User Manual
困ったときは?
電源が入らない
音が出ない
(O)
スイッチをオフ(N)にしてください。音源からの音量が小さい場合、オン(O)にしていると、音が
聞こえないことがあります。
O
オン(O)にすると、ステレオバスの音がミュートされるため、[MONITOR OUT]端子/[PHONES]
端子からは音が出ません。
音が歪む、雑音が入る
各チャンネルの[GAIN]つまみを下げたり、[PAD]スイッチをオン(O)にしたりしてください。
各チャンネルの[LEVEL]つまみや[STEREO LEVEL]つまみを調節してください。
接続した機器の音量を下げてください。
NOO
DAWソフトを使用している場合、[TO STO]にすると、DAWソフト上の設定によってはループ
が形成されてハウリングが起こる場合があります。コンピューターを経由した音を聞きながら録音
する場合は、必ず[TO MONN]に設定してください。
ボーカルやスピーチの声をはっきりさせたい
O
音声がクリアになります。
エフェクトがかからない
O
一般仕様
+0.5 dB/-1.0 dB(20 Hz~48 kHz)、
1 kHz@ノミナル出力基準、GAINツマミ: 最小
0.02 % @+14 dBu(20 Hz~20 kHz)、GAINツマミ: 最小
0.003 % @ +24 dBu(1 kHz)、GAINツマミ: 最小
-128 dBu(モノラルインプットチャンネル、Rs: 150Ω、GAINツマミ: 最大)
-102 dBu(STEREO OUT、STEREO LEVELツマミ: 最小)
-83 dB
10チャンネル: モノラル(MIC/LINE): 4、ステレオ(LINE): 3
STEREO OUT: 2、PHONES: 1、MONITOR OUT: 1、AUX(FX) SEND: 1
STEREO: 1、AUX(FX): 1
チャンネル1~4 26 dB
チャンネル1~4 80 Hz、12 dB/oct
チャンネル1~2
スレッショルド:+22 dBu~-8 dBu、レシオ: 1:1~4:1、
出力レベル: 0 dB~7 dB、アタックタイム:約25 msec、
リリースタイム:約300 msec
チャンネル1~9/10
HIGH: ゲイン: +15 dB/-15 dB、
カットオフ周波数: 10 kHz シェルビング
チャンネル1~4
MID: ゲイン:+15 dB/-15 dB、
中心周波数:2.5 kHz、ピーキング
チャンネル1~9/10
LOW: ゲイン: +15 dB/-15 dB、
カットオフ周波数: 100 Hz シェルビング
チャンネル1~4
イコライザー後の信号がクリッピング(+17 dBu)の手前3
dBに達すると点灯
2 x 7ポイントLEDメーター(PEAK(+17)、+10、+6、0、-6、-10、-20 dB)
24種類
USB Audio Class 2.0 準拠
対応サンプリング周波数: 最大192 kHz、対応量子化ビット数: 24-bit
+48 V
PA-10(AC 38 VCT、0.62 A、ケーブル長 = 3.6 m)(またはヤマハ推奨の同等品)
22.9 W
244 mm×71 mm×294 mm
MG10XU: 2.1 kg、MG10: 1.9 kg
マイクスタンドアダプター: BMS-10A
0~+40 ℃
*1 ノイズはA-weightingフィルターで測定。 *2 1 kHz バンドパスフィルターで測定。
この取扱説明書では、発行時点の最新仕様で説明をしております。最新版の取扱説明書につきましては、ヤマハウェブサイトからダウンロードしてお
読みいただけますようお願いいたします。その他の仕様については別紙の「Technical Specifications」をご覧ください。
マイクスタンドへの固定
別売のヤマハ マイクスタンドアダプターBMS-10Aを使って、右
のイラストのように、本体をマイクスタンドに固定できます。
取り付けの手順は、BMS-10A の取扱説明書をご参照ください。
0 dBu = 0.775 Vrms シグナルジェネレーターの出力インピーダンス: 150 Ω
特に指定のない場合、ツマミはノミナル位置。
ごあいさつ
このたびは、ヤマハミキシングコンソール MG10XU / MG10 をお買い求めいただきまして、
まことにありがとうございます。MG10XU / MG10 のさまざまな機能を十分にご活用いただ
くために、ご使用の前にこの取扱説明書を必ずお読みください。また、お読みになったあとも、
大切に保管いただきますようお願いします。
• 本書では、MG10XU 独自の内容を「 」、MG10 独自の内容を「 」で示します。これらの
ロゴがない場合、共通の内容です。
• 本書では、特にことわりがない場合、イラストは MG10XU を使用しています。
• 本書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異な
る場合があります。
• Steinberg および Cubase は、Steinberg Media Technologies GmbH の登録商標です。
• その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
付属品(お確かめください)
• 電源アダプター
• 安全上のご注意:ご使用の前に、必ずお読みください。
• Technical Specications( 英語のみ ):ブロック図、寸法図、一般仕様、入出力仕様が記載されています。
• CUBASE AI DOWNLOAD INFORMATION(MG10XU のみ ):Steinberg DAW ソフト「Cubase
AI」をダウンロードする際に必要なアクセスコードが記載されています。ダウンロード、インストール手
順、および設定方法については、下記のヤマハウェブサイトをご覧ください。
http://www.yamahaproaudio.com/mg_xu/
• 取扱説明書 ( 本書 ):保証書は裏面にあります。
クイックスタートガイド
STEP 1
スピーカー、マイク、楽器などを接続する
1
2
接続例
マイク
エレクトリック
アコースティックギター
電子キーボード
フットスイッチ
(ヤマハFC5)
(MG10XUのみ)
パワード
スピーカー
ヘッドフォン
ポータブル
オーディオ
プレーヤー
R
R
マイク
L
L
パワードモニター
スピーカー
R
R
L
L
L
L
R
R
L
R
コンピューター
リアパネル
トップパネル
STEP 2
スピーカーから音を出す
1
2
1 電源アダプターのプラグの溝を上向きにして、[AC ADAPTOR IN] 端子に差し込
みます。2 固定リングを時計回りに回して固定します。
21
[AC ADAPTOR IN]端子
[
/I]スイッチ
3 アダプターの電源プラグをコンセントにしっかり差し込みます。
3
N
4
5
5
イコライザー
4
LEVEL
4
GAIN
4
STEREO LEVEL
6
O
チャンネル
チャンネル番号
PAD
* チャンネル:音を入力する場所
NOTE
コンデンサーマイクを使用する場合は、[PHANTOM +48V]スイッチをオン(O)にしてください。
7
8
注記 スピーカーから大きなノイズが出ないようにするため、上記の順に電源を入れてください。電源をオ
フにするときは、逆の手順で行なってください。
9
10
11
12
NOTE
音が出ない場合や音が歪んでいる場合は、手順 13 の下にある囲みをご覧ください。
13
以上で完了です。
NOTE
音量は、[PAD]、[GAIN]、[LEVEL] の 3 つの機能を使って調節します。[PAD] スイッチと [GAIN]
つまみは一度設定したらあまり触らず、通常、音量は [LEVEL] つまみを使って調節します。各機能
について詳しくは「各部の名称と機能」をご覧ください。
JA
ZT44460
保 証 書 付
MIXING CONSOLE
取 扱 説 明 書
■ 音が出ないときは
•
[PAD] スイッチがオン(O)になっていませんか?オフ(N)にしてください。
•
[GAIN] つまみが十分に上がっていますか?
•
楽器やオーディオ機器の音量を上げてください。
■ 音が歪むときは
•
[PAD] スイッチがオフ(N) になっていませんか?オン(O)にしてください。
•
[GAIN] つまみが上がりすぎていませんか?つまみを左に回して音量を下げてください。
•
楽器やオーディオ機器の音量を下げてください。
エフェクトをかける
MG10XU は、ヤマハマルチエフェクターSPXシリーズと同クラスのエフェクトを内蔵して
います。下記の手順でエフェクトをかけることによって、バリエーション豊かな音作りがで
きます。
5
4
3
エフェクトプログラム
リスト
1, 2
1
1
選択中のエフェクトプログラム番号がディスプレイに点滅表示されます。
NOTE
エフェクトプログラムの詳細は、下の「エフェクトプログラム一覧」をご覧ください。
2
目的のエフェクトプログラムが選択されます。
3
O
4
5
エフェクトプログラム一覧
1 REV HALL 1 Reverb Time
コンサートホールなどの広い空間の響きをシミュレートした
リバーブ(残響音)です。
2 REV HALL 2 Reverb Time
3 REV ROOM 1 Reverb Time
小さな空間 ( 部屋)での響きをシミュレートしたリバーブで
す。
4 REV ROOM 2 Reverb Time
5 REV STAGE 1 Reverb Time
広いステージをシミュレートしたリバーブです。
6 REV STAGE 2 Reverb Time
7 REV PLATE Reverb Time
鉄板の響きをシミュレートしたリバーブです。硬めの残響感
が得られます。
8 DRUM AMB Reverb Time ドラムセットに適した短めのリバーブです。
9 EARLY REF Room Size
残響の初期反射音(ER)のみを取り出したエフェクトです。
リバーブよりも派手な効果が得られます。
10 GATE REV Room Size 残響音を途中で遮断して得られるエフェクトです。
11 SINGLE DLY Delay Time
同じ音が 1 度だけ繰り返されるエフェクトです。ディレイタ
イムを短くするとダブリングの効果が得られます。
12 DELAY Delay Time
遅延させた信号を複数付加する、いわゆるフィードバック
ディレイです。
13 VOCAL ECHO Delay Time ボーカル用途に最適なエコーです。
14 KARAOKE Delay Time カラオケに使用するのを意識したエコーです。
15 PHASER LFO(*)周波数 音の位相を変化させて、音にうねりを加えます。
16 FLANGER LFO(*)周波数 ジェット機の上昇下降音のような、うねりの効果を加えます。
17 CHORUS 1 LFO(*)周波数
異なる遅延時間の音を複数加えて、音に厚みを加えます。
18 CHORUS 2 LFO(*)周波数
19 SYMPHONIC LFO(*) Depth 音を多重化することで厚みのある響きを加えます。
20 TREMOLO LFO(*)周波数 信号にゆれるような効果を加えます。
21 AUTO WAH LFO(*) 周波数
周期的に変化するワウ効果を加えます。[PARAMETER]
つまみで、ワウフィルターを制御するLFO(*) の周波数を調
整できます。
22 RADIO VOICE Cuto Oset
信号をAMラジオ風のローファイな感じにするエフェクトで
す。[PARAMETER]つまみで、強調する周波数帯域を変
更できます。
23 DISTORTION Drive 音を歪ませた、いわゆるディストーションの効果を加えます。
24
PITCH
CHANGE
Pitch 信号のピッチ ( 音程 )を変化させた効果を加えます。
* LFO: Low Frequency Oscillator( 低周波発振器 ) の略です。別の信号を周期的に変化 ( 変調 )させる
場合に使います。