取扱説明書 JA
Explanation of Graphical Symbols The lightning flash with arrowhead symbol within an equilateral triangle is intended to alert the user to the presence of uninsulated “dangerous voltage” within the product’s enclosure that may be of sufficient magnitude to constitute a risk of electric shock to persons. CAUT I ON RISK OF ELECTRIC SHOCK DO NOT OPEN CAUTION: TO REDUCE THE RISK OF ELECTRIC SHOCK, DO NOT REMOVE COVER (OR BACK). NO USER-SERVICEABLE PARTS INSIDE. REFER SERVICING TO QUALIFIED SERVICE PERSONNEL.
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 この製品の内部には、お客様が修理/交換できる部品はありません。点
水に注意 異常に気づいたら この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったも のを置かない。また、浴室や雨天時の屋外など湿 気の多いところで使用しない。 禁止 下記のような異常が発生した場合、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜 く。 必ず実行 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた上 で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相 談センターに点検をご依頼ください。 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 感電のおそれがあります。 禁止 この機器を落とすなどして破損した場合は、すぐ に電源スイッチを切り、電源プラグをコンセント から抜く。 火に注意 必ず実行 この機器の上にろうそくなど火気のあるものを 置かない。 禁止 • 電源コード/プラグがいたんだ場合 • 製品から異常なにおいや煙が出た場合 • 製品の内部に異物が入った場合 • 使用中に音が出なくなった場合 そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障の おそれがあります。至急、お買い上げの販売店または 巻末の
取り扱い バックアップバッテリー この機器の通風孔のすき間に手や指を入れない。 お客様がけがをするおそれがあります。 必ず実行 禁止 この機器の通風孔のすき間から金属や紙片など の異物を入れない。 禁止 感電、ショート、火災や故障の原因になることがあり ます。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電 源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上げの 販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターに点 検をご依頼ください。 この機器はバックアップバッテリーが内蔵され ていますので、電源プラグがコンセントから外さ れても、内部のデータは保持されます。ただし、 バックアップバッテリーが消耗すると内部の データは消えてしまいます。バックアップバッテ リーが消耗してくると[ALERT]インジケーター が点滅し、[PRESET] ディスプレイにアラート 番号「12.
目次 安全上のご注意 ...................................................................................................................................... 3 はじめに ................................................................................................................................................. 7 付属品(お確かめください)............................................................................................................................. 7 ファームウェアのバージョンについて ....................................................
はじめに このたびは、ヤマハ マトリクスプロセッサー MTX5-Dをお買い求めいただきまして、ありがとうございます。 MTX5-Dの優れた機能を使いこなしていただくために、ぜひこの取扱説明書をご活用いただきますようお願い申しあげ ます。また、ご一読いただいたあとも、不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願いします。 付属品(お確かめください) ファームウェアのバージョンについて • MTX5-D取扱説明書(本書) MTX5-Dのファームウェアのアップデートやバージョンの 確認は、MTX-MRX Editorで行ないます。操作方法につい ては、 「MTX-MRX Editorユーザーガイド」を参照してく ださい。 また最新のファームウェアは、以下のウェブサイトのダウン ロードページからダウンロードしてください。 ※本書に保証書が掲載されています。 • 電源ケーブル • ユーロブロックプラグ (16ピン、3.50mmピッチ) 2個 • ユーロブロックプラグ (3ピン、タブ付き、5.08mmピッチ) • 結束バンド 16個 http://download.yamaha.
MTX5-Dの紹介 特長 • 中小規模設備に適したシグナルプロセッサー MTX5-Dは店舗や宴会場などの中小規模設備に適したシ グナルプロセッサーです。34ch×16chのマトリクスミ キサーの他、3バンドのパラメトリックEQ、コンプレッ サー /ゲート、オートゲインコントロール、8つのプライ オリティーダッカー、8系統のフィードバックサプレッ サーを搭載しています。また出力段には4バンドのパラメ トリックEQ、ディレイの他、スピーカープロセッサーな ど、数々の高機能/高音質のプロセッサーを搭載していま す。 • Danteにより、小規模から大規模システムの構築が可能 遠隔地間の音声信号のやり取りに、イーサーネットケーブ ルを使ったAudinate社のオーディオネットワークプロト コル「Dante」を採用しました。MTX5-DとXMVの Danteモデルとのオーディオのルーティングは、MTXMRX Editorで簡単に設定できます。 • 新開発のデジタル音声伝送フォーマット「YDIF」を搭載 「YDIF」はイーサーネットケーブルを使い、最大16チャ ンネルの音声とワードクロックを送受信できるデジタル音 声伝送
各部の名称と機能 フロントパネル q we t yu i !1 !2 !5 88 r q SDメモリーカードスロット o !0 Danteネットワークの動作状態をあらわすインジケー ターです。 緑色のインジケーターが点灯している場合は、機器がク ロックスレーブでありクロックが同期していることを示 します。 緑色のインジケーターが点滅している場合は、機器がク ロックマスターであることを示します。 電源をオンにしても緑色のインジケーターが消灯してい る場合は異常が発生しています。その場合は「メッセー ジ一覧」(26ページ)を参照してください。 橙色のインジケーターの点灯/点滅についても「メッセー ジ一覧」を参照してください。 w [INPUT PEAK]インジケーター 1〜8 各INPUTチャンネルの入力レベルが−3dBFS以上のと き赤色に点灯します。 各INPUTチャンネルの入力レベルが−40dBFS以上の とき緑色に点灯します。 r [OUTPUT SIGNAL]インジケーター 1〜8 !1 [POWER]インジケーター 本体の電源がオンのとき緑色に点灯します。 !2 [YDIF]
各部の名称と機能 リアパネル q e w r ty u o !3 !0 !1 !2 !4 t [RS-232C]端子 NOTE MTX5-Dには、端子の形状が同じでも機能がまったく異なるも のがあります(例:[DCP]端子、Dante [PRIMARY]/ [SECONDARY]端子、[YDIF]端子)。 各端子の説明に従って適切な接続を行なってください。機器の 故障の原因になることがあります。 q AC IN端子 付属の電源コードを接続して電源を供給するための端子 です。まずこの機器と電源コードを接続し、次に電源プ ラグをコンセントに差し込みます。 w アース用ネジ 付属の電源コードは3芯プラグですので、ACコンセント が接地されていればMTX5-Dは電源コードから適切に アース接続されます。さらに、このネジをアース接続す ることで、ハムノイズや干渉ノイズを改善できる場合が あります。 e 排気口 MTX5-Dには冷却用ファンが装備されています。ここか ら排気が行なわれますので、障害物などで排気口をふさ ぐことのないようにご注意ください。 r [GPI]端子 制御信号を入出力
各部の名称と機能 スイッチ1〜2(UNIT ID) スイッチ5(PANEL LOCK) このスイッチを上位桁、上記の[UNIT ID]ロータリー スイッチを下位桁として組み合わせて、01から3Fま で最大63通りのUNIT IDを設定できます。 スイッチの位置 設定 機能 UNIT IDが 「0x」 [UNIT ID]ロータリースイッ チの設定範囲が01から0F となります。 UNIT IDが 「1x」 [UNIT ID]ロータリースイッ チの設定範囲が10から1F となります。 UNIT IDが 「2x」 [UNIT ID]ロータリースイッ チの設定範囲が20から2F となります。 UNIT IDが 「3x」 [UNIT ID]ロータリースイッ チの設定範囲が30から3F となります。 フロントパネルの操作子をロックします。フロントパ ネルからの誤操作を避けたい場合に使用します。 スイッチの位置 設定 機能 UNLOCK フロントパネルの操作子が 操作可能になります。 LOCK フロントパネルの操作子が ロックされ、操作できない ようになります。コン ピュータ
各部の名称と機能 o [YDIF]端子 MTX/MRXシステムを構成する機器とリング接続し、デ ジタル音声信号の送受信を行ないます。8ピンすべてが ストレート結線されているCAT5e以上のイーサーネッ トSTPケーブル(シールド付きツイストペアケーブル)を 使用してください。 機器間の最大ケーブル長は30mで、接続できる[YDIF] 端子搭載機器の合計台数は8台までです。詳しくは 「MTX-MRX Editorユーザーガイド」を参照してくださ い。 NOTE 複数台の機器をYDIFで接続するシステムにおいてMiniYGDAIカードをクロックマスターに選択した場合、供給 されるワードクロックの品質によってはノイズが発生する 可能性があるため、MTX のワードクロックソースをMiniYGDAIカード以外に設定することを推奨します。 !0 POWER IN +24V DC 将来対応予定の端子です。 !1 Dante [PRIMARY]/[SECONDARY]端子 イーサーネットケーブル(CAT5e以上を推奨)を使用し て、XMV4280-DなどのDante機器やコンピューター と接続するRJ45端子です。
各部の名称と機能 ■ ユーロブロックプラグの取り付け 1.
各部の名称と機能 5. ユーロブロックプラグを本体の[GPI]端子または [INPUT]/[OUTPUT]端子に装着します。 3. スロット内のガイドレールにカードの両端を合わ せ、カードをスロットに挿入します。 このとき、カードの端子部分がスロット内部の端子に 正しく挿さるようカードをいっぱいまで押し込んでく ださい。 NOTE [INPUT]端子にアンバランスケーブルを接続する場合 は、ユーロブロックの「−」と「G」をジャンパー線 で接続してください。 + – G カード ■ オプションカードの取り付け 注意 スロットにI/Oカードを取り付ける前に、MTX5-D対応 カードかどうかを、ヤマハのウェブサイトで必ずご確認 ください。 http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/ オプションのMini-YGDAIカードは次のように取り付け ます。 1. 電源がオフになっていることを確認します。 2.
Danteについて このモデルは、オーディオ信号を伝送するプロトコルとしてDanteを採用しています。Danteとは、 Audinate社が開発したプロトコルで、ギガビットイーサネット対応のネットワーク環境で、サンプリング 周波数/ビットレートが違う複数のオーディオ信号や、機器のコントロール信号を同時に扱える特長を持っ ています。そのほか、下記のようなメリットがあります。 • 理論上はギガビットイーサネット環境で最大512イン/512アウトで合計1,024チャンネルの音声を伝送可能。 (MTX5-Dでは、24/32ビットの解像度で16イン/16アウトを実現しています。) • 高精度のネットワークシンクロ技術の採用により、低レイテンシー、低ジッター、高サンプル精度を実現。MTX5Dでは、レイテンシーは0.25msec/0.5msec/1.0msec/5.0msecの4タイプから選択可能。 • プライマリー回線とセカンダリー回線による、万が一の障害に強いリダンダント接続に対応。 Danteの詳細については、Audinate社のウェブサイトを参照してください。 http://www.audinate.
Danteについて ■ リダンダントネットワークについて リダンダントネットワークとは、主回線(プライマ リー )と副回線(セカンダリー )の2回線で構成された ネットワークです。通常はプライマリー回線で通信して いますが、プライマリー回線に断線などのトラブルが発 生した場合は、自動的に通信がセカンダリー回線に切り 替わります。スター接続のときに、この方法で接続する ことによって、デイジーチェーンで構築されたネット ワークよりも、ネットワーク障害に強い環境を構築でき ます。 NOTE MTX-MRX Editorを使用するコンピューターをMTX5-D のPRIMARY側のネットワークに接続してください。詳細 な接続は、「MTXセットアップマニュアル」を参照してく ださい。 コンピューター ネットワーク スイッチA ネットワーク スイッチB MTX5-D (ID#1) 88 MTX5-D (ID#2) 88 MTX5-D (ID#3) 88 プライマリー Dante セカンダリー Dante 16 MTX5-D 取扱説明書 ■ Dante Controllerについて Dante Con
クイックガイド ここでは、MTX5-Dを使ってMTX/MRXシステムを構築するための基本的な設定、および接続の手順を紹 介します。設備によっては必要のない手順も含まれていることがありますので、その場合は次の手順にお進 みください。 事前準備 実際に設置/配線する前に、MTX-MRX Editorで必要な設 定を行ないます。 1. MTX-MRX Editorをインストールするためのコン ピューターを準備します。 2. コンピューターにMTX-MRX Editorをインストール します。 インストール方法については、「MTXセットアップマ ニュアル」を参照してください。 7.
クイックガイド 8. DCPの設定をします。 接続したDCPのスイッチやノブにMTX5-Dのパラメー ターをアサインします。また、DCPのLEDの輝度もこ こで設定できます。DCPの設定方法は「MTX-MRX Editorユーザーガイド」を参照してください。 9. 必要に応じて、MTX5-D以外の機器の設定をしてく ださい。 詳細は「MTXセットアップマニュアル」を参照してく ださい。 10. プリセットを設定し、ストア(保存)します。 プリセットは、ゾーンの音量や再生する音源(SDメモ リーカード、CDプレーヤーなど)を一括で変える場合 などに使用します。本体の操作時に急に音が出るなどの トラブルを防ぐために、出力レベルを「-infinity(∞)」 に絞った状態で保存しておくことをお勧めします。 プリセットについての詳細や、呼び出し方法について は、「プリセットを呼び出す (プリセットの切り替え)」 (20ページ)や「MTX-MRX Editorユーザーガイド」を 参照してください。 11. 設定を保存し、MTX-MRX Editorを終了します。 拡張子「.
クイックガイド 現地での作業(MTX-MRX Editorでの 設定) MTX-MRX Editorを使って、システム全体の調整を行ない ます。 1. コンピューターとMTX5-D/XMV/EXi8/EXo8を ネットワークスイッチ経由で接続します。 MTX5-Dだけを使用する場合は、コンピューターと直 接接続できます。 2. MTX-MRX Editorを起動し、事前に作成したプロ ジェクトファイルを読み込みます。 3. MTX5-Dの電源をオンにします。 4. XMV/EXi8/EXo8とアナログ入力アンプの電源を オンにします。 5.
各種操作方法 プリセットを呼び出す (プリセットの切り替え) MTX/MRXシステムでは、入出力ポートのパッチやマトリ クスミキサーの設定、同一MTX/MRXシステム内のXMV アンプのパラメーターなどをまとめて「プリセット」として 本体やMTX-MRX Editorに保存し、呼び出すことができま す。 MTX/MRXシステムごとに50個のプリセットを保存でき ます。プリセットの編集はMTX-MRX Editorを使用して行 ないます。 1つのプリセットには以下のような設定が含まれます。 • 入力/出力ポートの設定とパッチ • 入力/出力チャンネルのゲインやEQの設定 • マトリクスミキサーの設定 • ゾーンの設定 • ルーティングの設定 • エフェクトの設定 • DCAやMUTEグループの設定 • 同一MTX/MRXシステム内のXMVに関するパラメー ター設定 • プリセットネーム スケジューラーを設定する あらかじめ設定しておいた日時にプリセットを切り替えた り、SDメモリーカードに保存してある曲や効果音を再生で きます。これらの個々の設定を「イベント(Event)」と呼び ます。 イベントの設定は、M
各種操作方法 [GPI]端子を使って接続する リアパネルの[GPI]端子にGPI (General Purpose Interface)機器を接続します。GPIを使い、コントローラー などの外部機器と制御信号を入出力します。 • [GPI IN]端子を使った接続例 例:MTX5-Dをスイッチでコントロールする場合 MTX5-D +5VDC +V CPU IN A/D 100k 例:MTX5-Dを10kΩ Bカーブ可変抵抗器でコントロールす る場合 MTX5-D MTX5-Dには、16ポートの入力と8ポートの出力がありま す。 • +5VDC端子の出力電圧は5Vです。取り出せる電流は 2端子合計で最大100mAです。 スイッチ/可変抵抗器とLED/リレーを同時に使用する 場合は、一方の端子をスイッチ/可変抵抗器に、もう一 方の端子をLED/リレーに接続してください。 • [IN]-1〜15端子は0〜5V間の電圧を検知します。 [IN]-16端子のみ+24V入力に対応しており、2.5〜 24V間の電圧はHigh、2.
各種操作方法 SDメモリーカードに保存したオーディ オファイルをMTX5-Dで再生する MTX5-Dは、市販のSDメモリーカードを使うことにより、 CDプレーヤーなどのオーディオ再生機器を接続することな く、音楽や効果音などのオーディオファイルを再生できま す。 MTX5-Dで再生できるオーディオファイルのフォーマット は、MP3およびWAVです。 ここでは、SDメモリーカードの取り扱い方法について説明 します。SDメモリーカードに保存したオーディオファイル を再生するには、MTX-MRX Editorでの設定が必要です。 詳細については、 「MTX-MRX Editorユーザーガイド」を 参照してください。 NOTE SD形式またはSDHC形式のメモリーカードをご使用くださ い(SDXC形式には対応していません)。ただし、メモリー カードの製造元や種類によっては、本体で正しく動作しない ものもあります。 MTX5-Dを初期化する MTX5-Dの内蔵メモリーを初期化し、工場出荷状態にしま す。 1. MTX5-Dの電源をオフにします。 2. リアパネルのディップスイッチ7および8を「INIT.
各種操作方法 4. 初期化が終了したら、MTX5-Dの電源を再びオフに します。 5. リアパネルのディップスイッチ7および8を 「RESUME」に設定します。 6.
資料 ■ 困ったときは(トラブルシューティング) ヤマハプロオーディオサイトに、FAQ(よくあるご質問と答え)を掲載しています。 http://www.yamahaproaudio.
資料 症状 考えられる原因、および対策 SDメモリーカードの形式やフォーマットは対応しているものをお使いですか?「仕様」のページをご確 認いただき、対応しているカードをお使いください。 SDメモリーカードが認識されない スケジューラーで設定した時刻に なってもプリセットが切り替わら ない SDメモリーカードは正しく挿入されていますか? MTX5-Dの電源をオフにしてカードを再度挿入し、 電源を入れなおしてください。[SD/ACT]インジケーターが点灯せずカードが認識されない場合、カー ドが破損している可能性があります。 MTX5-Dの時計は、コンピューターで設定されている時計情報がMTX-MRX Editorを通じてMTX5-D に送信されることにより設定されます。コンピューターの時計が正しく設定されているか確認してくだ さい。 MTX-MRX Editorでスケジューラーが正しく設定されていますか? [SCHEDULER]インジケーターが 点灯/点滅しない場合、MTX-MRX Editorで正しく設定されていないことがあります。 [ALERT]インジケーターが点滅し ている 何らかのエラーが発
資料 ■ メッセージ一覧 MTX5-Dでは、フロントパネルのインジケーターを使用して警告、インフォメーションの各メッセージを表示します。 また、Dante ControllerのError Statusにもメッセージが表示されます。 各インジケーターの点灯/点滅は以下のように動作します。 消灯 消灯 点灯 点灯し続けます 点滅 点滅し続けます 2回点滅 周期的に2回点滅します ● インフォメーションメッセージ インジケーターの点灯/点滅により、状態を通知します。 橙色の[SYNC]インジケーターが消灯している場合は、正常に動作しています。 緑色の[SYNC]インジケーターが消灯している場合は、機器のクロックが未確定であることを示します。 [SYNC]インジケーター 内容 (緑)消灯 (橙)点灯 (緑)点滅 (橙)消灯 (緑)点灯 (橙)消灯 説明 同期処理をしている。 同期が完了するまでお待ちください。同期が完了するま で60秒くらいかかることがあります。 ワードクロックマスターとして正常 に機能している。 機器がワードクロックマスターであることを示します。 ワードクロックス
資料 ■ アラート一覧 フロントパネルの[PRESET]ディスプレイに表示されるアラート一覧です。 アラート番号 01〜09 内容 機器が正常に起動していません。 対策 電源をいったんオフにして、6秒以上間隔を空けてから電源をオンに してください。問題が解決しない場合は、メモリーの初期化を実行し てください。それでも解決しない場合は、ヤマハ修理ご相談センター にご連絡ください。 10 内蔵バックアップバッテリーが完全に消耗しているか、 電源をオフにすると現在の設定が失われ、初期値に戻ります。ただち 装着されていません。 に使用を中止して、ヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 11 内蔵バックアップバッテリーが極端に消耗しており、 メモリーが消滅している可能性があります。 電源をオフにすると現在の設定が失われ、初期値に戻ります。ただち に使用を中止して、ヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 12 内蔵バックアップバッテリーの残量が少なくなってい ます。 使用に支障はありませんが、継続して使用すると設定が失われ、初期 設定に戻る可能性があります。お早めにヤマハ修理ご相談センタ
資料 アラート番号 28 内容 対策 52 [DCP]端子で通信エラーが発生しました。 • DCPのパネルにエラーが表示されている場合は、DCPの取扱説明書 を参照のうえ対応してください。 • DCPのパネルIDが重複しないように設定してください。 • ケーブルが規格範囲内の長さで確実に接続されているか確認してく ださい。 53 [DCP]端子に接続されているDCPが、プロジェクトで 設定した構成と異なっています。 • 必要なDCPが接続されているか確認してください。 • 異なるモデルのDCPが接続されていないか確認してください。 56 SDメモリーカードが認識されませんでした。 仕様に合ったSDメモリーカードを使用してください。(29ページ) 58 SDプレーヤーで、指定されたファイルまたはフォル ダーを再生できませんでした。 指定したオーディオファイルやフォルダーがSDメモリーカード内に存 在するか確認してください。指定したフォルダー内に再生可能なオー ディオファイルが1つ以上存在する必要があります。 60 プリセットリコールに失敗しました。 メモリーの初期化を実行し
資料 ■ 仕様 商品仕様 外形寸法(W×H×D) 480(W)×88(H)×351(D)mm, 2U 質量 6.3kg 電源電圧 Japan : 100V 50/60Hz US/Canada : 110V−240V 50/60Hz Others : 100V−240V 50/60Hz 消費電力 65W max. 発熱量(1時間あたり) 55.9kcal max. 動作温度範囲 0℃〜40℃ 保存温度範囲 -20℃〜60℃ NC値 23 (フロントパネルより1m) メモリー数 プリセットメモリー:50個 最大同時使用台数 MTX4台(ただし、MTXが1〜4台接続されているシステムにはEXi8、EXo8、XMVなどを含めて合計20台まで接続 可能。) 電源ケーブル長さ 2.
資料 ■ 入出力特性 アナログ入力 入力端子 INPUT 1–8 ゲイン +66dB -6dB ST IN 1, 2 — 入力 ソース インピーダンス インピーダンス 入力レベル 規定レベル 最大ノンクリップ レベル コネクター 10kΩ 50–600Ω Mics & 600Ω Lines -62dBu (0.616mV) -42dBu (6.16mV) +10dBu (2.45V) +30dBu (24.5V) Euroblock (Balanced) (5.08mm pitch) 10kΩ 600Ω Lines -10dBV (316mV) +10dBV (3.16V) RCA Pin Jack * 0dBu= 0.775Vrms、0dBV= 1.
DANTE Mini -YGDAI SD IN L-R SLOT From FX2 From FX1 +48V ST IN 1L-2R INPUT 1-8 YDIF IN 16 MTX5-D 取扱説明書 16 INPUT METER EFFECT 2 EFFECT 1 From INPUT 1-8 From DANTE IN 1-16 From SLOT IN 1-4 From SD IN L-R From ST IN 1L-2R 16 16 4 2 4 8 16 To MY4-AEC INPUT PATCH* *MY4-AEC only 16 To INPUT CHANNEL INSERT INPUT INPUT METER SUM SUM INPUT METER INPUT METER From YDIF IN 1-16 AD AD 8 To PRIORITY/AMBIENT SOURCE To ROUTER IN To YDIF OUTPUT PATCH AD INPUT PATCH MY4-AEC INPUT PAT
資料 ■ 索引 Symbols +48V .............................................................................. 12 [▲]/[▼]ボタン ..............................................................9 [ALERT]インジケーター ...............................................9 Dante [PRIMARY]端子 .............................................. 12 Dante [SECONDARY]端子 ...................................... 12 [DCP]端子 .................................................................... 11 [ENTER]ボタン ................................................
アフターサービス お問い合わせ窓口 保証と修理について お問い合わせや修理のご依頼は、お買い上げ店、または 次のお問い合わせ窓口までご連絡ください。 保証と修理についての詳細は下記のとおりです。 ●機能や取り扱いに関するお問い合わせ ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター 0570-050-808 ※ 固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。 通話料金は音声案内で確認できます。 上記番号でつながらない場合は 03-5488-5447 受付時間 月曜日〜金曜日11:00 〜 18:00 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く) FAX 03-5652-3634 オンラインサポート http://jp.yamaha.
保 持込修理 品 名 Matrix Processor 品 番 MTX5-D 証 本書は、本書記載内容で無償修理を行う事をお約束するものです。 お買上げの日から左記期間中に故障が発生した場合は、本書をご提示 の上お買上げの販売店に修理をご依頼ください。 ご依頼の際は、購入を証明する書類(レシート、売買契約書、納品書 など)をあわせてご提示ください。 ※シリアル番号 保 証 期 間 本 体 お買上げの日から1ケ年間 ※お買上げ日 書 年 月 日 (詳細は下項をご覧ください) ※ 販 店 所在地 売 お 客 様 ご住所 お名前 電 話 様 ( 印 名 電 店 話 ( ) ) 株式会社ヤマハミュージックジャパン PA営業部 ご販売店様へ ※印欄は必ずご記入ください。 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町41番12号 KDX箱崎ビル1F TEL. 03-5652-3850 保証規定 1. 保証期間中、正常な使用状態(取扱説明書、本体貼付ラベルなどの 注意書に従った使用状態)で故障した場合には、無償修理を致しま す。 2.
MEMO MTX5-D 取扱説明書 35
ヤマハ プロオーディオ ウェブサイト http://www.yamaha.com/proaudio/ ヤマハダウンロード http://download.yamaha.