Dante Controller ユーザーガイド Audinate Dante Controller ユーザーガイド ユーザーガイド For Dante Controller version 4.1.0.x Windows and Mac OS 対応 Document version: 1.0 Document name: AUD-MAN-DanteController-4.1.0.x-v1.
Dante Controller ユーザーガイド 内容 お問合わせ先 .............................................................................................................................. 09 著作権 ..................................................................................................................................... 10 Audinate について ....................................................................................................................... 11 Dante について .........................................................
Dante Controller ユーザーガイド オーディオチャンネルのサブスクリプション削除 .................................................................................... 18 サブスクリプションのステータス ..................................................................................................... 18 サブスクリプションのツールチップ ................................................................................................... 19 入力チャンネルと出力チャンネルの見分け ........................................................................................... 20 機器名とチャンネルラベル .......
Dante Controller ユーザーガイド アンロック機器からロック中の機器へのサブスクリプション ............................................................................. 29 未使用のチャンネル接続があるデバイスロック機器 .................................................................................. 30 Dante のコントロールとモニター ......................................................................................................... 30 Dante Controller の起動 ............................................................................................................
Dante Controller ユーザーガイド Text Filter ......................................................................................................................... 44 Device Status と Configuration フィルター ................................................................................. 45 Channel Groups (チャンネルグループ) .............................................................................................. 47 Device Info (機器情報) .....................................................................................
Dante Controller ユーザーガイド Clearing the Event List (イベントリストのクリア) ............................................................................ 60 イベントログの保存 ................................................................................................................. 61 自動イベントログ ................................................................................................................... 61 イベントの分類 ..........................................................................................................
Dante Controller ユーザーガイド Rename Device (機器名変更) ............................................................................................. 76 Sample Rate (サンプリング周波数) .......................................................................................... 76 Preferred Encoding .......................................................................................................... 77 Unicast Delay Requests 設定 .............................................................................................
Dante Controller ユーザーガイド 隠れデバイス .......................................................................................................................... 91 Domain 登録資格 ..................................................................................................................... 91 プリセット .................................................................................................................................... 92 機器のロールについて ....................................................................
Dante Controller ユーザーガイド お問合せ先 Audinate Pty Ltd Audinate Inc Level 1, 458 Wattle Sreet 1200 NW Naito Parkway Ultimo NSW 2007 Site 630 Tel. +61 2 8090 1000 Portland, Or 97209 郵送先 USA Audinate Pty Ltd Tel. +1.503.224.2998 PO Box 855 Fax: +1.503.360.1155 Broadway NSW 2007 info@audinate.com Australia www.audinate.
Dante Controller ユーザーガイド 著作権 2018 AUdinate Pty Ltd. All Rights Reserved. 不許複製 Audinate、Audinate ロゴ、Dante は Audinate Pty Ltd の商標です。他のすべての商標は、それぞれの所有者に 帰属します。 Audinate 製品は、1 件または複数件の米国特許 7747725, 8005939, 7978696, 8171152, 欧州特許 2255541, 中国特許 ZL200780026677.0、およびその他の出願中または発行済みの特許に保護されています。 詳細は www.audiate.
Dante Controller ユーザーガイド Audinate にいて 2006 年に創設された Audinate は、AV システムの接続方法に革命をもたらし、顧客にはネットワークの世界でその 繁栄をもたらしています。Audinate の Dante オーディオネットワーク技術は、プロオーディオ業界の主要メーカーによって 採用されています。 Dante は特にライブイベント、大規模商業施設、公共放送、レコーディングプロダクション、コミュニケーションシステムなど で利用されています。 Audinate は米国、英国、香港およびオーストラリアに拠点を置いています。 Dante について Dante オーディオネットワークは標準の IP ネットワーク環境を利用して、高品位で、非圧縮のオーディオをレイテンシーが ほとんど伴わない状態で実現することができます。効率的で、流用性が高く、使い勝手のいいオーディオネットワークを実 現し、単純な接続から数千ものオーディオチャンネルをもつ大規模なオーディオシステムまで広範囲に対応します。複数 のアナログ信号や複数オーディオケーブルを配した接続構成を、手軽に扱えるイーサネ
Dante Controller ユーザーガイド はじめに Dante Controller について Dante Controller は Dante ネットワークの設定とオーディオのルーティングを可能 する Audinate 社のアプリケーションソフトウエアです。Windows および Mac OS X のシステムに対応しています。(詳細については後述の「システム最小要件」を参照 下さい) Dante Controller をインストールした Windows PC または Mac を Dante ネット ワークに接続すると、以下の機能が使用できます。 ・ ネットワーク上の Dante 対応オーディオ機器(以下「機器」)とそのチャン年を表示 ・ 機器のクロックとネットワーク設定を表示 ・ 機器にオーディオをルーティングし、その状態を表示 ・ Dante Domain Manager に接続し、登録された機器を制御 ・ 機器のロックあるいはアンロック設定 ・ オーディオチャンネルのラベルを数字から覚えやすい名前に変更 ・ 受信レイテンシーのカスタマイズ (再生タイミングのレイテンシ
Dante Controller ユーザーガイド V4.0.6 ・ Dante Controller が Dante Domain Manager に接続できるようになり、登録したデバイスを有効にすること ができます。 ・ ドメイン内のレガシーデバイスのサポート ・ ドメイン間のオーディオルーティングをサポートします。 ・ DDM ネットワークのデバイス状態情報の改善。 ・ Device Info タブと Device ビュー> Status タブで提供される追加のバージョン情報 V3.10.2 ・ Dante Controller をユーザーインターフェースから直接更新できるようになりました。 V3.
Dante Controller ユーザーガイド Windows 構成品 推奨最小システム要件 OS Windows 7 (SP1 以上), または 8.1, 10 注: ホスト名および機器名以外は、UTF-8 と Unicode に対応します。 DNS 規格はこれらに関して Unicode に対応していません。 Mac OS X 構成品 推奨最小システム要件 OS Mac OS X 10.11.06, 10.12.06 および 10.
Dante Controller ユーザーガイド Dante Controller のインストール Dante Controller のダウンロード Dante Controller は Audinate のウェブサイトからダウンロードできます。 以下の手順でダお運ロードします・ 1. Audinate のウェブサイトにアクセスします。 www.audinate.com. 2. Products > Dante Controller に進みます。 3. 「Download」を行う際に、使用する OS を選択します。 4. 赤色のダウンロードボタンをクリックします。 この後、使用する OS に適合する Dante Controller リリースページに移ります。 「File download」の中から Dante Controller インストーラーのリンクをクリックしてダウンロードします。 Window への Dante Controller のインストール Dante Controller の自動インストールファイルを適切なディレクトリ(例, C:\Desktop)にダウンロードした後、以下を 実行する
Dante Controller ユーザーガイド Dante Controller の更新 Dante Controller は、アプリケーション自体から直接更新することができます。 注: 有効なインターネット接続が必要です。 手動による更新の確認 In windows: ‘ヘルプ’メニューから’アップデートの確認’を選択します。 In Mac OS X / macOS: Dante Controller のアプリケーションメニューから、’アップデートの確認’を選択します。 自動的に更新の確認 Dante Controller はアップデートを自動的に確認することもできます。 更新が利用可能になった場合、ポップアップメッセージで通知されます。 自動チェックを有効にするには、更新ダイアログで、更新を自動的にチェックするオプションを選択します。 Dante Controller のアンインストール 新しいバージョンの Dante Controller をインストールする前に急バージョンをアンインストールする必要はありません。 それでも旧バージョンをアンインストールしたい場合は以下の手順に従います Win
Dante Controller ユーザーガイド Dante 基礎 自動認識と自動設定 Dante 対応機器を IP/イーサーネットネットワークに接続すると、その機器は自動的に以下の動作を行います。 1. IP アドレスの設定 2.
Dante Controller ユーザーガイド オーディオチャンネルのサブスクリプション Routing 画面で Rx と Tx 交点の四角が青い場合は、これらのチャンネル間でオーディオ経路が作成できるということで す。四角がクレーの場合はチャンネル間の経路が作成できません。これは送信機と受信機のサンプリング周波数が合っ ていないか、同一機器内部で送受信経路を設定できないためです。 送信チャンネルと受信チャンネルの交点にある青い四角をクリックするとサブスクリプションが作成され、交点の緑色のチェ ックマーク が表示されます。サブスクリプションが進行中であることを示すグレーの砂時計のアイコン が、最初 一時的に表示されることがあります。 サブスクリプションに問題があれば警告 またはエラー れている機器が多いと、一時保留の黄色いアイコン のアイコンが表示されます。同時にサブスクリプションさ が表示される場合もあります。サブスクリプションのアイコン上 ににマウスを移動させると関連のツールチップが表示されます。 (サブスクリプションのツールチップを参照) 注: サブスクリプションは Device Vi
Dante Controller ユーザーガイド 警告 サブスクリプションが不完全です。送信機がネットワークから外れてい たり、電源が切れているなどネットワーク上で認識されていない状態 です。 エラー エラー発生 – たとえばサブスクリプションを確立するための帯域幅が 不足しているなど。 保留中 サブスクリプションの設定中です。多数の樹生きを同時にサブスクリ プション設定するとよく見られます。 注: サブスクリプションステータスは、ネットワークや他の機器の変更によって最初に確立した後でも変化することがありま す。 サブスクリプションのツールチップ Routing タブのサブスクリプションアイコンをマウスオーバーすると、サブスクリプションに関する情報のツールチップが表示さ れます。 サブスクリプションに問題が無ければ、ツールチップは Rx チャンネルと機器名、続けて TX チャンネルと機器名を表示しま す。(例: kick@Monitor-Condsole<-Stagebox-2), 加えてサブスクリプションステータスや確立したサブスクリプシ ョンとそのタイプ(ユニキャスト/マルチキャスト)。
Dante Controller ユーザーガイド 受信機からサブスクリプションについて変更できないことを指しています。 ・ Warning: 送信機がロック状態 送信機がロック状態を示すもので、ロック状態にある送信機に新しいサブスクリプションを作成できません。 ・ 制御取得の問題: 送信機がロック状態 送信機がロック状態にあるためサブスクリプションがないことをさします。 入力チャンネルと出力チャンネルの見分け チャンネルは、オーディオデータをネットワークに送り出すか、またはネットワークから取り込むかによって分類されます。 ・ ネットワークもオーディオデータを送り出すチャンネルを送信(Tx)または出力チャンネルと呼びます。 ・ ネットワークからデータを取り込むチャンネルを受信(Rx)または入力チャンネルと呼びます。 機器名とチャンネルラベル Dante では機器とオーディオチャンネルを番号ではなく名前とラベルで識別します。機器名とチャンネルラベルはカスタマイ ズできます。 ・ Dante のルーティングは機器名とチャンネルのラベルを使います。受信チャンネルは、機器の送信チャンネル名に対 して受
Dante Controller ユーザーガイド ・ 一方、すでにネットワーク内に存在する名前の付いた別の機器を追加すると、名前の重複が検出され、片方の機 器名の最後が(2)がつきます。この機器は名前が正しく変更されるまでオーディオ送信をおこなえません。 注: 名前の末尾に(2)がついた機器(例: MY16-slot1(2))は名前の変更処理が終わるまでオーディオを送信で きないので注意下さい。この機器の機能を完全に回復させるのは、ユーザーが機器名を重複しない有効な名前に 変更する必要があります。 名前とラベルの規則 ・ 全ての Dante 機器名とラベルは最大 31 文字です。いずれも大文字と小文字は区別されないため、たとえ ば”Guitar”と“guitar”は同じラベルとして扱われます。また Unicode と非アルファベット文字には対応していませ ん。 ・ 機器名は Domain Name System (DNS)のホストネーム規則に準じる必要があります。有効な文字は A~Z、 a~z、0~9、および”-”(ハイフォン)です。 ・ Tx チャンネルのラベルは”=”(イコール)、“.
Dante Controller ユーザーガイド ・ サブスクリプション: サブスクリプションは、受信チャンネルで別の Dante 機器を送信チャンネルからのオーディオ受信 するように設定します。 ・ サブスクリプションステータス: 受信チャンネルに関してサブスクリプションを行っているか、ユニキャストまたはマルチキャ ストオーディオを受信しているか、サブスクリプションが良好か、エラーが生じているかを示します。 サブスクリプション Dante のルーティングを行うには受信(Rx)チャンネルを送信(Tx)チャンネルにリンクさせます。 これをサブスクリプションと呼んでいます。 例: “Source”というラベルの機器の Tx チャンネル 1 および 2(“Audio L”と”Audio R”のラベルが付けられている)をと いうラベルの機器の Rx チャンネル 3 および 4 にルーティングします。 “Dest”機器上の Rx チャンネル 3 と 4 が以下のようにサブスクリプションされます。 ・ 3. Audio L@Source ・ 4.
Dante Controller ユーザーガイド 機器でセカンダリーネットワークが利用可能な場合は、リダンダンシーが自動的に有効になります。 同じオーディオデータがプライマリーとセカンダリー両方のネットワークを通じて引き続きそのオーディオデータをフローします。 注: Dante のリダンダンシーでは、任意のリダンダンシー対応機器のプライマリーおよびセカンダリーの両インターフェースが 同じリンクスピードで接続していることが必要です。例えばプライマリーインターフェースが 1Gbps のスイッチポートに接続さ れている場合、セカンダリーインターフェースも 1Gbps に接続しなければなりません。同様にプライマリーインターフェースが 100 Mbps のスイッチポートに接続されている場合、セカンダリーインターフェースも 100Mbps のスイッチに接続しなけれ ばなりません。 注: リダンダンシー非対応の Dante 機器はプライマリーネットワークにのみ接続して下さい。 オーディオフォーマット ほとんどの Dante 機器は幅広いオーディオフォーマット(サンプリング周波数)をサポートしています。機器は通常オーディ
Dante Controller ユーザーガイド マルチキャストルーティングは複数の受信機により受信可能なフローを作ります。マルチキャストフローは ID が割り当てら れ、Dante Controller で識別でき削除も簡単にできます。ユニキャストフローとは異なり、マルチキャストフローは、送信 機でまず設定しないと受信機でこのフローへのサブスクリプション設定をすることができません。 高度なルーティング: マルチキャストを用いたルーティング デフォルトの Dante ルーティングはユニキャストです。つまり、各送信機と受信機の間で個別のフローが設定されます。1 台の送信機から同一のチャンネルを複数受信機で受信したい場合にはマルチキャストを通かって効率化できる場合があ ります。 マルチキャストでは複数の受信機に同じ複数チャンネルが送られます。これは実際、かなりの量のオーディオフローがネット ワークの隅々まで流れることになります。多数の受信機で同じ複数チャンネルを受信したい場合、マルチキャストなら特に 送信技側でネットワーク全体の消費量を削除することができます。各オーディオチャンネルにつき服ううでなく 1 つのみ
Dante Controller ユーザーガイド い限り、PTP マスタークロック(ネットワーク上のクロックマスター)となります。 Preferred Master (優先マスター) 特定機器が PTP マスタークロックを供給する設定が必要な場合もあります。“Preferred Master”に設定された Dante 機器は常に PTP マスタークロックとして選定されます。2 つ以上の機器で”Preferred Master”が設定されてい る場合には、MAC アドレスが最小の機器が選定されます。 注: 機器Aは外部ワードクロックソース(「外部クロックとの同期」を参照)で駆動しているが、機器 B が Preferred Master (優先マスター)に設定されている場合、機器 A は Dante ネットワークとの同期が外れ、最終的にはミュートさ れます。ただし機器 B が機器 A と同じが行くクロックソースからクロックを取得している場合を除きます。 ClockStatus(クロックステータス) リダンダンシーネットワークでのクロック同期 リダンダンシーネットワークではクロック同期プロトコルはプライマリーとセカ
Dante Controller ユーザーガイド のみのネットワークでは小さいレイテンシーを使う事ができます。(PCIe カードなど早い機器で最小 150μsec まで)推奨 レイテンシーの設定は Dante Controller に表示されます。また製品の取扱説明書にも掲載されている場合もありま す。 レイテンシーは受信機に設定されています。しかしサブスクリプションが確立すると受信機と送信機間に自動的にネゴシ エーションプロセスが生じ、パケットロスを回避するための十分なサブスクリプションのレイテンシーを確保します。 例えば、Ultimo 機器は最小 2msec のレイテンシーをサポートしています。レイテンシーを 1msec に設定した PCIe カ ード等のより早い機器が Ultimo 送信機にサブスクリプションされると、レイテンシーはサブスクリプションでサポートされてい る最低値の 2msec になります。その他の機器(Brooklyn II 機器など)へのサブスクリプションは 1msec に設定されま す。(あるいはその受信機器に設定されているレイテンシー)このように、送信機がサポートしていなくても機器
Dante Controller ユーザーガイド 機器のロック デバイスロックを使用すると、サポートされている Dante デバイスを 4 桁の暗証番号でロックおよびロック解除できます(個 人識別番号)。 デバイスがロックされているデバイスの場合、ロックされた PIN を使用してデバイスをロック解除する必要があります。ロック されたデバイスは、以下で識別できます。 ・ [Network View]>[Routing タブ]の操作で、デバイス名に対する小さい灰色の鎖錠アイコン が表示 ・ [ネットワークビュー]>[ルーティングタブ]の操作で、デバイスがマウスオーバーされているときに赤い背景のハイライト 表示 ・ [Network View]>[Device Info タブ]の操作で、[Device Lock]欄にチェックマークが表示 ・ デバイスビューツールバーの操作で赤の鎖錠アイコンが表示 すべての Dante デバイスがデバイスロックをサポートしているわけではありません。 この機能は、デバイス製造元の幾度も のファームウェアアップデートを経て公開されます。 Dante デバイスがロック可
Dante Controller ユーザーガイド 3. ロックをクリックします 施錠アイコンが赤色のアイコン に変わると、機器がロックされます Device Info タブから 1. ネットワークビューに進み、Device Info タブを選びます。 2. そのデバイスに対するデバイスロック用のチェックボックスをクリックします。 3. 上記の手順の 2-4 を行うことでデバイスをロック状態にできます。 Dante 機器のアンロック手順 デバイスロック中にある Dante 機器のロックを解除するには Device ビューから 1. デバイスビューにある機器を開いて(Win では Ctrl + D、Mac OS X では Command + D)、施錠アイコン をクリックします。 2. Unlocked Device パネルで、PIN フィールドの 4 桁の PIN を入力します。 3. アンロックをクリックします 施錠アイコンが青色のアイコン に変わると、ロックが解除されます Device Info タブから 1. ネットワークビューに進み、Device Info タブを選びます。 2.
Dante Controller ユーザーガイド Option 1: Dante ネットワークから特定の機器以外の Dante 機器を取り除く ロック状態にある機器と Dante Controller が動作するコンピューターを残し、他のすべての Dante 機器をネットワーク から物理的に切断するか、またはその他の Dante 機器の電源を完全に切断して、その機器を分離した状態にすること ができます。 注: この時、Dante Virtual Soundcard と Dante Via は Dante デバイスとみなされます。これらが Dante Controller が動作するコンピューター上にあっても、完全に停止状態になっている必要があります。 Option 2: Dante Controller が動作する PC を直接 Dante 機器に接続する Dante ネットワークスイッチから物理的にデバイスを取り外し、Dante Controller が動作するコンピューターに直接接 続するか(通常のイーサネットケーブルを使用し)、デバイスとコンピューターを別のネットワークスイッチ(他に接続すべき Dant
Dante Controller ユーザーガイド 未使用のチャンネル接続があるデバイスロック機器 時々、送信機は、デバイスがロックされる前に閉じておく必要があります。以前のサブスクリプション状態からの未使用の 接続(送信しているが未加入のチャンネル)が残っ状態が生じ、これによりそのデバイスからのオーディオが中断すること があります。 デバイスをロックしようとすると、残りの接続が検出されます。 Dante Controller が警告ダイアログを表示する: 続行するには[OK]を、ロック処理を中止するには[キャンセル]をクリックします。 残っている接続が閉じられている間、Dante Controller は進行状況ダイアログを表示します: 準備プロセスが終了すると、標準のデバイスロックダイアログが表示され、デバイスは通常通りロックされます。 Dante のコントロールとモニター 自動設定、自動認識、およびオーディオの伝送/ルーティングに加えて、Dante 対応機器は各種の方法でコントロール とモニターができます。これにはクロック設定などの特定パラメータ―の表示と変更も含まれます。Dante 機器は Da
Dante Controller ユーザーガイド Dante Controller の起動 Dante Controller アプリケーションのインストール先 Windows デフォルトでは Dante Controller は以下のフォルダにインストールされます。 C:\Program Files\Audinate\Dante Controller\ 下記の何れか方法でも起動できます。 ・ スタートメニューからスタート>プログラム>Audinate>Dante Controller>Dante Controller ・ ス タ ー ト > 実 行 か ら の ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に C:\Program Files\Audinate\Dante Controller\Dante Controller.
Dante Controller ユーザーガイド 注: DHCP サーバーのない Dante セカンダリーネットワークにパソコンのネットワークインターフェースを接続する際には、ス タディク IP を 172.31.*.*の範囲で、そのサブネットマスク 255.255.0.
Dante Controller ユーザーガイド Firmware Update Manager など)によって自動的に使用されます。 これにより、全 Audinate アプリケーションが 同じ Dante ネットワークに確実に接続されるようになります。 このモードでは、有線イーサネットネットワークインターフェイスのみがサポートされています。 注: 別の Dante アプリケーションが既に実行されているときに 'Use shared Dante interface'を選択すると、他の 実行中の Dante アプリケーションで使用されているネットワークインターフェース(「Dante インターフェース共有」として既 に指定されています)のみを使用できます。 「Use shared Dante interface」を選択解除すると、Dante Controller は使用可能な Ether または Wi-Fi ネッ トワークインターフェースに接続でき、その選択は他の Audinate ソフトウェアアプリケーションから完全に独立しています。 Wi-Fi ネットワーク接続の例 Wi-Fi 経由で Dante ネットワー
Dante Controller ユーザーガイド プライマリーとセカンダリー(リダンダント設定)のネットワークでホストコンピュータにネットワークインターフェースが 1 つの場合 プライマリーとセカンダリーのリダンダンシーネットワークを保有していて、ネットワークインターフェースだけが1つだけの場合、 コンピューターのネットワークインターフェースはプライマリーインターフェースに設定する必要があります。そうするとことですべ ての非リダンダンシー対応機器のコントロールができ、非リダンダンシー対応機器に接続するすべてのリダンダンシーッ対応 機器の接続情報を確認することができます。 問題が発生してプライマリーネットワークの接続が失われた場合でも、代わりにセカンダリーネットワークに接続して機器の コントロールを維持できます。この場合、コンピューターをセカンダリーネットワークに接続し直すなど物理的な接続変更と Configure Dante Interface のダイアログボックスでインターフェースの選択を変更することが必要になります。 例: 下記の例では Dante Controller が動作しているラップトップコンピ
Dante Controller ユーザーガイド 注: セカンダリーネットワークに接続されている場合、プライマリーネットワークのみに接続されている機器はコントロールで きません。(非リダンダンシー対応機器または Dante Virtual Soundcard)機器名の確認はネットワークビューとサブス クリプションダイアログ(例: the Device View > Receive and Transmit タブ)でできますが、機器の設定の確認や 変更はできません。またマスタークロックがプライマリーネットワークのみに接続されている場合、その名前はメイン画面のツ ールバーが”Master Clocks(マスタークロック)”セッションではなく、MAC アドレスの文字列として表示されます。 プライマリーとセカンダリー(リダンダント設定)のネットワークでホストコンピュータにネットワークインターフェースも 2 つのある場合 プライマリーとセカンダリーのネットワークを保有していて、ホストコンピュータにネットワークインターフェースが2つある場合、 それぞれのインターフェースをそれぞれのネットワークに接続します。この場合プラ
Dante Controller ユーザーガイド 注: Dante 対応している全アプリケーションソフトが同じコンピューターにインストールされているとき、どのインターフェース が Dante のプライマリーインターフェースに接続されているかを周知/設定されている必要があります。例えば、Dante Virtual Soundcard が Dante Controller と同様に同じコンピューターにインストールされ、Dante Virtual Soundcard 内部で新たにプライマリーインターフェースが選択された場合、Dante Controller も新たに選択されたプ ライマリーインターフェース側に自動的に切り替えが行われ、そのインターフェース側で通信操作が始まります。 Wi-Fi 経由の接続 Wi-Fi 接続を介して Dante ネットワークに接続するには、Dante ネットワークに Wi-Fi アクセスポイントが物理接続さ れている必要があります。(アクセスポイント側には、ネットワークスイッチあるいは、その対象 Dante 機器) 例: 以下の例では、Dante Controller が動作するコン
Dante Controller ユーザーガイド Wi-Fi 経由でマルチキャスト送信する際の留意事項 Dante Controller と Dante ネットワーク間の Wi-Fi ネットワーク接続を使用すると、ネットワークルーティングで設定さ れたマルチキャスト送信フローが Wi-Fi リンクに溢れ、リンクのパフォーマンスが低下する可能性があります。次の場合、こ の状態が発生している可能性があります。 1. Wi-Fi ネットワーク接続を使用しています。 2. マルチキャストフローがある 3.
Dante Controller ユーザーガイド はマルチキャストオーディオストリームへの参加を決して要求しないため、Access Point は Dante Controller コンピュ ーターにマルチキャストオーディオを送信しません。 ただし、マルチキャスト制御トラフィックを許可する必要があります。これは、Dante デバイスがマルチキャスト制御プロトコ ルを使用するため、Dante Controller にとって重要です。 Dante 機器の制御専用ポートにアクセスポイントを接続する 一部の Dante ハードウェアデバイスには、マルチキャストオーディオトラフィックを自動的にフィルターする Dante Ethernet ポートである「制御ポート」が含まれています。 コントロールポートは、デバイス上にハッキリにあらわされる必 要があります。Access Point をこのポートに接続すると、Dante Controller とネットワーク間の Wi-Fi 接続が可能に ですが、ポートはマルチキャストオーディオトラフィックを Access Point に渡します。 詳細は、デバイスのユーザーマニュア ルを
Dante Controller ユーザーガイド Dante Controller の使用方法 Dante Controller には Network View と Device View の 2 種類のウインドウがあります。 重要事項: Dante ネットワークルーティング(例: サブスクリプション、機器名、チャンネルラベルなど)を変更した場合は、 少なくとも 5 秒間待ってから、その機器の取り外しや電源オフを行って下さい。そうすることで変更内容が対象機器に必 ず正しく保存されます。機器の設定内容(例: サンプリング周波数、レイテンシー、クロック設定)はすぐに保存されます。 注: Mac OS X ユーザー: 以下のキーの組み合わせは Windows 用です。Mac コンピューターで Dante Controller をお使いの場合は、以下の手順において”Control”キーの代わりに”Command(コマンド)”キーまたは”Apple”キーを、 また該当する場合は標準お Mac キーの組み合わせを使用して下さい。 詳しくは Dante Controller メニューを参照して下さい。 Network
Dante Controller ユーザーガイド メニューバー Network View のメニューバーには 4 つのメニューがあります。File, Device, View および Help です。 File ・ Load Preset (Ctrl + L): ファイルから設定を読み込みます。 ・ Save Preset (Ctrl + S): 現在表示されている機器の設定をファイルに保存します。 ・ Exit (Alt + F4): Dante Controller を終了します。 詳細はプリセットを参照して下さい。 Device ・ Refresh (F5): 表示されているネットワーク/機器データを更新します。 ・ Device View (Ctrl + D): 新しい Device View ウインドウを開きます View Channel groups(チャンネルグループ)を表示/非表示 Domain を設定する 非制御対象デバイスを表示する Help ・ About: Dante Controller のバージョンと現在のイベントログファイルの場所を表示します。 ・ L
Dante Controller ユーザーガイド Choose a Dante Interface Configure Dante Interface (Dante インターフェー (Dante インターフェースの選択) ス の 設 定 ) ダ イ ア ロ グ を 開 き ま す 。 詳 細 は Dante Controller の設定を参照下さい。 Clock a Dante Interface 画面 クロックステータスのモニター機能をオンします。詳細はク ロックステータスモニターを参照して下さい。 Channel Groups (チャンネルグル Channel Groups(チャンネルグループ)をオンします。 ープ) 詳細は Channel Groups(チャンネルグループ)を参照 して下さい。 Domain Configuration (ドメイ Dante Domain Manager サーバーへの接続を有効 ンの設定) にします。 ツールバーの右側には現在のマスタークロックが表示されます。 クロック表示の右側は、正しく選択されたドメインに加えて、DDM ユーザーのログイン情
Dante Controller ユーザーガイド Status Bar (ステータスバー) Status Bar(ステータスバー)は次の情報を表示します。 ・ P: プライマリーネットワークの現在のステータス緑色は Dante Controller がプライマリーネットワークに接続中であ ることを示します。赤色は接続に問題があることを示します。 ・ S: セカンダリーネットワークの現在のステータスセカンダリーネットワーク接続時のみ表示されます。 ・ マルチキャスト帯域幅: 接続中のネットワークにおける現在の Dante オーディオマルチキャスト帯域幅です。ネットワ ーク上には、オーディオマルチキャスト帯域幅に読み込まれないその他のソース機器からの信号トラフィックも存在す る場合があることに注意下さい。 ・ イベントログ: イベントログの現在のステータスアイコンをクリックしてイベントビューを開きます。 ・ Clock Status 画面: Clock Status Monitor の現在のステータスを表示します。アイコンをっクリックして Clock Status Monitor を開きま
Dante Controller ユーザーガイド Routing 画面の拡張表示 任意の機器の Rx チャンネルを表示するにはグリッドの左列の該当機器名の先頭にある[+]をクリックします。任意の機 器の Tx チャンネルを表示するにはグリッド最上行の該当機器名の末尾にある[+]をクリックします。Network View 内 のその機器の各チャンネルのグリッドが拡張され、[+]が[-]になります。[-]をクリックすると非表示になります。チャンネル を 16 セットのグループに分けることができます。 すべての機器の Rx チャンネルを一括して拡張表示するには、左の欄の一番上にある”[+][-]Dante Receivers”の [+]をクリックします。同様にすべての機器の Tx チャンネルを一括して拡張表示するには縦書きの一番左にあ る”[+][-]Dante Transmitters”の[+]をクリックします。[-]をクリックすると非表示になります。 Device List Filtering (機器リストのフィルタリング) 左上隅の Audinate ロゴの下にある”Filter Transmitters
Dante Controller ユーザーガイド フィルターでは大文字小文字の区別はありません。例えばこちらの Network View 画面では、いずれかの Filter に “foh”という文字列を入力すると、FOH-Amp と FOH-Console の機器とそのチャンネルのみ表示されます。 Advanced Filter (高度なフィルター) Advanced Filter とは Advanced Filter を使用すると、Network View Routing、Dante Info Clock Status、Network Status タ ブに表示されるデバイスをフィルタリングできます。 高度なフィルターを使用すると、特定の名前、チャネルラベル、状態、または設定パラメータを持つデバイスを簡単に検 索または表示できます。 高度なフィルターを開くには、サイドバーボタン をクリックします。 フィルタグループ(テキストフィルタを含む)は選択条件を追加する方式です(AND ロジック、OR ロジックではありませ ん)。 表示されるデバイスは、指定されたすべての条件に一致するデバイスです。 たとえ
Dante Controller ユーザーガイド Device State と Configuration フィルター デバイスの状態と構成のフィルターは、プラス[+]とマイナス[-]アイコンを使用して展開および折りたたむことができます。 特定の条件のデバイスをフィルタリングするには、必要なチェックボックスまたはチェックボックスの組み合わせを選択するだ けです。 [Clear All]ボタンを使用して、すべてのフィルターから選択をクリアします。 Device Lock Filter デバイスロックフィルタを使用して、特定のロック状態のデバイスを表示します。 ・ ロックされたデバイスのみを表示するには、Locked チェックボックスを選択します。 ・ ロック解除されたデバイスのみを表示するには、「ロック」チェックボックスを選択します。 ・ ロックされたデバイスとロックされていないデバイスを表示するには、「ロック」と「アンロック」の両方のチェックボックスを選 択します。 ・ デバイスロックをサポートしていないデバイスだけを表示するには、[サポートされていない]チェックボックス オンにします。 S
Dante Controller ユーザーガイド ・ [外部との同期]をサポートしていないデバイスを表示するには、[サポートされていない]チェックボックスをオンにしま す Latency 特定のレイテンシー設定のデバイスを表示するには、レイテンシーフィルタを使用します。 ・ 特定のレイテンシーを持つデバイスだけを表示するには、適切なチェックボックスを選択します。 ・ 選択したレイテンシーのデバイスのみを表示するには、該当するチェックボックスをクリックします。 Subscriptions サブスクリプションフィルタを使用して、特定のサブスクリプション状態のデバイスを表示します。 ・ サブスクリプションが成功したデバイスのみを表示するには、[成功]チェックボックスをクリックします。 ・ 1 つまたは複数の失敗したサブスクリプションだけを表示するには、[失敗]チェックボックスをクリックします。 注: 「成功」は、成功したサブスクリプションのみを表示するデバイスだけでなく、成功したサブスクリプションと失敗したサブ スクリプションが混在するデバイスも表示します。 同様に、「失敗」は失敗したサブスクリ
Dante Controller ユーザーガイド チャンネルグループをオンすると、Network View ルーティングタブにある機器のチャンネルを 16 チャンネル毎 のグループに分けます。 PCIe カードなど多数のチャンネルを保有する機器でチャンネルのサブスクリプションの確認や作成うぃ行う場合はこの機 能を使用すると便利です。 これをオンするには、Network View のツールバーのチャンネルグループボタン をクリックします。グループ名 は,1…16, 17…32 となります。 チャンネルグループを表示するには[+]アイコンをクリックします。チャンネルグループを非表示にするには[-]アイコンをクリッ クします。 注: チャンネルのグループ分けはルーティングや機器の動作に影響しません。 47
Dante Controller ユーザーガイド Device Info (機器情報) この画面ではネットワーク全体の機器の設定と動作に関する概要情報を表示します。 表には以下の情報が左から順に表示されます。 ・ Device Name (機器名): 機器に現在付けられている名前を表示します。 ・ Product Type (製品の種類): 機器の Dante モジュールタイプを表示します。 ・ Product Version (製品バージョン): メーカーによる製品バージョンを表示します。 ・ Primary Address (プライマリーアドレス): 機器のプライマリーインターフェースに割り当てられている IP アドレ スです。IP アドレスは DHCP によって割り当てられるか、自己割り当てされます。プライマリーインターフェースに対する 自己割り当てされるアドレスは 169.254.*.
Dante Controller ユーザーガイド Clock Status (クロックステータス) Network View の Clock Status タブをクリックすると、ネットワーク内のクロックの状態を知ることができます。DDM ネッ トワークにおいては、それぞれの機器の IP サブネット毎にグループ化されて確認できます。 この画面はネットワークのクロック情報を見るのに便利です。表には以下の情報が左から順に表示されます。 Device Name (機器名) 機器に現在付けられている名前を表示します。 Sync (同期) 機器のクロックの状態を示します ・ 緑のランプ は機器がネットワーククロックに同期しているか、または駆動させていることを示します。 ・ 赤のランプ は機器が現在同期していないことを示します。 Mute (ミュート) 機器のミュート状態を示します。 ・ 赤のミュート アイコンは機器が現在ミュートしていること(通常クロックの同期が中断されたこと)を示します。 ・ ミュート欄に何もアイコンが無い場合は、機器がミュートしていないことを示しています。(オーディオ信号は正常
Dante Controller ユーザーガイド Domain Status (DDM network 限定) ドメイン上のクリックの役割を示します. ・ Master: そのデバイスはドメインのマスタークロックとして機能します.
Dante Controller ユーザーガイド “Slave Only(スレーブのみ)”がチェックボックスに表示されている場合は、機器がマスタークロックとして機能する資格が ないことを示しています。 Enable Sync To External (外部クロックとの同期) モジュールを強制的に外部ソースのクロックで駆動させます。(ホスト機器のワードクロックまたは補助機器から) 他の機器で”Preferred Master(優先マスター)”を選択しなければ、この Dante 機器がそのクロックドメインのマスター クロックとなります。通常、1つのクロックドメインに対して、2ついじょうの機器を外部ワードクロックソースとすることはあり ません。この場合、同期した複数の外部ワードクロックソース(例:ハウスクロック)があることが想定されます。 チェックボックスがクレー表示され、かつ無効な時、Dante 機器は外部ワードクロックにスレーブ同期できますが、Dante Controller から直接設定することはできません。ホスト機器のユーザーインターフェース、またはその他の手段(例: サー ドパーティーのコントロールソフト
Dante Controller ユーザーガイド マスタークロック “Grand Master”とも呼ばれるネットワークのマスタークロックが Network View のツールバーの中心に常時表示されま す。これはネットワーク上のすべての機器にタイムシンクソースを提供している機器です。 複数のクロックドメインを使用している場合、各ドメインのマスタークロックがカンマで区切られて表示されます。 マスタークロックは選出プロセスにより自動的に選出されますが、選択上の優先順位を設定できるパラメータがあります。 外部ワードクロックソースが入力されるように機器を設定すると、別の機器が”Preferred Master”に設定されていない 限りその機器がマスタークロックになります。 注: マスタークロックが Dante Controller から直接認識されないとき、たとえばマスタークロック機器が何らかの理由で セカンダリーネットワークにのみ接続され、Dante Controller がプライマリーネットワークにのみに接続さされている場合 はツールバー上でのマスタークロックの表示は、機器名ではなく MAC アドレスの文字列
Dante Controller ユーザーガイド アイコンをクリックするとクロックステータスモニターが開き、クロックステータスのイベントログとヒストグラムを確認できます。 アクティブモニター アクティブモニターがオンになっていると、Dante Controller は能動的に対応機器の動作をモニターして、クロックに不安 定の兆候があるか確認します。クロックが重大な不安定性を示した場合、クロックステータスモニターアイコンがオレンジに 点灯し、クロックステータスイベントログに警告イベントとして記録されます。 初期設定ではアクティブモニターはオフになっています。これをオンにするにはメインツールバーのクロックステータスモニター ボタンをクリックします。 クロックステータスモニターがオンになると、ボタンは緑に点灯します。オフにするにはこのボタンをもう一度クリックします。 注: アクティブモニターはパッシブモニターに影響しません。 対応機器の種類 Dante PICe カード、Dante-MY16-AUD カード、Ultimo(少数チャンネル)機器、及び Brooklyn II Dante モジ ュールを含みアク
Dante Controller ユーザーガイド て、タイムスタンプがついたクロックステータスのイベントを表示します。 イベントには次のタイプがあります。 ・ Clock Sync Warning(クロック同期警告): クロックが不安定であると認定され、マスタークロックとの同期が外 れる危険性があることを表示します。 ・ Clock Sync Unlocked(クロック同期がロックしていない状態): 機器のマスタークロックとの同期が外れたこと を表示します。この機器は同期を復元するまで自動的にミュートされます。 ・ Clock Sync Locked(クロック同期がロックしている状態): 機器のマスタークロックとの同期が復元したことを 表示します。 クロックステータスのログエントリーを削除するには、Clear をクリックします。クロックステータス画面のアイコンはリセットされ 緑色に変わります。 注: 同時に他のイベントログエントリーもすべてクリアされます。(クロックステータスログはメインイベントログにフィルターを適 用した画面です) Dante Controller はクロックステータスモニター
Dante Controller ユーザーガイド History History タブは機器の安定性を確立するのに使用します。”Clock frequency offset”(クロック周波数オフセット)のヒ ストグラムでは、選択した機器でのクロック周波数オフセットのヒストグラムと、現在の周波数のオフセット値をリアルタイム でアップデートして表示します。 以下の情報もあわせて表示されます」。 ・ Mute Status (ミュートステータス) ・ Sync Status (同期ステータス) ・ External Word Clock (外部ワードクロック) ・ Preferred Master Status (優先マスターステータス) “Clock offset” (クロックのオフセット)について ハードウェアクロックはある圧電振動水晶クォーツに依存しています。水晶の微妙な個体差により振動周波数には多少 の誤差が見られます。機器の『スレーブ』クロックがネットワークのマスタークロックに同期を試みるとき、その周波数はマスタ ークロックの周波数に合わせるためのプルアップ /プルダウンする必要がありま
Dante Controller ユーザーガイド 計測はほぼ毎秒行なわれ、ヒストグラムは継続的にアップデートされます。 ・ 機器を選択するには最上位のドロップダウンメニューをクリックします。 ・ ヒストグラムをクリアするには Clear をクリックします。 ・ Save をクリックすると、現在のデータのスクリーンショットを png 形式で保存します。 ヒストグラムの解析 ヒストグラムではスレーブクロックがマスタークロックとの同期を維持するため行った作業量をみる事ができます。 正確で安定しているクロックは 2~3ppm 以内の変動にとどまる常に安定したオフセットを示します。つまり同期を維持す るのにオフセットの変化をそれほど必要としないことを意味します。 ヒストグラムの例 オフセット範囲の分布が散見されるヒストグラムはクロックが不安定であることを示します。マスタークロックとの同期を維持 するためオフセットが大がかりな変更をたびたび実行しています。ネットワークリングのオーバーロードや不完全に実装され 56
Dante Controller ユーザーガイド た EEE がその原因と考えられます。このような状態にある機器はマスタークロックとの同期が外れる可能性が大と考えら れます。 ヒストグラムの例 ヒストグラムの計測値がオレンジか赤またはその両方で表示されるとき、クロックは現在かろうじて安定しているが調整でき る余地はそれほどなく、オフセットが容易に調整範囲を超えて、完全に同期が外れる可能性があることを示します。マスタ ークロックが不正確な外部クロックで駆動している場合はこのような状態になります。 注: Dante Controller はクロック状態のデータを収集するために、数日間(または数週間でも)動作させることができま す。これにより、ネットワークでのクロック設定の安定性を長時間、画像で観測することができます。 ヒストグラムの例 57
Dante Controller ユーザーガイド Network Status (ネットワークステータス) ネットワークステータスタブではネットワーク上のすべての機器におけるネットワーク関連の情報を提供します。 この画面にはサブスクリプション『ステータス、帯域幅、レイテンシー情報が含まれ、ネットワークトラフィックで起こりうる問題 をすばやく確認できます。 表には以下の表が左から表示されます。 Device Name (機器名) 機器に現在付けられている名前を表示します。 Subscription Status (サブスクリプションステータス) サブスクリプションステータス欄のアイコンはサブスクリプションステータスの概要を表示します。 うまくサブスクリプションされていないチャンネルについての情報はオーディオチャンネルのチャンネルのサブスクリプションを参 照して下さい。 Primary Status (プライマリーステータス) プライマリーステータス欄にはプライマリーネットワークインターフェースのリンクスピードが表示されます。 Secondary Status (セカンダリーステータス) セカンダリーステータ
Dante Controller ユーザーガイド ・ Secondary Tx B/W (セカンダリーTx B/W) セカンダリーTx B/W 欄にはセカンダリーネットワークインターフェースの現在の送信帯域幅の概算が表示されます ・ Primary Rx B/W (プライマリーRx B/W) プライマリー Rx B/W 欄にはプライマリーネットワークインターフェースの現在お受信帯域幅の概算を表示します。 ・ Secondary Rx B/W (セカンダリーRx B/W) セカンダリーRx B/W 欄にはセカンダリーネットワークインターフェースの現在の受信帯域幅の概算を表示します。 レイテンシー設定 機器の現在のレイテンシー設定を示します。 Latency Errors (レイテンシーエラー) レイテンシーエラー欄には最近のレイテンシー性能を表しアイコンが表示されます。 緑のランプは機器がサブスクリプションされ、レイテンシーに問題がないことを示します。 オレンジのランプは 1 つ以上のチャンネルでオーディオパケットが機能のレイテンシー設定の上限またはそれに近い状 態で到着していることを示します。機器
Dante Controller ユーザーガイド Events (イベント) Events 画面にはネットワークの重要な変更内容と故障情報が表示されます。 Dante Controller は Dante 機器とネットワークを常時全体的にモニターしています。問題がある設定、想定外の問 題点、および Dante 機器間の通信異常を監視します。イベントは表示されイベントログに保存されます。イベントは次 の 3 つのカテゴリーの内の一つに分類されます。Information(情報), Warning(警告), Error (エラー) Filtering the Event List (イベントリストのフィルター機能) イベントリストにフィルターをかけるには画面左下のドロップダウンメニューを使用します。 ・ Information に設定するすべてのイベントが表示されます。 ・ Warning に設定すると警告とエラーのみが表示されます。 ・ Error に設定するとエラーのイベントのみが表示されます。 Clearing the Event List (イベントリストのクリア) イベントリストをクリ
Dante Controller ユーザーガイド イベントログの保存 イベントリストに保存するには、Save ボタンを押します。リストは拡張子.
Dante Controller ユーザーガイド ・ タイムアウトエラーへの応答 ・ クロックマスターからの降格 ・ Grand Master からの降格 ・ 再起動要求 機器エラーの自動通知 Dante Controller は Dante 機器に生じる可能性のある幾つかのタイプの問題を識別できます。問題があることが判 った機器の名前は赤字に表示されます。問題の詳細はその機器名をダブルクリックして確認できます。 赤字表示の機器はフェールセーフッモードに入っているか、IP 設定で問題が生じています。これについては以下で詳細を 説明します。 オレンジ色の文字表示は機器(Ultimo 少数チャンネル機器のみ)がアップグレードモードに入っていることを意味します。 (以下参照) 不正 IP アドレス設定 不正なネットワークは IP アドレス方式で通信します。不正なアドレス設定があると、Dante 機器の通信が困難または不 可能になります。Dante Controller は以下のような不正な IP アドレスのタイプを識別し通知します。 ・ 同一ネットワーク上に複数の DHCP サーバーが存在する。
Dante Controller ユーザーガイド アップグレードモード 使用中の Ultimo 機器(技術的には内部イーサーネットスイッチを含むもの)がアップグレードしているとき、またはアップグ レードを完了したがまだ再起動されていないとき、この機器は「アップグレードモード」にあり、Dante Controller ではオ レンジ色の文字が表示されます。このモードのときは Device View に Issues タブが表示され問題の機器の現在の状 態を示します。 これらの機器に新しいファームウエアを適用させるために、Dante Controller を介してユーザーにより「手動」で再起動 させる必要があります(アップグレード処理として自動的に再起動するような他の機器とは異なります)。その理由は、ある 機器が自動でアップグレードした場合、その機器が再起動している間にその機器を介してデイジーチェーン接続の下流 の Dante 機器にオーディオやファームウエアの更新データが送信されないためです。手動再起動のオプションにより、機 器の再起動のタイミングをユーザーが選択でき、以下のような問題を防止することができます
Dante Controller ユーザーガイド 確認対象の機器のラベルがツールバー中央に表示されます。上記の画面例は FOH-Console に関連した受信チャン ネルのドロップダウンリスト表示です。 別の機器を表示するには、ドロップダウンリストの中からその機器を選択します。 Network View から複数の Device View ウインドウを開いて複数の機器を同時に確認することができます。 Device View には以下のタブが幾つかまたは全部表示され、特定の Dante 機器について各種情報を見る事ができ ます。 Receive: 機器の受信(Rx)チャンネルを表示、設定します。 Transmit: マルチキャスト含む機器の送信(Tx)チャンネルを表示、設定します。 Status: 機器のソフトウェア、クロック、ネットワークのステータス情報を表示します。 Latency: レイテンシーヒストグラム(対応機器のみ)を表示します。 Device Config: 機器名の変更、サンプリング周波数の変更、(機器タイプに関連した)その他の属性を 設定します Network Config: ネットワークの
Dante Controller ユーザーガイド Device View のメニューバー Device View のメニューバーには以下のメニューがあります。 File ・ Close Window Device ・ Refresh: 表示されているネットワーク/機器データを更新します。 ・ Multicast Flow を作成します。 View ・ Show/Hide Channel Groups Help ・ About: Dante Controller のバージョンと現在のログファイルを表示します。 ・ License: 使用許諾契約のテキストを表示します。 ・ Contents: ヘルプウィンドウを開き、ヘルプ項目を表示します。 Device View のツールバー Device View ツールバーには以下のボタンが含まれます。 ボタン 機能.
Dante Controller ユーザーガイド ツールバーにはネットワーク上で利用可能なすべての機器を掲載したドロップダウンリストもあり、Device View を別の機 器に切り替えることができます。 Device View タブ画面 Device View はいくつかのタブに分割されていて、ある機器にしか適用しないものもあります。それぞれのタブの画面につ いては以下で詳細説明します。 Receive タブ Receive タブは現在の機器上でサブスクリプションされ、休止しているすべての送信チャンネルのリストに加え、サブスクリ プションされているチャンネルのサブスクリプション情報も表示します。また、Available Channels リストからサブスクリプシ ョンを作成することもできます。 このタブ画面は 2 つの欄に分割されています。Receive Channels(受信チャンネル)と、Available Channels(利用 可能なチャンネル)です。 Receive Channels (受信チャンネル) 66
Dante Controller ユーザーガイド 受信チャンネル欄は4つのフィールドを含んでいます。 ・ Channel (チャンネル): 現在の機器の受信チャンネルラベルを示します。 ・ Signal (信号): 対応機器に以下のチャンネルメーターアイコンが表示され、サブスクリプションのあるチャンネル上 にオーディオ信号があることを示します。 チャンネルがミュートされているか、レベルが-61dbFS 未満でオーディオを受信していま す。 レベルが-61dbFS~0dbFS の間でオーディオを受信しています。 クリッピングしています。 チャンネルメータ対応機器の種類 Dante Controller では現在 Brooklyn II と PCIe 機器がチャンネルメータ対応しています。Dante Info タブの機器 タイプがチェックできます。 ・ Connected to (接続先): 受信チャンネルの現在のサブスクリプション先の送信チャンネルを表示します。 ・ Status (ステータス): プライマリーとセカンダリーのサブスクリプション状態を以下のアイコンを使用して表示します。 サブスクリ
Dante Controller ユーザーガイド よくあります。 Flows フローは、デバイス間でデータを供給するオーディオパケットの'stream'のことです。 フローには最大 4 チャンネルのオーデ ィオを含めることができます。 Dante デバイスは、特定のハードウェア構成とファームウェアバージョンに応じて、有限数の受信フローをサポートできま す。 Available Channels (利用可能チャンネル) Available Channels(利用可能チャンネル)欄はネットワーク上で利用可能な機器および通知されているチャンネルを 表示します。グレー表示の機器はこの受信機がこれらのチャンネルまたは機器をサブスクリプションすることができないこと を示します。これは通常、パラメータの不一致(サンプリング周波数の不適合など)や、1 つの機器内部で送受信のルー ティングは不可能であることなどが原因です。 多くのチャンネルがある機器では、Channel Groups ボタンをクリックして利用可能なチャンネルを 16 チャンネルご とのグループに分けることができる。 AES67 Flows マルチキャスト
Dante Controller ユーザーガイド Transmit タブ Transmit タブでは機器の送信設定の確認と変更を行ないます。 Transmit タブの下面は 2 つのセクションに分かれています。 Transimit Channels (送信チャンネル): 画面左枠内は Tx チャンネルと、ユーザーが定義したチャンネルラベルを 表示します。送信チャンネルのラベルを作成することができます。チャンネルラベルに無効な文字が使用されないよう、表 への入力にはフィルターがかけられます。 対応機器には Signal(信号)欄に以下のチャンネルメーターアイコンが表示され、サブスクリプション設定されたチャンネル 上にオーディオ信号があることを示します。 チャンネルがミュートされているか、レベルが-61dbFS 未満でオーディオを受信していま す。 レベルが-61dbFS~0dbFS の間でオーディオを受信しています。 クリッピングしています。 Transmit Flows (送信フロー): 画面右枠は現在使用中のユニキャストフローの数と、その機器に設定されたマルチ キャストの送信フローを表示します。マルチキ
Dante Controller ユーザーガイド この画面は複数のセクションに分かれています。Status 画面に表示される情報はシステムのネットワークやクロックの問 題を調べる際の非常に有効です。必要に応じて、更新ボタン でこの情報を更新できます Device Information (機器情報) 機器についての以下の一般的な情報を表示します。 ・ Manufacturer (メーカー): 機器メーカー名を表示します。 ・ Product Type (製品の種類): 機器タイプを表示します。 ・ Product Version (製品バージョン): 製品のバージョンを表示します。 ・ Software Version (ソフトウエアバージョン): この機器で動作しているソフトウエアバージョンを表示します。 ・ Firmware Version (ファームウェアバージョン): この機器で動作している製品のファームウェアのバージョンを表 示します。 Dante Information (Dante 情報) この機器ついての Dante 関連情報を表示します。 ・ Model (モデル
Dante Controller ユーザーガイド ・ Dante Firmware Version (ファームウエアバージョ): この機器動作している Dante ファームウエアのバージョ ンを表示します。 ・ Hardware Version (ハードウエアバージョン): この機器で動作しているハードウエアファームバージョンを表示 します。 ・ ROM/Boot Version (ROM/ブートバージョン): この機器で起動をつかさどる ROM/ブートソフトのバージョン を表示します。 Clock Synchronization (クロック同期) - Mute Status (ミュートステータス): Muted はクロックの同期に関する問題が生じたり、外部ワードクロックが無 効向なために機器が自動的にミュートされていることを示します。Unmuted は機器がミュートしておらず、オーディオ 信号が正常に流れていることを示します。 - Sync Status (同期ステータス): Locked は機器がネットワーク PTP クロックにロックしていることを示します。 Not Locked はイン
Dante Controller ユーザーガイド です。(リンクはフルデュプレックス動作をしています) リンクが 1Gbps で動作していることを示します。 リンクが 100Mbps で動作していることを示します。 リンクが接続されていないか、エラーがあることを示します。 IP アドレスは N/A となり、Tc と Rx の使用率は 0kbps になります。 Clear Counters (カウンターのリセット): このボタンを押すと機器のパケットエラー履歴が消去されます。 Secondary Interface (セカンダリーインターフェース) 上述のプライマリーインターフェースと同じ情報をセカンダリーインターフェースについて表示します。 注: セカンダリーネットワークインターフェースは機器がリダンダンシーに対応している場合にのみ表示されます。 Latency タブ 対応機器では Latency タブで機器がサブスクリプションされている先の各送信機器のオーディオパケットレイシーのヒスト グラムを表示します レンテンシーモニタリング対応機器の種類 Dante Controller では最新の Brook
Dante Controller ユーザーガイド ・ レイテンシーが過小に設定されているため、パケットを消失する危険性がある機器 ・ レイテンシーを小さくすることができるかもしれない機器 (必要な場合、通常、低いレイテンシーのアプリケーションに は Dante デフォルトレイテンシーである 1ms で十分です) ヒストグラムについて 送信機名はヒストグラムの上に、ヒストグラムが報告しているレイテンシー値と一緒に表示されます。 水平軸は送信機からのオーディオパレットレイテンシーの測定値の分布を示します。垂直軸は各データポイントで記録さ れた想定値の数を対数スケールで示します。 測定値は Dante Controller が起動しておよそ 1 秒間隔で得られます。 ヒストグラムを消去するには Clear をクリックします。レイテンシー測定が再スタートします。ヒストグラムを png 画像として 保存するには Save をクリックします。 注: サブスクリプションがマルチキャストの場合、1 台の送信機に 2 つのヒストグラムが表示されることがあります。ユニキャ ストフロー用とマルチキャスト用です。なぜならマ
Dante Controller ユーザーガイド ヒストグラムを解釈する すべてのバーが緑色で、ヒストグラムの範囲内(左側か中央)にうまく入っていれば、受信機のレイテンシー設定はパケット ロスを防止するのに十分な高さに設定されていることを示します。 もしバーのどれかがオレンジ色なら、いくつかのパケットがレイテンシー設定の限界近くまで到達していることを意味します。 ネットワークトラフィック変動によってパケットが遅れて到着する原因を引き起こしかねません。このタイプのヒストグラムは可 能であれば、受信機のレイテンシーを増やさなければならならないことを示しています もしバーのどれかが赤色なら、ぱけぅっとロスオーディオロスを示しています。受信機レイテンシーを増やすか、ネットワークを 再設定してください。 注: Dante Controller はクロック状態のデータを収集するために、数日間(または数週間でも)動作させることができま す。これにより、ネットワークでのクロック設定を長時間、画像で観測することができます。これは特にネットワークのインフラ をアップグレードした後や、ネットワークに新たな端末を増設した後に、
Dante Controller ユーザーガイド Device Config タブ Device View ウインドウの Config タブでは機器別のメーター設定ができます。設定内容は機器の機能によって異なり ます。機器が Dante Controller からの設定に対応しない場合、この画面は使用できません。 注: Dante Virtual Soundcard には Dante Controller で使用できる Config タブがありません。パソコン上の Dante Virtual Soundcard ユーザーインターフェースを使用して設定して下さい。 75
Dante Controller ユーザーガイド 設定可能パラメータ Rename Device (機器名変更) 機器に新しい任意の名前を付けることができます。テキスト欄には現在の名前が表示されます。 機器名を変更するには、テキスト欄に新しい名前を入力し Enter を押します。 名前の重複や機器名についての詳細は、機器名とチャンネルラベルを参照して下さい。 Sample Rate (サンプリング周波数) ・ 機器の現在のサンプリング周波数を表示します。Dante 機器のサンプリング周波数は変更可能です。この変更を 有効にするために聞きの再起動が必要になる場合があります。機器が対応するサンプリング周波数は全てドロップダ ウンメニューに表示されます。 ・ 機器の現在のプルアップ/プルダウン設定を表示します。この設定は変更可能です。プルアップ/プルダウン設定を使 用すれば、機器のサンプリング周波数を調整してフレームレートが変換されたビデオとオーディオを同期させることがで きます。例えば 24fps から 25fps へ変換されたビデオに Dante オーディオを同期させるには、関連するオーディオ 機器のサ
Dante Controller ユーザーガイド Preferred Encoding 正しい優先エンコード設定を表示し、デバイスの優先エンコード設定を変更できるようにします。 注: この設定は、デバイスが常に使用することを保証しません。選択されたエンコーディングデバイスは、使用するために 選択されたエンコーディングをサポートする必要があります。 Unicast Delay Requests 設定 遅延要求は、クロックスレーブによってクロックマスターに送信されるメッセージで、日付がデバイス間でネットワークを通過 するのにかかる時間を設定します。 デフォルトでは、遅延要求はマルチキャストメッセージであり、多数のデバイスを持つ ネットワークでは遅延が加算されます。 「Unicast Delay Requests」を有効にすると、クロックスレーブデバイスはユニ キャストを使用してクロックマスターに遅延要求を送信し、マルチキャストトラフィックが削減されます。 注:ユニキャスト遅延要求は、クロックマスター上で有効にする必要はなく、クロックスレーブ上でのみ有効にする必要が あります。 重要事項: 古い Dante デバイ
Dante Controller ユーザーガイド ・ リダンダンシー設定 ・ サンプリング周波数設定(プルアップ/プルダウンを含む) ・ レイテンシー設定 ・ 既存のオーディオルーティング 対応機器では工場出荷時の設定にリセットする代わりに Clear Configuration(クリア設定)が選択できます。Clear Configuration は上記と同じ設定をリセットしますが、IP 設定だけをリセットしないよう選択できます。この場合、 Dante リダンダンシー設定と、Network Config 画面で現在設定されており全ての静的 IP アドレスはそのまま保持さ れます。 設定をクリアした後は、その変更を有効にするために機器の再起動が必要です。機器によっては設定をクリア後自動的 に再起動する場合もあります。この選択肢がない場合は手動で再起動して下さい。 Network Config タブ Network Config タブでは対応機器の Redundant モードと Switched モード間の切り替えや、機器のイーサーネッ トポートの静的 IP アドレスの指定を行います。 78
Dante Controller ユーザーガイド Dante リダンダンシー/スイッチ設定 機器メーカーの設定によってはその機器の Redundant モードと Switched モード間の切換えや、スイッチ設定が選択 できます。 Redundant (リダンダント) Redundant に設定すると、同一の Dante オーディオトラフィックが両方のイーサーネットポートに送られるので、セカンダ リーポートを介したリダンダンシーネットワークの導入ができます。リダンダンシーに対応していない機器もあります。 Switched (スイッチ) Switched に設定するとセカンダリーイーサーポートが標準のスイッチポートとして動作するので、その機器を通じてデイジ ーチェーンが可能になります。 Switch Configuration (スイッチ設定) 特定の機器はイーサーポートのカスタムスイッチ設定やリダンダンシー設定に対応しています。 これらの機器では Network Config 画面の一番上の枠に Switch Configuration (スイッチ設定)というタイトルが つきます。該当機器の対応スイッチ設定
Dante Controller ユーザーガイド 以下の手順で静的 IP アドレスを設定します。 1. 適切なイーサーネットポートに対して”Manually configure an IP Address”(手動で IP アドレスを設定)選択 します。 2. IP Address および Netmask を入力します。 3. Apply をクリックします。 DNS Server と Gateway はオプション設定です。指定しなければネットワークのデフォルト設定が使用されます。 Revert をクリックすると、前回の設定に戻ります。 注: 静的 IP アドレスを割り当てた場合の機器は再起動が必要です。 AES67 Config サポートされているデバイス(Brooklyn II v3.9.
Dante Controller ユーザーガイド 両方のデバイスで有効になっている場合でも)。 AES67 Mode Enabled を選択すると、デバイスの AES67 モードが有効になります。 Create Multicast Flow(マルチキャストフローの作成)パネルを使用して、AES67 フローを作成します。 Tx Multicast Address Prefix Dante ネットワーク上のデバイスが特定のアドレス範囲に固定されている場合は、Tx Multicast Address Prefix フィ ールドを使用してマルチキャストサブネットを指定できます。 注意: プリセットは AES67 フローをサポートしていません。 Controls タブ サポートされているデバイスの場合、デバイスビューには[コントロール]タブもあります。 [コントロール]タブを使用して、選 択したデバイスのオーディオコントロールを調整します。 表示されるコントロールセットはデバイスによって異なります。 81
Dante Controller ユーザーガイド HA Remote タブ 対応機器(Dante-MY16-AUD カード v3.3.
Dante Controller ユーザーガイド タブには 3 つのセクションがあります: ・ Avid Dante カード情報:カードのハードウエアおよびソフトウエアのバージョンに関する情報を表示します。 ・ Avid ラックステータス情報:カードのラックステータスに関する情報を表示します。 ・ Avid Dante Card Control:さまざまな DNT-192 設定の構成を可能にします。 Avid Dante カードの情報 ここでは Avid 社 Dante カードの以下の内容について言及します。 Application Version DNT-192 カードに現在インストールされた Dante アプリケーションのバージョンを意味します。 FPGA Version このカードに実装している FPGA のバージョン情報 Board Version このカードのハードウエアバージョン情報 83
Dante Controller ユーザーガイド Avid Rack ステータス情報 このセッションでは: Rack Sample Rate ラックが現在設定されているサンプルレート Rack Mute Status ラックのミュートステータス Avid Dante カードの制御 このセクションでは、DNT-192 カードのハイレベル設定が可能です。 Avid カードの設定 'Dante'モードでは、カード構成はラックによって自動的に設定されます。'Generic'モードでは、設定は手動で選択でき ます。 カード構成オプションは 3 つの値をサポートします: ・ 入力カード:16 チャンネル入力デバイスとして機能します。 ・ 出力カード:16 チャンネルの出力デバイスとして機能します。 ・ 入力/出力カード:8-in + 8-out デバイスとして機能します。 SRC サンプルレート変換。 有効にすると、カードは着信(Rx)オーディオを Rack Sample Rate(必要な場合)に、発信(Tx)オーディオを Dante ネットワーク上の受信デバイスのサンプルレート(必要に応じて)に変換します
Dante Controller ユーザーガイド このダイアログボックスには機器の Tx チャンネルのリストが表示されており、チャンネル名の横のボックスをチェックすることで そのチャンネルを新しいマルチキャストフローに追加することができます。必要なチャンネルをすべて選択した後でダイアログ ボックスの下部にある Create ボタンをクリックすると、マルチキャストフローが作成されます。新しいマルチキャストフローの 作成をキャンセルするには、Cancel をクリックします。 1 つのマルチキャストフローにつきその機器のフロー当たりの最大対応チャンネル数を含むことができます。これはダイアログ ボックスの上部に表示され、この例では 8 チャンネルです。最大対応チャンネル数を超えるチャンネルを選択すると複数の フローが作成されます。 フローが作成されるとそのフローに含まれるチャンネルとともに Transmit 欄のフローリストに表示されます。既存のフローに 対するチャンネルの追加や削除はできません。ダイアログボックスを使用して追加チャンネルを選択するたびに、新しいマ ルチキャストフローが作成されます。 Dante 受
Dante Controller ユーザーガイド 基本的には、特定のオーディオチャンネルに 3 つ以上の受信機がある場合はマルチキャストを使うことをお勧めします。ま たネットワークの隅々までフローが過剰に流れ。ネットワークリンク全ての帯域幅を消費するということもご注意下さい 例: イーサーネットスイッチの中には、不要なマルチキャストトラフィックを制御し、そのトラフィックを必要とする伝送先にの み届くようにするプロトコルがある IGMP(インターネット・グループ・マネージメント・プロトコル)に対応しているものがありま す。IGMP に対応しており、すべてのイーサーネットスイッチで IGMP が正しく設定されている場合には、マルチキャストオ ーディオはネットワークに過剰流出せず、サブスクリプ設定した機器に伝送するのに必要なリンクにのみ送られます。 AES67 フロー AES67 フローオプションは、AES67 対応デバイスでのみ使用できます。 AES67 Flow がチェックされると、選択されたチャンネルが AES67 マルチキャストフローに追加されます。AES67 対応デ バイスのみが AES67 フローを受
Dante Controller ユーザーガイド Dante ドメインマネージャーとともに Dante Controller を使 用する Dante ドメインマネージャーについて Dante Domain Manager(DDM)は、Dante システムの完全な管理ソリューションです。 インテグレータは、DDM を使用して、部屋、ビルディング、サイトごとに特定の AV デバイスグルーピングを定義し、独立し た Dante ドメインを作成し、単一の Dante ドメインで複数のネットワークサブネットを使用できるようにします。 DDM は、ユーザー認証と暗号化された制御、役割の管理、Active Directory との統合など、IT 部門や AV マネー ジャーに強力なセキュリティを提供します。 システムは、ダッシュボード、監査経路、アラート、および SNMP サポートを使 用して、表示内容における完全な可視性や的確さを提供します。 DDM はディスクトップ、サーバープラットフォーム上で動作する仮想化されたアプリケーションで、ディスクトップ、タブレット、 モバイルブラウザ用の直感的で反応性の高い Web イ
Dante Controller ユーザーガイド 2. 「DDM サーバー接続」をクリックします。 [DDM サーバー接続]ダイアログが表示されます。 3. 「DDM サーバー接続」ダイアログで、次のいずれかを実行します。 自動的に DDM サーバーを検索するには、「自動ディスカバリー」を選択するか、 A: 特定の IP アドレスまたは FQDN(DNS が必要)とポート番号を入力するには、[Manual]を選択します。 B: DDM サーバーの IP アドレスまたは FQDN を入力します。 4. [このサーバーの使用]をクリックします。 5. DDM ユーザーログインで、ユーザー名とパスワードを入力します。 6.
Dante Controller ユーザーガイド Dante Controller と DDM サーバーが異なる IP サブネットにある場合、自動ディスカバリーには DNS が必要です。 ドメイン表示 表示するドメインを選択するには、Dante Controller メインツールバーの Dante ドロップダウンメニューから必要なドメ インを選択します。 表示および構成できるドメインおよびデバイスは、DDM ユーザーアカウント特権によって決定されます。 現在ログインしているユーザーが[ドメイン]ドロップダウンメニューの横に表示されます。 注: ドメインに接続している場合。 Dante Controller は、ローカルサブネット内のデバイスのみを 表示します。 仮想デバイス DDM は、仮想デバイスの概念を使用してドメイン間のオーディオの共有をサポートします。 仮想デバイスは、複数のドメインに同時に現れることができる実際のデバイスの「投影」であり、それらのドメイン内の実際 のデバイスによってサブスクライブすることができます。 Dante Controller では独立した送信機と
Dante Controller ユーザーガイド 実際のデバイスのサブスクリプションプロキシとして機能する論理エンティティです。 DDM を使用してドメイン間で実際のデバイスを共有すると、仮想デバイスがインスタンス化されます。 Dante Controller を使用して作成することはできません。 DDM を使用すると、仮想デバイスが表示されるドメインと、仮想デバイスによって実際のデバイス上のどのチャネルが公 開されるかを制御できます。 仮想デバイスには、名前の付いた個別のデバイスを割り当てることができます。 Dante Controller では、仮想デバイスは緑のデバイス名を使用して表されます。 それらが提示する送信チャネルの 数は、(DDM を使用して)実デバイス上で共有されたチャネルの数に依存します。 仮想デバイスをサブスクライブすると、受信したオーディオは実際のデバイスからのものになります。 仮想デバイスは他のデ バイスをサブスクリプションできません。 注: 仮想デバイスの場合、通常の設定オプションは無効になっています。 レガシーデバイス ファームウェアのいくつかがレガシー(v4.
Dante Controller ユーザーガイド 注: Dante Controller は、Dante Controller インターフェースに表示されるためには、レガシーデバイスと同じサブネ ットに接続する必要があります。 隠れデバイス レガシーデバイスが最初に関連付け解除されていないまま管理されていない Dante ネットワークに移動された場合、デ フォルトで Dante Controller に表示されません。 Dante Controller は、ネットワーク上に隠れたデバイスがある場合、スパイアイコン(UI の左にあるボタンのネットワー クステータスアイコンの隣)であなたに通知します: Dante コントローラで非表示のデバイスを表示するには、[表示]> [隠しデバイスを表示]を選択します。 レガシーデバイスの詳細については、DDM ユーザーガイドを参照してください。 Domain 登録資格 デバイスが Dante ドメインに登録されると、関連する DDM サーバーおよび登録されているドメインに関する情報がデバ イスに保存されます。 デバイスが登録されていない場合、ドメインメンバシップ情報
Dante Controller ユーザーガイド プリセット Dante Controller では、プリセットとしてネットワークルーティングのセーブ、ロード、およびデバイス設定ができます。プリ セットファールにはネットワーク全体のあるいは複数の機器の設定とルーティングパラメータが含まれています。 プリセットファイルは xml として保存し、オフラインで編集することもできます。さらに、それらは“機器間の互換性がある” ので、別のネットワークの異なる物理デバイスと共有することもできます。 プリセットを以下の目的で使用できます。 ・ ネットワーク設定をバックアップ、復元する。 ・ 保存されたネットワーク設定をすばやく切り替える。 ・ ネットワーク設定を仮想環境、またはテストネットワークからライブ、またはスタジオネットワークにコピーする。 ・ 特殊な、あるいは定期的なイベント向いたネットワーク設定を作成したのち、必要に応じて元の基本設定に切り替 える。 ・ 複数の設定を多くの機器に同時に素早く適用する。例えば、ネットワーク上の全ての機器を同じサンプリング周波 数(global configura
Dante Controller ユーザーガイド 機能も正確に前のままで特別な設定は必要なかった。ライブは問題なく、首尾よく終了しバンドはデイブを夕食にさそっ た。 ロールをオリジナルの機器とは違う機器に適用すると(たとえばコンソールモデル A をコンソールモデル B にした場合)、 Dante Controller は起こりうる問題(対応してないサンプリング周波数など)を見分け、それらの問題を表示し知らせ る、あるいは重要でないなら無視したりします。 プリセットの保存 すべての機器のパラメータを含むプリセットを保存するには 1. メインツールバー の“Save Preset”ボタンをクリックします。 2. プリセットに含めたい機器を選択します。 全ての機器を選択するには All を、すべての選択をクリアするには None をクリックします。 3. Save をクリックします。 機器パラメータの選択を含むプリセットを保存するには 1. メインツールバーの“Save Preset”ボタンをクリックします。 2. Advanced をクリックします 3. プリセットに含めたい機器を選択します。 4.
Dante Controller ユーザーガイド 5.
Dante Controller ユーザーガイド プリセットの要素 目的のネットワークに適用したいパラメータ―をプリセットから選択するには、Preset Elements 欄を使用します。 目的のネットワークがオリジナルのネットワーク(プリセットが保存されたとこと)と同一でない場合、要素によって適用されな い事があります。例えば目的のネットワークの機器がオリジナルのネットワークの機器と同じサンプリング周波数レンジに対 応していない場合、「デバイスサンプリング周波数を適用しない」を選択し、サンプリング周波数を手動でることができま す。 95
Dante Controller ユーザーガイド プリセットのロール Preset Roles 欄はプリセットで保存されたロールを表示します。 ロールはそれが作成されたところと同じ物理デバイスに(目的のネットワークに存在する場合)、または同じネットワークの 異なるデバイスに、または新しいネットワークの他のデバイスに適用できます。 ロールが同じ物理デバイス、または全く同じモデルのデバイスに適用する場合は、設定とルーティングは完全に再現できる はずです(しかし、適切な送信機が目的のネットワークに存在していないと、サブスクリプションによぅて外れる場合がありま す)。 例: 比較的静的なネットワークの場合は、設定をバックアップしプリセットを復元して使用することが理想的です。 ロースが異なるデバイスモデルや、異なるタイプのデバイスに適用する場合には、設定とルーティングは正確に再現できな いこともあります。ロールの割り当てが成功するかは目的のデバイスが機能性とチャンネル対応かが適用要件になります。 異なるタイプのデバイスにロールを適用すると、基本的にはあまり良い結果が得られません。例えば 96kHz に設定された 3
Dante Controller ユーザーガイド ・ 完全マッチまたはデバイス名マッチがない場合は、このタイブで割り当てられていないデバイスがあると仮定し、ロール は同じメーカー、同じモデルのデバイスに自動的に割り当てられます。 割り当てを削除する 割り当てを解除するには、目的のデバイスを選択して Clear をクリックするか、またはキーバードの Delete キーを押しま す。 手動割り当て ロールをデバイスに手動で適用するには ・ ロールをデバイスにドラッグする、または、 ・ “Preset Roles”欄のロールと”Target Device”欄の目的のデバイスを選択して,Apply をクリックする。 各ロールに対す LED アイコンはロールの割り当て状況を示します。 グレーのアイコンはロールがどの目的デバイスにも割り当てられていないこと示します・ 緑色のアイコンはロールが正しく一つまたは複数の目的デバイスに割り当てられたことを示します。 オレンジ色のアイコンはロールが一つまたは複数のデバイスに割り当てられたが、一つまたは複数の割り当てに関連 する警告があることを示します。 赤色のアイコン
Dante Controller ユーザーガイド 各デバイスに対する LED アイコンはデバイスの割り当て状況を示します。 グレーのアイコンはロールがデバイスに割り当てられていないことを示します。 緑色のアイコンはロールがデバイスに正しく割り当てられていることも示します。 オレンジ色のアイコンはロールがデバイスに割り当てられたが、割り当てに関連する警告があることを示します。 赤色のアイコンはロールがデバイスに割り当てたが、割り当てに関連するエラーがあることを示します。 黒色のアイコンはロールがデバイスに割り当てられたが、割り当てがネットワーク上で端末の動作に影響があることを 示します。端末に問題が発生したらプリセットは適用できません。 問題 Issues 欄は Dante Controller で発生したすべての問題を示します。ロールまたは目的のデバイスをクリックしてロール またはロールの割り当てに関連する問題を示します。 98
Dante Controller ユーザーガイド 以下はネットワークが使えなくなる重大な問題です。(黒色 LED アイコンで示されます)。 ・ 同じデバイス名を複数のデバイスに適用できません。 ・ 同じ静的 IP アドレスを複数のデバイスに適用できません。 お使いのネットワークによっては、他にも問題となる場合がありまうす。 プリセットの適用 プリセットを適用するには、OK をクリップします。操作を中断するには Cancel をクリックします。 Global Configuration (全体設定) 全体設定のため特化したプリセットを使用できます。例えば、一つまたは複数の設定を多くのデバイスに同時 に適用し たいときに使用します。 例: ネットワークの全てのデバイスに同じサンプリング周波数を適用するには 1. 一つのデバイスに必要なサンプリング周波数を設定します。 2. Save Preset ボタンをクリックします。 3. None をクリックして、次に最適なデバイスだけを選択します。 4. Advanced をクリックします。 5.
Dante Controller ユーザーガイド トラブルシューティング ファンアウト Transmit Flows (送信フロー)について 送信フローとは、機器間でデータを提供するオーディオパケットの「ストリーム」のことです。 Dante 機器は特定のハードウェア公私とファームウェアバージョンに応じて、送信フロー数をサポートすることができます。 Dante 機器はユニキャストとマルチキャストの 2 種類のフローをサポートしています。 ユニキャストフローは、特定の機器にオーディオを供給するために使用され、同時に 4 チャンネルのオーディオをサポートし ます。1 台の送信機の 4 チャンネルを受信機にサブスクライブするのであれば、そのオーディオデータは 1 つのフローを用い て供給されることになります。もしその後、5 番目のチャンネルをサブスクライブする場合、2 つ目のフローを作成しなけれ ばなりません。 4 台の受信機を 1 台の送信機の同一チャンネルにサブスクライブしたい場合、オーディオは 4 箇所の異なる機器に送信 されるため、Dante Controller は 4 つのユニキャストフローを作成する必
Dante Controller ユーザーガイド Monitoring (‘common’) service or daemon 決しない場合は、パソコンを再起動するか、このトロール stopping unexpectedly. Click Ok to restart パネル>管理ツール>サービスを選択し、Dante コントロ Dante Controller. You may also need to ールとモニターサービスを再起動して下さい。 manually restart the Dante Control and Monitoring service, or the computer, if the problem reoccurs.’ ‘The installed version [x]of the Dante 対象: OS: Windows および Mac OS X Control and Monitoring service (‘ConMon’) 症 状 : 他 の Dante ソ フ ト ウ エ ア に よ り Dante is out of date.
Dante Controller ユーザーガイド Dante IP アドレスの設定 Dante ネットワーク上の機器は、Dante Virtual Soundcard も含めてすべての同一ネットワークからの IP アドレスを 使用します。Dante Virtual Soundcard や Dante Controller を使用する際はパソコンをプライマリーとセカンダリー あるいはどちらかのネットワークに接続して正しい IP アドレスを設定して下さい。 注: 機器名に赤色が表示されている場合、Dante Controller が IP アドレス設定問題など、エラー状態を自動検出 したことになります。またはデバイスがフェイルセーフに入っています。赤に表示さえている機器名をダブルクリックして詳細を 確認して下さい。 IP 設定の修正 Dante ハードウェア機器は以下のいずれかの方法でネットワークから IP アドレスを自動取得します。 ・ 169154.*.*の範囲のアドレス (セカンダリーが存在する場合、セカンダリーネットワークは 172.31.
Dante Controller ユーザーガイド の機器と同じネットワークにあることが必要です。 リダンダンシーネットワーク設定ミス リダンダンシーネットワークの設定については“オーディオのルーティング”を参照下さい。リダンダンシーネットワークの設定ミ スは何種類かあります。その内の複数のミスが同時に存在することもあります。 ・ Dante 機器のセカンダリーインターフェースがプライマリーネットワークに接続されている 最もよくあるミスは、リダンダンシーの仕組みを誤解して、すべてのケーブルを 1 つのスイッチのみに接続していること、 あるいは 2 つのスイッチまたはネットワークを正しく使用しているにも関わらず、1 本のセカンダリーケーブルをプライマリ ーネットワークのスイッチに接続していることが考えられます。 ・ プライマリーネットワークとセカンダリーネットワークを一緒に接続している プライマリースイッチとセカンダリースイッチを接続しているか、1 つのスイッチだけを使用してしまっています。 ・ 同一機器上にある複数のインターフェースが、同じ IP アドレスサブネットを使用している プライマリーネットワ
Dante Controller ユーザーガイド ・ Dante ネットワークがスタンドアローンであり DHCP サーバーを持たない場合には、このアドレスは 169.254.*.*で す。 ・ Dante ネットワークが DHCP サーバーを持つ場合には、(上図で示すように)IP アドレスを使用しているアドレス方式 に一致するはずです。 ネットワーク上の Dante 機器の IP アドレスの確認 ・ ネットワーク上の Dante 機器に設定されている IP アドレスは、Device Info タブで確認できます。 ・ 全機器のプライマリーアドレスが同じ IP アドレス標記にしたがっていることが必要です (例: 169.254.*.*または 10.12.0.
Dante Controller ユーザーガイド ・ Dante Controller に Dante 機器が表示されたり消えたりする。 スイッチ/ケーブルの点検項目 ・ スイッチの接続リンク/ステータスのインジケータがすべて想定どおり点灯または点滅していますか? スイッチの電源は入っていますか? ケーブルが正しくスイッチおよび PC または機器に接続されていますか? ・ スイッチが正しく設定されていますか? VLAN または QoS が正しく設定されていない可能性があります。 ・ 別のアプリケーションのスイッチを点検確認しないまま使用していませんか? スイッチの取扱説明書を参照してスイッチ設定を確認して下さい。 105