セットアップ アップマニュアル DME DME セットアップマニュアル Version 4.
セットアップの流れ ソフトウェアのインストール(3ページ) DME DesignerとDME-N Network Driverをインストールします。(5ページ) USB-MIDI Driverをインストールします。(5ページ) 基本セットアップ(7ページ) 高度なセットアップ(13ページ) 1台のDMEを直接コンピューターに接続 (USBケーブル経由) 複数台のDMEをコンピューターに接続 (Ethernetケーブル経由) • Mini-YGDAIカードをDME Designer上で設定 します(カード使用時のみ)。 • DME本体側のネットワーク設定をします。 • コンポーネントの配置と接続を行ないます。 • DME-N Network Driverを設定します。 • オンライン接続し、サウンド出力をチェックし ます。 • 基本セットアップと同様にオンライン接続し、 サウンド出力をチェックします。 • コンピューター側のネットワーク設定をします。 DMEの詳細情報(20ページ) 外部コントローラーとの接続 EthernetまたはGPI経由でのリモートコントローラ
ソフトウェアのインストール DMEシリーズのデバイスをコンピューターに接続して使用するために、ヤマハのプロオーディオサイトにある「ダウン ロード」ページから、DME Designer Combo InstallerとUSB-MIDI Driverをダウンロードします。 http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/downloads/ 使用するコンピューターのOSに対応するドライバーを選択しダウンロードしてください。 n DME Designer V4.
ソフトウェアのインストール DME Designer Combo Installerのダウンロード このリンクを利用して、 必要なソフトウェアを ダウンロードします n DME-N Network Driverは個別にダウンロードできますが、DME Designer Combo Installerをダウンロードすれば、DME DesignerとDME-N Network Driverを一度にダウンロードし、インストールできます。 DME Designer: この専用アプリケーションを使用すると、DMEのシステム設定ができます。 n DME本体が接続されていない場合でも、DME Designerをオフラインで使用できます。 DME-N Network Driver: このドライバーは、コンピューターと、1台または複数台のDMEをEthernet経由で接続する際に使用します。 USB-MIDI Driverのダウンロード このドライバーは、コンピューターと1台のDMEを、USBケーブルで接続する際に使用します。 使用するコンピューター のOSに対応するドライ バーを選択してダウン ロードしま
ソフトウェアのインストール DME DesignerとDME-N Network Driverのインストール 下記の手順に従い、DME Designer Combo Installerを使用してDME DesignerとDME-N Network Driverをインス トールします。 1 ダウンロードした圧縮ファイルの解凍先にあ る「setup.
ソフトウェアのインストール 8 「Yamaha USB-MIDI Driver用の InstallShieldウィザードへようこそ」とい う画面が表示されたら、[次へ]をクリック します。 n インストールされているUSB-MIDIドライバーの数 がWindows OSでの上限(最大10)に達しているとき は、エラーメッセージが表示されます。この場合、不 要なUSB-MIDI ドライバーを削除(27ページ)したあ と、Yamaha USB-MIDI Driverの再インストールを 実行してください。 コンピューターの設定によっては、インストール中 に下のような警告画面が表示される場合があります が、[はい]、[続行]または[インストール]をクリック してください。 Windows XP Windows Vista / Windows 7 9 インストールが終わると、インストールが 終了した旨の画面が表示されますので、[完 了]をクリックします。 n この画面が表示されるまでに数分かかる場合があり ます。 10 再起動を促す画面が表示されますので、画 面の指示に従ってコンピューターを再起動 しま
基本セットアップ 1台のDMEを直接コンピューターに接続(USBケーブル経由) このセクションでは、最も基本的な構成である、1台のコンピューターで1台のDMEをコントロールする方法について 説明します。 USB ケーブル 1 準備 DME Designerを起動する前に、必ずDME本体の電源をオンにしてから、USBケーブルを使用してコンピューターに 接続してください。 1-1 DME本体を接続したら、DME Designerを起動します。 DME Designerを起動すると、新規プロジェクトが作成され、デザイナーウィンドウには新規ゾーンが表示さ れます。 メインパネル ウィンドウ デザイナー ウィンドウ 1-2 デザイナーウィンドウで、該当するDMEを配置します。 左側にあるリストで、接続されているDME(ここではDME24N)をダブルクリックするか、選 択してドラッグ&ドロップします。 ドラッグ&ドロップ ドラッグ DMEセットアップマニュアル
基本セットアップ この作業を行なうと、「Device Group and Sampling Frequency Settings」ウィンドウが表示されます。 [OK]ボタンをクリックして、次に進みます。 n 接続されているDMEが1台のみの場合、グループ設定は必要ありません。サンプリングレートはあとで変更できます。 2 Mini-YGDAIカードの設定(DME64N/24N) 以下の設定は、DME24NまたはDME64NにオプションのMini-YGDAIカードを挿入する場合にのみ必要となります。 Mini-YGDAIカード(拡張カード)を使用しない場合には、次のステップ(3.コンポーネントの配置と接続)に進んでくだ さい。 2-1 Mini-YGDAIカードがDME本体に挿入されていることを確認したうえで、該当するDMEのアイ コンを右クリックし、表示されたメニューの一番下の[Properties...]を選択します。 右クリック → [Properties...
基本セットアップ 3 コンポーネントの配置と接続 3-1 使用するDMEのアイコンをダブルクリックし、「Configuration」ウィンドウを表示します。 ダブルクリック 3-2 左側のリストの中から目的のコンポーネントを「Configuration」エリアにドラッグ&ドロッ プします。 ドラッグ&ドロップ 3-3 目的の入力または出力ポートをクリックして、カーソルをコンポーネントのポート上に動かし、 再度クリックして接続します。 n 「Configuration」エリア内なら、マウスを使って自由にコンポーネントを配置できます。 n コンポーネントまたはワイヤーを削除するには、コンポーネントまたはワイヤーをクリックし、赤くなったことを確認してか らキーボードのキーを押します。 下図のように、同じ要領で必要なコンポーネントの配置と接続が完成したら、次にシーンを作成し、DMEに設 定データを送信します。 DMEセットアップマニュアル 9
基本セットアップ 4 シーンの作成 これまでに作成したデータをDMEに送信するには、シー ンを最低1つストア(保存)する必要があります。下図の手 順に従ってシーンのストアを行ないます。 4-1 5 オンライン接続 DMEと同期させてオンライン接続し、DME Designer の設定をDMEに送信します。 5-1 メインパネルウィンドウの[Scene Manager]ボタンをクリックし、 「Scene Manager」ダイアログボックスを表示し ます。 4-2 「Scene Manager」ダイアログボックス メインパネルウィンドウの [Communication Port]ボタンをクリッ クし、「Communication Port」ダイア ログボックスを表示します。 5-2 「Communication Port」ダイアログボッ で、[Store]ボタンをクリックします。 クスが表示されたら、下図のようにポー ト1のTx、Rx、Device Groupの設定を 確認します。ポート1に「No Assign」 の項目がある場合には、クリックしてオ プションのリストを表示し、適切なオプ
基本セットアップ 5-4 「Synchronization」ウィンドウが表示さ れ、赤い文字で「Select IP Address」 と表示されます。このメッセージをクリッ クし、ドロップダウンメニューから目的の IPアドレスを選択します。 n 目的のIPアドレスが表示されない場合は、コン ピューターとDME本体が正しく接続されているこ とを確認してください。 5-8 同期が完了すると、「Saving the Designer file after synchronization will enhance the speed of next synchronization.
基本セットアップ 6 サウンド出力のチェック DME24N、DME8i-C、DME4io-C、DME8i-ESおよび DME4io-ESの場合、システムからのサウンド出力を チェックするには、事前にヘッドアンプを設定しておく 必要があります。 6-1 [Analog Input]コンポーネントを右クリッ クし、コンテキストメニューから[Open HA Editor]を選択します。 ヘッドアンプを設定する「Analog」ダイアログ ボックスが表示されます。 初期設定では、ゲインは+10dBuに設定されて います(設定可能な最低ゲイン)。 6-2 接続したオーディオ機器に適合するレベ ルにゲインを調整します。 n [Gain]は、適合する感度レベルを表示します。大 部分のプロフェッショナルオーディオ機器(XLRコ ネクタ使用)の感度は+4dBuであるため、このよ うな場合には[Gain]に「4」が表示されるように レベルを設定します。 マイクロフォンなどの音源を入力する場合には、 ダイヤルを時計回りに回転させ、入力レベルを適 切なレベルに調整します。入力メーターが示すレ ベルが-18dB付近とな
高度なセットアップ 複数台のDMEをコンピューターに接続(Ethernetケーブル経由) 次の2つのケースでは、USBケーブルの代わりに、Ethernetケーブル経由で接続する必要があります。 • 単一のデバイスグループで2台以上のDMEを操作する場合(スイッチングハブ使用)。 • DMEとコンピューターが離れていてUSBケーブルでは届かない場合。 n オフィスでお使いのコンピューターのネットワークポートを使ってDMEと接続する場合、DMEネットワークとオフィスのネットワー クとでIPアドレスを切り替える必要があります。このような場合には、USB経由で接続するか、市販のEthernet/USBインター フェースの使用をおすすめします。市販のEthernet/USBインターフェースを使えば、切り替えの必要はありません。 設定例 デバイスグループ グループマスター DME4io-C (IPアドレス: 192.168.000.
高度なセットアップ DME本体側のネットワーク設定 DMEをネットワーク接続する前に、USB経由で接続したDME Designerを使用して、DMEごとにデバイスグループ およびIPアドレスを設定します。 初期設定では、すべてのDMEにIPアドレスとして192.168.000.
高度なセットアップ 5 「Network Setup」ダイアログボックスで以下のような設定になっていることを確認し、[OK]ボ タンをクリックします。 Master/Slave Master IP Address 192.168.0.2 Master ID ー Link Mode 100Base-TX グループマスター (例ではDME4io-C)の設定 n グループマスターの場合は、初期設定をそのまま使用してかまいません。 6 同様の手順でスレーブとなる機器(例ではDME8o-CとDME64N)にスレーブの設定とIPアドレス の変更を行ないます。 DME8o-C Master/Slave IP Address DME64N Slave 192.168.0.3 192.168.0.4 Master ID 192.168.0.2 Link Mode 100Base-TX n サブネットマスクは、 「255.255.255.
高度なセットアップ コンピューター側のネットワーク設定 コンピューターがDMEとネットワーク通信するために、まずコンピューターのIPアドレスおよびTCP/IPフィルタリン グを設定します。 Windows Vista / Windows 7の場合 1 6 [スタート] → [コントロールパネル] → [ネッ トワークと共有センター ]または[ネットワー クの状態とタスクの表示]をクリックまたは ダブルクリックします。 [IPアドレス]にコンピューターのIPアドレ ス、[デフォルトゲートウェイ]にゲートウェ イのIPアドレス、[サブネットマスク]に 「255.255.255.
高度なセットアップ 4 [全般]タブの[プロパティ ]をクリックします。 「ローカルエリア接続のプロパティ」ダイアログが表 示されます。 5 [全般]タブの[インターネットプロトコル (TCP/IP)]を選択して、[プロパティ ]をク リックします。 「インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ」 ダイアログが表示されます。 6 8 9 [次のIPアドレスを使う]をクリックします。 [IP アドレス]にコンピューターのIPアドレ ス、[デフォルトゲートウェイ]にゲートウェ イのIPアドレス、[サブネットマスク]に 「255.255.255.
高度なセットアップ DME-N Network Driverの設定 コンピューターがDMEを認識するために、デバイスグループマスターとなるDMEのIPアドレスやデバイス名などを登 録しておく必要があります。 n DME-N Network Driverの詳細設定については、23ページをご覧ください。 1 [スタート] → [コントロールパネル]を選び ます。 コントロールパネルが開きます。 2 「コントロールパネル」の表示設定がカテゴ リー表示の場合は、以下のように表示方法を 切り替えます。 Windows XPの場合 「コントロールパネル」の左上の[クラシック表示に 切り替える]をクリックしてください。 Windows Vistaの場合 「コントロールパネル」の左上の[クラシック表示]を クリックしてください。 5 Windows 7の場合 「コントロールパネル」の右上の[表示方法]をクリッ クして、[大きいアイコン]または[小さいアイコン]を 選択してくだ
高度なセットアップ 7 Device Name (デバイス名) Target Device Listでデバイスグループマ スターとなるDMEを選択して、Device Name(デバイス名)とDevice Port No.(MIDIポート番号)を設定し、[Apply]ボ タンをクリックします。 DME Designer上でポート名として表示されます。 Device Port No.
DMEの詳細情報 外部コントローラーの接続 DMEシリーズのオプションのコントローラーとして、ICP1、CP4SW、CP4SF、CP1SFがあります。DMEシリー ズ本体への接続方法や取り付け手順については、お買い上げのコントロールパネルに付属の取扱説明書、設定などの詳 細は「DME Designer取扱説明書」をご覧ください。 Ethernet経由の接続 インテリジェントコントロールパネルICP1 汎用インターフェース(GPI)経由の接続 コントロールパネルCP4SF、CP1SF、またはCP4SW ICP1 CP4SF CP1SF CP4SW HINT ヒント GPIページで入力信号をチェック GPI IN端子経由で入力された信号をリアルタイムでモニターできます。DME64N/24N本体のユーティリティ画面の GPIページ、またはDME Designerの「Utility」ダイアログボックスのGPIタブでモニターできます。信号がGPI IN端 子に正しく入力
DMEの詳細情報 DME64N/24Nのパネル操作によるネットワーク設定 DME64N/24NのデバイスグループおよびIPアドレスは、DME本体のフロントパネルから設定することもできます。 1 2 DME64N/24N本体の電源を入れます。 2 IP Address (IPアドレス) [HOME]ボタンを押して、メイン画面を表示 させます。 DMEのIPアドレスを設定します。同じデバイスグ ループのDMEは、同じネットワークアドレスに設定 します。 n DMEが1台(マスター )の場合は、「192.168.0.2」に 設定することをおすすめします。 n サブネットマスクは、「255.255.255.0」固定です。 n 設定できるホストアドレスの範囲は、マスターが2〜 253、スレーブが3〜253です。 3 n 特に必要がない限り、IPアドレスはプライベートアド レスに設定してください(192.168.0.2〜 192.168.255.
DMEの詳細情報 DMEシリーズおよび周辺機器関連ウェブサイト I DMEに関する最新情報は、ヤマハプロオーディオ ウェブサイトから入手できます。 http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/ I DMEのファームウェアやDME Designerなどの最新バージョンは、ヤマハプロオーディオ ウェブサイトからダウ ンロードできます。 http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/downloads/ I DMEシリーズのSpeaker ProcessorコンポーネントのライブラリーデータやDMEリモートコントロールプロトコ ル仕様書は、ヤマハプロオーディオ ウェブサイトの「ダウンロード」ページから入手できます。 http://www.yamahaproaudio.
DME-N Network Driverの詳細設定 「DME-N Network Driver」ダイアログボックス [スタート] → [コントロールパネル] → [DME-N Network Driver]をダブルクリックすると、「DME-N Network Driver」 ダイアログボックスが開きます。ネットワーク上にあるDMEの情報を登録します。 [Remove ALL]ボタン すべてのDME-N Network Driverと通信する機器を削 除します。 1 [Undo]ボタン 直前の状態に設定を戻します。一度だけ有効で、コント ロールパネル起動時やUndoを行なった直後は、グレー アウト表示されて使用できません。 2 2 デバイス情報 3 Target Device Listで選択したDME-N Network Driverと通信する機器の情報を表示/設定します。 [Device Name] Target Device Listで選択したDME-N Netw
DME-N Network Driverの詳細設定 [Apply]ボタン Device Name、Device IP Address、Device MAC Address、Device Port No.
問題の解決とヒント 問題点 考えられる原因 DME DesignerからUSB経由 でDMEをコントロールしようと したが、正しく作動しない。 USBケーブルを接続し、DMEの電源 をオンにする前に、DME Designer を起動した。 DME Designerを起動する前に、USBケーブルが接続され、 DMEの電源がオンになっていることを確認してください。 USB-MIDI Driverの「Thru ON/ OFF」パラメーターが「OFF」に設 定されていない。 [Start] → コントロールパネル → [Yamaha USB-MIDI Driver]を選択し、[Thru ON/OFF]パラメーターが「OFF」に 設定されていることを確認してください。 DME Designer用のUSBポートと、 他のMIDIアプリケーション用のUSB ポートに、同じポートを選択した。 DME Designerと他のMIDIアプリケーションが異なるポートを 使用するようにポート設定を変更してください。 MIDIデバイスの登録数がWindows の制限を超えている。 Windows OSでのインストー
問題の解決とヒント 問題点 考えられる原因 ユーザーモジュールをダブルク 問題のユーザーモジュールが、 リックしても、 「User Module」 [Open User Module Design ウィンドウが開かない。 Window] を選択した上で保存されて いる。 スロットインコンポーネントを 右クリックし、コンテキストメ ニューから[Open]を選択しても エディターが表示されない。 「Synchronization」ウィンド ウのメッセージエリア内に 「Reset Config...
問題の解決とヒント 注意点 自動バックアップ機能とオンラ イン接続 バージョン3以降のDME Designerを使用してオンライン接続を行なった際、「Synchronization」ウィン ドウの左下の[Store Project File into DME after synchronization]オプションがオンの場合、DME Designerはオンライン接続後にDME本体のメモリー内にコンピューターのカレントデータ(.