Form No. 3407-578 Rev A GreensPro™ 1260 グリーン用ローラ シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 44913—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 g036786 図1 1.
目次 安全について ............................................................. 4 安全な運転のために ............................................ 4 安全のためにトロからのお願い........................... 6 安全ラベルと指示ラベル .................................... 7 組み立て ....................................................................11 1 移動走行用車輪を取り付ける...........................12 2 ヒッチアセンブリを取り付ける .......................12 3 警告ステッカーの貼り替え ..............................14 4 パレットから機体を下ろす ..............................14 5 機体のグリスアップ ..............
安全について – – 地表条件、特に傾斜角度を正しく把握して いなかった。 この機械は、EN ISO 12100:2010 規格およびANSI B71.
• • • • • • • • • • • • • • 料は極めて引火しやすく、またその気化ガス は爆発性があります。 に大きな影響を与えます。段差や落ち込みのあ る場所では特に注意してください。 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブ を閉じておいてください。絶対に、火気の近く で燃料を保管したり、室内で燃料の抜き取りを 行ったりしないでください。 平らな場所に停車してください。必要に応じて 輪留めや駐車ブレーキを掛けてください。適切 な訓練を受けていない人には絶対に機械の整備 をさせないでください。 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確 実に支えてください。 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が 掛かっている場合があります。取り外しには十 分注意してください。 作業中は絶対に人を近づけないでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられていな い状態のままで運転しないでください。すべての ガードが正しく作動する状態でお使いください。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジン の回転数を上げすぎたりしないでください。規 定以上の速度でエンジンを運転すると人身事故 が起こ
• • • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管する場 合は、必ず燃料タンクを空にし、火元から十分 離してください。 • 機械を格納する際にはエンジンが十分冷えてい ることを確認し、また裸火の近くを避けて保 管してください。 安全靴と長ズボンの着用をおすすめします。地 域によってはこれらの着用が義務付けられてい ますのでご注意ください。 • 燃料の取り扱いには十分注意してください。こ ぼれた燃料はふき取ってください。 • 運転には十分な注意が必要です転倒や暴走事故 を防止するために以下の点にご注意ください • 火災防止のため、エンジンやマフラー、燃料保管 場所などの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、 ほこりなどが溜まらないようご注意ください。 • – サンドトラップや溝・小川などに近づかな いこと 各部品、特に油圧関連部が良好な状態にあるか 点検を怠らないでください。消耗したり破損し た部品やステッカーは安全のため早期に交換し てください。 • 燃料タンクの清掃などが必要になった場合は屋 外で作業を行ってください。 • 機械の調
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-6686 decal117-2718 93-6686 1. 油圧作動液 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 117-2718 decal120-0627 120-0627 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 decal104-7049 104-7049 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal127-5885 127-5885 1. ヒッチ解除—1)ラッチを下 げる 2) ヒッチを引き出す 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal111-5649 111-5649 1. 走行ペダル踏み込むと左へ移動 decal130-8322 130-8322 1. 2.
decal127-5884 127-5884 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 3. 1)ヒッチを持ち上げ 2)ラッチレバーを外し 3)ヒッチを降ろし 4) ヒッチが嵌るまでペダルを踏み込み5)ロックピンを取り付ける. 2. 1)ロックピンを抜き 2)マシンを傾け 3)ヒッチのラッチを外し 4)レ バーラッチがスライドにロックするまでヒッチを持ち上げる。 decal131-0440 131-0440 1. 駐車ブレーキ 入 2.
decal132-9299 132-9299 1.
decal133-1701 decal133-1702 133-1701 1. 警告 オペレーターズマニュ 4. 警告可動部に近づかない アル を読むこと 必ず講習を こと 全部のガードやシール 受けてから運転すること。 2. 3. 133-1702 CE用 警告 聴覚保護具を着用の こと。 1. 類を正しく取り付けて運転 すること。 5. 警告 オペレーターズマニュ 4. 警告可動部に近づかない アル を読むこと 必ず講習を こと 全部のガードやシール 受けてから運転すること。 転倒の危険水際で運転し ないこと斜面や段差の近く などで運転しないこと。 警告周囲に人を近づけな いこと。 10 2. 警告聴覚保護具を着用の こと。 3. 警告周囲に人を近づけな いこと。 類を正しく取り付けて運転 すること。 5.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 移動用タイヤ 2 移動用タイヤを取り付けます。.
1 2 移動走行用車輪を取り付ける ヒッチアセンブリを取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 移動用タイヤ 2 手順 1. ホイールハブを出荷用ブラケットに固定して いるラグナットを取り外す図 3。同じく、各 ホイールハブのスタッドにねじ込んである ナットも外す。 1 ロックブラケット 4 ボルト M10 x 30 mm 4 ロックワッシャ M10 6 ワッシャ M10 4 ナット M10 1 ヒッチアセンブリ 1 ボルト M10 x 100mm 1 ロックナット(M10) 1 ボルト M12 x 100mm 2 ワッシャ M12 1 ロックナット M12 2 スペーサワッシャない場合もある 手順 1. 図 4のように、機体のフレームにロックブラ ケットを取り付ける。 注 各ナットを 52N·m5.3kg.m = 38ft-lbにトルク 締めする。 g024006 図3 1. ラグナット 2. 出荷用ブラケット 2. クレートから、注意深く出荷用ブラケットを 取り外す。 3.
• 前穴 ボルト M10 x 100mm 1本、ワッシャ M10 2枚、ロックナット M10 1個を使用。 • 後穴 ボルト M12 x 100mm 1本、ワッシャ M12 2枚、ロックナット M12 1個を使用。 • マシンの各ボルトに3枚目のワッシャがつ いている場合には、これをスペーサとし て、ヒッチピボットブラケットの内側と ヒッチとの間に入れる 図 6。 注 ヒッチピボットブラケットについている 穴から、使用する牽引用車両のヒッチ高さに 合った穴を選ぶ。 g025915 図6 1. スペーサワッシャ 3. 小さいボルトを 73N·m7.5kg.m = 54 ft-lbに、大 きいボルトを 126N·m 17.4kg.m = 93ft-lbに、ト ルク締めする。 4. ラッチレバーがスライドディテントから外れ るまで、ヒッチアセンブリを押し上げる図 7。 g025914 図5 1. ヒッチ 5. ワッシャ - M12 2枚 2. 3. ヒッチピボットブラケット ワッシャ - M10 2枚 6. 7. ボルト M12 ロックナットM12 4.
4 パレットから機体を下ろす 必要なパーツはありません。 手順 1. パレットのヒッチ側の端にはめ込んである角 材を取り除く。 1 2 G024197 g024197 図8 1 G024330 g024330 ヒッチペダル 1. 2. ロッキングピン 7. ロッキングピンを入れる図 8。 8. 移動用タイヤのラグナットを 108N·m11.1kg.m = 80ft-lbにトルク締めする。 図9 1. 2. パレットの端に、板を何枚か敷く。 注 板の高さが、パレットの高さよりも少し低 くなるようにする。クレートの両側や端の部分 から取り外した木材を使ってかまいません。 3 3. 警告ステッカーの貼り替え 機体を、パレットから木の板の上に慎重に押 し出し、そこか更に床面に降ろす。 重要 ローラをパレットに接触させると機体 が床の上に落ちるので、接触させないように 注意すること。 この作業に必要なパーツ 1 角材 4.
製品の概要 5 機体のグリスアップ この作業に必要なパーツ – 潤滑剤 別途入手のこと 手順 機械がその性能を正しく発揮できるように、使用を 開始する前に、各部の潤滑を行ってください潤滑 (ページ 29)を参照。この作業を怠るとマシンに急激 な磨耗が発生しますから注意してください。 g036787 図 10 1. 2. ヒッチロックレバー ヒッチのラッチ 7. 走行ペダル 8. チルト調整ペダル 3. 座席調整レバー 9. アワーメータ 4. 駐車ブレーキ 10. ラッチレバー 5. 6. ハンドル ライトスイッチ 11. ヒッチペダル 12. ヒッチアセンブリ 2 3 4 1 G019903 5 g019903 図 11 15 1. 2. 点火プラグ マフラー 3. エアクリーナ 4. リコイルスタータ 5.
各部の名称と操作 ようになっています。従って、走行は必ず左右どち らかの方向になります。右側のペダルを踏み込めば 右へ走行し、左側のペダルを踏み込めば左へ走行 します。ペダルの踏み込みを大きくするほど走行 速度が大きくなります。 注 エンジン各部の詳細については、エンジンマニュ アルを参照のこと。 駐車ブレーキ 注 前進と後退の切り替えは、必ず完全に停止してお こなってください。急にペダルを踏みかえないでく ださい。走行系統に大きな負担がかかり、これを繰 り返すと走行系統が早期に破損する恐れがありま す。ペダルの踏込はゆっくりとスムースに行うよう にすれば、ターフを傷つけることもなく、また走行 系統も保護することができます。 法面で使用する場合には、走行力を確実に発揮で きるよう、駆動ローラが谷側にくる向きで運転し てください。これを怠ると、ターフを傷つける可 能性があります。 エンジンを始動するためには駐車ブレーキを掛け ることが必要です。駐車ブレーキレバー 図 12を後 ろに引くとブレーキがかかります。レバーを前に 倒すと解除となります。 ヒッチアセンブリ ヒッチアセンブリ図 10は、機体を牽
アワーメータ アワーメータ図 10は左側コントロールパネルにあっ て本機の稼働時間を積算表示します。 エンジンのコントロール装置 On/Off ス イ ッ チ On/Off スイッチ図 14は、エンジンの始動と停止を 行うスイッチです。エンジンの前部についていま す。エンジン始動時にはON 位置にします。エンジ ンを停止する時にはOFF 位置にします。 1 OFF ON OFF ON 2 3 G019815 g019815 1 2 図 15 G021 103 g021103 図 14 1. OFF 位置 2. ON 位置 1. チョークレバー 2. 燃料バルブ 3.
運転操作 仕様 重量 308kg 長さ 136 cm 幅 122 cm 高さ 107 cm 最高速度 12.8 km/h@ 3600 rpm 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 安全についての章に記載されている注意事項をすべ てよく読んでください。オペレータや周囲の人を事 故から守る重要な情報が掲載されています。 アタッチメントとアクセサリ 危険 トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリ がそろっており、マシンの機能をさらに広げること ができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、 または代理店へお問い合わせください弊社のウェブ サイト www.Toro.
3. ガード類、カバー類が正しく取り付けられて いることを確認する。 4. エンジンオイルの量を点検する。 5. 燃料タンクに燃料が入っていることを確認す る。 6. 駐車ブレーキが掛かっていることを確認する。 7. 移動走行タイヤを床から浮かせ、タイヤが上 位置にロックされたことを確認する。 油圧ホースとラインを点検する g018667 g018667 図 17 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 油圧系統にオイル漏れ、支持部のゆるみ、磨耗、 フィッティングのゆるみ、風雨や薬品による劣化な どがないか毎日点検してください。修理不十分のま ま運転しないでください エンジンが水平になるように、平らな床の上 に駐車する。 2. エンジンを停止し、冷えるのを待ってオイル フィルタのキャップ兼ディップスティックの 周囲をきれいにする図 18。 1.
1 低流 動 点 ア ン チ ウ ェ ア 油 圧 作 動 液 , ISO 高 粘 度 イ ン デ ッ ク ス /低 VG 46 物性 2 粘度, ASTM D445 cSt @ 40°C 44 48 cSt @ 100°C 7.9 9.1 粘性インデックス ASTM D2270 140 以 上 流動点 ASTM D97 -37°C -45°C FZG, フェールステージ 11 以 上 水分含有量 新しい液 : 500 ppm 最大 G024239 産業規格 g024239 図 19 1. 6. 上限 2.
燃料を補給する • 機械の性能を最も良く発揮させるために、オク タン価87以上の、きれいで新しい購入後30日以 内無鉛ガソリンを使ってくださいオクタン価評 価法は(R+M)/2 を採用。 • エタノールエタノールを添加10% までしたガソ リン、MTBEメチル第3ブチルエーテル添加ガソ リン15% までを使用することが可能です。エタ ノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール 添加ガソリン15% 添加=E15は使用できません。 絶 対 に 使 用 し て は い け な い も の エタノール含有 率が 10% を超えるガソリンたとえば E15含有率 15%、E20含有率 20%、E85含有率 85% 。これら の燃料を使用した場合には性能が十分に発揮さ れず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、 仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証 の対象とはなりません。 • 使用 で き ま せ メタノールを含有するガソリンは使 ん。 • 冬越 し さ せ 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬 な い で く だ さ い 。 冬越しさせる場合には必ずス タビライザ品質安定剤を添加してください。 •
危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補 下の レ 給 す る 時 は 、 タ ン ク 上 面 か ら 約 25mm下 ベルを超えて給油しない。これは、温度が 上昇して燃料が膨張したときにあふれない ように空間を確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管する。 30 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接 置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器に燃料を補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の 床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場 がなくなるので危険である。 g028433 図 23 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪 を地面に接触させた状態で給油を行う。機 械を車に搭載したままで給油を行わな
重要 レバーが上位置に戻ること、ヒッチとヒッチア センブリが結合していることを確認してください。 重要 引き出しきったスタータロープを無理に 引っ張ったり 引き終わったロープの握りを放 さないでください。どちらもロープやスター タ内部の破損の原因となります。 7. エンジンが始動したら、チョークを OFF 位 置に戻す。 8. ローラの性能を十分に発揮させるため、スロッ トルはFAST 位置にセットする。 エンジンの停止手順 1. 作業終了後は、走行ペダルをニュートラル位 置に戻して駐車ブレーキを掛ける。 2. エンジンをアイドリングにセットし、1020秒 間そのまま待つ。 3. ON/OFF スイッチを OFF にする。 4.
移動走行を行うとき C. 1. 機体を牽引車両のところまで移動させる。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. エンジンのスロットルをアイドリングにセッ トし、10-20秒間そのまま待つ。 ヒッチペダルを踏んで、ヒッチをロック する 図 27 。 4. ON/OFF スイッチを OFF にする。 5. 燃料バルブを閉にする。 6. 以下の手順で機体の移動用車輪を降ろす A. ラッチレバーがスライドディテントから 外れるまで、ヒッチアセンブリを押し上 げる 図 25 。 1 2 G024197 g024197 図 27 g024011 1. ヒッチペダル 1. 図 25 ラッチレバー B. 7. ラッチレバーが自由にスライドする高さま で、レバーを上げ、ヒッチを引き降ろす。 2. ロッキングピン D. ロッキングピンを入れる図 27。 以下の手順で機体のローラを降ろす A. ロッキングピンを抜き取る図 28。 1 2 G024199 g024199 図 28 1. ロッキングピン 2. ヒッチのラッチ g024010 図 26 B.
C. ヒッチのラッチを押し下げて、ヒッチを 外す 図 28 。 ハンドルを左に回すと機体は後方に移動しま す。 D. ヒッチを上げて図 29、ラッチのレバーを スライドディテントにロックする図 25。 注 ローラ掛けの終点では必ず方向を変えるこ とになりますが、これについてはハンドル操 作を多少練習する必要があります。 重要 緊急停止したい場合には、反対側のペ ダルをニュートラル位置まで踏み込んでくだ さい。たとえば、右ペダルを踏み込んで右に 進行中に緊急停止する場合には、左ペダルを ニュートラル位置まで踏み込めばマシンは直 ちに停止します。この操作はしっかりと行う 必要がありますが、乱暴に行うと横転する危 険があります。 8. 駐車ブレーキを解除する。 9.
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 5 時間 • ボルト、ナット、フィッティング類にゆるみがないか点検し、必要な締め付けを行う。 使用開始後最初の 20 時間 • エンジンオイルを交換する。 • 油圧オイルとフィルタを交換する。 使用するごとまたは毎日 使用後毎回 • • • • • • • • • • 油圧ホースとラインを点検します。 エンジンオイルの量を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 移動走行タイヤの空気圧を点検する。 安全インタロックシステムの動作を確認します。 駆動ローラのベアリングの潤滑 (洗浄後はすぐに行う。) エアクリーナを点検する。 駐車ブレーキが確実に掛かっていることを確認する。 ボルト、ナット、フィッティング類にゆるみがないか点検し、必要な締め付けを行う。 燃料タンクの燃料残量を確認する。 • 機体についたごみ(特にエンジンまわり)をきれいに取り除く。 50運転時間ごと • エアクリーナを清掃する。 (ほこりの多い環境で使用するときは整備間隔を短くする) 100運転時間ごと • エンジンオイルを交換する。 • 点火プラグを
警告 人体に危険を及ぼす物質を乱雑に取り扱うと、人身事故を引き起こす恐れがある。 • 化学薬品を使用する時は、容器についているラベルをよく読むこと。 • 身体を保護するために防具を身につけた上で、薬品を注意深く扱う。 以下の液体は危険な物質とされている。 物質名 危険の程度 ガソリン 低 潤滑油 低 油圧作動液 低 グリス 低 • 上に挙げた液体を取り扱う場合には、保護めがねと手袋の着用が望ましい。液体をこぼさないよ うに注意すること。 • 皮膚についた場合には、石鹸と水で十分に洗い流す。 • 目に入らないように十分注意すること万一目に入った場合には流水で十分に洗い、違和感が残る場合に は直ちに医師の診断を受けること。 • 飲まないこと万一飲み込んでしまった場合には直ちに医師の診察を受けること。 • ピンホールのような場所や、わずかな割れなどから噴出している油圧作動液は皮膚を貫通して体内に侵 入する危険がある。どんな液体であれ、万一体内に入ったら、直ちに専門医 の治療を受けること。 • リーク個所の探索は必ず紙やボール紙を使って行うこと。 • 廃棄物によっ
要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 点検項目 月 火 ピボットジョイントの動作を確認する。 燃料残量を確認する。 エンジンオイルの量を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 エアフィルタを点検する。 インタロックシステムを点検する。 冷却フィンの汚れ具合を点検する。 エンジンからの異常音がないか点検する。 ホースに磨耗損傷がないか点検する。 オイル漏れなど。 グリスアップ。 タイヤ空気圧を点検する。 塗装傷のタッチアップを行う。 28 水 木 金 土 日
整備前に行う作業 潤滑 整備作業や修理作業によっては、その内容をオー ナー自身の施設で確認していただくことになりま す。 駆動ローラのベアリングの潤滑 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 洗浄後はすぐ に行う。 必要でないかぎり機体を傾けないでください。機体 を傾けると、エンジンオイルが燃焼室内部に侵入 したり、油圧オイルがオイルタンク上部のキャッ プから漏れ出したりする恐れがあります。このよ うな漏れが発生すると修理に多額のコストがかか る場合があります。機体底部の整備・修理を行う 場合には、機体をホイストや小型クレーンで吊り 上げてください。 グ リ ス の 種 類 No. 2 リチウム系グリス 1. ベアリング内部に異物を入れてしまわないよ う、周囲をきれいに拭く 2. 図 30 のようにしてフィッティングからグリ スを注入する。 g036790 g036789 図 30 3.
エンジンの整備 A B C D E F G H エンジンオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間—エンジンオイ ルを交換する。 100運転時間ごと—エンジンオイルを交換す る。 1. エンジンを数分間運転してオイルを温め、エ ンジンを停止する。 2. 機体を移動用車輪で支える。 3. 機体のエンジン側が床に近づくように機体を 傾け、持ち上げた側を確実に支える。 4. ドレンバルブに、ドレンホースを接続する図 31 。 5. ホースの出口側を、廃油受け容器に入れる図 31 。 g029369 g029369 図 31 30 6. ドレンバルブを左に 1/4 回転させてオイルを 排出する 図 31 。 7. オイルが完全に抜けたら、ドレンバルブを右 に 1/4 回転させて閉じる図 31。 8. 排出用に取り付けたホースを外し、こぼれた オイルをきれいにぬぐう。 9. 所定のエンジンオイルを入れる エンジンオイ ルの量を点検する (ページ 19)を参照。 10.
エアクリーナの整備 6. 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—エアクリーナ を点検する。 両方のエレメントを点検し、破損している場 合には新しいものに交換する。 注 ペーパエレメントは、定期交換時期がき たら必ず交換する。 50運転時間ごと—エアクリーナを清掃する。 ほこりの多い環境で使用するときは整備間 隔を短くする 7. 以下の手順でスポンジエレメントを洗浄する A. 300運転時間ごと—ペーパーエレメントを交 換する。 1. 点火プラグついている点火ケーブルを取り外 す。 2. エアクリーナカバーをエアクリーナ本体に固定 している蝶ナットを取り、カバーを外す図 32。 スポンジを温水と液体洗剤で押し洗いす る。 注 絞るとスポンジが破れるので押し洗い で汚れを落とす。 B. 洗い上がったら、きれいなウェスにはさ んで水分を取る。 注 ウェスにはさんだ状態で軽く押して乾 かす。ひねるとスポンジが破れるので注 意する。 C.
6. G019905 点火コード 使用中の点火プラグを取り付けた場合に は、手締め位置プラグがワッシャに着座し た位置からさらに 1/8-1/4 回転締め付ける。 重要 エンジンマニュアルを参照のこと。 プラグの周囲を清掃し、シリンダヘッドから プラグを外す。 エアギャップを 0.7-0.8 mm に調整する 図 34 。 1 2 3 4 G019300 g019300 図 34 1. 外側の電極 2. 中央の電極 点火プラグに点火コードを接続する。 整 備 間 隔 : 300運転時間ごと 重要 汚れその他の不具合のある点火プラグ は交換してください。点火プラグにサンドブ ラストをかけたり、ナイフ状のもので削った り ワイヤブラシで清掃したりしないでくだ さい。破片がシリンダ内に落ちてエンジンを 損傷します。 3. • エンジンバルブのクリアランスの 点検調整 g019905 図 33 2.
燃料系統の整備 異物収集カップの清掃 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと—異物収集カップを清掃 してください。 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補 下の レ 給 す る 時 は 、 タ ン ク 上 面 か ら 約 25mm下 ベルを超えて給油しない。これは、温度が 上昇して燃料が膨張したときにあふれない ように空間を確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管する。 30 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接 置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器に燃料を補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の 床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場 がなくなるので危険である。 • 可能であれば、機械を
走行系統の整備 油圧オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間—油圧オイルと フィルタを交換する。 400運転時間ごと—油圧オイルとフィルタを交 換する。 重 要 必 ず 、Toro プ レ ミ ア ム ・ オ ー ル シ ー ズ ン 油 圧 作 動 液 ISO VG 46ま または同等品を使用してくだ さい。他のオイルを使用するとシステムを損傷す る可能性があります。 1. 機体下にある油圧オイルドレン プラグの下に廃油受けを置く (図 36)。 g036797 図 37 1. 油圧フィルタ 6. 新しいフィルタに油圧オイルを入れる。 7. シーリングガスケットにオイルを塗り、ガス ケットがフィルタヘッドに当たるまで手でね じ込み、そこから更に 3/4 回転増し締めする。 注 これでフィルタは十分に密着する。 g036888 図 36 1. ドレンプラグ 2. タンクの底にあるドレンプラグを抜いてオイ ルを抜く 図 36 。 3. オイルが完全に抜けたら、ドレンプラグを取 り付ける。 4. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐ う。 5.
ブレーキの整備 洗浄 駐車ブレーキの点検と調整 必要に応じ、ローラハウジングの穴から水を吹き付 けてローラをきれいに清掃してください図 39。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 駐車ブレーキが確実に掛かっていることを確認す る。 以下の手順で駐車ブレーキを調整する • ブレーキを強くするにはブレーキロックナット を締め付ける 図 38。 • ブレーキを弱くするにはブレーキロックナッ トをゆるめる 図 38。 g036889 図 39 1. アクセス穴 油圧モータ周囲のごみや異物をきれいに取り除く 図 40 。 g027634 図 38 1. ブレーキロックナット g036788 図 40 注 ブレーキハンドルを解除状態にしたときにブ レーキが完全に解除されていることを確認してく ださい。 1.
保管 1. 機体各部特にローラとエンジン部分に付着し ている泥や刈りカスをきれいに落とす。特に エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン部分 やブロアハウジングを丁寧に清掃する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでくださ い。エンジン部に大量の水を掛けないように 注意してください。 2. 長期間90日間以上にわたって保管する場合に は燃料タンクのガソリンにスタビライザコン ディショナを添加する。 A. エンジンをかけて、コンディショナ入り のガソリンを各部に循環させる5分間。 B. エンジンを停止してガソリンを抜き取る。 または燃料切れで停止するまで運転する。 C. エンジンを再度始動して自然に停止するま で運転する。チョークを引いて始動し、完 全に始動できなくなるまでこれを続ける。 D. 抜き取った燃料は地域の法律などに従っ て適切に処分する。廃油などはそれぞれの 地域の法律などに従って適正に処分する。 3. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付け や交換、修理を行う。摩耗した部品や破損し た部品はすべて修理または交換する。 4.
メモ
メモ
欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 • 外的な要因によって生じた損害。外