Form No. 3353-681 Rev. A この文書は英語(EN)からの翻訳です。 ® • トロ・ライン・ペインター 1200 Model No. 42004—Serial No.
• 警告 運転操作 各部の名称とはたらき エンジンの始動手順 エンジンの停止手順 走行速度コントロールの使用方法 ペイントを混合する ペイント・タンクにペイントを入れる ペイント・タンクでペイントを混合する ラインの幅を調整する ノズルの説明 ペイント・ブームの高さを調整する スプレー圧を調整する ガイドを調整する 作業のコツ 真水タンクに水を入れる 洗浄システムの適切な使い方 ペイント・システムの清掃 ポンプ・フィルタの清掃 ライン・ペインターを搬送する場合 保守 定期整備表 エンジン・オイルの量を点検する エア・フィルタの整備 エンジン・オイルの交換 オイル・フィルタの交換 燃料タンクを空にして燃料フィルタを清掃する 点火プラグの整備 ベルトの点検 格納保管 スプレーシステムの準備 エンジンの整備 燃料システムの準備 概要 保管されていたライン・ペイン ターを再使用する場合 故障探究 ペイント・システム回路図 揮発性ガスの排出に関するメーカー保証 Toro製品の保証について • カリフォルニア州では、この製品に搭載されているエ ンジンの排気ガスには発癌性や先天性異常の原因と なる物質が含まれている
はじめに 危険は最重要安全注意事項であり、これを遵守しない と死亡事故を含む重大な人身事故を引き起こす恐れが あります。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分 に理解してください。オペレータや周囲の人の人身事故 や製品の損傷を防ぐ上で大切な情報が記載されていま す 製品の設計製造、特に安全性には常に最大の注意を 払っておりますが、この製品を適切かつ安全に使用する のはお客様の責任です。 警告は重要安全注意事項であり、これを遵守しないと死 亡事故を含む人身事故を引き起こす恐れがあります。 注意:けがなどを防止するための安全注意事項です。 この他に2つの言葉で注意を促しています。 重要 は製品の構造などについての注意点を、注:は そ の他の注意点を表しています。 弊社のウェブサイトwww.Toro.
• 大人であっても、操作方法をよく知っている人以外に は運転をさせないでください。 – 換気、防火、危険物取り扱いなどに関する法令や 条例を遵守すること。 • 周囲にペットや人(特に子供)がいる所では絶対に作 業をしないでください。人が近づいてきたら機械を 停止させてください。 – ライン・ペインター作業は換気のよい場所で行う こと。 • 作業場所に子供を入れないでください。子供たちが 周囲にいる時には、オペレータ以外の誰かが責任を もって監視してください。 – 揮発成分を吸い込む可能性があるときには安全 マスクなどを着用すること。マスクなどを着用する 場合には、それらの製品が適切に性能を発揮する よう、正しい使い方を守ること。 • 万一、子供が作業場所に入ってきた場合には、直ち にエンジンを停止させてください。 – 油性ペイントを使用しないこと。ラテックス系の ペイント以外は使用しないこと。 • 人身事故や器物損壊などについてはオペレータやユ ーザーが責任を負うものであることを忘れないでくだ さい。 – ラッカー、シンナーなどの溶剤を使用しないこ と。 – 機械の洗浄には水と石鹸以外は使用
• 以下の場合には必ずエンジンを止めてください: • エンジンの回転数を変えないでください。 – 機械から離れるとき;および • 燃料タンクからガソリンを抜き取る作業は屋外で行 ってください。 – 燃料を補給するとき。 • いつも最高の性能を維持するために、必ず Toro の純正部品をご使用ください。 • アルコールや薬物を摂取した状態での運転は避けて ください。 • 機体に貼ってある安全ステッカーなどが汚れたり読 • 万一機械が異常な振動を始めたら、直ちにエンジン めなくなった場合には新しいものに貼り替えてくださ を停止してください。異常な振動は、多くの場合トラブ い。 ルの兆候です。 斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大 な人身事故につながります。斜面で不安を感じたら、作 業をしないでください。 音圧レベル • 段差や溝、大きく盛り上がった場所の近くなどでは作 業しないでください。足元が悪いためにバランスを失 う危険があります。 音力レベル この機械は、オペレータの耳の位置での連続聴感補正 音圧レベルが 78dB(A)相当であることが確認されて • 隠れた穴やわかりに
安全ラベルと指示ラベル • 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。 読めなくなったものは必 ず新しいものに貼り替えてください。 93-7814 1. 巻き込まれる危険 - 可動部に近づかないこと。 108-0233 108-0326 1. 警告:オペレーターズマニュアルを読むこと 2. 火災の危険: 燃料補給前にエンジンを止めること。 3. ギア・セレクタ 4. On/Off スイッチ 5. OFF 6. ON 7. 常用/駐車ブレーキ 8. ロック 9. 入 10. 切 108-0328 1. 走行ドライブ: 入 2. 前キャスタ・ホイール: ロック解除 3. 後レバーを前に倒すと走行ドライブが入る。 4. 後レバーを後ろに倒すとキャスタ・ホイールのロックが解除され る。 108-0327 1. スプレー・ノズル: OFF 2. スプレー・ノズル: ON 3. レバーを後に倒すとスプレー・ノズルが ON になる。 4.
仕様 注:仕様および設計は予告なく変更される場合がありま す。 主な仕様 エンジン トランスアクスル 車輪 フレーム 制御装置・計器類 走行速度 踏圧: 洗浄システム カワサキ, 6 hp (4.5 kW), 180 cc, デュアル・エレメント式エア・クリーナ付。燃料タンク容量 は 3.8 リットル 前進3段式ギア駆動、ニュートラルと後退ギア付。 前: 10 x 3.5 in(25.4 x 8.9 cm), 空気タイヤ: 後: 13.5 x 5 in(34.3 x 12.7 cm), 空気タイ ヤ。空気圧: 後タイヤは 0.85~1.0 kg/cm2; 前キャスタ・ホイールは1.25~1.4 kg/cm2 鋼板と鋼管による溶接構造、トレーラ搭載用ロープ掛けポイント付。 On/Off エンジン・キー, 3 速度トランスアクスル・シフト・レバー(ニュートラルと後退付), 走行ドライブ・レバー. スプレー On/Off レバー, 洗浄/吹きつけ切り換えレバー, 駐車ブレ ーキ・レバー, キャスタ・ロック解除レバー。 1段ギア: 1.6 km/h; 2段ギア: 3.5 km/h; 3段ギア移動走行用ギア: 6.
寸法諸元 長さ(ハンドルを含む) 162.6 cm 幅(車輪外側まで) 73.7 cm (スプレー・ヘッドを含む) 91.4 cm 高さ 116.8 cm ホイールベース 55.9 cm 重量(油脂類含まず) 108.9 kg オプション機器 ハンド棒キット Model No.
組み立て 注:前後左右は運転位置からみた方向です。 注:組み立てに必要な部品がすべてそろっているか、以下の表で確認してください。全部そろっていないと正しい組 み立てができません。出荷時に取り付けてある部品もありますから注意してください。 内容 数量 用途 ボルト 4 ナット 2 ワッシャ 2 ヘアピン・コッター 1 スプレー・ブーム(取り付けピン付) 1 スプレー・ブームを取り付けます ライン・ガイド 1 ライン・ガイドを取り付けます。 フィルタ・レンチ 1 ツール・ボックス内にあります ノズル 1 ツール・ボックス内にあります オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 エンジンマニュアル 1 パーツカタログ 1 オペレータービデオ 1 ハンドルとシフト・ロッドを本体に取り付けます ご使用前にご覧ください。 9
ハンドルとシフト・ロッドを取り付け る 4. 上の取り付け穴のうち適当な穴を選び、ハンドルの位 置を決め、ボルト(2本)とナットでタンク・サポートに 固定する(図3)。 1. シフト・ロッドを出荷用に固定しているヘアピン・コッ ター、ワッシャ、ケーブル・タイを外す(図2)。ヘアピ ン・コッターとワッシャは、シフト・ロッドを取り付け る際に使用するので捨てないこと。 5. シフト・ロッドの上端をシフト・リンクの穴に入れる( 図4)。先ほど外したヘアピン・コッターをワッシャを 使って、ロッド端をリンクに固定する。 2. ハンドルをタンク・サポートに固定しているボルト( 2本)、スペーサとナットを取り外す(図2)。ボルト、 スペーサ、ナットは破棄する。 3 3 3 1 2 1 2 図4 1. シフト・ロッド 2. シフト・リンク 図2 3. ワッシャとヘアピン・コッター 1. シフト・ロッド 6. ロッドのフィッティングをシフタのベル・クランク・シャ フトに差し込み、ワッシャとヘアピン・コッターで固定 する(図5)。 2. ハンドル 3. ボルト、スペーサとナット(2個) 3.
スプレー・ブームを取り付ける ライン・ガイドを取り付ける 1. スプレー・ブームを取り付けチューブに取り付け、ピン で固定する(図6)。スプレー・ブームは、機体の左右 どちらの側にでも取り付けることができ、また、前後 に回転させることができます。 ライン・ガイド(図8)をチューブに入れ、調整ノブを締め 付ける。 2 2 1 1 図6 1. スプレー・ブーム 図8 1. ライン・ガイド 2. 調整ノブ 1 図7 1.
運転の前に 注:前後左右は運転位置からみた方向です。 2 エンジン・オイルを点検する 3 エンジンにはオイルを入れて出荷しています。しかし、初 めて使用する際にはエンジン始動前と使用後に量を点 検してください。 1 図10 1. ディップスティック オイル容量 オイルフィルタを含む 0.84 リットル オイルフィルタを含まない 0.65 リットル 2. 満タン 3. 要補給 オイルは、API(米国石油協会)のSF, SG, SH またはSJ グレードの SAE 30 オイルを使用します。 7. 油量がディップスティックの ADD マークよりも少な い場合は、FULLマークまで補給管から ゆっくりと 補給する。 Toro のプレミアム・エンジン・オイルを代理店にてお求 めいただくことができます。 重要 エンジン・オイルを入れすぎないこと。入れすぎた ままでエンジンを運転するとエンジンを破損する恐れ があります。入れすぎた場合は、オイル量がディップステ ィックの FULL マーク位置になるように、余分のオイル を抜き取ってください。 1. 平らな場所に駐車する。 2.
• 危険 重要 エタノール系、メタノール系のスタビライザはご使 • 用にならないでください。アルコール系のスタビライザ( エタノールまたはメタノールを基材としたもの)は使わな いでください。 ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き 起こす。 1. 燃料タンクのキャップ(図9)の周囲をきれいに拭 く。 • 燃料補給は必ず屋外で、また、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 2. 給油口からキャップを取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料タンク の首の根元から 2.5 cm 程度下までとする。これ は、温度が上昇して燃料は膨張したときにあふれ ないように空間を確保するためである。 3. 燃料タンクの首の根元から 6 mm~13 mm 程度下 まで無鉛ガソリンを補給する。燃料タンクの首の部 分まで燃料を入れると ガソリンが膨張する空間がな くなって危険である。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、 火花や裸火など の近くで作業しないこと。 4.
運転操作 ペイント制御レバーについているラッチをつかうと、レ バーの位置を固定することができます(図12)。長い線 を引くときや、システムの洗浄を行う時に、このレバーを 使用すると便利です。 注:前後左右は運転位置からみた方向です。 各部の名称とはたらき キャスタ解放レバー 実際にエンジンを始動して作業を始める前に、各部分の 操作方法をよく知っておいてください。 キャスタを解放するには、右側のレバーを握り込みます。 キャスタが回り始めたらレバーから手をはなすと解放状 態でロックされます。キャスタ・ホイールは、真正面向き になると自動的にロックされます。 速度セレクタ・レバー 前進3段階、後退1段階で切り替え可能です。希望する速 度位置にセレクタを動かしてください。 (図12) 常用/駐車ブレーキ レバーを後に倒すと駐車ブレーキが掛かります。レバー を固定穴(ディテント)にセットすると駐車ブレーキとな ります。レバーをディテントから外して前に倒すと駐車ブ レーキが解除されます(図12)。 注:前進と後退との切り替えは、走行コントロール・レバ ーから手を離して行う必要があります。前進走行中に前
ド、すなわちライン引きを行うモードです。中央の位置は OFF です(図13)。OFF 位置ではポンプへ流路が閉じら れます。この OFF 位置は、タンク内にペイントが入った 状態でペイント・フィルタのつけはずしを行う時に便利で す。レバーをOFF 位置にしたままでエンジンを掛けない ように注意してください。 プライマ エンジンが冷えている場合には、プライマを3回押して からスタータを操作してください(図14)。 2 洗浄 OFF 1 1 図14 1. エンジンのプライマ ペイント 2. 燃料バルブ 燃料バルブ 図16 燃料バルブはエンジンの左側にあります。閉じると燃料 タンクからキャブレターへの燃料通路が閉じられ、開く と、燃料タンクからキャブレターへの燃料が流れるよう になります(図14)。ライン・ペインターをトラックなどで 搬送する場合や、使用しない場合には、このバルブを閉 じておいてください。 1. フラッシュ/ペイント切り替えノブ エンジンの始動手順 1.
注:エンジンが暖かいときにはプライマを使用しないで ください。 ペイントを混合する 6. 始動キーを START 位置に回す(図12)。 • ライン・ペインターは、ラテックス系の水溶性ペイン ト専用の機械です。 7. 抵抗を感じるところまでスタータ・ハンドル(図15)を 引き上げ、そこから力強く引く。ロープは自然に巻き取 られる。 • 水とペイントの推奨混合比は 1:1~10:1です。ペイン トの品質および希望する仕上がり状態に応じて、こ の範囲で混合比を変えてください。 エンジンの停止手順 • 油性ペイントを使用しないでください。 1. 走行制御レバーから手を離す。 • ペイントと水を混合してから機械のペイント・タンク に移して使うのが最もよい方法です。 2. 速度セレクタ・レバーをニュートラル位置にセットす る。 • ペイント・タンクの容量は約 45 リットルです。 ペイント・タンクにペイントを入れ る 3. キーを STOP 位置に回す。 注: エンジン停止後、すぐにエンジンを再始動しない場 合には、燃料バルブを閉じておいてください。 1.
3 1 2 2 1 図21 図20 1. スプレー・シールド 1. タンクのふた 2. スプレー・シールドの蝶ナット 5. 混合ずみのペイントを希望量だけ、ストレーナからタ ンクに入れる。ペイント・ストレーナは外さないこと。 6. タンクのフタを取り付ける。 3. ブームのアーム・ストップ 2. ラインの幅が希望通りの幅になるようにシールドの 位置を調整する。各シールドが、ノズルから同じ距離 になるようにすること。 タンク内でペイントを混合する 3. 蝶ナットを締める。 ラテックス系のペイントの中には、タンクの中で混合し てもよいものもあります。 4. ペイント・ノズルのチューブをブームのアームに固定し ているネジをゆるめる(図22)。 1. エンジンを掛ける。 2. 洗浄/ペイント切り替えレバーを「ペイント」位置にす る。 2 3. 希望量の水をタンクに入れる。タンクの側面に目盛り がついているのでこれを目安に水量を測るとよい。 3 4. 希望量のペイントを、ストレーナからタンクに入れ る。 1 5.
注: スプレーがシールドに触れると、シールドの上にペ イントがたまって、スプレー動作を止めた後にボタ落ち したり無用のスジを引いたりする可能性があります。 • シールドが低すぎると、スジが残ってしまいます。 1 図25 1. ブームのアーム・ストップ スプレーの圧力を調整する 図23 ノズルを換えたり、混合比を変えたり、ペイントの種類 を変えたり、また気温が大きく変わったりした場合に は、スプレー圧の調整が必要になる場合があります。ス プレー圧力を上げると、ノズルからでてくるペイントの 量と速度が大きくなります。 6. 希望のスプレー幅に設定できたらねじを締める。 ノズルの説明 TJ60-8006 EVS ノズル ノズル スプレー パターン シリーズ シリーズ 角度 流量 散布率 1. スプレー・ノズルを作動させておきながら、圧力調整 ノブを左に回して、スプレー幅とスプレーの均一さが 不十分な程度に低くなるまで圧力を下げる。 2.
真水タンクに水を入れる 真水タンクは、システム内部を通水洗浄するためのもの です。タンクの容量は 7.7 リットルです。 1 1 図27 1. 真水タンク 2 洗浄システムの使い方 図26 1. ライン・マーカー 洗浄システムは、ペイント・タンクを空にしなくともペイン ター内部を洗浄することができるシステムです。洗浄シ ステムでは、真水タンクにある真水を使用して洗浄を行 います。洗浄モードの時は、ペイントの撹拌は行われま せん。例えば別の現場へ移動するときなどのように、ラ イン・ペインターを使用しない時間が長くなるときには、 洗浄を行ってください。ただし、ペイント・タンクに翌朝 までペイントを入れっぱなしにしておくことはお奨めで きません。ペイントが濃縮されてラインを詰まらせてしま う恐れがあります。 2.
2 1 1 図28 図30 1. タンク・ストレーナ 1. 撹拌ライン 2. タンク・ドレン・バルブ 1. ペイント・タンクのストレーナ(図28)を外して水洗い する。 4. エンジンを始動してポンプを作動(循環)させる。 2. ペイント・タンクのドレン・バルブ(図29)を開く。バル ブの開きを大きくするほど流れ出るペイントの量が多 くなる。 5. 洗浄/ペイント切り替えレバー(図31)を「ペイント」位 置にする。 6. エンジンを 5~10 秒間運転して内部に残っているペ イントを排出する。 洗浄 1 Off 1 ペイント 図31 図29 1. フラッシュ/ペイント切り替えノブ 1. ペイント・タンク・ドレン・バルブ 3. ペイント・タンクの中の撹拌ラインを図30のようにドレ ン・バルブに差し込む。 7. ペイント・コントロール・レバーを操作して、開いた状態 でロックする。これにより、連続した水流でノズルが洗 浄される。 8.
ポンプ・フィルタの清掃 ペイント・フィルタ(図32)を取り外して洗浄する。 1. エンジンを停止させる。 2. 機械に付属しているレンチを使って、ポンプ・フィルタ のキャップを外す。 3. ポンプ・フィルタを外してきれいな真水で洗浄する。 1 4. ポンプ・フィルタと キャップを元通りに取り付ける。 図34 1. 車両前部のロープ掛けポイント 図32 1. ポンプ・フィルタのキャップ ライン・ペインターを搬送する場合 ライン・ペインターの搬送手順: • 駐車ブレーキを掛け、車輪止めを掛ける • 機体をチェーンやケーブルやロープなどでトレーラや トラックに、ロープがけ部分(図33~35)を使ってし っかりと固定する。 1 1 図33 1.
保守 注:前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨定期整備一覧表 定期整備間隔 整備内容 使用ごと • エンジン・オイルの量を点検する 5 運転時間 • エンジン固定部を点検する ゆるみがあれば締め付ける 25 運転時間 • エア・クリーナのスポンジ(プレフィルタ)を洗浄する • エンジン・オイルを交換する(オイル・フィルタはしない)1 50 運転時間 • 燃料タンクや燃料ホースから漏れがないか点検する 必要に応じて部品を交換する • ベルトについているゴミを取り除く • オイル・フィルタを交換する • 点火プラグを点検し、必要に応じて交換する • ペーパー・エア・フィルタを交換する 100 運転時間 • 冷却システムを清掃する;エンジンの冷却フィンについているゴミやよごれを取り除 く。汚れやすい環境で使用している場合にはより頻繁な清掃が必要 • 燃料フィルタを清掃する • 車輪の整備を行う 300 運転時間 • ペーパー・エア・フィルタを交換する。ホコリの多い環境で使用しているときには交換 間隔を短くする • エンジンの燃焼室を清掃する; エンジンのマニュアルを参照 • バルブ
エンジン・オイルの量を点検する 3. エア・クリーナのカバーの取り付けネジ(図37)を外 す。 ライン・ペインターを使用する前に、ディップスティック でオイル量を確認してください。Add マークと Full マー クの間にあれば適正です(図35)。オイルの量が不足し ている場合には、Add マークまで補給してください。 「 エンジン・オイルを入れる」を参照。 4. カバーをはずしてていねいに洗う(図37)。 3 2 1 2 図37 3 1. ネジ 1 2. カバー 図35 3. ペーパー・エア・フィルタ 1. ディップスティック 2. 満タン 5. ペーパー・エア・フィルタ(図38)を外して捨てる。 3.
エンジン・オイルの交換 オイル・フィルタの交換 オイルは最初の 8 運転時間で初回交換を行い、その後 は 50 運転時間またはシーズンごとに交換してください (悪条件下で使用しているときは交換間隔を短くしてく ださい)。 オイル・フィルタ(図39)は100 運転時間ごとまたは1年 のうち早く到達した方の時期に交換を行ってください。 1. エンジンを始動してオイルを温める。 1. エンジンを始動してオイルが温まるのを待つ。 • 注: オイルは温まっている方がスムーズに流れて汚 れがよく除去されます。 • 警告 警告 • エンジン運転直後にはオイルが非常に高温になって いる可能性がある。高温のオイルに触れると大変危険 である。 • オイルを抜き取るときに、高温のエンジンに触れない ように注意すること。 エンジン運転直後にはオイルが非常に高温になって いる可能性がある。高温のオイルに触れると大変危険 である。 2. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 3. 点火プラグから点火コードを外す。 オイルを抜き取るときに、高温のエンジンに触れない ように注意すること。 4.
燃料タンクをの燃料の抜き取りと 燃料フィルタの清掃 燃料フィルタ(スクリーン)のエレメントは燃料タンクの 内部にあります。燃料フィルタのエレメントを100運転時 間ごとに洗浄してください。 図41 1. 0.76 mm 1. エンジンを止め、各部が冷えるのを待つ。 重要 ガソリンを抜き取る作業はエンジンが十分に冷 えた状態で行うこと。 6. プラグとガスケット・シールを取り付ける。 7. プラグを23Nm(0.15 kg.m)にトルク締めする。 2. 点火プラグから点火コードを外す。 8. 点火プラグ・コードを接続する。 3. 燃料バルブを閉じる。 ベルトの点検 4. キャブレター部についているチューブ・クランプをゆ るめて燃料ライン(図39)を外す。 ライン・ペインターのベルトは非常に耐久性に優れてい ます。しかし、紫外線やオゾン、薬剤などに触れて劣化が 進んだり傷んだり(割れなど)する可能性があります。 5. 燃料バルブを開く。 6.
格納保管 一般的な注意事項 警告 シーズン終了後に格納保管する場合には、まず通常の 保守作業を行ってください。このマニュアルの「保守」の 項を参照してください。 • 保管には、汚れていない乾燥した場所を選んでくださ い。機体にはカバーを掛けて汚れなどを防ぎましょう。 • ガソリンを長期間にわたって保存しないでくださ い。 • ガソリンは、長期間保存すると気化し、裸火によって 爆発を起こす危険があります。 1. スプレー・システムを洗浄する。 • 燃料タンクやキャブレターにガソリンを入れたまま で 火の気のある締め切った場所に機械を保管し ないでください。 (例えば炉ばた、湯沸かし器の種 火) 2. 洗浄/ペイント切り替えレバーを「洗浄」位置にして洗 浄し、最終的にタンクを空にする。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジ ンが十分冷えていることを確認してください。 3. 洗浄/ペイント切り替えレバーを「ペイント」位置にす る。 1. シリンダヘッド、フィンなどをきれいに清掃してくださ い。 4.
故障探究 この機械はトラブル・フリーでお使いいただけるように作られています。以下の部分を注意深く点検し、 マニュアルの「保守」の説 明をよく読んでください。問題が解決しない場合には、弊社代理店にご連絡ください。 症状 考えられる原因 対策 1. 燃料タンクが空または燃料が粗悪。 1. 良質の燃料を補給する。問題が解 決しない場合には、弊社代理店に 連絡する。 エンジンが掛からない。 2. 点火プラグ・コードが接続されてい ない。 2. 点火プラグ・コードを接続する。 3. 点火プラグの割れ、ギャップの狂い 3. 点火プラグを点検し、必要に応じ など。 て交換する。点火プラグに割れや 傷がある場合には交換する。 エンジンが掛かりにくい、または 力がない。 1. 燃料が粗悪である。 1. 燃料タンクを空にして良質のガソリ ンを補給する。 2. 燃料キャップの通気孔が詰まって いる。 2. 通気孔を清掃するか新しいキャッ プに取り替える。 3. エア・クリーナのエレメントが汚れて 3. エア・クリーナのエレメントを洗浄 いてエアを取り込めない。 する。 4.
ペイント・システム回路図 28
メモ 29
メモ 30
® • 揮発性ガスの排出に関するメーカー保証 カリフォルニア州発性ガスの排出に関するメーカー保証 保証に関するお客様の権利および義務 はじめに お客様がお買い上げになった2006 年モデルを対象とする揮発性ガス排出規制保証に関し、カリフォルニア州空気資源委員会および &Toro®カ ンパニーよりご案内申し上げます。カリフォルニア州においては、小型のオフロード用エンジンを使用する新しい機器は、州が定めた最も厳しい スモッグ防止基準を満たすべく設計製造され、必要品の装備を行うことが義務付けられております。これに伴い、トロ社 には、お客様がお買い 上げになった機器が濫用、怠慢、整備不良などの取り扱いを受けないことを条件として、それらの機器に取り付けられている揮発性ガス排出防 止システムに対し2年間の品質保証を行う責任が発生しております。お買い上げ製品の揮発性ガス排出防止システムには次のような部品が使 われている可能性があります: 燃料ライン、燃料ラインのフィッティング、クランプ メーカーによる保証の内容 揮発性ガス排出防止システムは、2年間の品質保証の対象となっています。お買い上げになった機器の揮発性ガス排出
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® • • 保証条件および保証製品 Toro社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、 両社の 合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上また は製造上の欠陥に対して、 2年間または1500運転 時間* のうちいずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で実 施いたします。この品質保証の対象となった場合には、 弊社は無 料で「製品」の修理を行います。この無償修理には、 診断、作業工 賃、部品代、運賃が含まれます。保証は 「製品」が納品された時点 から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 通常の使用にともなう「汚れや傷」。通常の使用に伴う「汚れや 傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、ステッカー類、窓など に発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類(「部品」)は、その部品の交換時期が到 来するまで保証されます。 この保証によって取り外された部品は弊社の所有となります。部品 やアセンブリを交換するか修理するかの判断は弊社が行います。場 合により、弊社は部品の交換でなく