CLASSIC ORGAN Chorum 90/60/40/S40
安全上のご注意 安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損 害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 ■ 本体に表示されている警告マークについて 本
安全上のご注意 警告 電源 / 電源コード 禁止 水に注意 電源コードをストーブなどの熱器具に近 本体の上に花瓶や薬品など液体の入った づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし ものを置かない。また、浴室や雨天時の屋 外など湿気の多いところで使用しない。 ない。また、電源コードに重いものをのせ 禁止 ない。 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス 電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。 イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理 電源は必ず交流100Vを使用する。 ご相談センター(63ページ参照)に点検をご依頼く エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 ださい。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 必ず実行 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 感電のおそれがあります。 電源プラグにほこりが付着している場合 は、ほこりをきれいに拭き取る。 必ず実行 禁止 感電やショートのおそれがあります。 火に注意 電源プラグをコンセ
安全上のご注意 注意 電源 / 電源コード この製品を電源コンセントの近くに設置 する。 たこ足配線をしない。 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して 必ず実行 火災の原因になることがあります。 電源プラグへ容易に手が届く位置に設置し、異常を 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ ラグをコンセントから抜いてください。また、電源ス 禁止 イッチを切った状態でも微電流が流れています。こ の製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグ 電源プラグを抜くときは、電源コードを持 をコンセントから抜いてください。 たずに、必ず電源プラグを持って引き抜 必ず実行 く。 接続 電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ とがあります。 すべての機器の電源を切った上で、ほかの 長期間使用しないときや落雷のおそれが 必ず実行 機器と接続する。また、電源を入れたり あるときは、必ずコンセントから電源プラ グを抜く。 必ず実行 切ったりする前に、機器のボリュームを最 小にする。 感電や火災、故障の原因になることがあります。 感電、聴覚障害または機器の損傷の原因になりま
安全上のご注意 取り扱い ベンチ 本体のすき間に手や指を入れない。 不安定な場所に置かない。 お客様がけがをするおそれがあります。 ベンチが転倒して、お客様やほかの方々がけがをす る原因になります。 禁止 禁止 禁止 禁止 パネルや鍵盤のすき間から金属や紙片な ベンチで遊んだり、ベンチを踏み台にした どの異物を入れない。 りしない。 感電、ショート、火災、故障や動作不良の原因になる 禁止 ことがあります。 ベンチが転倒したりこわれたりして、お客様がけが をする原因になります。 本体の上にのったり重いものをのせたり ベンチには二人以上ですわらない。 しない。また、オルガンやコントローラー ベンチが転倒したりこわれたりして、お客様がけが をする原因になります。 (ノブ、ボタンなど) 、入出力端子などに無 禁止 理な力を加えない。 本体が破損したり、お客様やほかの方々がけがをし 組み立て方の説明をよく読み、手順どおり たりする原因になります。 に組み立てる。 必ず実行 手順どおりに正しく組み立てないと、ベンチが破損 したり、お客様がけがをしたりする原因になり
ベンチの組み立て方 ベンチの組み立て方 硬くて平らな場所で組み立ててください。 付属品をご確認ください。 • 座板 • 側板 • フットレスト • ネジ (M6×45) • 専用レンチ 1枚 2枚 1個 8個 1個 1. 側板(脚)を取り付ける。 付属のネジ(M6 × 45) で側板を座板に取り付けます。側板を座板側に押さえつけながら、付属の専用レンチでネジを 締めます。同様に側板をフットレストに取り付けます。 2. ベンチを設置場所に置き、 ぐらつきがないか確認する。 ぐらつく場合は、専用レンチでネジを締めなおします。 3.
足鍵盤の取り付け方 足鍵盤の取り付け方 足鍵盤は簡単に取り付けたり、取り外したりできます。 足鍵盤には平行凹型と扇凹型の 2 タイプがあります。以下では平行凹型で説明していますが、扇凹型も同じ手順で取り付 けます。 足鍵盤は大変重いため、作業時はけがをしないようにご注意ください。 足鍵盤を取り付けたり、取り外したりするときは、オルガン本体の電源がオフになっていることを確認してください。 1. オルガンの中央から出ているケーブルを、 足鍵盤の端子に接続する。 ケーブルのコネクターと足鍵盤の端子の向きを確認のうえ、間違えないように接続してください。 また、ケーブルのコネクターは無理やり奥まで差し込まないようにしてください。 オルガン 足鍵盤 2.
運搬/移動時のご注意 3.
目 1. 次 重要な注意事項 ............................................................................................................. 10 1.1 製品の取り扱い/お手入れに関する注意 .......................................................................................................10 1.2 データの保存に関する注意.............................................................................................................................10 1.3 データの著作権に関するお願い...........................................................................................
1. 重要な注意事項 1.
1. 重要な注意事項 1.
2. 各部の名称とはたらき Chorum 90 7 HR 1 2 3 9 4 5 6 P HR 1 2 3 P HR 1 2 3 7 D 4 5 6 PREV NEXT 4 5 6 III I BAR 0 C 8 S HR 1 2 3 1 J 5 6 P HR 1 2 3 ROM SYM E A.
2. 各部の名称とはたらき 2 MAN. II Principal Principal Rohrflöte Viola Octave Spitzflöte Quinte 16’ 8’ 8’ 8’ 4’ 4’ 22/3’ Superoctave 2’ 3 Mixtur Kornett V III Contra Trompete Trompete 16’ 8’ Strings Tremulant Coupler III / II Coupler I / II Tremulant MAN.
2. 各部の名称とはたらき Chorum 60 0 7 HR 1 2 HR 1 2 C S 3 4 5 6 P HR 1 2 4 5 6 P HR 1 2 8 3 3 D 7 4 5 6 PREV 4 5 6 II NEXT BAR A 3 BRK E A.P ENC ROM B SYM F MIDI P MIDI I T E MIDI II C 5 ORCHESTRA PED Cello MAN. I Piano MAN. II Strings 6 J I/P II / P II / I 7 K Viscount Chorum 取扱説明書 L CRESCENDO 14 MAN.
2. 各部の名称とはたらき 1 PEDAL Untersatz 32’ Principalbass 16’ Subbass 16’ Violonbass 16’ Octavbass 8’ Gedacktbass 8’ 4 Choralbass 4’ Coupler I/P Coupler II / P Trompete 8’ Krummhorn 8’ Tremulant Trompette Harmonique 8’ Oboe 8’ Clairon 4’ Mixtur Posaune Trompete Klarine IV 16’ 8’ 4’ Mixtur IV Kornett III Contra Trompete 16’ Terz 1 3 /5 ’ Scharff III Fagott 16’ MAN.
2. 各部の名称とはたらき Chorum 40 / Chorum S40 C S D BAR BRK ROM 7 SYM PREV NEXT HR E 1 2 3 4 5 6 A.P ENC F MIDI P MIDI I MIDI II B E T C 6 H Chorum 40 のみ L MAN. I / PEDAL MAN.
2. 各部の名称とはたらき 1 PEDAL Principalbass 16’ Octavbass 8’ Subbass 16’ Gedacktbass 8’ Choralbass 4’ 4 Posaune Trompete Klarine 16’ 8’ 4’ Coupler I/P Coupler II / P MAN. I Bourdon 16’ Principal 8’ Rohrflöte 8’ Viola 8’ Octave 4’ Spitzflöte 4’ 2 Superoctave 2’ Mixtur IV Kornett III Trompete 8’ Krummhorn 8’ Tremulant Coupler II / I Terz 13/5’ Scharff III Fagott 16’ Trompette Harmonique 8’ Oboe 8’ Tremulant MAN.
2. 各部の名称とはたらき 1 足鍵盤(PEDAL)セクション 足鍵盤の音色ストップと手鍵盤/足鍵盤のカプラーです。以下のカプラーが使用できます。 • [Ⅰ/P] :第Ⅰ手鍵盤を足鍵盤へ • [Ⅱ/P] :第Ⅱ手鍵盤を足鍵盤へ • [Ⅲ/P] :第Ⅲ手鍵盤を足鍵盤へ(Chorum 90のみ) 2 第Ⅱ手鍵盤(MAN.Ⅱ)セクション 第Ⅱ手鍵盤の音色ストップとトレモロ、手鍵盤のカプラーです。Chorum 90では以下のカプラーが使用できます。 • [Ⅲ/Ⅱ] :第Ⅲ手鍵盤を第Ⅱ手鍵盤へ • [Ⅰ/Ⅱ] :第Ⅰ手鍵盤を第Ⅱ手鍵盤へ 3 第Ⅲ手鍵盤(MAN.Ⅲ)セクション(Chorum 90のみ) 第Ⅲ手鍵盤の音色ストップとトレモロです。 4 第Ⅰ手鍵盤(MAN.
2.
2.
3. 電源を入れる/メイン画面 本機の電源を入れると、オープニング画面が表示されます。 次に、現在のオペレーティングシステムのバージョン(Release)が表示されます。 数秒後にメイン画面が表示されます。 Chorum 90 Chorum 60 Chorum 40/S40 メイン画面の上段には、以下のパラメーターが表示されます。 TRANSPOSE 移調の設定 TUNING A3(8 パイプ)の周波数でのピッチ TEMPER.
3. 電源を入れる/メイン画面 メイン画面の中段には、 「MAIN MENU」が表示されます。 「MAIN MENU」からは、オルガン設定すべてに関するメインメニューにアクセスできます。メインメニューに入るには、 カーソルをこの項目に合わせ、 [ENTER] ボタンを押します。 メイン画面に戻るには[EXIT]ボタンを押します。 メイン画面の下段には、使用モデルによって2〜4つの欄の中に以下の項目が表示されます。 BANK 現在選択しているメモリーバンクが表示されます。メモリーバンクは1〜16まであります。 [S]ボタンを押しながら [PREV]ボタンまたは [NEXT]ボタンを押すと、メモリーバンクを選択す ることができます。 CRESC.またはCRESCEN.
3. 電源を入れる/メイン画面 3.
4. ボリュームの設定(VOLUMES機能) オルガンの各セクション間や外部/内蔵アンプ間での音量バランスを調節できます。 音量を調節するには、 [VOLUMES] ボタンを押します。 全体の音量は鍵盤下の[MASTER VOLUME] つまみで調節できます。 からMAX(最大:−1dB)までとなり 鍵盤ごとの音量はこの画面から調節できます。音量の調節範囲はMIN (最小:−17dB) ます。 Chorum 90 Chorum 60/40/S40 以下の音量を調節できます。 PEDAL 足鍵盤の音量 MANⅠ 第Ⅰ手鍵盤の音量 MANⅡ 第Ⅱ手鍵盤の音量 MANⅢ 第Ⅲ手鍵盤の音量 OUT 1 リア接続パネルの[OUT 1]端子からの音量 OUT 2 リア接続パネルの[OUT 2]端子からの音量 SUB リア接続パネルの[GEN.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) SETTINGSメニューを使って本機の機能を設定できます。SETTINGSメニューにアクセスするには、メインメニューで 「SETTINGS」を選択します。 以下の項目を設定できます。 REVERB 残響効果を設定します(26ページ参照) 。 KEYB.INVERS. 手鍵盤反転機能のオン/オフを切り替えます。 • YES:第Ⅰ手鍵盤のストップを第Ⅱ手鍵盤で、 または第Ⅱ手鍵盤のストップを第Ⅰ手鍵盤で演奏 します。 • NO:機能をオフにします。 ショートオクターブのオン/オフを切り替えます。 • YES:足鍵盤と手鍵盤の第 1 オクターブでショートオクターブを使用します。 16 〜 18 世紀頃の オルガン用に作曲された楽曲を演奏するときに必要です。 • NO:機能をオフにします。 SHORT OCTAVE 第1オクターブの音符構成 EQUALIZERS イコライザー、内蔵アンプ、リア接続パネルの出力端子を設定します(27ページ参照)。 EXT.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) 5.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) 5.2 イコライザーの調節(EQUALIZERS機能) 本機には3つのグラフィックイコライザーが装備されており、1つは内蔵スピーカーのサウンド用、あとの2つはリア接続 パネルにある[OUT 1] /[OUT 2] 端子のオーディオ出力用に使用されます。また[GEN. SUB] 端子専用のローパスイコ ライザーもあります。本機で演奏されたサウンドをその場の状況や演奏者の必要性、好みに合わせて、イコライザーで調節 することができます。 イコライザーを調節するには、SETTINGSメニューで「EQUALIZERS」を選択します。 以下のイコライザーを調節できます。 INTERNAL 内蔵アンプ/スピーカー用のグラフィックイコライザー OUT 1 リア接続パネルの[OUT 1]端子用のグラフィックイコライザー OUT 2 リア接続パネルの[OUT 2]端子用のグラフィックイコライザー SUB CROSSOVER リア接続パネルの[GEN.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) リア接続パネルの[GEN. SUB] 端子を使って、 低域のサブウーファーオーディオシステムに接続できます。ローパスフィ ルターのイコライザーを搭載しており、傾きとカットオフ周波数を調節できます。 EQUALIZERSメニューで 「SUB CROSSOVER」を選択します。 以下のパラメーターを設定できます。 SLOPE フィルターの傾きを 「FLAT (フィルターはオフ) 」「 、12 dB/OCT.」 「24 dB/OCT.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) 5.3 オーディオ出力の設定(EXTERNAL OUTPUTS機能) リア接続パネルの出力端子から送信する音源を選択できます。パイプオルガンの風箱の位置を再現するように外部スピー カーを配置したり、リバーブがかかった信号のみを出力したりすることができます。 オーディオ出力を設定するには、SETTINGSメニューで「EXT.
5.
5.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) 5.5 ノートベロシティの調節(VELOCITY SENS.機能) この機能は、 セクションごとにオーケストラストップで演奏され[MIDI OUT] 端子から送信されるノートのベロシティ (鍵を弾く強弱)を設定します。 ノートベロシティを設定するには、SETTINGSメニューで「VEL.SENS.」を選択します。 Chorum 90 Chorum 60/40/S40 各セクションで固定値(1〜127 FIX)または3種類のダイナミックカーブ(LIGHT、NORMAL、HEAVY)を設定します。 [EXIT]ボタンを押すと設定内容が保存され、前の画面に戻ります。 メモ: 足鍵盤セクションでは、ダイナミックカーブ(LIGHT/NORMAL/HEAVY)を選択できません。 5.
5.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) 5.7 セキュリティーの設定 (SECURITY機能) 設定を誤って変更しないよう、SECURITY 機能を使用してロックします。この機能をオンにすると、コンビネーション、 トゥッティ、クレッシェンドの段階、およびローカルオフストップを変更できなくなります。メイン画面のチューニングパ ラメーターとオルガンスタイルは、この機能がオンでも変更できます。 セキュリティー設定を変更するには、SETTINGSメニューで「SECURITY」を選択します。 以下の項目を設定できます。 SETTINGS 本機の全般的な設定 (SETTINGSメニュー) のロック STYLES オルガンスタイルの設定(STYLESメニュー)のロック COMBINAT. コンビネーション、 トゥッティ、クレッシェンドの設定のロック SET PASSWORD パスワードの設定 <項目のロック> 1.「LOCKED」と表示されている項目を選択します。 2.[EXIT]ボタンを押します。 パスワードを入力する画面が表示されます。 3.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) <項目のロック解除> 1.「UNLOCKED」と表示されている項目を選択します。 2.[EXIT]ボタンを押します。 パスワードを入力する画面が表示されます。 3. パスワードを入力します。 パスワードが正しければ「SECURITY OPTIONS SUCCESSFULLY CHANGED」 (セキュリティー設定が変更されま した)というメッセージが表示され、ロックが解除されます。 パスワードが間違っていると、 「WRONG PASSWORD RETRY」 (パスワードが間違っています。もう一度入力してくだ さい)というメッセージが表示されます。正しいパスワードを入力してください。 <既存のパスワードの変更> 項目がすでにロックされていても、以下の手順でパスワードを変更できます。 1. SECURITYメニューで 「SET PASSWORD」を選択します。 2. 現在のパスワードを入力します。 3. 新しいパスワードを入力します。 パスワードが正しく変更されると、以下の確認メッセージが表示されます。 4.
5. 一般設定(SETTINGSメニュー) 5.8 工場出荷時設定へのリセット (FACTORY SETTINGS機能) (誤作動があった場合) 本機では工場出荷時の初期設定にリセットする項目を選択できます。 工場出荷時の初期設定にリセットするには、SETTINGSメニューで「FACTORY SETT.」を選択します。 どの項目をリセットするか選択します。 ALL すべてのオルガン設定 COMBINATIONS すべてのジェネラル/ディヴィジョンコンビネーション、トゥッティ、 クレッシェンド(搭載モデル のみ) の設定 STYLE - ALL すべてのオルガンスタイルの設定 STYLE - CURR.
6.
6. オルガンスタイルの設定(STYLEメニュー) 6.
6. オルガンスタイルの設定(STYLEメニュー) ボリュームの調節中はストップがオンの状態になるので、演奏しながら正確かつ迅速に調節が行なえます。 他のストップも同様にオンにすれば、設定が全体的にどのような効果を及ぼすか確認できます。 [EXIT]ボタンを押すと設定内容が保存され、前の画面に戻ります。 変更された設定値は現在のオルガンスタイルに保存されます。 6.3 オーケストラボイスの選択 (ORCHESTRA機能) 本機にはオーケストラボイスが搭載されています。モデルによって異なりますが、オーケストラボイスの設定は、オーケス トラセクション内のストップ、 または他のオーケストラボイスが割り当てられたオーケストラ専用のストップで行なえます。 オーケストラボイスを割り当てられるストップのリストは、ウェブサイト(http://www.viscountinstruments.
7. MIDIメッセージの保存 (COMBINATION PRGメニュー) MIDI プログラムチェンジを使用して、 接続した機器で特定のサウンドやプログラム(音色パッチ)を呼び出すことができ ます。 [MIDI OUT]端子に接続したエクスパンダーなどの外部モジュールから任意の音色を選択できます。 また、バンク セレクトメッセージMSB(CC n.0)とLSB(CC n.20)を送信することで、 外部音源からストップのバンクを選択するこ ともできます。 COMBINATION PRGメニューにアクセスするには、メインメニューで「COMBIN.
8. ファイルの管理(FILEメニュー) 本機はすべて(または一部)のオルガン設定を USB メモリーに保存することができます。保存した設定はいつでも呼び出 すことができます。この機能により、メモリーの容量が許す限り設定を保存でき、さらに、同じシリーズであれば異なるオ ルガンでも保存した設定を使用することができます。 設定の保存、読み込みをするには、メインメニューで「FILE」を選択します。 以下の機能を利用できます。 LOAD USBメモリーから設定を読み込みます(42ページ参照)。 SAVE USBメモリーに設定を保存します (43ページ参照)。 各機能にアクセスするには、 [FIELD ▲]/[FIELD ▼]ボタンで項目にカーソルを合わせ、 [ENTER]ボタンを押します。 FILEメニューを終了するには、 [EXIT] ボタンを押します。 8.
8.
8.
8.
9. 再生と録音(SEQUENCER機能) 本機にはシーケンサー(デジタルレコーダー)が内蔵されています。シーケンサーはオルガンで演奏した曲と使用したコン トロール類、 [ MIDI IN]端子で受信したMIDIデータを記録できます。この録音はUSBメモリーにMIDIファイル(SMF フォーマット1、 テンポ(BPM) :125、分解能:384) として保存され、いつでも再生することができます。 シーケンサーを呼び出すには、 [SEQUENC.
9.
9.
9.
9. 再生と録音(SEQUENCER機能) SAVE SONG画面で[EXIT]ボタンを押した場合(録音を保存していない場合)、録音が削除されることを警告するメッ セージが表示されます。 [ENTER]ボタンを押すと、録音した内容を削除して終了します。 [EXIT]ボタンを押すと、前の画面に戻ります。 メモ: • USBメモリーを挿入せずに保存しようとしたり、本機がUSBメモリーを認識できない場合は、 「USB PEN NOT PRESENT」 (USB メモリーがありません)というメッセージが表示されます。そのような場合は、USB メモリーに問題がないか、また正しく フォーマットされているか確認してください。 • 「FILE SAVE FAILED」 (ファイルを保存できませんでした) というメッセージが表示された場合は再度操作を繰り返してみてく ださい。再度エラーが発生する場合は、USB メモリーに容量が十分残っているか確認してください。それでもなおエラーが発生 する場合は、 USBメモリーが壊れているか、フォーマットが適切でない可能性があります。 9.
9.
9.
10.
11. 付録 11.1 デモソングの再生 (DEMOメニュー) 本機にはデモソングが内蔵されており、いろいろな音色で楽しむことができます。 また、お好みで調整した音色を試してみ ることもできます。 デモソングを呼び出すには、メインメニューで「DEMO」を選択します。 [FIELD ▲]/[FIELD ▼]ボタンで再生するデモソングを選択します。 [ENTER] ボタンを押して、デモソングを再生/停止します。 DEMOメニューを終了するには、 [EXIT] ボタンを押します。 11.2 全ファイルの内容 「.set」 ファイル パラメーター名 SELECTED STYLE 設定メニューの場所 備考 システムデータ 各ストップのローカルオフ PEDAL VOLUMES機能 MAN.Ⅰ VOLUMES機能 MAN.Ⅱ VOLUMES機能 MAN.Ⅲ VOLUMES機能 OUT 1 VOLUMES機能 OUT 2 VOLUMES機能 SUB VOLUMES機能 INPUT VOLUMES機能 TUNING メイン画面 TEMPER.
11. 付録 「.cmb」ファイル コンビネーション 内容 備考 トゥッティ 全ストップ、全カプラー、全トレモロ、トレモロの速さと 深さ*、ENC*、 MIDIコントロール*、AP*、 MIDIプログラム チェンジおよびバンクセレクト、オーケストラボイス*、 スタイル* * コンビネーション機能により有効な場合 すべてのジェネラルコンビネーション 全ストップ、全カプラー、全トレモロ、トレモロの速さと 深さ*、ENC*、 MIDIコントロール*、AP*、 MIDIプログラム チェンジおよびバンクセレクト、オーケストラボイス*、 スタイル* * コンビネーション機能により有効な場合 すべてのディビジョンコンビネーション 全ストップ、全カプラー、全トレモロ、トレモロの速さと 深さ*、ENC*、 MIDIコントロール*、AP*、 MIDIプログラム チェンジおよびバンクセレクト、オーケストラボイス*、 スタイル* * コンビネーション機能により有効な場合 クレッシェンド(16ステップ) 全ストップ、 全カプラー、全トレモロ 「.
11. 付録 11.
11. 付録 CONTROL CHANGE(コントロールチェンジ) 演奏に表現を加えるために使用されるコントロールメッセージです (多くの場合、つまみやペダルに関連します) 。ボ リューム(CC n.7)やエクスプレッションペダルの位置(CC n.
11. 付録 11.4 MIDIインプリメンテーションの詳細 • Volume(ボリューム)(CC 7) チャンネルメッセージ セクションのボリュームをコントロールするメッセージです。 デフォルト設定を使用すると、次の MIDI チャンネルでチャンネ Data format: BnH 07H vvH ルメッセージが送信されます。 n=channel number vv=volume value Chorum 90 • Ch.1: Man.Ⅲのノートまたはコントロール • Ch.2: Man.Ⅱのノートまたはコントロール :0H–EH (1–15) :00H–7FH (0–127) • Expression (エクスプレッション)(CC 11) • Ch.3: Man.Ⅰのノートまたはコントロール • Ch.4: Pedalのノートまたはコントロール セクションのエクスプレッションをコントロールするメッセー ジです。 Chorum 60/40/S40 Data format: BnH 0BH vvH • Ch.1: Man.
11. 付録 Program Change (プログラムチェンジ) • Master Fine Tuning(マスターファインチューニング) 音声、音色またはプログラムを変更するためのメッセージです。同 パラメーター:Tuning 様に、受信してコンビネーション、トゥッティおよびクレッシェン 画面:メイン画面 ドのステップを呼び出すことができます。 Data format: F0H 7FH 7FH 04H 03H vvH nnH F7H Data format: CnH mmH 送信データ: n=channel number mm=Program Ch.
11.
11.
12. 製品仕様 Chorum 90 Chorum 60 Chorum 40 Chorum S40 手鍵盤 3段×61鍵 2段×61鍵 2段×61鍵 2段×61鍵 足鍵盤 32鍵 平行凹型(※) 32鍵 平行凹型 (※) 30鍵 平行凹型 30鍵 平行凹型 基本情報 ストップの形状 アンプ スピーカー タブレット タブレット タブレット タブレット 60 W×2 + 100 W×1 60 W×2 + 100 W×1 60 W×2 + 100 W×1 60 W×2 + 100 W×1 5 5 5 5 エクスプレッションペダル 2 1 2 2 クレッシェンドペダル ○ ○ ○ ○ 足鍵盤 10 11 8 8 Man.Ⅰ 12 13 11 11 Man.Ⅱ 14 14 12 12 Man.
MIDI インプリメンテーションチャート Viscount Chorum Classic Organ Version: 1.
保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、ま たはヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ◆修理に関するお問い合わせ ヤマハ修理ご相談センター ●保証書 本機には、保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印、 お買い上げ日」などの記入をお確かめの上、大切に保管 してください。 (全国共通番号) 0570-012-808 固定電話は、全国市内通話料金でご利用いただけます。 通話料金は音声案内で確認できます。 上記番号でつながらない場合は、053-460-4830 におかけ ください。 ●保証期間 保証書をご覧ください。 受付時間 月曜日〜金曜日 10:00 〜 17:00 ●保証期間中の修理 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定 休日を除く) 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保 証書をご覧ください。 FAX ●保証期間後の修理 修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修 理させていただきます。 有寿命製品については、使用時間や使用環境などにより 劣化しやすいため消耗劣化に応じて部品の交換が必要と なり
CLASSIC ORGAN 総輸入発売元 鍵盤営業部 ピアノ・EKBマーケティング課 〒108-8568 東京都港区高輪2丁目17-11 TEL:03-5488-5442 2021 年 4 月作成