのオン/オフを切り替えます。 リバーブがオンのとき点灯 本編 リバーブのかかり具合の調整 [REVERB]ボタンを押したまま、[+]または[−]ボタンを押して、リバーブのかかり具合を 設定します。この間、画面にはリバーブのかかり具合が表示されます。 設定範囲:1〜20 初期設定:5 NOTE リバーブのかかり具合は、電源を切 ると初期設定に戻ります。 [REVERB]ボタンを押したまま、[+]と[−]ボタンを同時に押すと、初期設定に戻ります。 NOTE [REVERB]ボタンを押している間 は、リバーブの設定値が表示されま す。 音の明るさ(ブリリアンス)を調節する 音の明るさ(ブリリアンス)を調節します。 ファンクション [FUNCTION]ボタンを押したまま、A#1〜D2の鍵盤のどれかを押して音の明るさを設定し ます。この間、画面には設定値が表示されます。
楽器を使いこなす キー (調)を変える(トランスポーズ) 弾く鍵盤を変えずに、ほかの楽器や歌う人の声の高さに半音単位でキー (調)を合わせることができます。この 機能をトランスポーズ(移調)といいます。 たとえばトランスポーズを「+5」に設定すると、「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が出ることにな り、 「ハ長調」の弾きかたで「ヘ長調」の演奏になります。 ●半音単位でキーを下げる ファンクション [FUNCTION]ボタンを押したまま、F#2(-6)〜B2(-1)鍵盤のどれかを押します。 [FUNCTION]ボタンを押したまま、C#3(+1)〜F#3(+6)鍵盤のどれかを押します。 NOTE トランスポーズ量は、電源を切ると 初期設定に戻ります。 ●元のキーに戻す [FUNCTION]ボタンを押したまま、C3鍵盤を押します。 F#2 左端の鍵盤(A-1) F#3 C3 -6 -4 -2 +1 +3 +6 -5 -3 -1 0 +2 +4+5 キーを下げる キーを上げる 標準キー 操作中は、画面には設定した値が表示されます。 音の高さを微調整する(チューニング) 楽器全体の音
楽器を使いこなす 音律(調律法)を設定する 音律(調律法)を選ぶ機能です。現在もっとも一般的なピアノの調律法「平均律」が完成するまでには、時代と 共にさまざまな音律が考えられ、またそれによる音楽が誕生しました。当時の調律法で演奏することでその曲 が誕生した時の響きを味わうことができます。 音律の選択 ファンクション [FUNCTION]ボタンを押したままC5〜F#5鍵盤のどれかを押します。この間、画面には音 律番号が表示されます。 初期設定:1(平均律) NOTE 音律は、電源を切ると初期設定に戻 ります。 本編 F#5 右端の鍵盤(C7) C5 画面 鍵盤 1 C5 平均律 音律 説明 2 C#5 純正律 長調 3 D5 純正律 短調 4 D#5 ピタゴラス音律 ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた、5度音 程だけの組み合わせからできた音律です。3度はうなりが生じ ますが5度と4度の音程が美しく、旋律の演奏に向いていま す。 5 E5 中全音律 ピタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音律 です。16世紀後半から18世紀後
曲(ソング)を再生する トゥーデバイス この楽器では、楽器に内蔵されているソングや、[USB TO DEVICE]端子に接続したUSBフラッシュメモリー ミ デ ィ に保存されているソングを再生できます。この楽器で再生できるソングには、MIDI ソングとオーディオソング の2種類があります。 ●再生できるソングのデータ形式 MIDIソング 鍵盤を押す/離すといった演奏の動きを記録したデータです。楽 譜と同じように、どの鍵盤をどのくらいの強さでどのタイミング で弾いた、といった演奏情報が記録され、音そのものは記録され ません。記録された演奏情報にもとづいて、(電子ピアノなどの) 音源部が鳴ることではじめて音になります。データ容量が小さく、 また、音色の変更などの編集がしやすいのが特長です。 オーディオソング オーディオソングは、演奏した音そのものを記録したデータです。 カセットテープやボイスレコーダーなどに録音するのと同じしく みで記録したものです。携帯音楽プレーヤーなどでも再生できる ので、ほかの人に自分の演奏を聞いてもらうことが手軽にできま す。 フォーマット SMF(Standard MIDI
曲(ソング)を再生する ソングを再生する USBフラッシュメモリーに入っているソングを再生したい場合は、「USB機器を接続する」(31ページ)を読み、USBフラッシュ トゥーデバイス メモリーを[USB TO DEVICE]端子に接続してから下記手順に従ってください。 1 デモ ソング NOTE 画面には、 d.XX→ P.XX→(A.XX) →(C.XX)→(S.XX)→(F.XX)→ U.XX→ d.XXの順に表示されます。 A.XX、 C.XX、 S.XX、 F.XXは、 USBフラッシュメモリーを接続し ているときのみ画面に表示されま す。また C.XX、 F.XXはデータがな い場合は表示されません。 [+]または[−]ボタンを押して、ソング番号(25ページ「ソングカテ ゴリーリスト」参照)、または「*.rd 」(ランダム)、「*.AL 」(オール)を 選びます。 NOTE デモ曲はランダム再生、オール再生 できません。 ●ソング番号 ................
曲(ソング)を再生する ソング再生中の操作 ミディ テンポの調節(MIDI ソング)、再生速度の調節(オーディオソング) MIDIソング再生中はそのテンポを、オーディオソング再生中はその再生速度を変えら れます。 メトロノーム [METRONOME]ボタンを押したまま[+]/[−]ボタン、またはC#5/B4鍵盤を押して 変更します。元に戻す場合は、[METRONOME]ボタンを押したまま[+]と[−]ボタン を同時に押します。詳しくは20ページをご覧ください。 MIDIソング 設定範囲:5〜500(1分間の拍数) 初期設定:ソングにより異なります。 オーディオソング 設定範囲:75%〜125% 初期設定:100% 音量の調節(オーディオソングのみ) 本体以外で録音したオーディオソングや市販のオーディオソングの音量は、鍵盤演奏の デモ ソング 設定範囲:1〜20 初期設定:16 本編 音量とバランスが合わない場合があります。その場合は、[DEMO/SONG]ボタンを押 したまま、C1〜G2鍵盤のどれかを押すことで、ソングの音量を調節しましょう。 小 左端の鍵盤(A-1) C1(1) 大
演奏を録音する 自分の演奏を、下記いずれかの方法で録音してみましょう。録音した演奏はユーザーソング(25ページ)とし て保存されるので、再生させて聞いてみましょう。 ミディ ●MIDI 録音 録音した演奏をSMF(フォーマット0)のMIDIソングとして、楽器本体の内部メモリーまたはUSBフラッシュメモリーに保存 します。この楽器には、10曲まで録音できます。 ●オーディオ録音 本編 演奏をオーディオソングとしてUSBフラッシュメモリーに保存します。一般的なCD音質のステレオWAV形式で保存される ので、コンピューターを使って携帯音楽プレーヤーなどに転送して再生できます。録音可能時間はUSBフラッシュメモリー の容量によって異なります。 1 トゥーデバイス 必要に応じて、USBフラッシュメモリーを[USB TO DEVICE]端子 へ接続します。 USBフラッシュメモリーが必要な場合 MIDIソングの録音先は、楽器本体の内部メモリーまたはUSBフラッシュメモリーで、 オーディオソングの録音先は、USBフラッシュメモリーのみです。必要に応じて、USB フラッシュメモリーを準備し、「USB機器を接続す
演奏を録音する 4 録音に使う音色(17ページ)や、拍子(19ページ)などを設定します。 5 [REC]ボタンを押して録音モードに入ります。 レック [REC]のランプが点灯します。また、[>/o](プレイ/ポーズ)のランプがテンポに合わ せて点滅します。 点灯 点滅 録音をキャンセルする場合は、もう一度[REC]ボタンを押します。 録音をスタートします。 鍵盤を弾く、または[>/o]ボタンを押して録音をスタートさせます。 空き容量が少ない場合 本体内部メモリーやUSBフラッシュ メモリーの空き容量が少ない場合 は、[REC]ボタンを押したあとに 「 EnP 」または「 FUL 」(42ページ)と 表示されます。「 EnP 」が表示された 場合、録音はスタートできますが、 演奏データを保存できなかったり、 録音途中で自動的にストップしたり することがあります。「 FUL 」と表示 された場合は、録音をスタートでき ません。いずれの場合も、あらかじ め不要なファイルを削除(30ページ) して、空き容量を確保することをお すすめします。 ミディ ●MIDI 録音の場合 録音中、画面には小節
演奏を録音する 録音したソングを削除する 楽器本体の内部メモリーやUSBフラッシュメモリーに録音したユーザーソング(25ページ)を削除できます。 1 2 トゥーデバイス 必要に応じて、USBフラッシュメモリーを[USB TO DEVICE]端子 へ接続します。 NOTE USBフラッシュメモリーを接続した ときに、何らかのメッセージが画面 に表示された場合は、42ページの 「メッセージ一覧」をご覧ください。 削除するソングを選びます。 NOTE 手順3を実行するとソング再生がで きなくなります。削除したいソング の確認再生は、手順3へ進む前に済 ませてください。 ソングの選択方法は、26ページをご覧ください。 本編 3 ファンクション レック [FUNCTION]ボタンを押したまま[REC]ボタンを押します。 「dEL」が表示されたあと、「n Y」(no/yes)が表示されます。 ソングの削除をキャンセルする場合は、[−]ボタンを押します。 4 [+]ボタンを押して削除を実行します。 画面に「-」が流れ、削除の実行中を示します。削除が終わると、 「End」が表示されま す。 注
USBフラッシュメモリーを使う USBフラッシュメモリーを楽器に接続すると以下のことができます。 • • • • USBフラッシュメモリーをフォーマット(初期化)する................................ 32ページ USBフラッシュメモリー内の曲を再生する ................................................... 25ページ USBフラッシュメモリーに録音する............................................................... 28ページ 楽器に録音したユーザーソングをUSBフラッシュメモリーにコピーする .......
USBフラッシュメモリーを使う USBフラッシュメモリーをフォーマット(初期化)する 注記 フォーマットを実行するとUSBフラッシュメモリーに保存されているデータがすべて消去されます。大切なデータはコンピューター など、ほかの記憶装置に保存しておいてください。 1 2 トゥーデバイス [USB TO DEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを接続します。 ファンクション [FUNCTION]ボタンと[>/o](プレイ/ポーズ)ボタンを押したまま レック [REC] ボタンを押します。 本編 「For」が表示されたあと、「n Y」(no/yes)が表示されます。 この操作をキャンセルする場合は、[−]ボタンを押します。 3 NOTE ソング録音(28ページ)やコピー (33ページ)、削除(30ページ)を実 行しようとすると、画面に「UnF」 (USBフラッシュメモリーが未 フォーマット)が表示されることが あります。その場合は、左記手順2 から、フォーマット操作を進めてく ださい。 [+]ボタンを押してフォーマットを実行します。 画面に「-」が流れ、フォーマットの実行中を示します。 フ
USBフラッシュメモリーを使う 楽器に録音したユーザーソングをUSBフラッシュメモリーにコピーする この楽器に保存されているユーザーソングをUSBフラッシュメモリーにコピーします。コピーしたソングは、 ユーザーファイルズ USBフラッシュメモリー内の「USER FILES」フォルダーにユーザーソングとして保存され、自動的に 「USERSONG**.MID」(**は数字)というファイル名が付けられます。 1 USBフラッシュメモリーを[USB TO DEVICE]端子に接続します。 2 コピーしたい楽器内のユーザーソングを選びます。 トゥーデバイス 3 ファンクション [FUNCTION]ボタンを押したまま[>/o](プレイ/ポーズ)ボタンを 押します。 画面に「SAu」が表示されたあと、コピー先となる空いているユーザーソング内で最も 小さいソング番号(例:「S.00」)が表示されます。 SAu S.
バックアップデータと楽器の初期化 バックアップデータ 下記のデータは、楽器本体の内部メモリーに自動的に保存されます。これをバックアップデータといいます。 バックアップデータと、内部メモリーに保存されたユーザーソングや外部ソングは、電源を切っても記憶され ています。 本編 • • • • • • • • • • • • • • • オートパワーオフ機能のオン/オフ ................................................................................ 13ページ インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC) オン/オフ ................. 14ページ インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)のかかり具合............... 14ページ バイノーラルサンプリング/ステレオフォニックオプティマイザー オン/オフ ....... 15ページ ハーフペダルポイント ............................................................
他の機器と接続する 注意 外部のオーディオ機器と接続するときは、すべての機器の電源を切った上で行なってください。また、電源を入れたり切ったりする 前に、必ず機器のボリュームを最小(0)にしてください。感電、聴覚障害または機器の損傷のおそれがあります。 端子について 端子パネルの位置については、10ページの「各部の名前」をご覧ください。 w e 本編 q r 本体手前側(鍵盤側) 本体背面側 t USB TO DEVICE (鍵盤下の正面左側) アウト q AUX OUT [R][L/L+R]端子 ............................................................ 36ページ イン w [AUX IN]端子 ....................................................................................... 下記参照 ミディ アウト イン e MIDI [OUT][IN] 端子......................................
他の機器と接続する 初期設定:On(オン) ●入力音のノイズをカットする(ノイズゲート) イン この楽器では、[AUX IN]端子に入力した音に対し、余分なノイズをカットしています。 しかし、本来ノイズではないピアノの減衰音のような小さな音をノイズとみなしてカットし てしまうことがあります。このような場合は、ノイズゲートをオフに設定してください。 ファンクション [FUNCTION]ボタンを押したままC#6鍵盤を押すたびに、ノイズゲートのオン/オフが切り 替わります。 C#6 本編 右端の鍵盤(C7) アウト 楽器の音を外部スピーカーから鳴らす―AUX OUT [R][L/L+R]端子 アンプ内蔵スピーカーなどを接続して、より大きな音を出すことができます。 楽器本体 アンプ内蔵スピーカー AUX OUT NOTE モノラル出力には、AUX OUT [L/ L+R]端子をご使用ください。 AUX IN フォーンプラグ (標準) NOTE オーディオ接続ケーブルおよび変換 プラグは抵抗のないものをお使いく ださい。 フォーンプラグ (標準) オーディオ接続ケーブル 音の信号 N
他の機器と接続する 外部MIDI機器との接続例 例1) 下記の接続で、この楽器の鍵盤を使って外部のMIDI音源を鳴らせます。 MIDI音源機器 MIDI OUT N1X MIDI IN 演奏データ 本編 この楽器からの送信チャンネルは「1」なので、外部MIDI音源機器の受信チャンネルは「1」に設定します。 例2) 下記の接続で、外部MIDIキーボードやシーケンサーで再生した曲を、この楽器の音色で鳴らせます。 外部MIDIキーボードやシーケンサー N1X MIDI IN ソングデータ MIDI OUT この楽器での受信チャンネルは、「1」と「2」のみです。したがって、受信するソングデータは、MIDI1〜2チャンネルに ピアノ演奏が割り当てられたソングデータをおすすめします。 ローカルコントロールオン/オフ 通常、この楽器で鍵盤を弾いたり、MIDIソングデータを再生したりすると、本体内部の音源から音が出ます。この状態を 「ローカルコントロールオン」と呼びます。この楽器での演奏データを外部のMIDI機器へ送信して、楽器からは音を出したく ない場合は、「ローカルコントロールをオフ」にし
他の機器と接続する トゥーホスト コンピューターと接続する―[USB TO HOST]端子 USBケーブルを使ってこの楽器の[USB TO HOST]端子とコンピューターを接続すると、コンピューターと ソングファイルをやりとりしたり、コンピューター用の音楽ソフトを楽しんだりできます。 詳しくはウェブサイト(2ページ)上の「コンピューターとつなぐ」をご覧ください。 また、コンピューターから楽器へのオーディオ入力音を、楽器での演奏音とともにコンピューターに出力する かどうかを設定できます。詳しくは、40ページ「オーディオループバックのオン/オフ」をご覧ください。 本編 注記 • USBケーブルは、ABタイプのものをご使用ください。また、3メートル未満のケーブルをご使 用ください。USB3.
他の機器と接続する USB無線LANアダプター (UD-WL01、別売)を使った接続 USB無線LANアダプター UD-WL01を使った接続方法は2通りあります。 ●インフラストラクチャーモードによる接続(WPSによる接続) 無線LANアダプターが、アクセスポイントを経由して、ネットワークに接続する方法です。 スマートデバイスを楽器と接続しながら、インターネットにも接続する場合に、この方法で 接続します。 トゥーデバイス UD-WL01を[USB TO DEVICE]端子に接続します。 UD-WL01のWPSボタンを長押し(3秒)します。 画面には「§PS]が表示されます。 3 手順2のあと、2分以内にお使いのアクセスポイントのWPSボタン を押します。 アクセスポイント 無線LANで電波のやりとりを行な うときの基地局となる機器です。 ルーターやモデムと一体になってい る場合もあります。 NOTE 前回インフラストラクチャーモード で接続した場合は、手順2、3を行 なわなくても、自動的に接続されま す。 楽器とアクセスポイントの接続が終わると、画面表示は消えます。 4 楽器を接続したネット
他の機器と接続する オーディオデータを送受信する(USBオーディオインターフェース 機能) トゥーホスト USBケーブルを使って、コンピューターやスマートデバイスを[USB TO HOST]端子に接続すると、オー ディオデータをデジタルで送受信できます。これをUSBオーディオインターフェース機能といい、たとえば 次のようなことができます。 ●オーディオデータを高音質で再生 イン [AUX IN]端子での接続と比べて、音質の劣化が少なくクリアな音質で楽しめます。 本編 ●録音ソフトや音楽制作ソフトを使って、楽器の演奏をオーディオデータとして録音 録音したデータは、コンピューターやスマートデバイスで再生できます。 注記 DAW (Digital Audio Workstation)などの音楽制作用アプリケーションと一緒に使用する場合、 設定によっては大きな音が発生することがあるため、オーディオループバック(下記)をオフにして ご使用ください。 NOTE • 接続方法については、ウェブサイ ト(2ページ)上の「コンピュー ターとつなぐ」、または「スマー トデバイス接続マニュアル」をご 覧ください。 •
他の機器と接続する Bluetooth 対応機器とペアリングする ペアリング Bluetooth を使って初めて接続する場合、 Bluetooth 対応機器とこの楽器をペアリングする必 録し、無線通信できるように設定す ることをペアリングといいます。 Bluetooth対応機器をこの楽器に登 要があります。一度ペアリングした機器は、再度ペアリングの必要はありません。 1 ファンクション [FUNCTION]ボタンを長押し(3秒)します。 楽器がペアリングモードになり、操作パネルの (Bluetooth)ランプが点滅し、画面に は「 bt 」と表示されます。ペアリングをキャンセルするには、[>/o](プレイ/ポーズ)ボ タンを押します。 点滅します。 2 Bluetooth 対応機器の Bluetooth 機能をオンにして、接続リストか らこの楽器のモデル名「N1X」を選択します。 詳しい操作方法は、 Bluetooth 対応機器の取扱説明書をご覧ください。 ペアリングが完了すると、 (Bluetooth)ランプが点灯し、画面の表示が消えます。 3 Bluetooth 対応機器でオーデ
資料 メッセージ一覧 メッセージ 内容 bt 楽器とスマートデバイスを Bluetooth 接続するため、ペアリングモード(待機状態)になっています。この メッセージが表示されているときは、楽器の操作ができません。ペアリングモード(待機状態)を解除したい 場合は、[>/o](プレイ/ポーズ)ボタンを押します。 CLr 楽器の初期化中です(34ページ)。 con 楽器をコンピューターと接続してミュージックソフトダウンローダーを使用しています。または、楽器を iPhone/iPadなどと接続してミュージックソフトマネージャーまたはスマートピアニスト(38ページ)を使 用しています。このメッセージが表示されているときは、楽器の操作ができません。 文字種の設定(27ページ)が、選択しようとしているソングのファイル名に合っていません。文字種を切り 替えてください。 この楽器では対応していないデータ形式です。または、データに問題があるため選択できません。 E01 USBフラッシュメモリーが見つかりません。または、USBフラッシュメモリーに異常が発生しました。 USBフラッシュメモリーを接続し直してから
困ったときは 現象 考えられる原因と解決法 本体の電源が入らない。 電源プラグが差し込まれていません(本体側とコンセント側)。電源プラグを本体と家庭用 (AC100V)コンセントに、確実に差し込んでください(12ページ)。 電源を入れたとき、または切った とき、「カチッ」と音がする。 電気が流れたためです。異常ではありません。 電源が勝手に切れる。 オートパワーオフ機能が働いたためです。オートパワーオフの設定を変更してください(13 ページ)。 楽器本体のスピーカーやヘッド フォンから雑音が出る。 本体の近くで携帯電話を使っています(または呼び出し音が鳴っています)。 携帯電話の電源を切るか、本体から離れたところで携帯電話を使ってください。本体の近くで 携帯電話を使ったり、呼び出し音が鳴ったりすると、雑音が出る場合があります。 iPhone/iPadなどのスマートデ バイスと楽器を一緒に使っている とき、本体スピーカーやヘッド フォンから雑音(ノイズ)が出る。 スマートデバイスのアプリと楽器を一緒に使っています。 通信によるノイズを避けるため、機内モードをオンにしてからWi-Fi/Blu
プリセットソングリスト 画面 曲名 作曲者 P.01 幻想的小品集 前奏曲 S. ラフマニノフ P.02 おとめの願い (6つのポーランドの歌より) F. リスト P.03 ピアノ ソナタ 第14番 「月光」第1楽章 op.27-2 L. v. ベートーヴェン P.04 ピアノ ソナタ 第5番 第1楽章 K.283 W. A. モーツァルト P.05 夜想曲 第1番 op.9-1 F. F. ショパン P.06 ソナタ K.380, L.23 D. スカルラッティ P.07 ワルツ 第10番 op.69-2 F. F. ショパン P.08 ゴルトベルク変奏曲 アリア BWV 988 J. S. バッハ P.09 幻想即興曲 F. F. ショパン P.10 月の光 C. A.
N1Xの組み立て方 組み立てや解体、お引越しの際は、AvantGrandの正規取扱店にご依頼ください。 1-3 もう一方の脚も同様に固定します。 注意 • 部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、 手順どおりに組み立ててください。 • 組み立てるときは、安全に組み立てができる人数で行なって ください。 • ネジは付属の指定サイズ以外のものは使用しないでください。 サイズの違うネジを使用すると、製品の破損や故障の原因に なることがあります。 • ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないようきつく締め直し てください。 • 分解するときは、組み立てと逆の手順で行なってください。 1-1 1-2 ネジのサイズに合ったプラス(+) のドライバーを用意して ください。 1-4 スピーカーボックスを起こします。 本体以外の部品を取り出し、部品がすべてそろっているか 確かめてください。本体は、手順3までは箱から取り出さ ないでください。 本体 脚(左) 脚(右) 2 スピーカーボックス 長いネジ×10 (6×30mm) 短いネジ×6 (6×20mm) スピーカーネットを外します。 床や楽
N1Xの組み立て方 3 5 本体をのせます。 3-1 図のように、本体をスピーカーボックスの背面と 脚の側面に位置をそろえてのせます。 スピーカーコードとペダルコードを接続しま す。 5-2 注意 本体をのせるときに指をはさまないようにご注意ください。 ここを持って ください。 5-3 5-1 5-4 5-1 5-4 5-1 スピーカーコードとペダルコードをほどきます。 5-2 スピーカーコードのプラグを、つめが背面から見 て手前にくる向きで、端子に差し込みます。 5-3 ペダルコードのプラグを向きに注意してペダル端 子に差し込みます。 3-2 本体を背面側にずらし、本体底面の金具を両脚の 金具の溝に合わせます。 ペダルコードを接続するときは プラグの金具部分が見えなくなるま でしっかり差し込んでください。 しっかり差し込まれていない場合、 ペダルが機能しない原因になりま す。 資料 5-4 スピーカーコードとペダルコードをビニールひも で束ねます。 6 スピーカーネットを取り付けます。 6-1 スピーカーネットを貼り付けます。 4 本体を固定します。 長いネジ(6×30mm
N1Xの組み立て方 6-2 手順2で外したネジでスピーカーネットを固定し 9 ヘッドフォンハンガーを固定します。 付属の細いネジ(4×10mm)2本で、図のように取り ます。 付けます。 組み立て後、必ず以下の点をチェックしてください。 7 イン 電源コードのプラグを[AC IN]端子に差し込 みます。 • 部品が余っていませんか? → 組み立て手順を再確認して ください。 • 部屋のドアなどが楽器にあたりませんか? → 楽器を移動 してください。 • 楽器がぐらぐらしませんか? → ネジを確実に締めてくだ さい。 • ペダルコード、電源コードのプラグが、確実に本体に差し 込まれていますか? → 確認してください。 注意 使用中に本体がきしむ、横ゆれする、ぐらぐらするなどの症状 がでたら、組み立て図に従って各部のネジを締め直してくださ い。 資料 [AC IN]端子 8 アジャスターを回して、床にぴったりつけま す。 N1X 取扱説明書 • 47
仕様 品名 幅 サイズ/質量 高さ 譜面立てを倒した場合 譜面立てを立てた場合 奥行き 質量 鍵盤数 鍵盤種 鍵盤 操作子 センサー ペダル 本体 鍵盤蓋 譜面立て 譜面止め 音源 音源/音色 ピアノ音源の効果 最大同時発音数 プリセット 効果 タイプ プリセット 資料 録音/再生 (MIDIソング) 録音 フォーマット 録音/再生 (オーディオソング) フォーマット ファンクション Bluetooth 接続 メモリー 音響 電源部 ピアノ音 バイノーラルサンプリング バーチャル・レゾナンス・ モデリング(VRM) キーオフサンプリング スムースリリース 音色数 リバーブ ブリリアンス インテリジェント・ アコースティック・ コントロール(IAC) ステレオフォニック オプティマイザー 内蔵曲数 曲数 トラック数 データ容量 再生 録音 録音時間(最大) 全体設定 メモリー / 接続端子 白鍵 タッチ感度 ハンマー部 鍵盤部 ペダル数 ペダル機能 ペダル機構 ソフトランディング機構 接続端子 アンプ出力 スピーカー 定格電源 消費電力 オートパワーオフ 付
索引 A ク ハ AUX IN .............................................. 35 AUX OUT.......................................... 36 クイックオペレーションガイド....... 51 組み立て ............................................. 45 B ケ バージョン ......................................... 13 バーチャル・レゾナンス・モデリング (VRM).............................................. 21 ハーフペダル ..................................... 16 ハーフペダルポイント ...................... 16 バイノーラルサンプリング .............. 15 バックアップデータ.......................... 34 早送り ....................
Bluetooth について • Bluetooth とは、2.4 GHz帯の電波を利用して、対応する機器と無線で通信を行なうことができる技術です。 • Bluetooth® のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、ヤマハ株式会社はこれらの マークをライセンスに基づいて使用しています。 Bluetooth 通信の取り扱いについて • Bluetooth 対応機器が使用する2.
5 G0 C0 B0 4 6 3 4 5 E1 A0 C0 B0 C1 0 D1 +2 +1 +3 -2 -1 C#1 D#1 A#0 -3 G1 0 1 A1 2 3 G#1 A#1 6 F1 8 G1 9 C2 D2 E2 F2 B1 4 C2 5 6 D2 7 8 C#2 D#2 E2 9 14 16 C#2 D#2 19 F#2 F2 10 B1 C2 D2 1 A#1 B1 2 C2 3 4 C#2 D2 5 音の明るさ (ブリリアンス) (22ページ) A1 E2 G2 A2 -3 -2 B2 -1 -4 -6 -5 0 C3 2 3 D3 4 C#3 D#3 E3 5 C3 0 +6 F#3 D3 E3 F3 +2 +4 +5 +1 +3 C#3 D#3 F3 6 メトロノームの拍子 (19ページ) C3 C3 トランスポーズ (23ページ) G#2 A#2 G2 20 G2 F#2 F2
保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ● 保証書 有寿命部品の例 ボリュームコントロール、スイッチ、ランプ、リレー類、接 続端子、鍵盤機構部品、鍵盤接点、ドラムパッドなど 本機には保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お 買い上げ日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管し ● 補修用性能部品の最低保有期間 てください。 製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、 ● 保証期間 製造打切後8年です。 保証書をご覧ください。 ● 修理のご依頼 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証 まず本書の「困ったときは」をよくお読みのうえ、もう一 書をご覧ください。 度お調べください。 それでも異常があるときは、お買い上げの販売店、または ● 保証期間経過後の修理 ヤマハ修理ご相談センターへ修理をお申し付けください。 修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修理 ● 製品の状態は詳しく させていただきます。 有寿命