Form No. 3355-844 この文書は英語(EN)からの翻訳です。 ® • ブロア 600 Model No. 44536—Serial No.
目次 はじめに もくじ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分 に理解してください。オペレータや周囲の人の人身事故 や製品の損傷を防ぐ上で大切な情報が記載されていま す 製品の設計製造、特に安全性には常に最大の注意を 払っておりますが、この製品を適切かつ安全に使用する のはお客様の責任です。 はじめに. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 安全について. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3 運転の前に. .
安全 – ゆっくりとした走行速度で運転し、隠れた穴など の見えない障害に警戒を怠らない。 安全な御使用のためには、機械の運転、移動や搬送、保 守整備、保管などに係わる人々の日常の意識や心がけ、 また適切な訓練などが極めて重要です。 不適切な使い 方をしたり手入れを怠ったりすると、死亡や負傷などの 人身事故につながります。事故を防止するために、以下 に示す安全のための注意事項を必ずお守りください。 – 小さな旋回をするときや法面で旋回するときは、 走行速度を十分に落とす。 – サンドトラップや、溝・小川など危険な場所の近く を通らない。 – 急停止や急発進をさける。 – バックするときには、後方の安全に注意し、 マシン の後部に人がいないことを十分に確認する。 運転の前に – 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は周囲の交通に注意する。常に道を譲る心がけを 持つ。 • 本機をご使用になる前に必ずこのマニュアルをお読 みになり、内容をよく理解してください。 操作方法を しっかり身につけ、緊急時にすぐに停止できるように なってください。マニュアルが足りない場合は、製品
安全ラベルと指示ラベル • 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりは がれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 2 1 3 4 3 5 5 98-3110 1. 危険: オペレーターズマニュアルを読むこと。 2. 危険: 保護メガネ等着用のこと。 3. 異物が飛び出す危険: 人を近づけないこと。 4. 必ず保護メガネ等着用のこと。 5. 手足切断の危険: 可動部すべての動きが完全に停止するまで触 れないこと。 92–7937 105–0669 1. ベルトの張りのインジケータ 92–7936 105-0698 CE 諸国で 105–0707 に代えて使用する。 1.
105–0707 105–0708 1. 異物が飛び出す危険: 周囲の人間をシュート排出口に近づけな いこと。 1 2 2 1 3 1 105–0627 1. 危険 2. 運転席を離れる時はエンジンを停止し、トラクタの始動スイッチ からキーを抜き取ること。PTO を解除すること。 3. 整備作業前にオペレーターズマニュアルを読むこと。 105–0709 1 1. 可動部に近づかないこと。 2. 運転する時は必ずシュラウドを中央にセットすること。 2 105–0628 1. 危険 2.
仕様 主な仕様 ファン出力 7000 CFM ± 200 CFM165 MPH ± 20 MPH ファン速度 1173 RPM ± 20 RPM (540 PTO 入力時) 吹出口面積 100 平方インチ(645.16 cm2) 方向制御 デフレクタ・シュートを標準装備、180°調整可能。3点ヒッチのすぐ後ろのコントロール でゲートの回転を調整する。 キャスタ・ホイール ゴム製空気タイヤ(13 x 5.00-6)が2個。 高さ調整 0~38 mm。13 mm 刻みで調整可能。 ターフ保護 長さ 406 mm、直径 102 mm のターフ・ローラをファン・ハウジングの後ろに配置。長さ 203 mm、直径 102 mm のターフ・ローラをデフレクタの下に配置。べベル処理したスキ ッド・プレートをデフレクタ・シュートの下に配置。 地上高 トラクタの3点ヒッチとキャスタ・ホイールで決まる。 ファン 0.250 HRPO プレート8枚翼のラジアル設計外径 27 ± 0.
組み立て 注:組み立てに必要な部品がそろっているか以下の表で確認してください。全部そろっていないと正しい組み立てが できません。 内容 数量 用途 キャスタ・ホイール. アクスル. ワッシャ. コッターピン 2 2 8 4 キャスタ・ホイールをキャスタ・フォークに取り付けま す。 駆動軸 1 ドライブ・シャフトをブロアとトラクタに取り付けます。 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 パーツカタログ 1 登録カード 1 日本のお客様は返送ご不要です 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 バラストについて • 注意 • バラストをタイヤに搭載しないと、トラクタが安定性を 失い、人身事故につながる恐れがある。 トラクタ前部に必ず所要バラストを搭載のこと。バラ ストの重量などの詳細はトラクタのマニュアルを参照 のこと。 図1 キャスタ・ホイールを取り付ける 1. ホイール・アセンブリ 2. キャスタ・フォーク 1.
PTO シャフトの長さの調整 1 重要 PTO や3点ヒッチの位置はトラクタによって違い ます。どんなトラクタにも合わせられるよう、PTO シャフ トは長めになっています。長すぎる場合には切断する必 要があります。長いまま無理に使用すると損傷につなが る場合があります。 1. ブロアを水平に置き、その状態のまま、入力軸の高さ がトラクタの PTO シャフトとほぼ同じ高さになるよう にブロアの高さを調整する。これが2軸の最短距離 となる。 2 図2 1. 下リンク 2. トラクタの PTO シャフトのロック溝からブロアの入力 軸のロック溝までの距離を測定する。測定値を記録 する。 2. リンチ・ピン 6. リンチピンで、 下リンク・アームをヒッチピンに固定す る(図2)。 3. PTO シャフトが完全に縮んだ状態で、2つのロック ピンカラーの間の距離を測定する。測定値を記録す る。 上リンクを接続する 4.
. スウェイ・リンクを調整する スチール部に充分グリスを塗布する。 10. PTO シャフトを組み立て、ブロアとトラクタに取り付 ける。 ブロアの左右のふれが各側で 25 mm 以内となるよう に、3点ヒッチの下ドラフト・アームのスウェイ・リンクを調 整します。 11. シャフトの長さを確認する。37 mm 未満であれば、 再調整する。 1. 下リンクを機械内側に向けて調整してブロアの取り 付け板に接触させる(図6)。これはピンへの負荷を 小さくするためである。トラクタに付いているのがスウ ェイ・リンクではなくスウェイ・チェーンの場合は、 下リ ンク・アームとリンチピンの間にワッシャを挟んでリフ トピンへのオーバーハング負荷を小さくしてやる。 12. ブロアを一番高い位置まで上昇させる。この状態 で、PTO のパイプの重なりが少なくとも 75 mm あ ることを確認する。必要に応じて3点ヒッチのリフト ストップを調整する。9ページを参照のこと。 PTO シャフトを接続する 注: 取り付け、調整の詳細については、トラクタのマ ニュアルを参照してください。 1.
PTO チューブが外れない限り、上昇レンジ一杯まで使っ てかまいませんが、 一番上まで上昇させたまま PTO を 作動させると PTO や他の部品を破損しますから注意し てください。 エンジンと可動部すべての動きが完全に停止してから運 転席を離れてください。 4. トラクタの PTO からカバー回り止めチェーンを外 し、 チェーン端をブロア側の PTO シャフトに取り付 ける(離脱防止)。 5. ブロアをゆっくりと降下させて、ローラとキャスタ・ホ イールを着地させる。 6. センタリンクをブラケットに固定しているリンチピン と上リンクピンを外す。 7. パワーシャフトをトラクタの PTO シャフトから外す。 1 8. パワーシャフトを後ろにスライドさせてトラクタから 外す。 9. 下リンク・アームのリンチピンを外し、アームをスライ ドさせてヒッチピンから外す。 図7 ブロアをグリスアップする 1.
運転操作 エア吹出口の調整 調整ハンドル(図8)でエア吹出口の向きを横から前に 変えることができます。 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 運転中の注意 • 警告 • 排出口から噴出す風は非常に強く、まともに吹かれる とケガをする危険がある。 1 • 清掃作業中は、排出口に人を近づけない。 • 作動中は、排出口の周囲に人を近づけないこと。 1. トラクタを始動させ、低い回転数で運転する。 2. エンジンをアイドリングさせながら、PTO を接続す る。 3. PTO 速度を1800 rpm に上げる。 図8 1. エア吹出口 4. ゴミを吹き飛ばす練習をしましょう。風の吹いている 方向に飛ばしてやると、ゴミが吹き戻されずにうまく いきます。 2.
保守 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 ブロアをグリスアップする ファン・シャフトのベアリング 8運転時間ごとにファン・シャフトのベアリング(2か所、 図9)をグリスアップします。No. 2 汎用リチウム系グリ スを使用してください。 注: 後ろのグリスニップルから注入する時はベルト・カ バーを外して行います。 図10 ドライブ・シャフト 通常の条件で使っている場合は、100 運転時間ごとにド ライブ・シャフト(2か所、図11)をグリスアップします。 No. 2 汎用リチウム系グリスを使用してください。No. 2 汎用リチウム系グリスを使用してください。 図9 図11 キャスタ・ホイール 通常の条件で使っている場合は、50 運転時間ごとにキ ャスタ・ホイールのピボット・チューブ(2か所、図10)を グリスアップします。No.
ベルトの調整 確実な動作を保証し、無用の磨耗を防止するため、ベル トの張りは適切に管理してください。ベルトをこまめに 点検しましょう。 注: 新しいベルトは20 運転時間で点検・調整します。 1. ベルト・ガードをブロア・ハウジングに固定しているキ ャップスクリュ、ワッシャ、ナットを外して、ガードを取 り外す(図12)。 注: ベルトを調整する時は、ドライブ・シャフトを外す 必要はありません。 1 図13 1. ベルト・テンショナ・チューブ 2. テンショナ・ガイド 3. キャップスクリュの位置 4. アイドラ・アーム 図12 1. ベルト・ガード 3. フレームの裏側でベルト・テンショナをフレームに固 定しているキャップスクリュをゆるめる。 2. テンショナ・ガイドをブロア・フレームに固定している キャップスクリュとナットを外す(図13)。キャップス クリュを外すとベルトがゆるむ。 4. 大型レンチでテンショナを右に回し、 ステッカーが テンショナ・チューブの 15°にくるように調整する。 5.
故障探究 症状 考えられる原因 対策 異常に振動する。 1. ファン・シャフトのベアリングの損傷。 1. ベアリングを交換する。 2. ファンの翼に汚れが付着している。 2. ハウジングの内側を清掃する。 3. PTO シャフトの回転数が高すぎる。 3. PTO 速度を540 rpmに落とす。 1. エアのスロットが詰まっている。 1. スロットを清掃する。 2. トラクタ側の回転数が低すぎる。 2. PTO 速度を 540 rpm に上げる。 エアの出が悪い。 3. トラクタ側のエンジンの回転数が低す 3.
格納保管 1. ブロアをきれいに掃除する。ファン・ハウジングの泥、 葉、汚れをすべて取り除くこと。 2. 各グリス注入部のグリスアップを行う。にじみ出たグ リスはふき取る。 3. PTO シャフトのスプラインにグリスを薄く塗布する。 4.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® • 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両 社の合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材 質上または製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時 間のうちいずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で 実施いたします。この品質保証の対象となった場合には、弊 社は無料で「製品」の修理を行います。この無償修理には、診 断、作業工賃、部品代、運賃が含まれます。保証は「製品」が 納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した 弊社代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お 客様から連絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問が ある場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service Department Toro Warranty Company 8111