User Manual
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フロントパネル
[GAIN]ツマミ
レベルツマミ
フェーダー
スピーカー[
]ツマミ
ヘッドフォン[
]ツマミ
4
パワードモニタースピーカーの音量が最小に設定されていることを確認します。
5
楽器、オーディオ機器 本体の[ ] スイッチ パワードモニタースピー
カーの順に電源をオンにします。
注 記
スピーカーから大きなノイズが出ないようにするため、上記の順に電源を入れてください。電源をオ
フにするときは、逆の手順で行なってください。
6
チャンネル1にマイクや楽器を接続した場合、[GAIN]ツマミを 12 時の位置
に合わせます。
7
フェーダーを太線の位置、レベルツマミを 3 時の位置に合わせます。
8
スピーカー[ ]ツマミ、ヘッドフォン[ ]ツマミを 12 時の位置に合わせます。
9
マイク、楽器、オーディオ機器で音を出しながら、パワードモニタースピーカー
の音量を調節します。
10
音が出ない場合や、音量を調節したい場合は、以下の枠内の操作を行ないます。
以下の操作を行なっても音が出ないときは、裏面の「困ったときは?」のチェック項目
を確認してください。
■ 音が出ない、音量を大きくしたい
1
マイクや楽器で音を出しながら、[PEAK]LEDが一瞬点灯する程度まで
[GAIN]ツマミを右に回します。
NOTE
• マイクを使用する際は、十分な音量を得るために、マイクをできるだけ近づけてご使用ください。
• [GAIN]ツマミを右に回しても[PEAK]LED が点灯しない場合は、楽器などの音源の音量を上げて
ください。
上記の手順で音が出ない、または音量が大きくならない場合
2
[PAD]スイッチや [GAIN]スイッチがオン(O)になっている場合は、
フェーダーやレベルツマミを最小にしてからオフ(N)にします。
3
フェーダーやレベルツマミを徐々に動かして音量を調節します。
■ 音量を小さくしたい
1
フェーダーやレベルツマミを最小にしてから、音量を小さくしたいチャ
ンネルの[PAD]スイッチまたは[GAIN]スイッチをオン(O)にします。
2
フェーダーやレベルツマミを徐々に動かして音量を調節します。
上記の手順で音量が小さくならない場合
3
楽器やオーディオ機器の音量を下げます。
ミキサーの基本:音の流れ
1
マイクや楽器の音を入れる
2
各チャンネルの音作りをする
(音量、音質、エフェクト)
3
各チャンネルの音がまとまっ
て右に流れる
5
スピーカーやヘッドフォンか
ら音が出る
4
まとまった音の音量を最後に
調節する
チャンネル番号
ごあいさつ
このたびは、ヤマハミキシングコンソールAG03 をお買い求めいただきまして、まことにあり
がとうございます。AG03 のさまざまな機能を十分にご活用いただくために、ご使用の前にこ
の取扱説明書を必ずお読みください。また、お読みになったあとも、大切に保管いただきます
ようお願いします。本書では、ミキシングコンソールを「ミキサー」と呼びます。
特長
インターネット配信に適したオーディオインターフェース付き 3 チャンネルミキサー
• 最大 24 ビット 192kHz に対応したオーディオインターフェース機能を搭載。
• インターネット配信に便利なループバック機能(コンピューターからの音とミキサーに入力された音を
ミックスして、コンピューターに戻す機能)を搭載。
• 高音質を実現するヤマハプレミアムヘッドアンプ「D-PRE」を搭載。
付属品(お確かめください)
• USB ケーブル(1.5m)
• TechnicalSpecications(英語):一般仕様、入出力仕様、ブロック図、寸法図、端子とプラグ一覧が
記載されています。
• CUBASEAIDOWNLOADINFORMATION:SteinbergDAW ソフトウェア「CubaseAI」をダウン
ロードする際に必要なアクセスコードが記載されています。
• 取扱説明書(本書):保証書は裏面にあります。
クイックスタートガイド
事前準備:ドライバーをダウンロードし、インストールする
コンピューターからの入出力には、専用のUSB ドライバー「YamahaSteinbergUSB
Driver」が必要な場合があります。ドライバーのダウンロード、インストール手順、およ
び設定方法については、下記のヤマハウェブサイトをご覧ください。
http://www.yamahaproaudio.com/ag/
STEP 1
スピーカー、マイク、楽器などを接続する
1
スピーカー、楽器など、本体に接続するすべての機器の電源をオフにします。
2
下記の接続例を参考にして、スピーカー、マイク、楽器などを接続します。
接続例
マイク
エレキギター
電子キーボード
パワード
モニター
スピーカー
ヘッドフォン
オーディオ機器
ヘッドセット
スマートフォン
フットスイッチ
(ヤマハFC5)
コンピューター
リアパネル
NOTE
コンデンサーマイクを使用する場合
は、ファンタム [+48V]スイッチを
オン(O)にします。
STEP 2
スピーカーやヘッドフォンから音を出す
1
本体の[ ](スタンバイ/オン)スイッチを含む、すべてのスイッチが押されて
いないこと(N)を確認します。
2
付属のUSBケーブルを使って、コンピューターと本体を接続します。
本体背面(リアパネル)の [USB2.0]端子のご使用にあたっては、注記の「[USB2.0]
端子、[5VDC] 端子ご使用時の注意」をご覧ください。タブレット機器など、本体に
電源が供給できない機器と接続する場合は、市販のUSB 電源アダプターや USBモバ
イルバッテリーなどを[5VDC] 端子(マイクロ B)に接続してください。
3
フェーダーとすべてのツマミ([GAIN] ツマミ、レベルツマミ、スピーカー
[
] ツマミ、ヘッドフォン [ ] ツマミ)を最小にします。
(最小…フェーダーは一番下まで下げる。ツマミは左に回しきる。)
JA
ZN42680
保 証 書 付
MIXING CONSOLE
取 扱 説 明 書
各部の名称と機能
^ [MONITOR OUT]端子(RCAピンタイプ)
& [MONITOR OUT]端子(フォーンタイプ)
パワードモニタースピーカーなどを接続します。フォーンプラグ
(バランス/アンバランス)に対応しています。
* [FOOT SW]端子
別売のフットスイッチ(ヤマハ FC5 など)を接続します。
[EFFECT]ボタン# がオンに設定されているときに、足元でエ
フェクト音をミュート(消音)できます。エフェクト音がミュートさ
れているときは [EFFECT]ボタンのLEDが点滅します。
( ヘッドフォン[ ]出力端子
ヘッドフォンを接続します。ステレオフォーンプラグに対応してい
ます。ステレオミニプラグのヘッドフォンやイヤフォンを接続する
ときは、[HEADSET]ヘッドフォン出力端子 Aを使うこともでき
ます。
A [HEADSET]マイク[ ]入力端子
ヘッドセットのマイクプラグを接続します。通常はピンク色の端子
です。ここから入力された音声はチャンネル 1 に入ります。
NOTE
[HEADSET]マイク入力端子にマイクプラグが接続されると、
チャンネル1のマイク /ライン入力端子 3 に接続された機器
の音はカットされます。
[HEADSET]ヘッドフォン[ ]出力端子
ヘッドセットのヘッドフォンを接続します。通常は薄緑色のプラグ
です。ヘッドフォン[
]出力端子(と同じ音が出力されます。
NOTE
[HEADSET]ヘッドフォン
[ ]
出力端子にヘッドフォンプラ
グが接続されると、ヘッドフォン
[ ]
出力端子から出力され
る音はカットされます。
B [ ](スタンバイ/オン)スイッチ
電源のスタンバイ(N)/オン(O)を切り替えます。
注記
[ ]スイッチのスタンバイ / オンを連続して素早く切り替えると、誤動
作の原因になることがあります。[
]スイッチをスタンバイにしてから
再度オンにする場合は、6 秒以上の間隔を空けてください。
C レベルメーター
コンピューターへ送る音の大きさが-10dBu 以上になると[SIG]
(緑色)が点灯し、クリップレベルの 3dB 手前 (+7dBu)に達す
ると[PEAK](赤色)が点灯します。適正な音量でコンピューター
に音を送るには、[SIG]が点灯、[PEAK]は大きい音を入れたと
きに一瞬点灯するくらいに、各チャンネルの音量を調節してくだ
さい。
D [AUX]入力端子
予備の入力端子です。ステレオミニプラグに対応しています。ス
マートフォンなどを接続し、アプリケーションを使って効果音のポ
ン出しやBGMを再生できます。音量は、接続した機器側で調節
してください。
E [MONITOR MUTE]スイッチ
オン(O)にすると、 チャンネ ル 1、2Gに入 力された音 が、
[MONITOROUT] 端 子 ^&、 ヘッドフォン[
]出力 端 子 (、
[HEADSET]ヘッドフォン[
]出力端子 Aから出力されなくなり
ます(ダイレクトモニタ=OFF)。
F スピーカー[ ]ツマミ**
[MONITOROUT] 端子 ^&に接続された機器に送る音量を調
節します。
G ヘッドフォン[ ]ツマミ**
ヘッドフォン[ ]出力端子(や[HEADSET] ヘッドフォン[ ]
出力端子Aに接続されたヘッドフォンの音量を調節します。
**スピーカー[
]ツマミとヘッドフォン[ ]ツマミは、別々に調
節できます。
H [TO PC]スライドスイッチ
コンピューターへ送る音を選択します。
[DRY CH 1-2G]:
チャンネル 1 に入力された[GAIN]ツマミ調節後の音、チャンネ
ル 2Gに入力された[GAIN] スイッチ直後の音を直接コンピュー
ターに送ります。送られる音はレベルツマミの影響を受けません。
オーディオインターフェースのように、チャンネル1、2Gに入力
された音を別々に録音できます(ギターとボーカルなど)。
[INPUT MIX]:
本体に入力され、ステレオミックスされた音をコンピューターへ
送ります。コンピューターからの入力音は送られません。
[LOOPBACK]:
本体に入力された音とコンピューターで再生した音がステレオ
ミックスされたものを、コンピューターへ送ります。主にインター
ネット配信するときに使用します。
NOTE
DAWソフトウェアを使用するときは、ハウリングを防ぐため、
[DRYCH1-2G]か [INPUTMIX]に設定してください。
) [PEAK]LED
入力音が大きすぎる場合に点灯します。点灯したら[GAIN]ツマ
ミ!を左に回して音量を下げてください。
! [GAIN]ツマミ
チャンネル 1 の基本となる音量を決めます。強く歌ったときや強
く弾いたときに、[PEAK]LED) が一瞬点灯する程度にツマミを
調節します。
@ [COMP/EQ]ボタン*
コンプレッサーとイコライザーをオン(黄色に点灯)にします。初
期設定ではあらかじめ不要な低域のノイズやボーカルのレベルの
バラツキを抑え、インターネット配信に適したパラメーターがセッ
トされています。
# [EFFECT]ボタン*
チャンネル 1 のエフェクトをオン(黄色に点灯)します。初期設定
ではあらかじめリバーブが設定されており、自然な広がりを得る
ことができます。
$ フェーダー
% レベルツマミ
各チャンネル間の音量バランスを調節します。
: チャンネル 1 に接続されたマイクなどからの入力音を調節し
ます。
: チャンネル 2 に接続されたギターや電子キーボードなどの
入力音を調節します。
: [USB2.0] 端子から入力されるコンピューターからの入力
音を調節します。
3
マイク/ライン入力端子
マイク、楽器、オーディオ機器を接続します。XLR、フォーンの
両プラグに対応しています。
XLR フォーン
4 ギター[ ]入力端子(チャンネル2G)
エレキギターやエレキベースなどを接続します。フォーンプラグ
に対応しています。[GUITAR/LINE] 切り替えスイッチ 5 がオフ
(N)のときは、動作しません。
5[GUITAR/LINE]切り替えスイッチ
チャンネル 2 の入力を切り替えます。エレキギターやエレキベー
スなど出力インピーダンスの高い楽器を、ギター[
]入力
端子 4 に直接接続するときはオン(O)にします。ラインレベル
の機器をライン[
]入力端子 6 に接続するときはオフ(N)
にします。このスイッチをオンにするときは、楽器と本体をアン
バランスのフォーンケーブルで接続してください。バランスのケー
ブルで接続した場合、正常に動作しません。
注意
スイッチを切り替えるときは、スピーカー[ ] ツマミ F、ヘッドフォン
[
]ツマミ Gなどの出力コントロールは、すべて最小「0」にしてくだ
さい。大音量が出て、聴力障害または外部機器の損傷になることがあり
ます。
6 ライン[ ]入力端子
電子キーボードやオーディオ機器などのラインレベルの機器を接
続します。チャンネル 2 の [L/MONO]端子はモノラル出力の機
器を接続するときに使用します。このとき、[L/MONO]端子に
入力された音は、ミキサー出力の LチャンネルだけではなくR チャ
ンネルからも出力されます。[GUITAR/LINE]切り替えスイッチ
5 がオン(O)のときは、動作しません。
7 [GAIN]スイッチ
チャンネル 2/3 の基本となる音量を決めます。音が歪む場合は、
オン
(O)
にしてください。
NOTE
スイッチを切り替えるときは、ノイズが出る場合がありますの
で、レベルツマミを最小にしてから切り替えてください。
8 ファンタム[+48V]スイッチ/[+48V]LED
スイッチをオン
(O)
にすると[+48V]LED が点灯し、マイク/
ライン入力端子 3 の XLR プラグにDC+48V のファンタム電
源が供給されます。コンデンサーマイクを使用するときは、こ
のスイッチをオンにしてください。
注記
ファンタム電源が不要な場合、スイッチをオフ(N)にしてください。
ファンタム電源をオン(O)にする場合、本体や外部機器の故障、ノイズ
を防ぐために、次の内容にご注意ください。
• チャンネル 1 にファンタム電源非対応の機器を接続するときは、スイッチ
をオフ(N)にする。
• スイッチをオン(O)にしたまま、チャンネル 1 でケーブルの抜き差しをし
ない。
•ファンタム電源のオン(O)/オフ(N)は、チャンネル 1 のフェーダーを
最小にした状態で行なう。
9 [PAD]スイッチ
オン
(O)
にすると、チャンネル 1 に入力した音が減衰されま
す。[GAIN]ツマミ!を左に回しきっても音が歪んだり頻繁に
[PEAK]LED)が点灯する場合は、オン
(O)
にしてください。
NOTE
スイッチを切り替えるときは、ノイズが出る場合がありますの
で、フェーダーを最小にしてから切り替えてください。
1 [USB 2.0]端子
付属のUSB2.0 ケーブルを使って、コンピューターに接続します。
コンピューターを接続すると、本体に電源が供給され、本体とコ
ンピューター間でオーディオデータを入出力できます。コンピュー
ターからの入出力には、専用の USBドライバーが必要な場合が
あります。事前に下記のヤマハウェブサイトからダウンロードし、
コンピューターにインストールしてお使いください。
http://www.yamahaproaudio.com/ag/
注記
[USB2.0] 端子には、パーソナルコンピューターやタブレット機器以外
の機器を接続しないでください。
2
[5V DC]端子
市販の USB電源アダプターやUSBモバイルバッテリーなどを接
続します。タブレット機器など、本体に電源が供給できない機器
と接続する場合に使用します。本製品にはUSB 電源アダプター
やUSB モバイルバッテリーは付属していません。
注記
• お使いになるUSB 電源アダプターやUSB モバイルバッテリーの安全上
のご注意をお読みください。
• USBマイクロBプラグで、USB規格に適合した電源供給ができるUSB
電源アダプターやUSBモバイルバッテリーをお使いください。
出力電圧:4.8V~5.2V
出力電流:0.5A 以上
*[COMP/EQ]@、[EFFECT]#は、専用アプリケー
ションを使って詳細設定ができます。
詳しくは、下記のヤマハウェブサイトをご覧ください。
http://www.yamahaproaudio.com/ag/
■@# を工場出荷時の設定に戻したい場合
[COMP/EQ]ボタン@ を押しながら[
]スイッチ
B をオン (
O
)にしてください。
リアパネル
■ 音量調整のポイント
音量は、[PAD]スイッチ、[GAIN]ツマミ/[GAIN] スイッチ、フェーダー/レベルツマミを使って調節します。[PAD]スイッチ、[GAIN]ツマミ/[GAIN]
スイッチは一度設定したらあまり触らず、通常、音量はフェーダー/レベルツマミを使って調節します。各機能について詳しくは「各部の名称と機能」
をご覧ください。